サンフランシスコの治安は悪い?危険エリアと観光対策についてご紹介

サンフランシスコは、ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島、カラフルなケーブルカーなど、人気の観光スポットが多いアメリカ西海岸の都市です。一方で、「治安が心配」「ホームレスが多いと聞いた」「実際のところ危ないの?」という疑問や印象を持っている方も多いはず。

この記事では、サンフランシスコの治安について、現地在住の日本人ガイドとコネクションをもつバイマトラベルが、最新状況をもとに詳しく解説。危険なエリアと安全なエリアの具体的な違い、移動中の対策、ツアーで安全に楽しむ方法まで、初めての観光に役立つ情報をご紹介します。

正しい準備があれば、サンフランシスコは治安を気にせず楽しめる魅力的なスポットなので、ぜひ最後まで確認して次の旅行に役立ててもらえたらと思います。

移動と観光がセットになったサンフランシスコの現地ツアー情報は、バイマトラベルから比較して選ぶこともおすすめです。ぜひ合わせてチェックしてみてください。

サンフランシスコの治安は今どう?

サンフランシスコの治安について、危険そう、ホームレスが多い、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

サンフランシスコ市警察のデータによると、凶悪犯罪(殺人・強盗・暴行)の件数は、ニューヨークやシカゴと比較して高いわけではありません。むしろ問題視されているのは、窃盗・車上荒らし・スリといった軽犯罪です。

日本で大きく報道された例としては、2022年から2023年にかけて、サンフランシスコの一部の高級ドラッグストアチェーンの万引き被害です。万引き被害から店舗の閉店が相次いだことは、日本のメディアでも報道され、「サンフランシスコは無法地帯」という印象が広まりました。

観光の治安という意味では、旅行者が遭遇しやすいリスクの大半は、スマートフォンのひったくりや、車の窓ガラスを割られて荷物を盗まれるといった犯罪。また、危険度の高い凶悪犯罪が起きやすいのは、観光エリアから一定の距離がある特定の治安の悪い地区に集中しています。

アメリカでは銃の所持が合法の州も多く、日本人からするとアメリカは銃があるので怖いというイメージをもっている方も少なくないかと思います。2023年にはサンフランシスコ近郊で銃撃事件が発生した痛ましい事例もありますが、治安の良好な観光エリアで、一般の旅行者が巻き込まれるケースは極めて稀です。

なので、治安の良いエリアと悪いエリアを正しく把握してことが、サンフランシスコ旅行の大事なポイントとなります。

日本と比較して、サンフランシスコ体感する治安は悪い?

そもそも日本は世界的に見ても治安がとても良い国です。夜中に一人で歩いても、危険を感じる場面はとても少なく、犯罪に巻き込まれるような治安の悪化した場所はほとんどありません。

そんな日本とサンフランシスコを比べると、まず路上で生活しているホームレスの方の数が桁違いに多いことに驚く観光客がほとんどです。

観光エリアとされるユニオンスクエアの周辺でも、段ボールや荷物を置いた方々が路上に座っている光景は珍しくありません。声をかけられたり、お金を求められたりすることもあります。

これを体感として「危険を感じた」と思う方もいますが、実際のところ暴力行為やトラブルに発展するケースは稀です。落ち着いて歩き続ける、目を合わせすぎないといった対応で、ほとんどの場合は問題ありません。サンフランシスコのローカルに暮らしている方もそうしています。

ただし、日本では経験しないレベルで警戒が必要な場面があることも事実です。例えば、スマートフォンを歩きながら操作していると、走ってきた人物に引ったくられる事例は多発しています。また、バックパックの口が開いていると気づかないうちに、財布を抜かれるスリの手口もあります。

日本では歩きスマホはよくある光景で、自分のスマホがいきなりひったくられることは非常に稀ですが、旅行先の海外では日本のあたりまえが通じないケースは珍しくはありません。

そのため日本のように「観光地だから安全」という思い込みは捨て、常に周囲を意識した行動を心がけることが、旅行を楽しむ大切なポイントです。

2023〜2025年のサンフランシスコ治安の変化

日本と比べると治安の悪いサンフランシスコではありますが、それでもサンフランシスコの治安は、ここ数年で大きく良い方向に変化しています。

とくに2023年11月、サンフランシスコはAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議の開催地となり、各国首脳を迎えるにあたり、市当局はダウンタウンおよびマーケットストリート周辺のホームレスキャンプを大規模に撤去・清掃し、警察の警備を大幅に強化しました。この時期にサンフランシスコを訪れた観光客は、「別の街のようにきれいになっていた」という声も上がっていました。

しかしAPEC終了後、状況は徐々に元に戻り始めました。ホームレスキャンプの一部は再び形成され、マーケットストリート周辺では路上での違法薬物使用も継続しています。

そんな危機的状況のなか、2025年1月にダニエル・ルーリー新市長が就任。一時は薬物中毒者の増加によって、ゾンビタウンとも揶揄された状況のなか、公約として掲げていた治安改善・ホームレス対策・違法薬物取り締まり・薬物治療の強化に着手しています。

2024年後半から2025年にかけては、特にダウンタウンの主要商業エリアとユニオンスクエア周辺で警察のパトロールが増え、旅行者が治安の改善を体感できるレベルまで良くなってきています。

ただし、完全に安全になったわけではなく、テンダーロインと呼ばれる治安の最悪なエリアや、ミッション・ディストリクトの一部については、昼夜を問わず注意が必要になる治安の悪い状況です。

最新の状況としても、「テンダーロインなど治安の悪いエリアには近寄らな」「知らないエリアには近づかない」「夜間の一人行動を避ける」という基本的な行動は必要です。

サンフランシスコで注意したい治安の悪いエリア

サンフランシスコの治安のなかでも、観光で注意したいがのが、サンフランシスコは治安の良いエリアと悪いエリアが、数ブロック単位で混在しているということです。

つまり、観光客がうっかり治安の悪いエリアに足を踏み入れてしまい可能性があるのが、サンフランシスコです。

ただ、治安の悪いエリアには、分かりやすい特徴があり、例えば路上にゴミが目立つ、店の窓に鉄格子がはめられている、ホームレスの方々が多く集まっていたり、明らかに薬物使用者と思われる人物が遠くからでも目に入ったりと、雰囲気はがらっと変わります。

観光中に「なんだか様子が違う」と感じたら、来た道を戻るか、人通りの多い通りを選んで迂回するだけで、危険なエリアへの深入りはほぼ回避できます。

そしてホームレスや薬物使用者が多いエリアとはいえ、彼らは観光客に危害を加える存在というわけではありません。

では、サンフランシスコで特に注意が必要なエリアについて具体的に解説します。

最も危険で治安の悪い地区はテンダーロイン

サンフランシスコの治安の悪いエリアとして、最も治安が悪くて危険なエリアと呼ばれているのがテンダーロインです。とにかくサンフランシスコでは、テンダーロイン地区に注意です。

ここはサンフランシスコの中でも特に治安が悪いとされる地区で、路上での違法薬物の売買・使用、ホームレスキャンプの密集、そして窃盗や暴行事件が集中して発生しています。薬物でゾンビと言われるような人と遭遇するのがこのエリア。2026年現在も、昼夜を問わず旅行中に近づくことをおすすめできないエリアです。

このエリアの大きな問題は、このテンダーロインが有名な観光エリアのすぐ隣に位置していることです。5つ星の高級ホテルやデパートが立ち並ぶユニオンスクエアから、徒歩で5〜10分も歩けばテンダーロインに入ってしまいます。

具体的な境界の目安としては、マーケットストリートの北側、パウエルストリートより西のエリアがテンダーロインとの境界に近くなります。ジョーンズストリート、ターク・ストリート、エドー・ストリートといった通りを越えると、街の雰囲気が急激に変わります。

テンダーロインについて調べると、「少し歩いたら急に路上の様子が変わった」という体験談をよく目にするのは、まさにこの境界に気が付かずに越えてしまうからです。

雰囲気がガラッと変わるので、直感で良くない治安の雰囲気を感じる方も多いです。道端のゴミも綺麗なエリアに比べて増えるので、細かい部分からも治安の違いを感じ取れるかと思います。

そのためホテルをユニオンスクエア周辺に取る場合や、パウエルストリート駅周辺を利用する場合は、西方向・南方向への徒歩移動にとくに注意が必要です。

スマートフォンで地図を確認しながら移動する際も、立ち止まって画面を見ていると、それ自体がひったくりのターゲットになることがあります。目的地を確認してからスマートフォンをしまい、歩き出す習慣をつけておくと安心です。

ダウンタウン・マーケットストリート周辺

ユニオンスクエアの南、マーケットストリート沿いからシビックセンター方面にかけてのエリアも、旅行中には注意したい場所です。

マーケットストリートはサンフランシスコの目抜き通りり、高速鉄道のバート(BART)や公共交通機関のミュニ(MUNI)の主要駅が並ぶ場所なのですが、夕方から夜にかけては路上の治安が不安定になります。

またシビックセンター駅周辺は、昼間でも違法薬物の使用者や攻撃的な人物に遭遇する可能性があるため、用がなければ立ち寄らないことがおすすめです。

サンフランシスコ市はマーケットストリートの主要商業エリアについてパトロール強化を継続していますが、通りから一本裏に入ると様子が変わることは変わっていません。

観光や移動の際はメインストリートを外れず、路地や細い通りへの一人での立ち入りは避けてください。

ウエスタン・アディション南部

テンダーロインの西側に隣接するWestern Addition(ウエスタン・アディション)の南部は、治安はテンダーロインほど極端に悪いわけではないのですが、観光では避けた方がいい地区です。

ウエスタン・アディション自体は、高級住宅街のあるおしゃれなエリアで、ジャパンタウン(日本町)と呼ばれる地区もある観光スポットとして有名です。

注意したいのは、ウエスタン・アディションの南側にいくにつれて治安が悪くなることです。そのため観光する際は、ジャパンタウンまでにしておくことがおすすめです。

SoMa(ソーマ)/サウス・オブ・マーケット

South of Market(SoMa/サウス・オブ・マーケット)は、マーケットストリートの南側一帯を指すエリアで、モスコーニセンター(コンベンション施設)やSFMoMA(サンフランシスコ近代美術館)があるため、観光で訪れる人も多い場所です。

エリアが広く観光スポット周辺は治安が良いのですが、ミッションストリート沿いや南側に進むにつれて治安が悪くなります。

ミッション・ディストリクト

ミッション地区(Mission District)は、ラテン系文化が根付く個性的な地区で、壁一面に描かれたカラフルな壁画や、本格的なメキシコ料理が楽しめるエリアとして知られる場所です。

ただし、ミッションストリート沿いや16th Street BART駅・24th Street BART駅周辺は、昼間でも違法薬物の使用者や酔客に遭遇することがあり、ひったくりや路上トラブルの報告も多いエリアです。

ドロレスパーク周辺やヴァレンシアストリート沿いはカフェやレストランが並び、地元の若者や家族連れも多いため、昼間であれば比較的安心して過ごせます。

ミッション地区を訪れる場合は、目的地をヴァレンシアストリート周辺に絞り、ミッションストリート側への深入りは避けることがおすすめです。

比較的安全なエリアと宿泊地の選び方

もちろんですが、サンフランシスコのすべてのエリアが危険なわけではありません。そして治安を考慮して予約したいのがサンフランシスコのホテルです。

フィッシャーマンズワーフからノースビーチにかけてのエリアは、観光客が多く警察の目も届きやすいため、サンフランシスコの中でも治安が安定しているゾーンです。ジェラテリアやシーフードレストランが並ぶ海沿いのエリアで、昼間の観光・食事はほぼ心配ありません。夜間も飲食店が賑わっているため安心して過ごせます。治安に不安があれば、フィッシャーマンズワーフ側のホテルを選んでおくと安心ではあります。

または、ノブ・ヒルは高級住宅地として知られる落ち着いたエリアです。坂道が多いのが難点ですが、治安は良好で、ここに宿泊する方からのトラブル報告は少ないです。

とはいえ、5つ星ホテルをはじめユニオンスクエア周辺には魅力的なホテルが多いので、サンフランシスコ滞在中は、ユニオンスクエア周辺からホテルを選びたい方も多いと思います。

サンフランシスコの治安は区画によって異なるので、ユニオンスクエア周辺は治安が良好です。なので、ユニオンスクエアのホテルを選んでも問題はありません。

テンダーロインはユニオンスクエアからみて西南に位置しているので、観光スポットのある北側・東側を移動範囲としておけば、テンダーロイン方面への迷い込みを防げます。

なお、チャイナタウンは日中の観光であれば比較的安全に楽しめるエリアです。ノースビーチと合わせて歩いて回るルートは、治安面でも観光面でも初めての旅行にも向いています。

移動中の治安対策:BART・バス・ライドシェアの使い方

BART(バート)で知っておきたいリスクと具体的な対策

BART(ベイエリア高速鉄道)は、サンフランシスコ国際空港から市内へのアクセスや市内移動に非常に便利な交通手段です。しかし、旅行者がトラブルに遭いやすい場所のひとつでもあります。

とくにスリ・ひったくり・荷物盗難が特に多く報告されているのは、ダウンタウンのパウエル駅・シビックセンター駅・16th Street Mission駅周辺です。

車内での行動として意識すべき点はいくつかあり、まずはスマートフォンを手に持ったまま席に座るのは避けてください。発車直前にドアから手を伸ばしてスマートフォンを奪い、ドアが閉まると同時に逃げるという手口が複数報告されています。

バッグは体の前に抱えるか、座席に置かず膝の上に載せてください。荷物棚や隣の席に置くと、気づかないうちに持っていかれることがあります。

時間帯については、平日の昼間は比較的安全ですが、夜20時以降は乗客の雰囲気がガラッと変わり始め、22時以降はトラブルのリスクが高くなります。

そして深夜のBARTは旅行者にはおすすめできません。もし、どうしても夜間にBARTを利用する場合は、車両の中央に乗り、なるべく他の乗客が多い場所に立つか座ることを心がけてください。

空港から夜便で到着した場合、夜に空港に移動するなどの際は、BARTよりもUberやLyftのライドシェアを選ぶ方が安心です。

MUNI(ミュニ)バスとケーブルカーの使い方・注意点

サンフランシスコ市内を走るMUNI(サンフランシスコ市営交通)のバスやトラムは、BARTよりも細かいルートをカバーしており、観光移動にも使えます。

ただし路線が複雑で、初めての旅行者には分かりにくい面があります。Googleマップでリアルタイムのルート検索ができるので、乗り換えや停留所の確認は事前にしておくと安心です。

MUNIで注意が必要なのは、スマートフォンを操作しながらの乗降です。乗り降りの際に画面を見ていると、その瞬間をターゲットにしたひったくりに狙われます。特にドア近くで立っている場合は、停車時に外から手を伸ばされるケースもあり。乗降の際はスマートフォンをポケットやバッグにしまい、両手をフリーにしておくことがおすすめです。

ケーブルカーはMUNIの路線のひとつで、サンフランシスコを代表する観光で体験したい乗り物としても有名です。

フィッシャーマンズワーフ〜パウエル・マーケットのルートは観光客に人気ですが、乗り方を知らないと戸惑うことがあります。始発ターミナル(パウエル・マーケット交差点)からは座ってゆったり乗れますが、観光シーズンは2〜3本見送ることも珍しくありません。

途中乗車は停留所で手を挙げて乗ることができますが、混雑時は見送られることもあります。料金はチケットによって異なり、片道チケットなら2.75ドル〜3ドル。1日乗り放題のチケットもあり、MuniMobileアプリを利用するか、Clipperカード(ICカード)を使うと若干お得です。

Uber・Lyftを使う際のポイント

サンフランシスコでは、流しのタクシー自体は存在しますが、日本のように街中でつかまる場面はほとんどないため、移動手段はUberかLyftが一般的です。

旅行者がよく混乱するのが、空港やBARTの主要駅における乗り場の場所です。サンフランシスコ国際空港では、ライドシェアの乗り場は専用の「Rideshare Pick-up Area」に指定されており、ターミナルの外ではなく、案内板に従って指定エリアに移動する必要があります。

知らずにターミナル出口で待ち続け、ドライバーから「場所が違う」と連絡が来て慌てる旅行者が非常に多いので、到着後はまず空港内の案内板でライドシェア乗り場の場所を確認してからの利用がおすすめです。

市内での利用においても、ピックアップ場所の指定は重要です。大きなホテルや観光地では、ドライバーが正面玄関に横付けできないことが多く、アプリ上で指定されたピックアップポイントが数ブロック離れた場所になることがあります。アプリのマップで表示されたピン位置を確認し、そこまで歩いてから乗車するようにしてください。

スマホ・カメラ・荷物を守るひったくり対策

サンフランシスコで旅行者が最も多く遭遇するトラブルは、スマートフォン・カメラ・財布をターゲットにした犯罪です。

ひったくり被害が多く報告されているエリアは、フィッシャーマンズワーフのピア39周辺、ケーブルカーの乗り場(パウエル・マーケット交差点)、そしてユニオンスクエア周辺の路上です。

手口は主に二通りあります。一つは、歩きながらスマートフォンを操作している旅行者に後ろから近づき、手から奪って走って逃げる手口。

もう一つは、自転車や電動スクーターに乗った人物が歩道を走り、手から奪いながら走り去るという手口で、特に2022年以降に急増しています。自転車ひったくりはスピードがあるため、抵抗すると転倒・怪我につながる危険もあります。

写真撮影の際も注意が必要で、ゴールデンゲートブリッジや夕焼けの港を撮影しようとカメラを構えていると、その瞬間を狙われることがあります。素敵な景色を目の前にすると、つい写真に夢中になってしまうのですが、周囲の状況には注意しておくことがおすすめです。

スマートフォンで撮影した後はそのまま手に持って歩かず、ポケットかバッグにしまう習慣をつけておきましょう。とくに写真を撮り終わった後、ついどんな写真が撮れたか確認したくなりますが、その隙をつかれる可能性もあります。写真はホテルに戻ってから、じっくり確認してみてください。

旅行中に実践したい防犯対策

荷物については、バックパックは体の前で抱えるか、ジッパーに小さなカラビナをつけて簡単に開けられないようにするだけでスリ被害のリスクが下がります。

財布は絶対にズボンの後ろポケットには入れず、ファスナー付きの内ポケットか体に密着したポーチに分散して入れてください。現金はホテルに必要分だけ置き、外出時は必要な額だけ持ち歩くのが基本です。ホテルに置いて行くことが不安になる気持ちもわかりますが、ホテルの金庫が一番安全です。

スマートフォンに関しては、「使うときだけ出す」を徹底してください。地図を確認する際は立ち止まって確認し、しまってから歩き出す。日本ではよくやりがちですが、カフェや食事中はテーブルの上に出しっぱなしにしない。これだけで被害確率は大幅に下がります。

万が一に備えて、スマートフォンのFind My(iPhoneの場合)やGoogleの「デバイスを探す」機能を事前に設定しておき、シリアル番号を控えておくと、被害後の警察への届け出にも役立ちます。

カメラを持ち歩く場合は、ストラップを首にかけるのではなく、斜め掛けにして体の前に固定するのがおすすめです。一眼レフなどの高価なカメラをむき出しにして歩くのは、日本であれば問題ありませんが、サンフランシスコでは意図せずターゲットになりやすいため、使わないときはバッグにしまっておくのが無難です。

レンタカー利用は車上荒らしに注意

実は、サンフランシスコはアメリカの中でも車上荒らしの件数が突出して多い都市として知られています。市内の駐車場や路上駐車スペースに停めた車の窓ガラスを割り、車内の荷物を盗む手口が日常的に発生しています。

注目すべきは、その「速さ」です。レストランで食事している30分の間に、フィッシャーマンズワーフ近くに停めた車のトランクが荒らされたという事例もあり。

レンタカーを利用する場合は、「車内に何も残さない」ことです。観光の途中で車に荷物を置いて散策しようとする行動は、サンフランシスコでは非常にリスクが高くなります。

スーツケースはトランクに収納していても狙われることがあるため、荷物を持ち歩けない場合はホテルのコンシェルジュに預けるか、荷物一時預かりサービスを利用することをおすすめします。

駐車場所の選択も重要です。路上駐車よりも、照明が整備された有人の駐車場を使う方が安全です。路上に停めた車の窓ガラスが割られた場合、修理費用は通常の旅行保険では対応できないことが多いため、レンタカー会社の追加保険の内容も事前に確認しておいてください。

治安が不安なら現地ツアーがおすすめ

サンフランシスコを個人で観光することもできますが、治安面でのリスクなくしたいなら、ガイド付きツアーの参加がおすすめです。ツアー利用のメリットは、現地事情に詳しい人と行動を共にできることです。

現地ガイドは、どのエリアが安全か、どの時間帯に人が少なくなるか、どこで立ち止まって写真を撮っても問題ないかといった、地図やガイドブックには書かれていないリアルタイムの情報を持っています。

テンダーロインのすぐ近くにある観光スポットや、夜間のフィッシャーマンズワーフ周辺など、個人で行けるかどうか判断が難しい場所でも、ガイドは最も安全なルートと時間帯を知っています。

また、グループで行動すること自体が犯罪に巻き込まれる抑止力になります。旅行者が一人や二人で歩いていると、犯人にとってはターゲットになりやすい状況です。

一方、現地ガイドを含むグループで移動している状況は、それだけで犯罪の抑止効果があります。ガイドがいるだけでも、スリや盗みのターゲットにされづらくなります。犯人としても、防犯なれしているガイドは相手にしたくないのが心情です。

ツアーだから行けるエリア・時間帯がある

サンフランシスコ観光で人気のアルカトラズ島

ガイド付きツアーの大きなメリットのひとつが、個人では判断が難しい場所・時間帯に安全にアクセスできることです。代表的な例が、夜景観賞ツアーやアルカトラズ島ツアーです。

アルカトラズ島は、サンフランシスコを代表する観光地のひとつで、かつてのアメリカ連邦刑務所として有名です。フェリーで渡るこのスポットは、フェリーターミナルからの移動・乗船・島内見学・帰路をセットにしたツアー形式が最も便利で、移動中の不安なく楽しめます。

特に夜間のナイトツアーは昼間とは異なる迫力がありますが、夜に一人でフェリーターミナルへ向かうのは不安という方も多いことからツアー参加も人気です。

アルカトラズ島観光の見どころやツアー情報は、以下でも紹介しているので、夜間ツアーが気になる方はあわせてチェックしてみてください。

バイマトラベルのツアーで安全にサンフランシスコを楽しむ

バイマトラベルでは、サンフランシスコを安全に楽しむためのガイド付きツアーを実施中です。

現地の治安事情を熟知した日本人ガイドが同行するため、初めてサンフランシスコを訪れる方でも安心して観光ができます。アルカトラズ島見学、ゴールデンゲートブリッジ周辺観光、市内主要スポットを効率よく回る定番コースのほか、少人数制のプライベートツアーも充実。

ゴールデンゲートブリッジの夕景・夜景スポットへの移動も、車でアクセスすることが多く、ライドシェアの待機場所が分かりにくかったり、人通りの少ない場所で待つことになったりするケースがあります。ツアーならガイドが適切なルートを選んで案内してくれるため、夜のサンフランシスコの魅力を安全に楽しめます。

特に「サンフランシスコは行きたいけれど治安が心配」という方や、「限られた日数で主要スポットを効率よく見たい」という方には、すべてをまとめてサポートしてくれることもツアーのメリットです。

ぜひのサンフランシスコ観光の人気ツアーもチェックしてみてください。

サンフランシスコの治安に関するよくある疑問

Q
女性一人旅は安全ですか?
A

昼間の観光エリアで注意を払って行動するなら可能です。夜間の単独行動は避けた方が良いです。

昼間のフィッシャーマンズワーフ、チャイナタウン、ノースビーチ、ゴールデンゲートパーク周辺は、観光客・地元住民が多く、女性の一人旅でも問題なく楽しめるエリアです。

一方、夜間のダウンタウン・マーケットストリート周辺やテンダーロイン付近は、女性一人での歩行はおすすめしません。夜の移動はライドシェアを使い、深夜の単独歩行を避けてください。

Q
ホームレスに話しかけられたら、どう対応すればいい?
A

最もシンプルな対応は、目を合わせすぎず、足を止めず、穏やかに「No, thank you」と言いながら歩き続けることです。
無視するのも一つの方法ですが、完全に無視すると怒りを買う可能性もあるので、短く応答してから立ち去る方が無難です。「お金をくれ」という要求に対しては応じないことが基本です。一度応じると、さらに強く求められるケースがあります。

大声を上げたり、攻撃的な様子を見せたりする人物に遭遇した場合は、落ち着いてその場を離れ、人が多い場所や明るい店内に入ってください。バックパックを正面に抱える、スマートフォンをしまう、足早に歩くという行動が、ターゲットにされにくいです。

さいごに

BUYMA TRAVEL

サンフランシスコの治安は絶対に危険でも、かといって完全に安全というわけでもないので、正しく治安事情を理解しておくことが大切です。

基本的には過度な心配はしすぎう、治安の悪いエリアを避けて行動すれば十分に観光を楽しめる都市です。エリアの特性を把握して、スマートフォンや荷物の管理に気を配る。基本を押さえるだけで、旅行中のリスクを大幅に減らすことができます。

もし治安に不安がある場合は、サンフランシスコ旅行では現地ガイドを利用することも1つです。例えば1日目にガイドを利用して、サンフランシスコ事情や交通手段の使い方をひと通り教えてもらい、2日目からは自由に行動できるようにするといった利用の仕方もおすすめです。

サンフランシスコ旅行を計画する際は、ぜひBUYMA TRAVELのサンフランシスコツアー一覧をチェックしてみてください。

筆者
バイマトラベル編集部

バイマトラベル編集部は、世界140都市以上で展開するオプショナルツアー情報をもとに、海外旅行に役立つ最新観光情報を発信中!バイマトラベル認定の海外在住プライベートガイドからのリアルな現地情報や体験談を参考に、人気観光スポット、モデルコース、アクセス方法、ツアー選びのポイントまで分かりやすくご紹介。日本語対応ツアーや貸切チャーターなど、安心して参加できる現地体験の魅力をお届けしています。

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