パリ1区のおすすめホテル|観光・ショッピングに便利なホテル特集

パリ旅行で美術館巡りや観光を満喫したいなら、街の中心に位置するパリ1区での滞在がおすすめです。ルーブル美術館をはじめ有名スポットが集まるこのエリアは、観光拠点として非常に便利。本記事ではパリ1区の特徴や魅力、そして目的別に厳選したホテルをご紹介します。高級ホテルからお得なホテルまで幅広く取り上げますので、快適さと利便性を両立した理想の宿を見つける参考にしてください。最後には朝食やアクセスなどのよくある質問にも答えますので、ぜひ旅行計画にお役立てください。

パリ1区とは?エリアの概要と特徴

パリ1区(プルミエール・アロンディスモン)はパリ市のほぼ中心に位置し、面積こそ小さいものの世界的な観光名所が集中するエリアです。セーヌ川の右岸に広がり、東西に走るリヴォリ通りや歴史あるパレ・ロワイヤル、高級店が並ぶヴァンドーム広場など、多彩な顔を持っています。ルーブル美術館やチュイルリー公園、オランジュリー美術館といった文化施設が徒歩圏内にあり、美術・芸術好きにはたまらない環境です。また1区はパリ最古の地区としても知られ、石畳の街並みやクラシカルな建築が「パリらしさ」を演出しています。常に観光客で賑わう一方、比較的治安も安定しており、初めてのパリ旅行でも安心して滞在できるでしょう。

世界的観光スポット「ルーヴル美術館」周辺の魅力

言わずと知れたルーヴル美術館は1区のハイライトです。世界最大級の美術館であり、モナリザなど数々の至宝を所蔵するルーヴルは、パリ旅行で絶対に外せないスポットでしょう。ルーヴル周辺には広大なチュイルリー庭園が広がり、美術鑑賞の合間に散策やリラックスするのに最適です。庭園内や周辺にはカフェやティーサロンも点在し、1903年創業の老舗サロン・ド・テ「アンジェリーナ」で名物モンブランを味わう優雅なひと時も楽しめます。夜になるとガラスのピラミッドがライトアップされ、幻想的な雰囲気に。ルーヴル美術館近辺に泊まれば、開館前の朝早くから美術館に並んだり、閉館後にライトアップされた建物を眺めたりと、贅沢な時間を存分に味わえるでしょう。

交通の要所「シャトレ駅」と周辺の利便性

パリ1区にはパリ最大の地下鉄・RERのハブであるシャトレ=レ・アル駅(Châtelet–Les Halles)があります。地下鉄5路線(1号線、4号線、7号線、11号線、14号線)と郊外鉄道RERのA線・B線・D線が集中するパリ随一の乗換駅で、空港からの直通列車(RER B線)も停車するため空港アクセスも抜群です。実際、シャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港からパリ市内へ向かう多くの旅行者がこの駅で乗り降りしています。また、駅の真上には巨大ショッピングモール「フォーラム・デ・アール」があり、周辺はパリで最も日常的な活気に溢れるエリアの一つです。ショッピングセンターや映画館、レストランが集まり、昼夜問わず人通りが絶えず賑わっています。ホテル選びにおいてもこの駅周辺は人気で、交通利便性を重視する方には理想的なロケーションと言えるでしょう。

ショッピングに最適なリヴォリ通り・ヴァンドーム広場

1区はショッピング好きにも嬉しいエリアです。ルーヴルから東西に延びるリヴォリ通り沿いには、ファッションブランドのブティックやコスメ店、デパートなど多彩なショップが軒を連ねます。特にチュイルリー公園に面したリヴォリ通り周辺には高級ブランド店も多く、高級紅茶サロンのアンジェリーナもこの通りにあります。ウィンドウショッピングをするだけでもパリの流行を感じられるでしょう。一方、1区北部のヴァンドーム広場周辺はパリ随一のラグジュアリーエリアです。広場を取り囲むようにルイ・ヴィトン、ディオール、シャネル、ブルガリなど世界的高級ブランドの旗艦店や宝飾店が立ち並び、広場中央にはナポレオンの記念柱がそびえ立ちます。広場にはフランスを代表する最高級ホテル「リッツ・パリ」もあり、格式と華やかさを肌で感じることができます。また、1区には2021年に16年ぶりのリニューアルオープンを果たした老舗デパート「ラ・サマリテーヌ」もあります。サマリテーヌには最新のファッションやグルメショップが揃い、新スポットとして注目されています。歴史ある商業施設と新しいトレンドが融合する1区でのショッピングは、きっと充実した体験となるでしょう。

1区のおすすめホテル一覧

それでは、パリ1区で特におすすめのホテルをご紹介します。観光やビジネスで人気の定番ホテルから、ユニークなデザインホテルまで、立地やサービスに定評のある宿泊先を厳選しました。それぞれルーブル美術館や駅へのアクセス設備やサービスの特徴などを交えながら解説しますので、ご自身の旅のスタイルに合ったホテル選びの参考にしてください。

シタディーヌ レ アール パリ (Citadines Les Halles Paris)

「シタディーヌ レ アール パリ」はレ・アル地区にあるアパートメントホテルです。2024年に改装された最新設備が整う施設で、快適さと利便性を兼ね備えています。最大の魅力はロケーションで、地下鉄・RERのハブであるシャトレ駅からわずか200mという近さ。シャトレ駅には空港直通のRER B線も通っており、空路で到着後すぐにホテルに向かえる便利さです。周辺にはポンヌフ橋やシテ島、パレ・ロワイヤルなど観光名所が徒歩圏内にあり、観光の拠点に最適な立地です。

ホテルはキッチン付きの広い客室を備え、長期滞在や家族旅行にもぴったり。実際にファミリーから高評価を得ている人気の宿泊先で、スタッフの対応も丁寧と評判です。館内にはフィットネスジムやランドリー設備もあり、暮らすように滞在できるのも魅力でしょう。観光で歩き疲れた日も、自分の部屋で軽い食事を作ったり、ゆったり寛いだりと、第二の我が家のように過ごせる心強いホテルです。

ドローイングホテル (DRAWING HOTEL)

ルーブル美術館近くの「ドローイングホテル」は、芸術の都パリらしいアートな空間が魅力の4つ星ブティックホテルです。館内には現代アートのプライベートアートセンター「Drawing Lab」が併設され、各フロアの廊下も異なるアーティストがデザインしているというユニークなコンセプト。所在地はパレ・ロワイヤルのすぐそばで、最寄りの地下鉄パレ・ロワイヤル=ルーヴル美術館駅までわずか164mと駅近です。ルーブル美術館やチュイルリー庭園へも歩いて行ける抜群のロケーションで、朝の散歩や夕方の散策にも事欠きません。

ホテル自体もサービスが充実しており、ランドリーサービスや荷物預かり、非接触型のチェックイン/チェックアウトにも対応しています。館内にはおしゃれなバーもあり、夜は一杯飲みながらゆったり過ごすこともできます。口コミでは「スタッフがフレンドリー」「デザインが洒落ていて居心地が良い」と好評で、特に小さな子連れの家族旅行者から平均8.8の高評価を得ています。芸術的な雰囲気と快適さを兼ね備えたドローイングホテルは、「パリに泊まってアートを感じたい」という方にぜひおすすめです。

ホテル ブライトン (Hôtel Brighton)

「ホテル ブライトン」は1830年創業という長い歴史を持つクラシックな4つ星ホテルです。チュイルリー庭園の目の前、リヴォリ通り沿いに位置し、多くの客室から美しい庭園やエッフェル塔方面の景色を望める最高のロケーションを誇ります。

館内はアンティーク家具が配されたエレガントな雰囲気で、格式と居心地の良さを兼ね備えています。8ヶ国語に対応できるマルチリンガルのスタッフがおり、英語はもちろん日本語対応可能なスタッフも在籍しているため言葉の不安も少ないでしょう。サービス面では、小さなお子様連れの場合エキストラベッドを追加してもらえるなど家族旅行への配慮もされています。周辺にはチュイルリー庭園をはじめ、徒歩圏内にオランジュリー美術館やセーヌ河岸の散策スポットがあり、観光拠点として申し分ありません。実際の宿泊者からは「スタッフの温かい対応に安心できた」「清潔で眺望も素晴らしい」といった声が多く、ビジネス・観光問わず人気のホテルです。パリの伝統とおもてなしを感じられるホテル・ブライトンで、優雅な滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ノボテル パリ レ アール (Novotel Paris Les Halles)

家族連れからカップルまで幅広い旅行者に支持される「ノボテル パリ レ アール」は、レ・アル地区の中心にあるモダンな4つ星ホテルです。特筆すべきは交通至便な立地で、上述のシャトレ=レ・アル駅に直結しており地下鉄・RERへのアクセスが抜群に便利です。実際に滞在者からも「主要なメトロ・鉄道駅のほぼ真上に位置し移動に便利。歩いてルーブルやセーヌ川にも行けた」と絶賛されています。

ホテルには緑に囲まれた中庭テラスがあり、都会の中心とは思えない静かな空間でリラックスできます。また、お子様向けのプレイグラウンドやゲームルームがありファミリーにも優しい設備が整っています。フィットネスセンターも併設されているため旅行中でも運動不足を解消できるでしょう。館内スタッフは英語・フランス語はもちろん日本語含む14ヶ国語に対応可能で、国際色豊かなゲストへの対応もスムーズです。朝食ビュッフェも充実していると評判で、「朝食がおいしかった」「スタッフがとても親切だった」といった声も寄せられています。部屋はパリ市内としては比較的広めでモダンな内装。シャワーのみのお部屋が多いですが清潔で快適と好評です。アクセスの良さと充実したサービスで、初めてのパリ旅行でも安心して過ごせる信頼のホテルと言えるでしょう。

ホテル デュ ルーヴル パリ (ハイアット ホテル) (Hotel du Louvre, a Hyatt Hotel)

ルーヴル美術館至近の最高級ホテル「ホテル デュ ルーヴル」は、その名の通りルーヴル美術館まで徒歩2分という絶好のロケーションを誇る5つ星ホテルです。1855年築の歴史的建造物を使用し、クラシカルな優雅さとモダンな快適性を融合させた内装が魅力となっています。

客室とスイートは全部で164室あり、ルーヴル美術館やオペラ座(ガルニエ宮)、コメディ・フランセーズなどパリを代表するランドマークを望む眺望が楽しめます。館内にはフィットネスセンターが完備されているほか、有名シェフによるフランス料理レストランやバーも併設されており、滞在中の食事も存分に堪能できます。無料高速Wi-Fi、24時間対応のコンシェルジュサービス、バレーパーキングなど設備・サービスも充実しており、ビジネスからレジャーまであらゆる旅のニーズに応えてくれます。高級ショッピングストリートのサントノレ通りにも近く、エッフェル塔や凱旋門といった主要観光地へも地下鉄ですぐにアクセス可能です。創業当時から各国の要人や芸術家に愛されてきた由緒あるホテルで、その洗練されたおもてなしは折り紙付き。まさに「パリの中心で極上の滞在を約束してくれるホテル」と言えるでしょう。

ラグジュアリーな滞在を求める方へ:高級ホテル特集

特別な旅行には、ワンランク上のラグジュアリーホテルに滞在したいものです。パリ1区には格式高い伝統のパラスホテル(Palace)から、洗練されたブティックタイプの5つ星ホテルまで、極上の時間を提供してくれる宿が揃っています。ここでは贅沢な滞在を求める方向けに、特に人気の高い高級ホテル3軒をピックアップしました。いずれもサービス、設備、ロケーション全てがトップクラスのホテルばかりです。

ル ムーリス (LE MEURICE)

パリ1区を代表する最高級ホテルが、ドーチェスターコレクション運営の「ル ムーリス」です。1835年創業でパリ最古のラグジュアリーホテルとも称され、5つ星を超える「パラス」の称号を有する伝統のホテルです。画家ダリやピカソをはじめ数多くの芸術家に愛され、現在でも世界中のセレブリティが訪れるVIP御用達のホテルとして知られています。館内はクラシックとエレガンスが融合した内装で、一歩足を踏み入れると別世界が広がります。

客室はフランス映画のワンシーンのように芸術的で、パリらしい気品に溢れた空間となっています。立地はリヴォリ通り沿いでチュイルリー公園に面しており、部屋からルーヴル美術館やエッフェル塔などパリの絶景を一望できる最高のロケーションです。ダブルミシュランスターに輝くメインダイニング「ル・ムーリス アラン・デュカス」では宮殿を思わせる豪華な内装の中、極上のフレンチガストロノミーが楽しめます。創業から200年近い歴史と伝統、美食、芸術性が見事に調和したル ムーリスでの滞在は、きっと一生の思い出になるラグジュアリー体験となるでしょう。

マンダリン オリエンタル パリ (Mandarin Oriental, Paris Hotel)

「マンダリン オリエンタル パリ」は、2011年開業と比較的新しいながら、パリ最高級ホテルの仲間入りを果たした5つ星ホテルです。場所はパリ1区のサントノレ通り沿い、ルーヴル美術館のすぐ北側に位置しており、周囲は高級ブティックが建ち並ぶエリアです。もともと政府庁舎だった建物をコンバージョンしており、外観はコンテンポラリーで洗練されたスタイルが特徴です。

内装もモダンですが随所にパリらしいエレガンスを感じさせ、さらに東洋のエッセンスがほのかに加わった独特の雰囲気を醸し出しています。最大の魅力の一つが充実したウェルネス設備で、館内スパには全長14メートルの贅沢な室内プールがあり、都会にいながら静かなリゾート気分を味わえます。世界的ホテルグループのマンダリンオリエンタルらしく、きめ細やかなサービスとおもてなしの質の高さは折り紙付き。ホテル内にはミシュラン星付きシェフによるフレンチレストランや、パティスリーで有名なティエリー・マーックス氏監修のケーキショップなどもあり、滞在自体が五感を満たす贅沢な体験となるでしょう。格式と新しさが融合した唯一無二の空間で、ワンランク上のパリステイを満喫してください。

ル バーガンディ (Le Burgundy Paris)

「ル バーガンディ パリ」は、1区のサントノレ通りからほど近いデュポン通りに佇む隠れ家的な5つ星ブティックホテルです。客室数はわずか59室と小規模ながら、その分行き届いたパーソナルなサービスと落ち着いた雰囲気が魅力となっています。

館内のスパ「ル・バーガンディ by SOTHYS」にはサウナやハマム(トルコ式蒸し風呂)、最新設備のフィットネスジムに加え、15メートルもの長さを誇る豪華な室内プールが備わっています。パリ市内のホテルでここまで本格的なプールを有する所は多くないため、泳いだりジャグジーでくつろいだりとプチリゾート気分が味わえるのは大きな魅力です。館内のフレンチレストラン「ル・ボードレール」はミシュラン1つ星を獲得しており、美食目的のゲストにも定評があります。立地面でも非常に便利で、流行の発信地サントノレ通りからわずか50mという好立地にあり、有名ブティックでのショッピングやマレ地区方面への観光にも出かけやすいです。シャンゼリゼ通りやチュイルリー庭園へも徒歩圏内で、周辺散策にも事欠きません。「大規模ホテルではなく、静かな高級感を味わいたい」という方にぴったりのル バーガンディ。洗練されたインテリアと温かいサービスに包まれて、ゆったりと贅沢な時間をお過ごしください。

お得に泊まる!1区のバジェットホテル

パリ1区は高級ホテルが多いイメージですが、探せば立地と快適さを保ちつつ比較的手頃な価格で泊まれるホテルも存在します。ここではコストパフォーマンス重視の方向けに、1区でおすすめのバジェット系ホテルを2軒ご紹介します。いずれも有名観光地へのアクセスが良く、基本的な設備が整った安心のホテルです。贅沢は控えめでも、「パリの中心にリーズナブルに滞在したい」という希望を叶えてくれるでしょう。

ノルマンディー ホテル (Normandy Le Chantier)

ルーブル美術館とチュイルリー公園の間、サントノレ通り沿いに位置する「ノルマンディー ホテル」は、1877年創業の歴史あるホテルです。2019年に改装プログラムを開始し、「Normandy Le Chantier」として段階的に客室を更新しながら営業を続けています。最新の公式情報では、改装は段階的に進行し、新装客室の供用を含むハイブリッド運営が案内されています。

客室数は100室以上と比較的大型で、天井が高くパリらしいエレガントな内装が特徴です。立地は申し分なく、ルーブル美術館まで徒歩5分、リヴォリ通りやパレ・ロワイヤルも徒歩圏内という便利さ。主要観光スポットを回る拠点として最適でしょう。館内には2ヶ所のレストランとカクテルバーがあり、食事や夜の一杯もホテル内で楽しめます。スタッフもフレンドリーで「親切な対応」と評判です。豪華さこそありませんが、その分料金は周辺の高級ホテルに比べてリーズナブルで、「立地重視で予算を抑えたい」という方にぴったり。かつてヘミングウェイなど著名人も訪れた歴史あるホテルで、タイムスリップしたような気分を味わえるのも魅力です。

スノッブ ホテル (HOTEL SNOB BY ELEGANCIA)

「スノッブ ホテル」はレ・アル地区にあるおしゃれなデザイナーズホテルです。エレガンシアホテルズが手掛ける4つ星のブティックホテルで、客室数はわずか24室とプチホテルの部類に入ります。インテリアはパリ在住の洗練された大人の女性をイメージしてデザインされており、その名の通りシックで気取った雰囲気が漂います。

とはいえ居心地の良さも兼ね備えており、「趣味が良く快適」「清潔でスタッフも親切」と利用者からの評価も上々です。立地はパリ1区の中心的エリアで、ポンピドゥー・センターまで徒歩5分、地下鉄・RERのシャトレ=レ・アル駅へも徒歩4分という便利さ。ルーヴル美術館やセーヌ河岸へも歩いて行けるため観光にも困りません。建物自体は歴史あるパリの集合住宅を改装したような造りで客室はコンパクトですが、その分デザイン性が高く写真映えすると評判です。全館禁煙でエレベーター完備、無料Wi-Fiやルームサービスも利用可能と設備面も充実しています。料金は高級ホテルより抑えめで、浮いた分をショッピングやグルメに回したい方にも嬉しい設定でしょう。パリジェンヌ気分で滞在できる洒落たホテルとして、女子旅やカップル旅行にもおすすめの一軒です。

Q&A:よくある質問にまとめて回答

最後に、パリ1区のホテルに関して旅行者からよく寄せられる質問とその回答をまとめます。朝食サービスの有無や設備面、予約時期、アクセス情報など気になるポイントをQ&A形式で解説します。疑問を解消して、安心して旅の計画を立てましょう。

Q1: 朝食付きのホテルはありますか?

A: はい、多くのホテルで朝食付きプランを選ぶことができます。パリのホテルでは朝食はオプションになっていることも多いですが、予約時に「朝食込み(Breakfast included)」プランを選べばホテルのダイニングで朝食を楽しめます。例えば今回ご紹介した中では、シタディーヌ レ アール パリやノボテル パリ レ アールではビュッフェ形式の朝食サービスが提供されており、利用者からの評価も高いです。ホテル内の朝食はパンやクロワッサン、チーズやハム、シリアル、フルーツなど品揃え豊富で、ヨーロッパの朝の雰囲気を味わえるでしょう。早朝に観光へ出かける日も、しっかり朝食をとってから出発すれば一日を元気に過ごせます。なお、パリのカフェで朝食をとるのも魅力的なので、ホテルの朝食を付けるか迷った場合は滞在日数に合わせてプランを選ぶと良いでしょう。

Q2: バリアフリー対応の設備や禁煙ルームはありますか?

A: パリのホテルは古い建物を利用していることも多く、ヨーロッパ他都市に比べるとバリアフリー対応が万全とは言えない面もあります。しかし近年は改善が進み、主要ホテルチェーンでは車椅子で利用しやすい客室(アクセシブルルーム)やエレベーター、バリアフリーバスルームを備えたところも増えています。実際、たとえばヒルトン・パリ・オペラなどは館内全体が車椅子でアクセス可能で、手すり付きのシャワー設備を持つ部屋を用意するなど充実した対応をしています。今回ご紹介したホテルでも、ノボテルやハイアット系列のホテル デュ ルーヴルではバリアフリールームの設定があり、必要に応じて予約時にリクエスト可能です。また禁煙ルームに関しては、フランスでは公共の室内での喫煙が法律で禁止されているため、現在パリ市内のホテル客室は基本的に全室禁煙になっている場合がほとんどです。ごく一部の高級ホテルでシガーラウンジや喫煙可能な部屋を設けているケースもありますが、ほとんどのホテルは館内禁煙と考えて問題ありません。予約サイトで各ホテルの「禁煙ポリシー」を確認できますし、チェックイン時に念のため禁煙室希望であることを伝えれば安心です。

Q3: プール付きやジム完備のホテルはありますか?

A: はい、パリ1区にもプール付きのホテルがありますが、その多くは高級ホテルに限られます。たとえば先述したル バーガンディ パリには長さ15mの屋内プールとスパ施設が備わっていますlし、マンダリン オリエンタル パリにも14mの素晴らしい室内プールがあります。これらのホテルではプールのほかジャグジーやサウナ、エステなどウェルネス設備が充実しており、滞在中にリラックスした時間を過ごせるでしょう。一方、中級クラスのホテルではプールはさすがに珍しいものの、フィットネスジム(ジム)を備えている所は多いです。ノボテル パリ レ アールには有酸素マシンやウェイト器具を揃えたフィットネスセンターがあり、朝の運動や夜のストレッチに利用できます。また、シタディーヌ レ アール パリのようなアパートホテルでも小規模ながらフィットネスルームを設けている場合があります。プール付きホテルをご希望の場合は選択肢が限られますが、ジム設備であればかなりのホテルで利用可能ですので、予約時にホテル設備の欄をチェックしてみてください。

Q4: ホテルの料金相場と予約のベストタイミングは?

A: パリのホテル料金は時期によって大きく変動します。一般的にハイシーズン(繁忙期)は春(4~6月)と秋(9~10月)で、この時期は展示会やイベントも多くホテル代が高騰します。特にパリ・コレクション(ファッションウィーク)の開催時期(年4回:1月下旬、3月上旬、6月下旬~7月上旬、9月下旬~10月上旬)は中心部のホテルが満室になるほど混雑し、通常より高めの料金設定になるため半年以上前の予約が推奨されます。逆にオフシーズン(閑散期)は冬(11月~3月)で、クリスマスや年末年始を除けば比較的安い料金で泊まれることが多いです。意外かもしれませんが、8月もパリのバカンス休暇で街から人が減るためホテル稼働率が下がり、夏のキャンペーン価格を出すホテルもあります。実際の相場感としては、1区の中級ホテルで1泊あたり2~3万円台、高級ホテルでは5万円以上が目安ですが、ハイシーズンにはさらに上振れすることもあります(有名5つ星では10万円超えも珍しくありません)。例えば4つ星ホテルのブライトンで「先月の平均客室料金は340ユーロ(約5万円弱)で、パリ平均の198ユーロと比べると高め」というデータもあります。したがって、少しでも予算を抑えたい場合は旅行時期をずらすか、早め早めの予約が肝心です。一般的に予約は早いほど安い傾向があり、多くのホテルが3~6ヶ月前までの予約に早割料金を設定しています。旅行日程が決まったら遅くとも2~3ヶ月前までには目星をつけ、余裕があれば半年先の予約も検討しましょう。また直前になると空室状況によっては直前割が出ることもありますが、人気エリアの1区では直前だと選択肢が限られる可能性が高いです。「このホテルに泊まりたい」という希望がある場合は特に、早めの手配で確実に押さえるのがベストと言えます。

Q5: 空港から1区へのアクセス方法は?

A: パリの主要空港から1区までは公共交通機関または車での移動になります。最もおすすめなのは郊外高速鉄道RER B線で、シャルル・ド・ゴール国際空港(CDG)からならRER Bに乗ればパリ市内中心のシャトレ=レ・アル駅まで乗換なしで約30~35分です。料金も片道約10ユーロ程度と経済的で、渋滞の心配もありません。オルリー空港(ORY)からも、オルリー空港連絡線(Orlyval)でRER B線に接続してシャトレ駅まで来る方法が一般的です(所要約40分)。さらに2024年からはパリ市内とオルリー空港を結ぶ地下鉄14号線(メトロ14号線)の延伸開通により、オルリー空港駅から1区のシャトレ駅まで乗換なしで直結する見通しです。大型スーツケースがある場合でも、シャトレ駅周辺のホテルなら駅から徒歩圏内なので電車移動は十分現実的です。荷物が多い方や深夜早朝の移動の場合は、空港タクシーや配車サービス(Uberなど)も便利です。所要時間はCDGから市内まで約50~60分、オルリーから約30~40分で、定額制タクシー料金はCDG~市内が約55ユーロ、オルリー~市内が約40ユーロ程度となっています(行き先によって多少変動)。空港バスを利用する方法もあり、CDG空港発の「ロワシーバス」はオペラ座方面まで運行しています。ただし1区の中心まで直通ではないため、オペラからはタクシーや地下鉄への乗り換えが必要です。総合すると、速さと確実性ならRER、ドアツードアの快適さならタクシーという選択になるでしょう。ご自身の予算や荷物の量、フライト時間帯に合わせて適切な方法を選んでみてください。

まとめ:パリ1区のホテルで理想の滞在を実現しよう

パリ1区は美術館や観光スポットが集まる魅力的なエリアであり、ここに滞在すれば移動時間を節約してその分たっぷり観光や街歩きを楽しむことができます。歴史ある高級ホテルからデザイン性あふれるプチホテル、長期滞在向けのアパートホテルまで宿の選択肢も幅広く、自分の旅のテーマに合った一軒がきっと見つかるでしょう。ぜひ本記事の情報を参考に、パリ1区でご自身にとって理想のホテルを見つけてみてください。便利な立地と快適な滞在環境が揃えば、ルーヴル美術館巡りもショッピングも思いのまま。憧れのパリ旅行がさらに素晴らしい思い出になること間違いありません。早めの予約でお気に入りのホテルを確保し、光の都パリで最高の滞在を実現してください。Bon voyage!(良い旅を!)

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