
バンコクから車で約2時間、鏡張りのガラス寺院(鏡の寺)として、SNSで話題のワット・プッタ・プロムマヤーンは、バンパコン川の中州にある珍しい寺院です。
渡し船(フェリー)に乗らないとたどり着けない寺院としても有名なため、実際に観光するにはどうすればいいの?と気になる方も多いかと思います。
本記事では、バンコクから個人で観光する実際のルートや乗り継ぎ手順、そして渡し船の乗り方まで、できるだけ具体的にご紹介します。移動に不安がある方は、記事後半でご紹介する現地ツアーもあわせて検討してみてください。
3つの行き方を比較
ワット・プッタ・プロムマヤーンへの行き方は、大きく分けて「公共交通(バス+ソンテウ+トゥクトゥク)」「Grab・タクシー」「現地ツアー」の3つです。まずは全体像をつかむために、それぞれの特徴を比較表で確認してみましょう。
| 行き方 | 所要時間 | 料金目安 | メリット | デメリット | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 公共交通 バス+ソンテウ+トゥクトゥク | 約2.5〜3時間 | 約150〜250バーツ | 費用が非常に安い | 乗り継ぎが複雑 | 旅慣れた方、ローカル体験を重視する方 |
| Grab・タクシー | 約1.5〜2時間 | 約700〜4,000バーツ | 乗り継ぎなしで移動できる | 帰りの配車が難しい 料金がやや高め | 効率重視の方 |
| ツアー参加 | 約6〜9時間(周辺スポット込み) | ツアーにより異なる | 移動・拝観の手配がすべて完結、日本語ガイド付きで安心 | 費用は個人手配より高め | 初めてタイを訪れる方 |
費用を抑えてタイらしい旅を楽しみたい方には公共交通、乗り継ぎの手間を省いて確実に行きたい方にはGrabやタクシー、楽に移動して周辺の人気スポット(巨大なピンクガネーシャなど)をまとめて効率よく回りたい方には、現地ツアーが向いています。
では、それぞれの詳しいアクセス方法について、順番に見ていきましょう!
公共交通機関で行く方法!実際の乗り継ぎルート

もっとも費用を抑えられるのが、バス・ソンテウ(乗合のミニバス)・トゥクトゥクを乗り継ぐ方法。
ただし、正直な意見をお伝えすると、行きと帰りともに乗り継ぎの回数が多く、タイ語表記の場面も多いため、初めてのタイ旅行では非常にハードルが高いルートです。
①エカマイバスターミナルからチャチューンサオへ
出発地は、BTSエカマイ駅に隣接するエカマイバスターミナルです。まずは、チャチュンサオ・バスターミナルまで移動します。チャチューンサオ行きのバス会社が複数あるため、カウンターで「チャチューンサオ」と伝えれば案内してもらえます。
始発は朝6時頃からで、バスの本数は20〜30分に1本程度です。所要時間は約1時間30分、料金はバス会社によって異なりますが約100〜150バーツです。
日帰りで寺院だけを目指すなら、11時頃の出発でも間に合います。ただし、周辺スポットもあわせて回りたい場合は、朝8時台までに出発しておくと余裕が持てておすすめです。
②ソンテウでバンクラーへ乗り換える
チャチューンサオバスターミナルに着いたら、ソンテウ(乗り合いの小型のミニバス)に乗り換えます。行き先は「バンクラー」です。料金は約25バーツ、所要時間は約30分です。
ソンテウの行き先表示はタイ語のみのことが多いため、周囲の人や乗り場のスタッフに番号と行き先を確認しながら乗るのが安心です。
③トゥクトゥクをチャーターして寺院へ

バンクラーバスターミナルに到着したら、客待ちしているトゥクトゥクに声をかけます。ここでの重要なポイントは、片道利用ではなく往復チャーターが基本ということです。寺院の周辺にはタクシーやトゥクトゥクの流し営業がなく、参拝を終えて戻ろうとしても捕まえられないことがほとんどのため、行きの時点で「往復でお願いします」と伝え、帰りの足を確保しておいてください。
- 合計所要時間の目安:約2.5〜3時間(待ち時間により前後します)
- 合計費用の目安:約150〜250バーツ(バス+ソンテウ+トゥクトゥクチャーター+フェリー往復)
- 帰りは、行きと同じルートを逆にたどれば問題ありません
- 時間に余裕があれば、バンクラー水上マーケットやクロンクアン・ガネーシャ公園を同じ道中で回ることもできます
Grab・タクシーで行く方法

移動の手間を減らしたい方には、Grab(配車アプリ)やタクシーのチャーターも移動方法の1つです。
バンコク市内からタクシーやGrabで直接向かう方法です。所要時間は渋滞状況により約1.5〜2時間、料金の目安は往復チャーターで約700〜1,500バーツです。複数人で利用すれば1人あたりの負担は軽くなります。
ただし、帰りも同じドライバーに待機してもらうか、現地で改めてGrabを手配する必要がある点には注意してください。チャチューンサオはバンコク市内に比べてGrabの稼働台数が少なく、呼んでもなかなか捕まらないことがあります。
電車+Grabを使うパターン

もし移動に電車を利用したい場合は、バンコク市内の駅からチャチューンサオ駅まで国鉄を利用し、駅から先はGrabに乗り換えるルートになります。電車の所要時間は約1時間、料金は数十バーツからと格安です。
ただし、チャチューンサオ駅周辺はGrabの台数が限られているため、「行きは呼べたのに帰りは30分以上待っても呼べない」といったケースも珍しくありません。
移動にタクシーやGrabを利用する場合は、事前に帰りの移動手段を考えておくことが必要になります。
日本語ドライバー付きチャーター
現地の日本語対応チャーターサービスを利用する方法もあります。1日チャーターの料金目安は、7人乗りSUVで約3,000〜4,000バーツです。複数のスポットを組み合わせて自由に回れるのが魅力です。
いずれのパターンも、道に迷う心配がなく、体力的な負担が少ないのがメリットです。その分、公共交通に比べると費用は高くなります。
現地ツアーで行く方法!移動も&観光がセットでおすすめ

ワット・プッタ・プロムマヤーンは、個人で観光するには移動が複雑で時間もかかるため、自力で観光することにこだわりがなければ、現地ツアーでの観光が便利でおすすめです。
現地ツアーはホテル送迎から寺院の観光、参拝方法の案内まで日本語ガイドが同行するプランも利用でき、往復の移動の心配をせずに、バンコクから日帰り観光が楽しめます。
バイマトラベルでは、ワット・プッタ・プロムマヤーンとピンクガネーシャ(ワット・サマーン・ラッタナーラーム)を1日でまとめて巡れる半日ツアーが特に人気です。バンコクから「鏡の寺」ことワット・プッタ・プロムマヤーンへ向かい、その後にピンクガネーシャを参拝する内容になっています。
- 所要時間:約6時間
- 含まれるもの:日本語ガイド、ドライバー、車両、高速道路代、入場料、ボート代
- 含まれないもの:飲食代、お土産などの個人費用
- 集合:ホテルへのお迎え(6:15頃)またはBTSサイアム駅サイアムパラゴン集合(7:00)
- 当日の流れ:ボート乗船(8:45頃)→ワット・プッタ・プロムマヤーン参拝(9:00頃)→ピンクガネーシャ参拝(10:30頃)→市内へ戻り、BTSチットロム駅付近で解散(12:45頃)
渡し船(フェリー)の乗り方

ワット・プッタ・プロムマヤーンは、バンパコン川の中州「ラット島」にあります。どの行き方を選んでも、最後は必ず渡し船に乗る必要があります。手順は次の通りです。
- 寺院に近い駐車場エリアに到着
- 駐車場内のチケット売り場でフェリーチケットを購入します(往復20バーツ、現金のみ)
- 桟橋へ移動し、乗船します(乗船時間は数分です)
- ラット島に到着後、徒歩すぐ境内入口に着きます
- 帰りも同じ桟橋から、往復チケットで乗船できます
チケット売り場は駐車場の中にあり、少しわかりにくい場所でもあるので、もし迷った場合は駐車場のスタッフに声をかけると教えてもらえます。
土日や祝日は多くの参拝者で駐車場や桟橋周辺が混み合うため、混雑を避けたい方は平日か午前中の早い時間帯を狙うのがおすすめです。
なお、フェリーチケットは境内カフェでドリンクの5バーツ割引券としても使えるので、参拝後にひと休みする際に活用してみてください。
観光する前に知っておきたい注意点
現地で戸惑わないよう、事前に押さえておきたいポイントをまとめました。
- 支払いは現金のみです。フェリーやカフェではクレジットカードが使えないため、小額のバーツを用意しておきましょう
- 寺院内は靴を脱いで参拝するため、靴下を持参しましょう(現地でも1足20バーツで購入可能です)
- 露出の多いズボン・スカート・ノースリーブは避け、動きやすく肌の露出が少ない服装がおすすめです
- 水辺は日差しが強く、風が強い日もあるため、帽子や日焼け止め、羽織るものがあると安心です
- 川沿いは蚊が多いため、虫除けスプレーを持参すると快適に過ごせます
- 寺院は現在も一部増築工事が進められています。拝観時間や公開エリアが変更になる可能性があるため、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です
さいごに、自分に合った行き方で、ガラス寺院を訪ねてみてください

費用を抑えてタイらしい旅を楽しみたいなら公共交通、乗り継ぎの手間を省いて確実に行きたいならGrabやタクシー、拝観と周辺スポットを効率よくまとめたいならツアーと、旅行スタイルに合わせて選べる3つの行き方をご紹介しました。
ワット・プッタ・プロムマヤーン単体だけでなく、チャチューンサオには魅力的なスポットが数多くあります。ぜひ、ゆっくりと巡って観光を楽しんでくださいね。
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