情熱の国スペインは、ガウディ建築で有名なバルセロナに、プラド美術館やフラメンコで知られる首都マドリード、そして古都トレドにサッカーファンなら見逃せないラ・リーガの試合観戦など、観光にスポーツに美術と見どころが盛りだくさんの国です。
本記事では、観光で大人気のマドリードとバルセロナを中心に、トレドへの日帰り旅行やバルセロナでのサッカー観戦まで、スペインを楽しみ尽くすモデルコースを4つご紹介!
マドリードではプラド美術館を訪れ、帰りで楽しむトレドの古い街並みは、中世スペインにタイムスリップしたような景色を大満喫!
バルセロナではついに2026年の完成を予定しているサグラダファミリアをはじめ、ガウディの有名建築物を観光し、さらに熱狂的なFCバルセロナのサッカー観戦を楽しむ内容になっています。
最後にはスペイン観光におすすめしたいBUYMA TRAVELのお得なプランについてもご紹介しています。よければ合わせて参考にしてみてください。
ではさっそく、スペイン魅力がつまったモデルコースを見ていきましょう!
マドリードの人気美術館をめぐる1日アートコース
スペインの首都マドリードは、ピカソの名画「ゲルニカ」を所蔵するソフィア王妃芸術センター、ベラスケスやゴヤの名画を有するプラド美術館、そしてティッセン・ボルネミッサ美術館と3大美術館が楽しめる芸術の都です。
なかでもマドリード観光で外せないスポットとして人気なのが、ソフィア王妃芸術センターとプラド美術館です。
マドリードでは美術館めぐりを中心に、アートとフラメンコを楽しむ1日を満喫していきましょう!
ソフィア王妃芸術センターでゲルニカを鑑賞
芸術の都スペイン・マドリードのなかでも、とくに有名な絵画といえばピカソの「ゲルニカ」です。
マドリード観光のはじまりは、名作ゲルニカの鑑賞をはじめソフィア王妃芸術センターからスタートします。
マドリードにある「ソフィア王妃芸術センター」は、近代スペインを代表する絵画が多く貯蔵されているので、現代アートの魅力を存分に感じられる美術館です。
とくに人気の高いピカソやダリ、ミロの作品が展示されていて、芸術とアートが好きな人には外せないスポット。
なかでも注目の作品は、ピカソの代表作「ゲルニカ」です。
「ゲルニカ」は1937年のドイツ軍によって無差別爆撃されたゲルニカの街をきっかけに制作された絵画で、戦争の悲惨さを表した作品。
最初はパリ万国博のスペイン館に公開され、後に1992年にソフィア王妃芸術センターで展示されるようになりました。
ゲルニカは長きにわたり観光客による写真撮影が禁止されていたのですが、2023年9月に待望の写真撮影が解禁されました。
SNS映えするスポットとして注目を集めると共に、若者にゲルニカを知ってもらう機会にできればとソフィア王妃芸術センターは考えているそう。
芸術センターには他にも名画がそろっており、ピカソの青の時代の絵画「青衣の女」や、若き20歳のダリが描いた「窓際の少女」など、アート世界を代表する絵画を鑑賞できます。
ゆっくり見学していると、半日があっという間にすぎてしまうほど魅力的な作品だらけなので、スペインを代表する絵画を心ゆくまでお楽しみください。
ソフィア王妃芸術センター
C. de Sta. Isabel, 52, Centro, 28012 Madrid
アトーチャ駅
ソフィア王妃芸術センターで芸術鑑賞を楽しんだら、そのまま歩いてアトーチャ駅を観光します。
アトーチャ駅は1851年に誕生したマドリードで最大の鉄道駅で、駅舎のデザインがユニークなことで有名。駅は3階建てになっており、植物園をモチーフにしたデザインをしていることが特徴です。
旧駅舎のプラットフォームだった場所に巨大な木々が立ち並んでおり、大きくアーチを描いた天井の下は本物の植物園のようになっています。
緑化が施された構内は自然とアートが融合した空間になっており、天井は高く、自然光がたっぷりと差し込む造りになっているので開放感のたっぷり!
駅自体が観光スポットとしても魅力的で、美しい構造と南国スペインを思わせる緑にあふれた駅構内は一度見れば忘れないくらい強烈な印象があります。
アトーチャ駅はソフィア王妃芸術センターから徒歩数分の距離にあるので、アートを楽しんだ後はぜひ、ランチのタイムの前に駅をのんびり観光してみてください。
プラド美術館
午後からはマドリード市内で再びアート鑑賞を楽しみます。
ソフィア王妃芸術センター、ティッセン=ボルネミッサ美術館とあわせてマドリード3大美術館に数えられている「プラド美術館」を訪れます。
プラド美術館は1819年に開館した歴史ある施設で、ヨーロッパを代表する美術館の一つとして知られています。
世界屈指の美術館とも称される館内には、スペイン王室が収集してきた芸術品を多数展示しており、12世紀から19世紀にかけての美術品約8700点を所有しています。
プラド美術館の最大の魅力は、スペイン絵画の三大巨匠、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの作品が多く展示されている点です。
とくにベラスケスの最高傑作とも呼ばれる「ラス・メニーナス(女官たち)」は、プラド美術館を訪れるなら必見の絵画1つ。
絵の中央にマルゲリータ王女、ベラスケス本人も画中に描かれている名作として知られ、光の明暗や色彩で奥行きが表現されていることが特徴の名画です。
他にもゴヤの黒い絵シリーズの1点として知られる「我が子を食らうサトゥルヌス」や、ルーベンスの「三美神」、エル・グレコの「羊飼いの礼拝」など、美術の教科書をはじめ、きっとどこかで目にしたことのある有名絵画に多く出会うことができます。
フラメンコ鑑賞
スペインの伝統音楽といえば、迫力のダンスとギターの奏でる音楽が魅力のフラメンコです。
スペインのアートを満喫したら、1日の締めくくりにはマドリードの夜をさらに特別なものにするべく、本場のフラメンコ鑑賞を楽しみましょう!
フラメンコは、15世紀頃のスペイン南部、アンダルシア地方から始まったとされるスペインの伝統文化です。
起源は諸説あるのですが、移民としてスペインにやってきたロマ族をはじめ、ジプシーの歌や踊りが、地元スペインの音楽と合わさって誕生したことがルーツとされています。
19世紀頃から、フラメンコは酒場やライブハウスで楽しまれるようになり、現在は「タブラオ」と呼ばれる専門のライブハウスで本格的なフラメンコを鑑賞できます。
フラメンコの特徴は、なんといってもステージ上での歌と踊り、そして弦をかき鳴らすギター演奏が見事に組み合さった独特な音楽とリズム!
踊り手(女性はバイラオーラ、男性はバイラオール)は、情熱的なステップを踏みながら、靴のかかとやつま先でリズムを刻み、ギター演奏者は弦を激しくかき鳴らし、フラメンコ独特のリズムを奏でます。
フラメンコを間近で見る迫力は息をのむほどで、踊り手の情熱的な表情、手の動き、足の動きが織りなすダイナミックなパフォーマンスは、一度見たら忘れられないほど迫力満点です!
マドリードから日帰りでトレド観光を楽しむ1日コース
マドリードに滞在するなら、1日は時間を作ってスペインが誇る世界遺産の街トレドを観光するのがおすすめです。
トレドは「もし、スペインに1日しかいないなら、迷わずトレドに行け」というフレーズが格言として広まるくらい、観光の魅力がたっぷりと詰まった美しい都市です。
そんなトレドはカスティーリャ ラ マンチャ州の州都にあたり、西ゴート王国の首都だったことでも知られる古都。
トレドの旧市街地はタホ川に囲まれた小高い丘の上にあり、16世紀を代表する画家「エル・グレコ」が半生を送った街としても有名です。
キリスト、イスラム、ユダヤの3つ宗教文化が混在していることも特徴で、1986年にはトレド大聖堂を中心とした旧市街地、その全てが世界遺産に登録されています。
首都マドリードからは約75km離れており、アートチャ駅から高速列車(Avant)に乗れば片道約30分。マドリード観光とあわせた日帰り旅行がしやすいことも嬉しいポイント!
では、マドリードから日帰り観光で行く、世界遺産トレドを満喫する1日を見ていきましょう!
トレドの旧市街を観光
マドリードのホテルを出発したら、アトーチャ駅から電車に乗ってトレド駅に向かいます。
片道30分ほどの鉄道旅を終えたら、トレドの駅からはバスに乗り換えて旧市街を目指します。トレドの旧市街地は、駅からバスに乗るとすぐにアクセスです。
バスが発車するとすぐに車窓の向こう側に、丘の上に広がる美しい街並みが見えてきます。
そんなトレドの最大の魅力は、なんといっても世界遺産に登録されている旧市街の街並みです。
旧市街トレドは美しい絵画のような街並みが特徴のスポットで、迷路のように入り組んだ道や細い路地、アップダウンのある坂道など、中世スペインの名残がいまも街中に残っています。
キリスト、イスラム、ユダヤ教の文化が混在した場所ということもあり、古い建物に囲まれた狭い道を抜けるたびに、建物や風景に違った印象を受けることも特徴の1つ。
歴史的な建物が立ち並ぶ中を歩くと、まるで中世スペイン世界を観光しているような、別世界に迷い込んだような気分を楽しむことができます。
昔ながらのローカル色たっぷりの陶器屋、ハンドメイドの刺繍アイテムや伝統細工を扱ったお土産ショップなどもあり、いろんなお店をめぐる街歩きも楽しめます。
トレド大聖堂(カテドラル)
旧市街を抜けて、トレドでまず目指したいスポットが大聖堂カテドラルです。
トレド大聖堂(サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂)は、城塞都市トレドのランドマークでもあるスポットとして旧市街の中心にあり、スペインカトリックの総本山として知られています。
大聖堂は1226年にフェルナンド3世の命によって着工され、長い年月を経て1493年に完成しました。スペインゴシック様式を基本に、ムデハル様式と呼ばれるイスラム文化の影響を取り入れた独特の建築様式が特徴です。フランスのサン・テチェンヌ大聖堂を模してデザインされたとも言われています。
トレド大聖堂は見どころが豊富にあることがポイントです。
中央にある聖歌隊席は、精巧な彫刻が施された木製の座席が2段に別れて並び、下段がゴシック、上段がルネサンスと様式が分かれており、グラナダ戦争の場面が彫刻家アロンソ・ベルゲーテの手によって彫られている点が見どころ。
ランスパレンテと呼ばれる透明感のある大理石の彫刻は圧巻のひとことで、天使と聖母マリアの像が大聖堂に差し込んでくる光により、際立つ美しさを見ることができます。
大聖堂内の聖具室は小さな美術館になっており、エル・グレコの作品「聖衣剥奪」やゴヤの作品が飾られています。
大聖堂から続く回廊は、大きなアーチを描く開放的な空間になっているので聖堂内とあわせての散策してみてください。
世界遺産トレドの絶景を見よう!
トレド大聖堂の観光を終えて、午後からはトレドの全景を眺めに絶景スポットへと移動します。
トレドの丘上に大きくそびえる軍事博物館「アルカサル」 のすぐ近くにある「ソコドベール広場」から、トレド旧市街を一周するソコトレンと呼ばれる列車バスが出ています。
小さな列車のデザインをしたミニバスに乗り込み、目指すのはトレドの絶景スポット「ミラドール デル バイエ」です。
ミラドール デル バイエは、トレド旧市街からタホ川(テージョ川)を挟んで対岸にある展望台で、高台からトレドの美しい街並みを一望することができます。
小さな観光トレインバス「ソコトレン」は、旧市街を抜けてタホ川に沿うように対岸を目指し、トレドの旧市街を回るようにして元の場所に戻ってきます。乗車時間は約40分ほどです。
丘の上に城塞都市として築かれたトレドの全景は美しいのひとことで、川の向こう側に望むパノラマの景色は絵画のように絶景です。
トレド大聖堂とアルカサルが象徴的にそびえ、古都トレドの景色をたっぷり楽しむことができます。
なお、絶景ポイント「ミラドール デル バイエ」のすぐ近くには、歴史的建造物を改装して建てられた人気のパラドールホテル「パラドール・デ・トレド」があります。
このホテルはトレド屈指の景観が楽しめるホテルとしても有名なので、トレドが1日では物足りないという方は、トレドの宿泊ホテルとしてもおすすめです。
ホテルからは美しいサンセットに染まるトレドの全景を眺めることができ、夜にライトアップされたトレドの夜景が楽しめるのは宿泊客だからこその体験が楽しめます。
旧市街のシンボル!アルカサル
展望台「ミラドール デル バイエ」からトレドの全景を眺めたら、続いてトレド大聖堂と並んで象徴的な建物「アルカサル」に行ってみましょう。
アルカサルは市内で一番高い場所に建てられた巨大な軍事要塞。4つある監視塔が高くそびえ、目を引く四角い形をしていることが建物の特徴です。
ローマ帝国時代からの歴史を持つ建物で、かつては宮殿としても使用されていました。現在はアルカサルの一部が軍事博物館として公開されています。
アルカサルの館内は非常に広大で、館内には歴史的な展示物が数多く展示されています。とくに大砲や銃器といった火器や武器、軍服や甲冑といったコレクションがとても多いことが特徴。
またスペイン建築らしい建物の美しさも特徴のひとつです。
スペインの軍事と文化の歴史がつまったスポットなので、戦争の歴史に興味がある方がとくに楽しめる博物館になっています。
博物館での観光を終えたら、日帰り観光を終えてマドリードに戻ります。
もし時間がある場合は、サント・トメ教会、エル・グレコ美術館、サンタ・マリア・ブランカ教会など、トレドには他にも見どころはたっぷりあるので、気になるスポットを訪れてみてください。
サグラダファミリア観光!バルセロナ大満喫の1日コース
スペイン観光で絶対に外せないスポットといえば、バルセロナにあるサグラダファミリアです。
スペイン旅行の目的がサグラダファミリアの観光、という方もきっと多いかなと思います。
バルセロナではサグラダファミリアやグエル公園をはじめ、アントニオ・ガウディの作品群を満喫する1日を楽しみましょう!
サグラダファミリア
バルセロナ観光を楽しむ1日は、午前中はサグラダファミリアの観光からスタートです。
バルセロナの大人気観光スポット「サクグラダファミリアは、アントニ・ガウディがその生涯を捧げて建設を進めた未完成の最高傑作です。
着工は1882年まで遡り、サン・ホセ帰依者教会の本堂として建設がはじまりました。建設資金を信者からの寄付によってまかなう贖罪教会でもあり、建設当初は資金集めに苦戦。ガウディ自ら資金集めに取り組んでいました。
着工から100年以上が経過した現在も建設が続いており、ガウディ没後100周年となる2026年に、高さ172.5mをほこるメインタワー「イエスの塔」の完成を目指しています。全体の完成はさらに先の2034年の予定です。
サグラダファミリアは、未完成ながらも2005年には世界遺産に登録され、聖堂内部が完成した2010年にはローマ法皇を招いて式典を行い、カトリック教会に認定されています。
日々建設を進める未完成のサグラダファミリアではありますが、外観から内観にいたるまでの美しさは圧巻のひとことで、見どころはすでに盛りだくさん!
まず注目したいのは、全部で3つある大聖堂のファサードのうち、東側にある「生誕のファサード」です。
生誕のファサードは、ガウディが存命中に唯一完成したファサード。太陽が登る東側に位置しており、聖母マリアの受胎告知からキリスト誕生までの物語が大聖堂の外観に描かれています。
対する西側には「受難のファサード」があり、キリストの最後の晩餐や十字架への架けられる様子が描かれています。
大聖堂の内部は、森をイメージした設計になっていることが大きな特徴です。天井は高く、樹木のように枝わかれする柱が天に向かって伸びています。
サグラダファミリアの聖堂内は、教会を訪れる信者と神が一体となる空間を演出して作られていることも特徴の1つ。
聖堂内には色とりどりのステンドグラスが配置されており、陽光を通して内部をカラフルな光で満たしています。
2024年現在、「栄光のファサード」は未完成となっており、完成すれば教会の正面入口になる予定です。
また、サグラダファミリアの尖塔には登ることも可能で、螺旋階段を登っていくとバルセロナ市内を一望できる絶景を楽しむことができます。
サグラダファミリアの観光はチケット制になっているので、大聖堂の内部を見学するにはチケットの取得が必要です。
じっくり教会を見学するには半日あっても時間があっという間にすぎるくらい、見どころは盛りだくさんです。
グエル公園
午前中にサグラダファミリアをたっぷり観光したら、午後からはガウディゆかりの世界遺産を観光していきましょう!
1984年に世界遺産に登録されたグエル公園は、バルセロナをパノラマビューで一望できる公園です。アントニ・ガウディ作品群の1つに数えられています。
グエル公園は、もともとは1900年にガウディのよき理解者にして実業家のエウセビ・グエル伯爵の依頼で、自然と調和した分譲住宅地として着工されました。
ガウディは広場の下に雨水を貯蓄するスペースや、自転車と歩行者のための道路を設けるなど、当時としては画期的な都市デザインを採用。
しかし、先進的すぎるアイデアは時代に受け入れられず、住宅の買い手がつかずに1914年に未完成のままプロジェクトは失敗に終わりました。
ガウディの手がけた住宅地が、現在はバルセロナ市のグエル公園となっています。
公園内には、ガウディ自身が買い取ったモデルハウスがあり、ガウディデザインの家具などが展示された「ガウディ家博物館」として公開されています。
正門にある守衛小屋はお菓子の家のように可愛いデザインをしており、正面階段にあるトカゲの噴水が人気スポットです。階段から続く市場と呼ばれるスポットは、ギリシャをモチーフにしてデザインされています。
波打つベンチをはじめ、公園内で見かけるモザイクタイルの破片で飾られたカラフルなデザインも特徴です。
公園からはバルセロナの街を一望できるパノラマビューも楽しむことができます。
注意点としては、グエル公園は入場制限が設けられていることです。
グエル公園を観光するには入場チケット購入する必要があり、訪れる日程によっては長蛇の列に並ぶ必要があり、なかには当日チケットが手に入らないこともあります。
グエル公園を訪れる場合は、できる限りチケットを早めに予約しておくようご注意ください。
カサ・ミラ
ガウディ建築を観光するなら、カサ・ミラも見逃せないスポットです。
グラシア通りに位置するカサ・ミラは、ガウディが54歳の時に設計された建物です。1984年にグエル公園、グエル邸とあわせて世界遺産に登録さました。
石を積み上げられたような独特なデザインが特徴で、地元では「ラ・ペドレラ(石切)」という愛称で親しまれています。斬新なガウディデザインが表現された建築としても知られています。
カサ・ミラは1906年に実業家の邸宅として着工された高級住宅にあたる建物で、現在も居住している方がいます。
バルセロナで初めて地下駐車場を採用した建物としても知られ、当時としては革新的なデザインが取り入れられていました。
また、波打つデザインを多彩に使った外観も特徴的で、直接が存在しない建造物としても有名です。
屋上や住居内を見学することができ、ガウディの資料の展示や、当日の住居を再現した展示を見ることができます。
バルセロナでサッカー観戦を楽しむ1日コース
スペイン観光で見逃せないのは、サッカーファン待望のスペイン1部リーグ「ラ・リーガ」の観戦です。
スペインを観光するなら、サッカーの本場でスター選手のプレーと活躍をライブで見たいという方も多いはず!
とくに注目のチームは、世界中にファンを持つFCバルセロナとレアル・マドリード。
スペイン観光の1日は、世界のスター選手が活躍するサッカーの試合観戦を楽しみましょう!
FCバルセロナ公式ショップ「FCボティガ」でお買い物!
バルセロナを訪れるサッカーファンなら、必見のスポットがFCバルセロナのオフィシャルグッズストアです。
FCバルセロナの公式ショップは、FCボティガ(FCBotigas)です。店舗はサグラダファミリアのすぐ近くや空港など、バルセロナにいくつかあり、FCバルセロナのユニフォームやさまざまな公式グッズが手に入ります。
バルセロナ市内に数あるFCボティガのなかでも、最大の広さを持つのがFCバルセロナのホームスタジアム「カンプノウスタジアム」の敷地内、スタジアムすぐ隣にある公式ショップ「FCボティガメガストア(FCBotigas Mega Store)」です。
FCボティガメガストアは広大な3フロアに分かれており、FCバルセロナのユニフォームやトレーナーをはじめ、ファンにはたまらないグッズがそろっています。定番のマフラータオルにバルサ雑貨、靴下やTシャツといったお土産にもおすすめのアイテムも充実。
バルサカラーで統一された店内はサッカーファンなら訪れるだけでも楽しめるスポットになっています。
FCバルセロナミュージアム
バルサ公式グッズショップとあわせて、サッカーファン必見のスポットが「FCバルセロナミュージアム」です。
FCバルセロナミュージアムは、世界有数の名門サッカークラブ「FCバルセロナ」の輝かしい歴史が詰まったスポット。
ミュージアム内にはバルサの偉大な功績が詰まった展示が並んでおり、偉大なるクラブの歴史を過去から現在まで知ることができます。
クラブが獲得した数々のトロフィーと、バルサ所属の歴代スター選手たちの功績の展示は、サッカーファンなら感動のひとこと。
FCバルセロナにのみ焦点をあてたミュージアムですが、館内は広く展示は非常に充実しており、半日を使ってじっくりと楽しむことができる内容になっています。
ミュージアム内には「バルセロナcafe」もあり、観光のひと休みができることも嬉しいポイントです。
FCバルセロナのファンはもちろん、サッカーが好きな人なら訪れて間違いのないミュージアムなので、バルセロナでサッカー観戦をするなら、ぜひあわせて立ち寄るのがおすすめです。
FCバルセロナのサッカー観戦
FCバルセロナショップでお気に入りの選手のユニフォームやマフラータオルを手に入れ、ミュージアムでバルサの歴史に触れたら、いよいよバルセロナでのサッカー観戦です!
バルセロナでのサッカー観戦といえば、バルサの本拠地「Spotifyカンプノウスタジアム」です。
1957年に開場して以来、サッカーの聖地とも言われるカンプノウスタジアムは、名門クラブチーム「FCバルセロナ」のホームスタジアム。
ヨーロッパ最大のサッカー専用スタジアムでもあり、シーズン中は約10万人を動員する観客席に熱烈なバルサファンが詰めかけ、試合当日は熱狂的なサッカー観戦が楽しめます。
現在、カンプノウスタジアムは大規模な改装工事中で、2026-27シーズンに向けて工事完了を目指しています。当初2024年11月の再開を予定していましたが、本拠地としての利用再開日は現時点で未定となっています。
改装によりスタジアムのデザインは一新され、3層構造はそのままに収容人数は10万5000人に拡張される予定。この改装工事は、日本の日建設計が手掛けていることも話題を呼びました。
工事期間中のFCバルセロナは、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスをホームコートとして使用しています。
リュイス・コンパニスはかつてバルセロナオリンピックで使用された歴史あるスタジアム。2層構造のアリーナなので、大きく空が開けたスタジアムになっており、ファンの歓声が空にひびくなか白熱した試合観戦が楽しめます。
本場スペインの情熱を感じながら、トップ選手のダイナミックなプレイと白熱のゲーム展開をぜひバルセロナでお楽しみください。
スペイン観光には、BUYMA TRAVELの現地ガイドもおすすめ
スペイン観光で王道都市を楽しむなら、事前に抑えておきたいのが人気スポットは予約が重要になるということです。
とくにスペインでは、観光客が多すぎるオーバーツーリズムが問題になっています。人気の観光スポットは入場制限が行われるなど、チケット制になっていることも多いです。
そのため、スペイン旅行を失敗しない賢い選択は、旅行の前からチケットを用意しておくことになります。
スペインの定番スポットのなかでも、とくに以下のスポットは人気が高いので、観光で訪れるなら早めの予約がおすすめです。
- サグラダファミリアの入場チケット
- グエル公園の入場チケット
- FCバルセロナでの試合観戦チケット
- マドリードでのフラメンコ(お店の席予約)
サグラダファミリアをはじめ観光スポットの入場チケットは、公式サイトを利用すればスペイン語または英語での取得が可能です。
とはいえ、海外サイトを英語で利用すること、さらにクレジットカードを登録して決済することに抵抗がある人も多いかと思います。
- きっちり予約は取れているか?
- クレジットカードの情報をいれても心配はない?
- 後からキャンセルしたくなった場合、どうすればいい?
など、海外の観光スポットの予約は気になる点も多いかと思います。
そんな時に利用を考えたいのが、海外スペイン在住の現地ガイドの利用です。
BUYMA TRAVELでは、スペイン在住のプライベートガイドを利用でき、観光スポットのご案内からチケットの代行手配まで、スペイン旅行をより便利にできるプランがそろっています。
スペインは英語があまり通じず、書いてある言葉もスペイン語なので、とくに不便を感じるのがスペインでの移動です。
現地ガイドなら、「空港のお出迎えから一緒にホテルまで移動して、チェックインまでをお願いする」など、手助けしてほしい部分だけ旅行中にお願いすることができます。
\バルセロナ空港お出迎えとチェックインをみる/
観光シーンでのガイド利用なら、バルセロナ観光をチケット予約も含めてお任せできるプランも好評です。
\バルセロナ観光プランをみる/
サグラダファミリア観光はもちろん、おすすめのタパス・パエリアのご紹介から、フラメンコのご予約まで、スペインで叶えたい旅行にあわせてプランをアレンジしてご案内しています。
パッケージツアーの自由時間など、半日または1日時間があり、グループで観光した方にご利用頂いています。
マドリード観光なら、個人では日帰り観光は少しハードルが高くもあるので、トレドの観光プランがおすすめです。
\トレド観光プランを確認/
トレドでのアテンドには、現地ローカルガイドの同伴が必要になるので、日本人ガイドとスペインガイドの2名体制で観光をご案内しています。
プライベートガイドはスケジュールの調整がしやすく、ご相談はチャット機能を使ってガイドと直接やりとりができます。
早めに予約を入れると、後からスケジュールを動かしづらくなることがデメリットではありますが、スケジュールの悩みについてもガイドが相談に乗ることができます。
もしスペイン観光にお悩みがある場合は、まずはお気軽にガイドまで相談してみてください。
\スペインのガイドプランを確認/
まとめ
スペインは首都のマドリードでの芸術鑑賞に、日帰りで楽しめる世界遺産の街トレド観光、そしてバルセロナではガウディ建築を代表とする世界遺産、さらには本場スペインのサッカー観戦と、楽しみたいことが盛りだくさんです。
本記事ではスペイン観光のなかでも、とくに人気の高い王道の都市を中心に楽しむモデルコースをご紹介しました。
ぜひモデルコースの内容を参考にして、スペイン観光を楽しんでもらえたらなと思います。