
プラダを着た悪魔は、2006年に公開されたファッション業界の華やかな世界を描いた大ヒット映画。アン・ハサウェイが颯爽とニューヨークの街を歩くシーンや、パリの噴水に携帯電話を投げ込んだ印象的なシーンを覚えている方も多いのではないでしょうか?
2026年5月に続編『プラダを着た悪魔2』が公開され、改めて映画の撮影されたロケ地が気になるという方も多いはず。
この記事では、映画に登場するニューヨーク・パリ・ミラノ3都市のロケ地について、映画の名シーンを振り返りながら見どころをご紹介!映画ファンの方はもちろん、海外旅行でロケ地をめぐってみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
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映画『プラダを着た悪魔』のロケ地は3都市に集中
2006年公開の映画『プラダを着た悪魔』は、ニューヨークとパリの2都市でロケが行われました。映画のストーリー通りですが、ニューヨークがメインの舞台で、ロケ地の大半はマンハッタン内に集中しています。
物語のクライマックスを飾るパリのシーンでは、実際にフランスでもロケが実施されました。そして2026年公開の続編では、ミラノが新たなロケ地として加わっています。
ニューヨークのロケ地スポット7選

ニューヨークといえば、プラダを着た悪魔のメインの聖地。ロケ地については、ミッドタウンとアッパーイーストサイド・セントラルパーク周辺に集中しています。
ニューヨーク観光でも周りやすいので、1日あれば主要なロケ地を巡りやすいです。
① マグロウヒル・ビルディング(ランウェイ編集部のビル)

アン・ハサウェイ演じる主人公のアンディが働いていたファッション誌「ランウェイ」のオフィスは、ニューヨーク・マンハッタン6番街にあるマグロウヒルビルディングがロケ地になっています。
外観はガラス張りのオフィスビルで、ビル前のエントランス付近は撮影スポットとしても人気です。ただし、内部はオフィスビルのため一般入場はできないため、ロケ地観光する際は、外観の確認と写真撮影のみ可能です。
2025年7月には続編「プラダを着た悪魔2」の撮影もこの場所で行われており、アン・ハサウェイとメリル・ストリープが再び同じ入口付近で撮影に臨んでいます。両作のファンにとって、外せない最初のスポットです。
- 住所:1221 Avenue of the Americas(6th Avenue)、West 48th Street付近
- 最寄り駅:47-50 Streets-Rockefeller Center駅(B/C/D/F/M線)
- 入場:外観のみ・無料・予約不要
- 所要時間:15〜20分
② セントラルパーク・ギャップストウ橋

ニューヨークの象徴にして、ニューヨーカーの憩いの場でもある広大な公園「セントラルパーク」も劇中に登場しています。
ロケはセントラルパーク内のギャップストウ橋の近辺で行われており、ランウェイ誌が「都会のジャングル」をテーマに撮影を行うシーンがここで撮影されました。
石造りのアーチと橋の向こうにニューヨークの高層ビルが見える構図は、映画のワンシーンそのまま。晴れた日の午前中は特に光が美しく、写真映えします。
セントラルパークに61丁目から入って、徒歩数分の場所にギャップストウ橋があります。
- 住所:Gapstow Bridge, Central Park, New York, NY 10019
- 最寄り駅:5 Avenue/59 Street駅(N/W/R線)
- 入場:無料・予約不要・24時間
- 所要時間:30〜40分(セントラルパーク散策含む)
③ アメリカ自然史博物館(ミランダ主催パーティー会場)

アメリカ自然史博物館は、プラダを着た悪魔1・2どちにも登場するロケ地です。
続編2ではランウェイ誌による、メットガラを彷彿とさせるシーンの撮影地に使用されています。第1作でも同じ建物が登場しており、風邪を引いたエミリーに代わり、アンディが大活躍する印象的なシーンの会場です。
メットガラ(Met Gala)とは? 毎年5月にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催される、世界で最も有名なファッションイベントのひとつです。
メットガラは、プラダを着た悪魔に登場する鬼編集長ミランダのモデルでもあるVogueの編集長「アナ・ウィンター」主宰の完全招待制イベントでもあり、世界中のセレブや著名人が毎年テーマにあわせた衣装でレッドカーペットに登場することでも有名です。
本家メットガラの会場はメトロポリタン美術館が舞台ですが、プラダを着た悪魔ではアメリカ自然史博物館が舞台となっています。
作中ではレッドカーペットではなく、セルリアンブルーのカーペットが敷かれており、これは第1作のミランダの有名なセリフ「花々?春に?画期的ね」をオマージュした演出となっています。
観光地としてのアメリカ自然史博物館は、40以上のギャラリーが広がっており、恐竜の化石や宇宙の展示が見どころです。
- 住所:200 Central Park West(79th Street & Central Park West)
- 最寄り駅:81st Street-Museum of Natural History駅(B/C線)
- 入場:有料(要チケット購入)、事前オンライン予約推奨
- 営業時間:10:00〜17:30(時期によって変動あり、公式サイト要確認)
- 所要時間:2〜3時間(ロケ地確認のみなら30分)
④ ミランダのタウンハウス(アッパーイーストサイド)

『プラダを着た悪魔』の中でも、主人公アンディが何度も訪れる場所として印象的なのが、ミランダの自宅です。
劇中では、アンディが原稿や衣装を届けたり、双子の娘のために無理難題をこなしたりと、数々のシーンの舞台となりました。
巨大なドア、高級感あふれるエントランス、整然とした街並みは、ミランダの圧倒的な地位と成功を象徴しものとして描かれています。
そんなミランダが住む高級感あふれるタウンハウスは、アッパーイーストサイドの邸宅街に実在します。外観を見ることだけでき、私有地のため内部への立入りはできません。
アッパー・イースト・サイドは、ニューヨークでも屈指の富裕層エリアとして知られており、セレブが暮らすエリアとして有名です。
なお、ロケ地となったタウンハウスは、1907年に建てられたもので、2005年にリノベーションされています。寝室7つ、バスルーム10、バスケットボールコートにエレベーターまで付いた6階建の豪邸です。2023年には約37億円(2750万円ドル)で売りに出されました。
似たような外観のタウンハウスが立ち並ぶエリアなので、観光する際は事前に番地を調べておかないと、迷ったりたどり着けないことがあるので注意ください。
- エリア:アッパーイーストサイド、East 73rd Street付近
- 最寄り駅:77 Street駅(4/5/6線)
- 入場:外観のみ・無料(私有地のため内部立入不可)
- 所要時間:15〜20分
⑤ アンディのアパート(ロウアーイーストサイド)

ごく普通のジャーナリスト志望の女性として、ニューヨークで暮らす主人公アンディの自宅は、ロウアー・イースト・サイドにあるアパートがロケ地です。
劇中では、恋人ネイトやルームメイトと過ごす何気ない日常シーンが数多く登場し、華やかなファッション業界とは対照的に、等身大の20代女性としてのアンディの生活を象徴する場所として描かれていました。
アンディのアパートとして撮影に使用されたのは、ロウアー・イースト・サイドにある252 Broome Streetです。
現地を訪れると、映画で見覚えのある赤いドアを確認することができます。
また、映画序盤アンディが朝食を買うシーンで登場したベーグル店のロケ地も、アパートと同じ通りにあります。
ロウアー・イースト・サイドは、マンハッタン南東部に位置するエリアで、
観光地化されたミッドタウンとは異なり、地元ニューヨーカーの暮らしを感じられるエリア。
マンハッタンのおしゃれなストリートの雰囲気を感じられるエリアで、カフェやショップが集まります。アパート外観の写真を撮ったあとは、周辺を散策して地元気分を楽しめます。
ただ、ロウアー・イースト・サイドは、かつて治安の悪かったエリアとしても有名で、夜遊びエリアでもあるので、観光では夜間の出歩きは控えておくことがおすすめです。
- エリア:ロウアーイーストサイド
- 252 Broome Street, New York, NY 10002
- 入場:外観のみ・無料(私有建物のため内部立入不可)
⑥ スミス&ウォレンスキー(ミランダ指定のステーキハウス)

スミス&ウォレンスキーは、1977年創業のニューヨーク名物ステーキハウスです。ミランダからステーキを手配するよう指示されるシーンで登場しました。
スミス&ウォレンスキーは現在も営業しているので、ロケ地として訪れるだけでなく、食事を兼ねても立ち寄れるスポットです。
実際に食事ができる数少ないロケ地として、映画ファンからも人気があります。
店内はクラシックなアメリカンステーキハウスで、人気のステーキハウスでもあるので、とくにディナーで訪れる場合は予約しておくことがおすすめです。
- エリア:ミッドタウン・マンハッタン
- 797 Third Avenue, New York, NY 10022
⑦ セントレジス・ニューヨーク

『プラダを着た悪魔』には、ニューヨークを代表する高級ホテルもロケ地に利用されています。それが、ミッドタウン・マンハッタンにある名門セントレジス・ニューヨーク( The St. Regis New York )です。
映画ではパリの高級ホテル「プラザ・アテネ」の客室という設定ですが、実際の撮影はパリではなくセントレジス・ニューヨークで行われました。
劇中では、アンディがミランダの部屋を訪れた際、いつも完璧で隙のないミランダが、化粧を落とした素顔の状態で静かに座っている姿を目にするシーンです。使用されたのはセントレジス・ニューヨークのプレジデンシャルスイートです。

また、同ホテル内のキング・コール・バーは、アンディがクリスチャンから未公開の新作ハリー・ポッターの原稿を受け取るシーンにも使用されています。
高級ホテルですが、宿泊客でなくとも外観の撮影はでき、またバーのみ利用も可能です。
- 住所:2 East 55th Street
- 最寄り駅:5 Avenue/53 Street駅(E/M線)
- 入場:外観のみ(宿泊・ラウンジ利用は別途)・無料
パリのロケ地3選|コンコルド広場からミュゼ・ガリエラ、ノートルダムまで

『プラダを着た悪魔』の終盤、舞台はニューヨークからパリへ移ります。ランウェイ誌のスタッフたちはパリ・ファッションウィークの取材のために現地入りし、アンディもミランダに同行して世界最高峰のファッションの舞台へと足を踏み入れます。
映画後半の舞台となるパリは、『プラダを着た悪魔』の中でも特に華やかなシーンが集まるパートです。映画に登場するパリのロケ地は多くはないのですが、印象に残るシーンが撮影されています。
① コンコルド広場(携帯を捨てたクライマックスシーン)

『プラダを着た悪魔』のラストを象徴する有名なシーンのロケ地が、パリ中心部にあるコンコルド広場です。
映画終盤、アンディはミランダからの電話を受けた後、携帯電話を噴水へ投げ込み、自らの意思でランウェイ誌を去る決断をします。
なおコンコルド広場は、フランス革命の最中、ルイ16世とマリー・アントワネットの処刑が行われた歴史的な場所としても有名です。歴史上の人物が幕を下ろした場所で、アンディのファッション業界での仕事を幕を閉じます。
広場にはエジプトのルクソール神殿から贈られたオベリスクがそびえ、広場からはエッフェル塔や凱旋門も見渡すことができます。
映画のシーンを再現するなら、フォンテーヌ・デ・フルーヴ(川の噴水)付近が撮影ポイントです。エッフェル塔を背景にした写真も撮れます。
- 住所:Place de la Concorde, 75008 Paris
- 最寄り駅:メトロ1・8・12番線 Concorde駅(徒歩約1分)
- 入場:無料・予約不要・365日24時間
- 所要時間:30分〜1時間
- ベストタイム:夕暮れ〜夜間(ライトアップが美しい)
② ミュゼ・ガリエラ(ファッションショー外観シーン)

パリで実際に撮影されたファッションショーのシーンは、「ミュゼ・ガリエラ(Musée Galliera)」で行われました。
ミュゼ・ガリエラ(ガリエラ宮パリ市立モード美術館)は、パリ市立ファッション美術館として知られており、実際のパリ・ファッションウィークでも使用されることがある象徴的な場所です。
ニューヨーク編ではランウェイ誌の編集部が物語の中心でしたが、パリ編ではファッション業界そのものが舞台になります。
映画では、ミランダとアンディがパリ・ファッションウィーク中のレセプションに出席するシーンの舞台として登場しています。なお、ランウェイのシーン自体はニューヨークのスタジオで撮影されています。
建物のエレガントなファサードは、パリのファッション文化を象徴する美しい建築です。現在は常設展も公開されており、ファッションの歴史に触れられます。
2021年夏より常設展が設置され、いつでも美術館を訪れることができ、モードの歴史や美術館が所有する服飾コレクションを見ることができるようになりました。
ファッション業界で働く人にとってはもちろん、ファッション好きなら一度は訪れたい聖地ともいえる場所です。
- 住所:10 avenue Pierre-1er-de-Serbie, Paris 16
- 最寄り駅:メトロ9番線 Iéna駅(徒歩約5分)
- 営業時間:火曜日〜日曜日、午前10時〜午後6時。月曜日と祝日は休館。
- 入場:有料(特別展料金は公式サイトで確認)
- 所要時間:外観のみ10〜15分、内部見学は1〜1.5時間
③ ノートルダム大聖堂周辺(ロマンティックな街並みシーン)

『プラダを着た悪魔』のパリ編では、華やかなファッションショーだけでなく、美しいパリの街並みも印象的に描かれています。
その中でも背景として登場するのが、パリを代表する歴史的建造物ノートルダム大聖堂周辺のエリアです。
映画ではアンディがパリ・ファッションウィークの取材で街を移動するシーンや、パリの日常風景を映し出すカットの中で、セーヌ川沿いの景色やノートルダム周辺の街並みが登場します。
2019年に火災が発生しましたが、修復作業に2,000人以上の職人が携わり2024年12月に再公開されました。
パリでロケ地巡り旅をするなら、修復を経て蘇った大聖堂を合わせて訪れるのがおすすめです。
【重要】入場方法について:ノートルダム大聖堂はパリでも屈指の人気スポットであるため、基本的には事前予約がおすすめです。
- 住所:6 Parvis Notre-Dame, Paris 4
- 最寄り駅:メトロ4番線 Cité駅(徒歩約5分)
- 営業時間:月〜金 7:50〜19:00 / 土日 8:15〜19:30(時期により変動あり)
- 入場:無料・オンライン事前予約推奨(予約なしは待ち時間30分以上)
- 所要時間:30〜60分
ミラノのロケ地2選|続編で注目のガッレリアとファッションウィーク会場
『プラダを着た悪魔』はニューヨークとパリが物語の舞台でしたが、続編『プラダを着た悪魔2』では、ミラノが重要な舞台となっています。
① ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは、イタリアのミラノ中心部に位置するショッピングアーケード。ドゥオーモ広場に隣接しており、続編を象徴するロケ地です。
映画のタイトルにもなっている「プラダ」のブティックもあり、実はプラダは、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに1号店を開いたのがブランドの始まりです。
ドゥオモ広場に面した入口から入ると、イタリアの統一を象徴するモザイク床と、ガラスドームから差し込む光が出迎えてくれます。内部にはプラダ、ヴィトンをはじめとした高級ブティック店が並ぶイタリアらしいおしゃれな空間です。
ガッレリア内には有名な「幸運の牡牛」モザイクがあります。牛の大事な部分の上でかかとで3回転すると「幸福になれる」という言い伝えがあり、多くの観光客がここで写真を撮っています。
- 住所:Galleria Vittorio Emanuele II, Piazza del Duomo, 20121 Milano
- 最寄り駅:地下鉄1・3番線 Duomo駅(徒歩約2分)
- 入場:アーケード自体は無料・24時間(各店舗の営業時間は異なる)
- 所要時間:30〜60分
②ブレラ美術アカデミー

続編最大の見どころのひとつとなるファッションショーの舞台が、ブレラ美術アカデミー です。劇中では『ランウェイ』誌が主催する華やかなショーが開催されます。
実は当初、このシーンはドゥオーモ広場で撮影する予定だったといわれています。しかし、撮影の機密性を保つため、よりプライベートな環境を確保できるブレラ美術アカデミーが選ばれました。
中庭は一般公開されているため、映画ファンならぜひ訪れておきたいロケ地のひとつです。
③サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

世界遺産にも登録されているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』が保存されていることで有名です。
続編の重要なシーンの舞台として登場しますが、実は『最後の晩餐』がある食堂内部では撮影されていません。
中庭部分は実際の教会が使用されていますが、作品保護のため食堂内部は使用できなかったことから、教会内部のシーンは映画スタッフがレプリカセットを制作して撮影されています。
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「あのシーンはどこで撮影されたのか、現地に行ってもわからなかった」
「似たような通りが多くて、目的の場所にたどり着けなかった」
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海外でのロケ地めぐりは、事前にしっかり調べていても、いざ現地に行くと迷ってしまったり、思い描いていたシーンと場所が結びつかなかったりすることもあります。
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まとめ

『プラダを着た悪魔』のロケ地は、ニューヨーク・パリ・ミラノの3都市に広がっています。
- ニューヨーク:マグロウヒル・ビルディングやセントラルパークのギャップストウ橋など、マンハッタン内に集中しており、1日で主要スポットを巡れます
- パリ:映画のクライマックスの舞台となったコンコルド広場や、ミュゼ・ガリエラなど、ファッションと歴史が交差する場所が揃っています
- ミラノ:続編『プラダを着た悪魔2』で新たに加わったロケ地。ガッレリアやブレラ美術アカデミーなど、ファッションの都ならではのスポットを楽しめます
映画の名シーンが撮影された場所に実際に立つと、スクリーンの中の世界が身近に感じられるはずです。記事を参考にしながら、自分だけのロケ地巡りルートを組み立ててみてください。
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