
治安が良くて日本から旅行しやすい台湾は、旅費も安くて絶景からグルメがそろい、女子旅や一人旅、家族旅行にも人気の海外です。
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」を思わせる幻想的な街「九份」や願いを込めてランタンを空に飛ばせる十分、さらには水面が鏡張りになり空を映す絶景スポット・高美湿地など、一度は行きたい観光地が盛りだくさんです。
この記事では、定番の有名スポットからリピーターも楽しめる穴場まで、台湾旅行におすすめの観光スポット20選をご紹介!さらに、台北から日帰りで参加できる日本語ガイド付きのツアー、実際に台湾旅行で使える現地ツアー情報もあわせてまとめています。
台湾の絶景スポットは台北からの移動が大変なので、初めての台湾旅行はもちろん、これからリピートする方も、ぜひ交通費込みのお得なツアー情報をあわせてチェックしてみてください。
九份

台北からバスやタクシーで約1時間半。山あいに広がる九份は、台湾旅行で絶対に外せない大人気観光スポットです。
九份はかつて金鉱の町として栄えたエリアで、最大の魅力は夕暮れから夜にかけての幻想的な風景です。石畳の狭い坂道や階段沿いに立ち並ぶ古い家屋が、赤い提灯の灯りに包まれ、まるで時が止まったかのようなノスタルジックな世界が広がります。
とくに無数の赤提灯が一斉に灯る夕暮れ時は、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界観に似ていると話題になり、写真映えする絶景スポットとしても大人気です。
九份老街と呼ばれるメインストリートには、昔ながらのお茶屋さんや台湾スイーツの店、個性的な土産物屋がひしめき合っています。阿柑姨芋圓などの名物スイーツを片手に食べ歩きしながら、ゆるやかな坂道をのんびり散策するのも九份の楽しみ方のひとつ。

急な階段や細い小道を抜けるたびに、違った表情の街並みに出会えるのも魅力で、また九份は高台に位置しているため、海を遠望できるスポットも点在しています。
昼間は山と海のコントラストが美しく、夕方には西の空が茜色に染まり、そして夜には無数の灯りがともる幻想的な夜景へと移り変わります。
時間帯によって変わる景色を楽しむためには、日没前に到着するのがおすすめです。あたりが少しずつ薄暗くなり、赤提灯が一つずつ灯されていく様子は、台湾旅行の思い出に残ること間違いなしです。
台北から九份へは日帰りでもアクセス可能ですが、ローカル線の乗り換えに不安がある場合は、ガイド付きの現地ツアーの利用がおすすめです。
特にランタン飛ばし体験で人気の「十分」とあわせて巡るプランが大人気で、台北から日帰りで観光を楽しめることが魅力です。
十分でランタン飛ばし

台北郊外に位置する十分(シーフェン)は、九份と並んで人気を集めるノスタルジックな小さな町。昔ながらの街並みとローカル鉄道の風景が調和し、まるで映画のワンシーンのような世界が広がっています。
十分を観光する最大の目的が、天燈と呼ばれるランタン飛ばしを体験できることです。ランタン飛ばしは、願いごとを書いた紙のランタンを空に放つ台湾の伝統的な風習で、台湾屈指の人気アクティビティです。
十分では、町の中心を通る旧平渓線の線路沿いでランタン飛ばしが行われており、線路のうえから観光客が次々にランタンを空へと放っています。
カラフルなランタンには「健康」「恋愛成就」「商売繁盛」などそれぞれの願いが書き込まれ、ふわりと浮かび上がっていく様子はとても幻想的。とくに夕暮れから夜にかけて、暗闇のなかに浮かぶ無数の光の軌跡は、まさに台湾屈指の美しい光景です。

「願いを空に届ければ叶う」とも言われており、カップルでの記念や家族での思い出作りにもおすすめです。十分老街には屋台やお土産店も並んでおり、地元グルメを味わいながらのんびり散策も楽しめます。
アクセスは台北市内から電車とバスを乗り継いで行くことができますが、十分は九份と同じ方面に位置しているため、九份とのセットで回る観光ツアーの利用がおすすめです。
BUYMA TRAVELのガイドツアーには、日本語ガイド付きのプライベートツアーもあり、他のお客さんと一緒に行動する必要もなく、お申し込みしたグループだけで九份と十分を観光できることがおすすめです。
九份と十分はとくに帰り道が混雑するのですが、専用車で移動できるから治安が心配になる夜の移動も簡単に行えることも人気となっています。
龍山寺

1738年に建立された台北最古の寺院「龍山寺(ロンシャンスー)」は、台湾の伝統文化と信仰が色濃く息づく、台湾屈指の超有名パワースポットです。
寺院には100柱以上の神様が祀られ、恋愛・学業・健康・商売繁盛など、あらゆる願いに応えてくれるご利益のデパートとして、地元の人々はもちろん観光客に長年愛されています。
寺院は三川殿(前殿)、正殿、後殿の三つからなり、正殿では本尊・観世音菩薩に祈願できます。戦禍を免れた奇跡の仏像として知られ、その霊験の強さも龍山寺の象徴になっています。
後殿では、恋愛の月下老人、学問の文昌帝君、健康の華陀仙師など、願いごとに合わせて参拝するのが台湾流。特に月下老人の前では赤い糸を授かることもでき、恋愛成就を願う人に大人気です。
お参りの際は「名前・生年月日・住所」を神様に伝え、両手を合わせて三礼。参拝は境内を右回り(反時計回り)に巡ります。2020年以降は環境配慮のため線香の使用が廃止されましたが、台湾独特の「筊(ジャオ)」を使ったおみくじ体験は健在です。
願いを込めて筊を振り、認められたら番号の書かれたおみくじを引くという独特の形式は、初めての方でも現地の流れに従えば安心して楽しめます。
さらに、龍山寺の地下には「占い横丁」と呼ばれる台湾最大級の占い街が広がっており、タロットや手相、四柱推命など多彩な占術を体験可能!日本語対応のブースも多く、旅の運気アップや将来のアドバイスを求める人々に人気です。
中正紀念堂

中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)は、台湾の初代総統・蒋介石を記念して、1980年に完成した記念施設です。台湾の三大観光名所の1つとしても知られています。
白い大理石と青い八角形の屋根が印象的な本堂は高さ70メートルを誇り、中正紀念堂の内部には高さ6.3メートルの蒋介石の巨大な座像が鎮座しています。
館内には蒋介石の生涯や台湾の近現代史を伝える展示室もあり、敷地全体は広大な公園として整備され、「国家戯劇院」や「国家音楽庁」などの文化施設も隣接しています。
中正紀念堂といえば、陸海空軍から選抜された衛兵たちによる「衛兵交代式」が名物でしたが、残念なことに伝統の儀式は2024年7月14日をもって廃止となりました。
ただし、見どころが失われたわけではなく、代わって現在は「儀仗隊による屋外行進」が新たな名物となっています。
3人1組の儀仗隊が中正紀念堂の左右の門から登場し、記念堂の外周や民主大道を行進します。所要時間は約15分。制服に身を包んだ儀仗隊の整然とした歩調と姿勢は、かつての交代式とは異なる動きの美しさと緊張感にあふれています。
屋外行進は毎日9:00〜17:00の間、1時間ごとに実施されており観覧は無料。開放感のある広場で行われるため、写真撮影も楽しみやすく、特に青空の下で見る行進は迫力満点です。ただし、天候に左右されるため、雨天時は中止になる場合もあるの注意が必要。
MRT「中正紀念堂」駅から徒歩すぐとアクセスも良好。旅の合間にふらりと立ち寄れる立地も魅力です。
国立故宮博物院

台北市士林区にある「国立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)」は、約70万点もの展示物を収蔵し、世界有数の中国美術コレクションを誇る世界最大級の中国美術博物館です。
20世紀前半の中国大陸の動乱期に、北京・紫禁城にあった清朝の宮廷コレクションの一部が戦火を避けて台湾に運ばれたことにルーツがあり、展示品は中国皇帝が所蔵していた貴重な品々も多いです。
全収蔵品を見るにはmなんと10年以上かかるとも言われるほどのボリュームで、膨大な収蔵数ゆえにすべてを一度に見ることは難しく、また常設展でも定期的にテーマや展示品が入れ替わります。
国立故宮博物院で見たい展示は、三大至宝と呼ばれる「翠玉白菜、肉形石、毛公鼎」の3点です。なかでも世界で最も有名な白菜とも呼ばれる翡翠でできた「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」と、角煮のような見た目がユニークな「肉形石(にくけいせき)」がとくに有名。

翠玉白菜と肉形石のサイズは、どちらも手のひらに収まるほどの小品ですが、細部まで緻密に彫り込まれた技術力には驚かされるものがあり、この2つを見るために国立故宮博物院を訪れる方も多いです。
館内は広々としており、展示室は時代別・ジャンル別に分かれています。音声ガイド(日本語対応)を利用すれば、各作品の歴史的背景や美術的価値を深く理解することができます。館内の照明や展示ケースも美術品を美しく引き立てるよう配慮されており、静かな雰囲気の中でじっくりと鑑賞ができるのも魅力です。
また、敷地内にはミュージアムショップやカフェ、レストランもあり、展示鑑賞の合間に休憩を挟むこともできます。人気のグッズには「翠玉白菜」や「肉形石」をモチーフにしたミニチュアや文具、雑貨などがあり、お土産にも最適です。
アクセスはMRT士林駅からバスで約15分。少し離れた立地なので、効率的に観光するなら台北市内の人気スポットと故宮博物院を効率よく巡る観光ツアーを利用するのもおすすめです。
剥皮寮历史街区

台北市萬華区にある「剥皮寮历史街区」は、清朝時代から残る街並みをそのまま保存した、歴史情緒あふれる穴場スポットです。剥皮寮歴史街区は「ボーピーリャオ:と読み、剥皮寮は日本語では「ふくひりょう」と読みます。
剥皮寮歴史街区には、赤レンガ造りの建物やアーチ状の騎楼アーケードが整然と並んでおり、台湾の伝統建築と日本統治時代のバロック風デザインが融合した独特の景観が特徴です。
赤レンガの通りやアーチ型騎楼の下で撮る写真は、まるで清朝時代にタイムスリップしたかのような一枚に。ウェディングフォトを撮るカップルの姿も見られ、フォトジェニックな場所としても人気を集めています。
ノスタルジックな雰囲気と趣のある街並みから、映画やドラマのロケ地としても頻繁に利用されており、なかでも、2010年に公開された台湾映画『艋舺(モンガ)』の撮影地として一躍有名になり、その後観光スポットとして広く知られるようになりました。
平日の昼間なら観光客も比較的少なく、静かな雰囲気のなかゆっくりと街並みを楽しめるため、一人旅や歴史好きな方の散策にもぴったり。
剥皮寮は龍山寺から徒歩数分というアクセスの良さも魅力のひとつ。龍山寺を訪れなら、あわせて剥皮寮歴史街区にも足を運び、レトロで奥深い台北の穴場スポットを体感してみてください。
台北101

台湾の首都・台北を象徴するランドマークといえば、超高層ビルの台北101です。2004年の開業当時は世界一の高さを記録し、かつてギネス世界記録にも認定されていました。
タワー最大の見どころは、89階にある屋内展望台です。地上約390メートルから望む360度のパノラマビューは圧巻で、台北市街はもちろん、晴れた日には淡水河や観音山まで見渡せる絶景が広がります。
日中の明るく開放的な風景はもちろん、空が茜色に染まる夕暮れどきから、街の明かりが灯る時間は夜景が楽しめることでも有名です。とくに日没から夜にかけての時間帯はロマンチックな景色が楽しめ、カップルにも人気のデートスポットとなっています。
台北101は世界最速のエレベーターとしてもギネス登録されたことがあり、展望台へは5階の入口から直通の超高速エレベーターでアクセス可能。約40秒で一気に最上階近くまで到達します。
台北101の館内には、高級ブランドが並ぶショッピングモール、お土産ショップ、レストランフロアがあり、グルメ・買い物スポットとしても知られています。
世界的に有名な小籠包の名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」も入っているので、ランチやディナータイムにあわせて台北101を訪れれば、鼎泰豊にあわせて旅行スケジュールを組むこともおすすめです。
象山

象山は台北101が綺麗に見える絶景スポットで、初心者からベテランまで、ハイキングと登山が楽しめるスポットです。
標高183メートルと比較的低く、登山道は整備された階段が中心のルートです。普段運動をしない人でも挑戦しやすく、観光の合間に気軽に立ち寄れる手軽さが魅力です。アクセスも抜群で、MRT淡水信義線「象山駅」の2番出口から徒歩約10分で登山道の入口に到着します。
登山道を進んでいくと、20〜30分ほどで山頂付近のビュースポット「六巨石」に到着。大きな岩が並ぶ特徴的な場所で、台北市街地を一望できる絶景ポイントとして知られています。
なかでも、台北101を正面に望む眺望は圧巻で、特に夕暮れどきから夜景に変わる時間帯は、空の色と街の灯りが織りなす幻想的な風景が楽しめます。
日中の明るい時間帯も魅力的ですが、夕日が沈む頃の景色は格別で、空が茜色に染まり始め、街が徐々に輝きを放つその瞬間は、まさに息をのむ美しさです。
士林夜市

台北最大級を誇る夜市にして、台北旅行で絶対に行きたい夜市といえば士林夜市です。
士林夜市は台湾グルメを満喫できることから、国内外の観光客から絶大な人気をほこる夜市場で、夕方になると屋台が一斉に開店、通りは地元の人々と観光客でにぎわう活気あふれる雰囲気に包まれます。
名物グルメの種類は驚くほど豊富。なかでも一番人気は「豪大大鶏排」と呼ばれる顔より大きなフライドチキンです。1枚がとても大きいため、2~3人でシェアするのがちょうど良く、食べ歩きにもSNS投稿にもぴったりです。
また、強烈な香りとクセになる味わいが特徴の「臭豆腐」や、カリッと焼き上げた皮の中から肉汁があふれ出す「胡椒餅」、さらには濃厚なマンゴーがたっぷりのった「マンゴーかき氷」など、台湾らしい屋台グルメを存分に楽しめます。
士林夜市の魅力は食べ物だけに留まらず、洋服やアクセサリー、雑貨などを扱う屋台も立ち並び、ショッピングを楽しめるスポットにもなっています。
流行の台湾ファッションをチェックしたり、ユニークなお土産を探したり、夜市全体が日本の夏祭りのようなにぎやかさに包まれていて、食べ歩き以外の楽しみもたっぷり用意されています。
週末の夜は特に混雑した賑わいをみせ、19時〜21時頃には地元の人々と観光客であふれ、人気屋台には長い行列ができるほど。それも含めて夜市ならではの臨場感が楽しめます。
迪化街

迪化街は、台北で歴史と文化の香りが漂うレトロな問屋街として知られるスポットです。清朝末期に形成された台湾最古の商業地区の1つで、19世紀中頃にはすでに茶葉、漢方薬、布地などの取引でにぎわっていました。
現在も迪化街にはかつての名残があり、乾物や漢方素材、薬膳食材などを扱う専門店が軒を連ね、きくらげ、干しエビ、ドライフルーツなど、料理に役立つ食品を手頃な価格で購入することができます。
街を歩けば目を引くのが、赤レンガの外壁やアーチ型の窓を持つバロック様式の歴史的建築です。古い建物をリノベーションしたスタイリッシュなカフェや、センスの光る雑貨店も次々にオープンしており、若者や観光客に人気のスポットとなっています。
迪化街はお土産探しにもぴったりの場所で、おしゃれな台湾雑貨や手作りアクセサリー、センスのよいパッケージの食品ギフト、漢方を使ったスキンケア商品や香り豊かな石けんなど、お土産探しにもおすすめです。
また、迪化街は台湾茶文化も根付いており、お茶屋さん巡りが楽しめることもポイントです。老舗の茶舗では、凍頂烏龍茶や阿里山高山茶など、本格的な台湾茶の試飲も体験できます。スタッフが丁寧に淹れてくれる一杯を味わいながら、茶葉の違いや香り、淹れ方について学ぶことも迪化街の楽しみの1つです。
迪化街は台北駅からも近く、アクセスが良好な点も嬉しいポイント。台北旅行の合間にふらりと立ち寄って、台湾らしさが詰まったローカルな時間を過ごせるエリアとなっています。
永康街

永康街といえば、台北で最も人気のあるグルメ&おしゃれエリアのひとつ。MRT東門駅からすぐの場所に広がるエリアで、美味しい台湾料理と洗練されたカフェ、雑貨屋が立ち並ぶ散策にぴったりのスポットです。
なかでも有名なのが、小籠包の名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」本店があること。鼎泰豊の小籠包は、台湾旅行で絶対に食べたいグルメで、薄皮の中から肉汁が溢れる小籠包は、一度食べたら忘れられない美味しさ。
鼎泰豊を目当てに永康街を訪れる人も多く、台北グルメの代名詞とも言える存在なのですが、永康街の鼎泰豊はテイクアウト専門店となっていることが注意点。店内で鼎泰豊を楽しむなら、近くの新生店など別の店舗を利用する必要があります。
もちろん、永康街の魅力は小籠包だけではありません。路地を歩けば、マンゴーかき氷の名店や、香ばしい葱抓餅、旨味たっぷりの牛肉麺など、台湾を代表するローカルフードの名店が点在しています。
また、永康街はグルメだけでなく、ショッピングや街歩きも楽しめるエリア。可愛らしい雑貨屋や、センスの光るハンドメイドグッズの店が軒を連ねており、きっと旅行の思い出になる一品が見つかるはずです。
野柳地質公園

台北の北海岸に位置する野柳地質公園は、長年にわたる波と風の浸食によって生まれた奇岩群が連なった、大自然の造形美が楽しめるスポットです。
野柳地質公園は細長く突き出した岬の上に広がり、まるでキノコのような「キノコ岩」、ろうそくを思わせる「キャンドル岩」など、ユニークな形状の岩々が点在していることが特徴です。
海岸に並ぶ岩々の形や色、表面の模様はどれも個性的で、まるで自然が長い時間をかけてつくりあげた芸術作品のようです。
そんな野柳地質公園の特異な景観は、「地球上でもっとも火星に似た風景のひとつ」と評されたこともあり、荒々しくも幻想的な風景は、まさに地球の神秘を感じるものがあります。
なかでも有名なのが、女王の横顔に見えるシルエットが特徴の女王頭(クイーンズヘッド)と呼ばれる岩です。女王頭(クイーンズヘッド)は野柳を代表するシンボルでもあり、台湾国内外から多くの観光客が女王頭を目当てに野柳地質公園を訪れます。
ただし、女王頭(クイーンズヘッド)は自然の力によって首の部分が年々細くなっており、崩壊の可能性も懸念されているため、「今しか見られない絶景」としても注目を集めています。
園内には遊歩道が整備されており、安全に歩きながら奇岩を間近で観察できます。海風に吹かれながら散策すれば、視界いっぱいに広がる大自然のスケールが楽しめ、晴れた日には青い海と空、黄色みを帯びた岩肌のコントラストがとても美しいです。
台北から日帰り観光もできるのですが、台北市内からバスで約1時間ほどと、移動が大変でもあるので、効率よく観光するなら現地ツアーの利用がおすすめです。
九份・十分と合わせた観光も可能なので、例えばガイドツアーを利用して、野柳地質公園、九份、十分ランタン飛ばしというスケジュールで、台湾旅行の1日を組むこともおすすめです。
猫村 猴硐(ホウトン)

猫好きなら一度は訪れたい癒しの聖地、それが新北市郊外にある猴硐(ホウトン)、通称「猫村」です。猴硐は炭鉱の町として栄えた歴史を持つ小さな街で、100匹以上の猫が暮らす猫の楽園として知られています。
猫村が注目を集めたのは、村に住む猫たちを撮影してネット上に公開されたことがきっかけです。この投稿が話題を呼び、猫村全体が「猫と人が共生する街」として生まれ変わりました。現在は村じゅうに猫がのんびりと暮らし、毛並みの美しい人懐こい猫たちがあちこちに顔を出しています。
猴硐駅を降り立つと、すでにそこは猫だらけの世界。線路脇の階段や橋の欄干、カフェの前、ベンチの上、さらにはお土産屋の屋根の上まで、さまざまな場所に猫たちが自由気ままに過ごしています。

猫モチーフの看板や飾り、アート作品も村全体に散りばめられており、なかでも人気なのが猫をテーマにしたカフェや雑貨店です。
猫の足跡がペイントされた散策道を歩きながら、おしゃれな猫カフェで一休みしたり、猫の形をした焼き菓子や雑貨を買ったりと、楽しみ方は無限大。世界6大猫スポットの1つとして紹介されることもあるなど、猫好きにとってはたまらないスポットとなっています。
台北からローカル線でアクセスでき、台北駅から猫村 猴硐までは列車で約1時間。台北から日帰りで観光できることも魅力のひとつです。
猫村は九份と十分のちょうど中心あたりに位置しているので、九份・十分とあわせて観光することもおすすめです。個人で移動するにはローカル路線の乗り換えが大変ですが、ガイドツアーをうまく利用すれば、台北から1日で猫村から九份・十分まで観光することができます。
彩虹眷村(レインボービレッジ)

台湾旅行で台中を訪れるなら、ぜひ観光したいのが、「虹の村」として親しまれている彩虹眷村(さいこうけんそん)です。
彩虹眷村は、もともと退役軍人たちのために建てられた古い集合住宅地で、老朽化による取り壊しが予定されていました。
しかし、当時80歳を超えていた住人のひとり黄永阜さん、通称「虹のおじいさん」が退屈しのぎに自宅の壁にペイントを始めたことをきっかけに、村の命運は大きく変更されることに。
黄永阜さんの絵は、見る人の心を和ませる温かくユーモラスな作風で、やがて村全体へと広がり、動物や人間、幾何学模様、ポップな文字など、鮮やかな色使いで描かれたイラストの数々はSNSで大きな話題に。やがて「村を残してほしい」と多くの声が寄せられたことで保存が決定。今では台湾国内外から人々が訪れる台湾屈指のフォトジェニックスポットとなっています。
彩虹眷村の最大の魅力は、村全体がキャンバスになっていること。どこを歩いてもカラフルな絵に囲まれ、まるで絵本の中に入り込んだかのような感覚に。壁や地面、階段や扉にいたるまで、至るところに黄さんの描いた絵が溢れています。
高美湿地

台中市の西部、台湾海峡に面した場所に広がる高美湿地は、「台湾のウユニ塩湖」とも称される絶景スポットです。
両側に広がる湿地、そして遠くには風力発電の巨大な白い風車が織りなすダイナミックな風景が特徴で、干潮時になると湿地全体に薄く水が張り、その水面が鏡のように空を映し出します。
とくにおすすめの時間帯は夕暮れ時です。茜色に染まる空が水面に反射し、風車のシルエットがゆっくりと沈む夕日とともに浮かび上がる様子は、まさに絶景のひと言。

刻々と変わる空と光のコントラスト、天と地が溶け合ったかのような幻想的な景観が目の前に現れ、大自然を使った一枚の絵画のような景色が楽しめます。
訪れた人々は思わず言葉を失うほどで、ロマンチックな雰囲気から、カップルのデートスポットとしても人気を集めています。
湿地内には安全に歩けるよう整備された木製の遊歩道が設けられており、海へと続く長い通路をのんびりと散策できます。
アクセスは台中駅からバスを利用できますが、便数が限られているため、基本的には観光ツアーや台北からのガイドツアーを利用することがおすすめです。
高美湿地の観光はなによりも訪れる時間帯が重要です。鏡張りの景色が見られる最高のコンディション、そして美しい夕方に合わせて訪れることが大事なので、時間帯を外さないという意味でもツアー利用が人気となっています。
宮原眼科

台中屈指のスイーツショップにして、台湾レトロな雰囲気がたっぷり楽しめるのが、ユニークな名前が特徴の宮原眼科です。
宮原眼科は、日本統治時代の1927年に建てられた眼科医院をリノベーションして作られたお店で、レトロな赤レンガ造りの外観と、クラシックな図書館のような重厚感ある内装が魅力。
高い吹き抜け天井と木製の書棚風ディスプレイが広がる空間に足を踏み入れると、まるでハリーポッターの魔法学校に迷い込んだかのような幻想的な雰囲気に包まれます。
店内では、台湾土産として人気のパイナップルケーキやチョコレート、クッキーなどが豊富に揃い、レトロで可愛らしいパッケージも魅力のひとつ。
特にパイナップルケーキは味だけでなくデザイン性でも注目されており、自分用にもギフト用にも喜ばれる一品です。
さらに宮原眼科で見逃せないのは、併設されたアイスクリームショップの存在。宮原眼科のアイスクリームは、フレーバーが数十種類も用意されており、好みに合わせてトッピングをカスタマイズできる楽しさが魅力です。フルーツやクッキーなどがたっぷり乗った華やかな見た目は、SNS映えすることでも有名です。
アクセスも便利で、台中駅から徒歩圏内に位置しているため、観光途中に立ち寄るのにも最適。甘いもの好きの女子旅はもちろん、家族連れやカップルで訪れても楽しめる場所です。
日月潭

台湾を代表する景勝地のひとつ「日月潭」は、台湾中部に位置する台湾最大の淡水湖です。湖の東側が太陽のような丸い形、西側が三日月のように細く湾曲していることから日月潭という名が付けられました。
日月潭の魅力は、自然が織りなす美しくも神秘的な景色です。とくに朝靄に包まれる幻想的な風景や、夕暮れに染まる湖面の美しさは言葉を失うほど。季節や時間帯ごとに異なる表情を見せてくれるのも、日月潭ならではの魅力です。
湖の周囲はサイクリングロードや遊歩道が整備されており、のんびり歩きながら湖畔の風景を楽しんだり、レンタサイクルで風を感じながら一周することもできます。とくに「日月潭国家風景区」のサイクリングロードは、世界で最も美しい自転車道と称されることもあり、旅先でのアクティビティとして大人気。
そして日月潭を観光するなら、ぜひ体験したいのが遊覧船クルーズです。湖を横断するルートで、各観光スポットを結んでおり、異なる角度から湖と山々の美景を楽しめます。
アクセスは台中駅や台中空港からバスで約1時間半と少し距離があるため、台湾旅行に慣れたリピーターの方は、日月潭の近くのホテルに宿泊した旅行プランが人気です。
台北を中心とした台湾旅行で訪れるなら、日帰り観光ツアーやチャーター車を利用して、高美湿地と組み合わせた観光が人気ルートとなっています。
蓮池潭

台湾旅行で高雄を訪れるなら、絶対に観光したいのが蓮池潭です。蓮池潭という名前の通り、夏になると湖一面に美しい蓮の花が咲き誇り、穏やかな湖面と極彩色の建築群が織りなす風景が特徴の南台湾ならではのスポットです。
蓮池潭でとくに有名なのが、池の南岸にそびえる龍虎塔です。龍虎塔は左右に並ぶ2基の七重塔で、入口には巨大な龍と虎の像が構えています。
「龍の口から入り、虎の口から出る」ことで災厄を退け、運気を高めると信じられており、そのルートを守って塔内を巡ります。塔の内部には仏教や道教の教えを描いた壁画が続き、塔の上階に登ると蓮池潭と周囲の建築群を一望できる絶景が広がります。
近くには、巨大な剣を持った神様の像で知られる「北極玄天上帝像」や、龍が塔を巻きつくような造形が特徴的な「春秋閣」などもあり、見どころはもりだくさん。
また、蓮池潭は昼と夜で全く異なる景色が楽しめることも魅力のひとつ。日中は自然光に照らされた鮮やかな建築美を楽しめ、夕方から夜にかけては塔や寺院がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
湖畔には散策路も整備されており、ゆっくり歩きながら景観を楽しむことができるため、家族連れや年配の方にもおすすめです。
正浜漁港彩色街屋

台湾・基隆市に位置する「正浜漁港彩色街屋」は、台湾の小ベニスとも称されるフォトジェニックな港町のことです。港沿いにずらりと並ぶカラフルな建物が、穏やかな海面に映り込む風景はまるで絵本の一場面のようで、SNS映えする絶景スポットとして注目を集めています。
元々は漁師町として栄えていたエリアで、近年、地域活性化の一環として家屋の外壁を鮮やかに塗り直したことで、観光客の人気を集めるようになりました。
港に沿って並ぶ建物は、黄色やピンク、エメラルドグリーン、スカイブルーなど、パレットのようにカラフル。青空と海のコントラストに映えるビビッドな色使いが印象的。
彩色街屋の魅力は、見た目が華やかというだけではなく、漁港としての歴史や地元の暮らしも感じられる、どこか素朴で温かみのあるローカルな空気感も魅力の1つ。建物の多くは今でも民家やカフェ、漁業関連の店舗として利用されています。
基隆からの日中の観光が人気ですが、夕暮れ時には建物と空がオレンジ色に染まり、穏やかな波にその色が映える光景も魅力です。日中の明るい雰囲気とはまた違った、しっとりとした美しさを楽しめるので、時間に余裕があれば夕方の訪問もおすすめです。
また、すぐ近くには観光名所「和平島公園」もあるので、正浜漁港とセットで訪れる旅行プランも人気です。基隆駅からはバスで約20分とアクセスも良好で、少し距離はありますが台北からの日帰り観光も可能です。
花蓮

台湾東部に位置する花蓮は、大自然と素朴な街の魅力が詰まったエリアで、都会の喧騒から離れてゆったりと台湾旅行を楽しみたい方にぴったりのスポットです。
花蓮でとくに有名なのが「太魯閣(タロコ)国家公園」で、ダイナミックな渓谷や断崖絶壁、翡翠色の川が織りなす雄大な景観はまさに圧巻です。
人気のハイキングコース「砂卡礑歩道」や「燕子口」は、初心者でも楽しめるルートで、澄んだ空気の中を散策しながら大自然のエネルギーを肌で感じることができます。
ただ、太魯閣國家公園は2024年に発生した花蓮地震の影響を大きく受けており、公園内の主要な観光ルートや歩道は広範囲にわたって閉鎖中なことが注意点です。
人気のハイキングコース「砂卡礑歩道」や「燕子口」を含む多くのエリアは、復旧作業のため閉鎖されており再開の時期は未定。大規模な復旧に時間がかかると予想されています。また、人気の清水断崖についても地震の影響で閉鎖中です。
花蓮といえば太魯閣国家公園ですが、花蓮はのどかな海辺の町ならではの風景も魅力のひとつです。七星潭では、丸い石が敷き詰められた海岸線と真っ青な海、広がる空とのコントラストが美しく、日の出の名所としても知られており、美しい海の風景が楽しめます。
花蓮は台北から特急列車で約2〜3時間ほど、台北からの日帰りも可能ですが、1泊以上してゆったり巡るのが理想的でおすすめです。
さいごに

台湾旅行で訪れたいおすすめ観光スポットを、北から南までバリエーション豊かにご紹介してきました。
台湾の歴史を感じたいなら台北の龍山寺、絶景を楽しむなら九份の街並みや高美湿地の夕景。食べ歩きが好きな方には士林夜市や永康街、アートや写真映えを求める方には彩虹眷村など、台湾にはあらゆるジャンルの魅力がぎゅっと詰まっています。
台湾は移動もしやすく、コンパクトな国土の中にさまざまな楽しみが詰まっているのが魅力です。都市部から自然までアクセスしやすく、短い滞在でも充実した旅行が楽しめます。
台湾旅行の計画ができたら、アクセスや移動手段、混雑状況などもチェックして、必要に応じて現地ツアーの活用もおすすめです。
BUYMA TRAVELでは、日本語ガイド付きのプライベートツアーやランタン飛ばし体験、台北市内観光など、旅のスタイルに合わせたツアーが豊富にそろっています。
お申し込み前にツアーガイドと無料でチャット相談もできるので、台湾旅行でツアーを利用するか悩んでいる場合は、まずは自分の行きたい場所にツアーが便利かどうか、ガイドまで確認してみることもおすすめです。
この記事で紹介したスポットを参考にして、ぜひ心に残る台湾旅行を楽しんでもらえたらと思います。
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