
世界中の旅行者が憧れるフランス・パリは、ルーブル美術館をはじめ芸術にあふれ、美しい世界遺産と街並み、そして絶品グルメとスイーツが楽しめる都です。
フランスの一人旅では、ルーヴル美術館やエッフェル塔はもちろん、ヴェルサイユ宮殿にノートルダム大聖堂、そして憧れのモン・サン・ミッシェルと世界遺産めぐりが楽しめることが大きな魅力です。
とはいえ、初めてのフランス旅行では、とくに一人旅では治安や移動が心配という声も多く、ホテル選びに悩む方も少なくありません。
そこで本記事では、パリ一人旅で絶対に行きたいスポットのご紹介から、治安が不安な時こそ使いたい現地ガイドツアーの上手な利用方法、そして一人旅におすすめのホテルについてもご紹介します。
ぜひ最後までチェックして、パリの一人旅を大満喫するためのポイントを押さえてもらえたらと思います。
一人旅にフランスがおすすめの理由

フランスでの一人旅がおすすめな理由は、一生に一度は体験したい憧れを叶えられる場所だからです。
ルーブルやオルセーなどの美術館をめぐって名画に浸ることはもちろん、歴史ある街並みを抜けて教会を巡ったり、蚤の市やモンマルトルでフランスらしい時間をすごせます。
そしてカフェのテラスでパリの街並みを眺めるなど、日本では体験できないフランスならではの時間を楽しめることもポイント。
パリを拠点にすれば、郊外にある世界遺産モン・サン・ミッシェルやヴェルサイユ宮殿に日帰りで観光までできます。
ディズニー好きならパリディズニーも楽しめ、ワインが好きならブルゴーニュ地方のワイナリーめぐりも楽しめるなど、旅行で体験したいことをメインにスケジュールが立てやすいこともフランスの特徴です。
フランス・パリ一人旅でやりたいこと11選
フランス・パリは、世界遺産や絶景、グルメからショッピングまで、一人旅でも存分に楽しめる魅力が満載です。
そのため初めてのフランス一人旅では、限られた時間で「何を体験するか」が重要なポイント。
ここでは自由に動ける一人旅だからこそ、絶対に行きたい12のおすすめスポットをご紹介するので、ぜひ行きたい場所・やりたいことに見落としがないかチェックしてみてください。
エッフェル塔を背景に写真撮影

パリの象徴・エッフェル塔は、絶対に訪れたい定番スポットです。昼は青空に映える鉄塔の姿、夜はキラキラ輝くイルミネーションが圧巻です。
エッフェル塔の撮影スポットとして有名なのは、トロカデロ広場で、高台からエッフェル塔を望むパリの街並みを一望できる感動が待っています。
ルーヴル美術館で世界的名画を鑑賞

パリ観光のハイライトのひとつ、ルーヴル美術館は世界最大級の規模を誇り、所蔵点数は38万点以上。
モナ・リザやミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど、誰もが一度は見たい世界的名画や彫刻が揃います。館内は写真撮影可能なエリアも多く、アートと歴史が融合する空間で特別なひとときを過ごせます。
一人旅なら、時間を気にせず自分の興味のある作品だけをじっくり鑑賞できるのが魅力。広大な館内を効率的に回るためには、事前に見たい作品をチェックしてルートを決めておくのがおすすめです。
ルーブル美術館の注意点として、チケットは事前にオンラインから予約しておく必要があります。失敗しないための予約方法については、以下の記事にもまとめているので合わせて参考ください。
ノートルダム大聖堂の荘厳な美しさを感じる

パリの中心、シテ島にそびえるノートルダム大聖堂は、フランス・ゴシック建築の最高傑作として世界中から人々が訪れる名所です。
繊細な彫刻で飾られたファサードや、光を受けて輝くバラ窓のステンドグラスは圧巻の美しさ。2019年の火災から復活した姿は、歴史の一場面を目にしているかのような特別感があります。
外観は周辺のセーヌ川沿いをゆっくり歩きながら楽しみ、内部に足を踏み入れれば祈りと静寂に包まれる空間を心ゆくまで堪能できます。
オペラ座(ガルニエ宮)の豪華な内装を見学

19世紀に建てられたオペラ・ガルニエは、パリの芸術と建築の粋を集めた壮麗な劇場です。
大理石の大階段、金箔で装飾されたホワイエ、そしてシャガールが描いた色彩豊かな天井画と、どこを見ても息をのむ美しさ。
内部見学ツアーに参加すれば、時間をかけて細部までじっくり鑑賞でき、華やかなパリの文化を肌で感じられる特別な時間をすごすことができます。
ヴェルサイユ宮殿を観光

世界遺産にも登録されているヴェルサイユ宮殿は、フランス絶対王政の栄華を象徴する建築です。
宮殿内部の「鏡の間」では、シャンデリアと鏡が織りなす豪華な空間が圧巻のひとこと。外に出れば、左右対称に整えられた広大なフランス式庭園が広がっています。
パリから電車やバスで日帰り可能ですが、効率良く回るなら現地発着ツアーを利用するのもおすすめです。
ベルサイユ宮殿の観光は、事前にチケット手配が必要になることが注意点です。
チケット予約のやり方や、確実にチケットを手配する方法については以下の記事でもご紹介しています。ベルサイユ宮殿を観光したい場合は、あわせてチェックしてみてください。
モン・サン・ミッシェル日帰りツアー

モン・サン・ミッシェルは、フランスを代表する神秘的な世界遺産です。島全体が修道院と小さな村で構成され、石造りの街並みと大天使ミカエル像を頂く尖塔が印象的。
一人旅ではパリからのアクセスが少し複雑ですが、日本語ガイド付きの日帰りツアーを利用すれば、移動やチケット手配もスムーズで安心です。
修道院内部の静謐な回廊を歩き、展望テラスから広がる海や干潟を眺めれば、時が止まったような特別なひとときが味わえます。
老舗パティスリー「ラデュレ」で優雅なカフェ時間

パリの老舗パティスリー兼カフェ「ラデュレ」は、マカロン発祥の店として世界的に知られています。
シャンゼリゼ通りに面した店舗では、華やかな内装と上品な接客、色とりどりのスイーツが非日常の時間を演出。
一人旅なら、観光の合間にマカロンと紅茶を味わいながら、パリの街並みを眺める贅沢なひとときを満喫できます。気ままに訪れても楽しめますが、人気店のため混雑を避けるなら午前中や平日の利用がおすすめです。
蚤の市でアンティーク探し

パリの蚤の市は、アンティーク好きや雑貨好きにはたまらないスポットです。特に有名なのは、世界最大級規模を誇る「クリニャンクール」と、手軽に行ける「ヴァンヴ」の蚤の市。
一人旅なら、時間を気にせずじっくり品定めでき、掘り出し物との出会いも増えるはず。早朝に訪れると、状態の良い品やレアなアイテムを見つけやすいのでおすすめです。
おすすめの蚤の市情報は、以下の記事でも取り上げているので、フランスのフリーマーケットが気になる方は、あわせてチェックしてみてください。
シャンゼリゼ通りでショッピング

凱旋門からコンコルド広場まで続くシャンゼリゼ通りは、世界で最も有名なショッピングストリートのひとつです。
高級ブランドの旗艦店や人気ファッションブランド、老舗パティスリー、フレグランスショップなどが立ち並び、買い物好きにはたまらないエリア。
一人旅なら、自分のペースでウィンドウショッピングや試着を楽しめます。夜になると街路樹がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に包まれるため、昼と夜の両方を訪れてみるのもおすすめです。
モンマルトルの街歩き

パリ北部の丘の上に広がるモンマルトルは、芸術家たちが愛した情緒あふれる街です。
頂上にそびえるサクレ・クール寺院からは、パリ市街を一望できる絶景が広がります。周辺のテルトル広場では、画家たちが路上で似顔絵を描き、カフェや雑貨店が点在する石畳の坂道は散策にぴったり。
一人旅なら、気ままに寄り道をしながら自分だけのお気に入りスポットを見つける楽しみも。夕暮れ時には丘からの眺めが特に美しく、写真好きにもおすすめです。
パリらしいおしゃれエリアが広がるモンマルトルですが、治安が悪いことが注意点です。
観光客を狙ったスリや詐欺もあるので、とくに女性の一人旅など治安に不安がある場合は、モンマルトル地区だけでもガイド利用がおすすめとなっています。
セーヌ川クルーズで夜景を満喫

セーヌ川クルーズは、パリの夜景を堪能できるロマンチックな体験の1つです。
船上からはライトアップされたエッフェル塔、ルーヴル美術館、ノートルダム大聖堂など、名所が次々と姿を現します。日没後の出航を選べば、街の灯りが水面に揺れる幻想的な景色に包まれ、一人旅でも特別な時間を過ごせます。
セーヌ川クルーズは気軽な1時間コースの観光クルーズから、贅沢なディナークルーズまで、好みに合わせて選べるのも魅力です。
フランス・パリ一人旅で泊まりたいおすすめホテル3選

パリ一人旅では、滞在エリアやホテルのタイプ選びも悩みどころ。ここでは、コストパフォーマンスなどを考慮して、一人旅におすすめのホテルを3つ厳選してご紹介します。
ノボテル パリ サントル トゥール エッフェル(Novotel Paris Centre Tour Eiffel)

ノボテル パリ サントル トゥール エッフェルは、エッフェル塔まで徒歩圏内という絶好のロケーションを誇るモダンな4つ星ホテル。
すぐ近くには大型ショッピングモールもあり、観光にもビジネスにも便利です。客室は一室ごとに異なるデザインが施され、快適なベッドやワークスペース、高速インターネットを完備。一人旅でも安心して滞在できる、利便性と快適性を兼ね備えたホテルです。

リーズナブルな価格で快適な滞在を提供する「B&Bホテル」チェーンのパリ拠点のひとつ。
パリ19区に位置し、観光やビジネスの拠点として利用しやすい立地です。客室はシンプルながらも清潔で、無料Wi-Fiやエアコン、快適なベッドなど基本的な設備を完備。
コストパフォーマンスの高さが魅力で、宿泊費を抑えて観光やグルメに予算を回したい旅行者にぴったりです。朝食はビュッフェ形式で、パンやクロワッサン、シリアルなどが楽しめます。
フランス・パリのホテルは、基本的には1名料金ではなく、部屋ごとの金額になるため費用面からホテル選びに悩む方が多いです。
できるだけ安いホテルを探したいという方は、以下の記事に安くておすすめのパリのホテル情報をまとめているのでおすすめです。
イビス スタイルズ パリ ビュット ショーモン(ibis Styles Paris Buttes Chaumont)

パリ19区、緑豊かなビュット・ショーモン公園近くに位置するリーズナブルで快適なホテルが、イビス スタイルズ パリ ビュット ショーモンです。
イビスブランドならではの安定したサービスと、シンプルながら機能的な設備が魅力で、落ち着いた環境で過ごしたい一人旅にぴったりです。
客室はカラフルでモダンなデザインで、無料Wi-Fiや快適なベッドを完備。朝食付きで、クロワッサンや焼きたてのパンが楽しめるのも嬉しいポイントです。
パリのホテル選びでは、治安が良いかどうかも重要なポイントです。
もし治安からホテルを探したい場合は、治安のよいエリアごとにホテル情報をまとめた以下の記事が参考になります。
パリ市内の一人旅モデルコース!エッフェル塔からモンマルトルまで効率よく巡る1日
パリ市内の主要スポットを1日で巡るなら、事前に観光ルートをしっかり計画することが大切です。
ルーヴル美術館やベルサイユ宮殿、モン・サン・ミッシェルはじっくり時間をかけたい観光スポットなので、それぞれ1日を確保して、パリの市内観光だけでも1日をみておくことがおすすめです。
ここでは、1人旅にもピッタリなパリ市内観光におすすめの1日モデルコースをご紹介します。
9:00〜10:15 エッフェル塔

朝一番にパリの象徴エッフェル塔へ。展望台からの絶景を満喫し、トロカデロ広場からの撮影もおすすめです。
午前中は比較的混雑が少ないため、一人旅でもゆっくり写真が撮れます。
10:30〜11:15 シャンゼリゼ通り散策&凱旋門

凱旋門では、屋上展望台からシェンゼリゼ通りの景色を大満喫!
放射状に広がるパリの街並みを見渡して、時間があれば、シャンゼリゼ通りでショッピングやカフェに立ち寄るのもおすすめ。
11:30〜12:15 オペラ・ガルニエ

オペラ座では、豪華な大階段やシャガールの天井画を見学します。内部のきらびやかな装飾は圧巻で、写真映えスポットも豊富です。
12:30〜13:15 ルーヴル美術館外観&セーヌ川

ルーヴル美術館前へ移動し、ガラスのピラミッドを背景に記念撮影。内部見学は別日にして、この日は外観と中庭を楽しみましょう。すぐそばのセーヌ川沿いも散策できます。
ノートルダム大聖堂へ向かう前に、シテ島またはサン=ルイ島周辺でランチ。クレープやサンドイッチなど軽食なら、午後の観光時間も確保できます。
14:45〜15:30 ノートルダム大聖堂

荘厳なノートルダム大聖堂と、周辺の街並みをじっくり堪能し、セーヌ川沿いの景色も楽しみましょう。
16:00〜18:00 モンマルトル散策

続いて、レトロな街並みが魅力のモンマルトルの観光へ。
サクレ・クール寺院から市街のパノラマを眺め、テルトル広場でアーティストの作品を見たり、カフェで一息ついたりして過ごします。石畳の坂道や雑貨店めぐりもおすすめです。
ディナーは、モンマルトル周辺またはセーヌ川沿いのビストロで、ステーキ・フリットやオニオングラタンスープなど、パリらしいメニューを満喫します。
19:30〜20:30 セーヌ川クルーズ

パリの特別な夜景を楽しみたい方は、日没後のセーヌ川クルーズもおすすめ。
ライトアップされたエッフェル塔やルーヴル、ノートルダム大聖堂を水上から眺める特別な時間が過ごせます。
モデルプラン通りに観光するコツ
モデルプランの内容でパリ市内の観光を楽しみたいと思った方は、パリの現地ガイドを利用することもおすすめです。
気が合うガイドが見つかれば旅はさらに充実し、歴史や文化の背景はもちろん、地元の人しか知らないおいしいカフェや穴場のビストロなど、ガイドならではの情報も教えてくれます。
さらに、オペラ座やノートルダム大聖堂など事前予約が必要な観光スポットも、ガイドが手配や時間管理まで配慮してくれることもポイントです。
ツアーの詳細は以下のリンクから、ぜひあわせてチェックしてみてください。
フランスの治安は?一人旅で本当に注意すべきこと
フランス旅行で多くの人が不安に感じるのが治安です。とくに一人旅、しかも女性の場合、安全に旅ができるのか心配になる方も多いかと思います。
フランスの治安はしっかり備えれば、一人でも安心して観光が楽しめるので、油断しないようきっちりチェックしていきましょう。
フランス全体の治安状況
フランスは日本と比べると犯罪件数は多く、「絶対に安全」とは言い切れません。ただし、日本人旅行者が巻き込まれる被害の大半は、スリや置き引きなどの窃盗で、暴力犯罪は少なめです。
とくに観光客を狙った軽犯罪が多く、スマートフォンや財布のスリ被害が頻発。
フランス在住の日本大使館によれば、日本人が被害に遭う犯罪のほとんどがパリ市内または近郊で発生しています。つまり最大の敵はスリです。
貴重品は必ず体の前で持ち、「自分だけは大丈夫」と油断しないことが重要です。
危険なエリアと時間帯
パリは区ごとに治安が異なります。観光名所が多い1〜8区や16区は比較的安全ですが、人混みではスリに注意。
北駅(Gare du Nord)や東駅(Gare de l’Est)がある10区、また18〜20区の一部は要注意です。
観光スポットの治安としては、モンマルトルの周辺は治安がよくないことが注意点です。
また夜間はパリ全域で人気のない道は避け、とくに夜間の女性の一人歩きは控えましょう。
治安を気にせず、安心して観光するための方法

パリの治安が不安な場合は、できるだけ無理はせず、現地オプショナルツアーや日本語ガイド付き観光の利用がおすすめです。
例えばBUYMA TRAVELなら、パリ市内や郊外の観光を日本語で案内してくれるガイドを気軽に利用することができます。
安全なルートでの移動や観光スポットの事前予約(オペラ座やノートルダム大聖堂など)も任せられるため、一人旅でも安心して観光を楽しむことができます。
さいごに

フランス一人旅は、エッフェル塔や凱旋門、オペラ座、ノートルダム大聖堂、モンマルトルといった王道スポットを巡りながら、自分のペースで歴史・芸術・美食を満喫できる貴重な体験です。
ぜひ記事で紹介した内容を参考に、あなただけの特別なフランス一人旅を実現してもらえたらなと思います。









