台湾・台北の観光で外せないのは、やはり本場の美味しい台湾料理を楽しむこと!
大人気の台湾グルメ「小籠包」はもちろん、甘辛いタレと豚肉の相性が抜群の魯肉飯(ルーローハン)や、みずみずしい味わいが魅力の炒青菜(チャオチンツァイ)、牛骨ベースのスープが美味しい牛肉麺(ニュウロウミェン)など、台北では幅広いジャンルの料理を楽しめます。
この記事では、台北でぜひ訪れてほしい人気のレストランを厳選してご紹介します。
台湾料理の味付けはレストランによって異なるので、ぜひお気に入りのお店をみつける参考にしてもらえたらと思います。
それでは、台北のおすすめレストランをみていきましょう。
鼎泰豐(ディンタイフォン)
台北のレストランといえば、まず名前が挙がるのが鼎泰豊(ディンタイフォン)です。
鼎泰豊は小籠包の名店として世界的に有名で、大勢の観光客が訪れる大人気店。
1958年に油問屋として創業後、1972年に小籠包をはじめとする点心料理の販売を開始。品質とサービスにこだわり続け、世界の人気レストラン10選に選ばれるなど、多くの賞を受賞しています。
見た目も美しい小籠包は、店内で1つ1つ丁寧に作られていることが特徴です。
皮は薄くてもちもち、できたの小籠包は熱々で中のスープは濃厚。ひと口食べると肉汁がじゅわっと溢れる美味しさは、一度食べたら忘れられないほど絶品です。
もちろん小籠包だけでなく、点心料理も充実のラインナップ。えびチャーハンに黒豚を使用した蒸し餃子や、ショウガを効かせた鶏スープ、ニンニクが食欲をそそる青菜炒めなど、点心メニューはどれを食べても美味しいです。やはり本場の味わいは一味も二味も違います。
ホールのスタッフは白と黒の制服に身を包み、スタッフみんな愛嬌の良さは抜群!日本人にもフレンドリーで、お茶のサービスにも素早く対応してくれます。
店内は明るく開放的で、いつも清潔で居心地が良いこともポイントです。
本店は信義店ですが、鼎泰豊は台北101店をはじめ、台北市内にいくつか店舗を展開しているので、ランチやディナーをはじめ台湾旅行中に立ち寄りやすく、写真と日本語のついたメニューがあるの点もおすすめポイントです。
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本店住所|台北市信義路二段194号
欣葉(シンイエ)
落ち着いた雰囲気の中で台北の美味しい伝統料理を楽しみたいなら、「欣葉」がおすすめです。
欣葉は台北で長年愛され続けている老舗レストラン。1977年に小さな家庭料理の店としてスタートし、今では台北を代表するレストランとして有名です。
欣葉の台湾料理は、台湾人が子供の頃から親しんできた家庭料理がベースになっています。伝統的の味を大切にしたメニューがそろっており、素材本来の味を生かした料理の数々が最大の魅力です。
レストランの看板メニューは、豚レバー炒め「煎猪肝」、豚スペアリブの甘酢がけ「糖醋排骨」、そして鰻の揚げ煮「捆焼河鰻」。家庭料理はもちろん、台湾の居酒屋メニュー「酒家菜」も豊富にそろっています。
豚の角煮「滷肉(ルーロー)」も人気があり、醤油の濃厚で深い味わいは病みつきになる美味しさ。
店内はモダンでありながらも、台湾の伝統を感じさせる落ち着いた雰囲気です。広々とした店内では、木の温もりを感じることができ、ゆったりとした食事を楽しむことができます。
スタッフの温かみのある接客もレストランの大きな魅力の1つ。
2018年から2022年にかけて、連続してミシュランガイド台北にも選出されており、料理の質の高さは折り紙つきです。
台湾料理の伝統を守りつつも、現代的な要素を取り入れることで、老若男女問わず幅広い客層に支持されています。
台北市内には「本店」、「南西店」、「忠孝店」、「信義A9店」、「廈門店」の5店舗があり、個室の利用も可能です。
人気店なのでランチ、ディナーともに事前の予約がおすすめです。
\台湾レストラン予約/
本店住所|台北市双城街34-1号
青葉(アオバ)
1964年の創業の「青葉」は、満足度の高い台湾料理が楽しめる老舗レストランです。
青葉の魅力は家庭料理から高級料理まで、幅広いメニューがお手頃な価格で楽しめること。
豚の角煮や酢豚、いか団子、焼きそばにチャーハンといった家庭料理はもちろん、特別な日に食べたいカニやフカヒレといった高級食材を使った料理まで、ありとあらゆる台湾料理がそろっています。メニューの数は100を有に超えるほど。
見覚えのある中華料理もそろっており、メニューには料理の写真と日本語が掲載されていることも嬉しいポイント。
料理は小サイズと大サイズから選べるので、小サイズのメニューをいくつか注文して、シェアして食べることもできます。
数あるメニューのなかでも、台湾で一度は食べたい名産品カラスミは、青葉の人気メニューの1つです。
カラスミは塩漬けにしたボラの卵巣を乾燥させた食べ物で、イクラにも似た濃厚な味わいが特徴です。日本では三大珍味にも数えられていますが、台湾では定番のお土産としても有名です。
料理の味付けは中華料理に比べて、少しあっさりした味わいになっているので、油っこさが気になる方でもお気軽に利用できます。
店内はシックで落ち着いたデザイン。リラックスして食事が楽しむことができます。個室の利用もできるのでグループや家族での利用はもちろん、大人数での旅行にもおすすめです。
日本人観光客からも非常に人気のあるお店で、デートや家族での食事、ビジネス利用と、どんなシーンでも使い勝手が良いです。
スタッフは丁寧な接客が魅力で、なかには日本語が通じる方も在籍しています。
週末の土日はディナータイムがとくに混雑するので、できれば事前の予約がおすすめです。
京鼎樓(ジンディンロウ)
京鼎楼は、点心と飲茶が楽しめる小籠包を専門店とする名店。
台北で美味しい小籠包といえば、京鼎楼をおすすめする方も多く、日本の芸能人も訪れる人気店です。
京鼎楼は小籠包へのこだわりを大事にしており、小籠包は店内にいる職人「点心師」の手によって、豚肉を使った餡、皮から一つ一つ丁寧に真心たっぷりに作られています。
一度食べたらリーピート必至といわれているのが京鼎楼の小籠包。その美味しさの秘密は、超薄皮だということ!
繊細ながらも適度に強度が保たれた皮の中には、豊富なコラーゲンをふくんだ豊潤なスープと豚肉の餡がバランスよく包まれています。
小籠包は蒸し上がりの熱々が最も美味しいタイミングです。セイロから柔らかな湯気がたつ小籠包を口に入れた瞬間に広がる味わいは、ただもう美味しいのひとこと!
感動をおぼえる味わいは、多くの人が「台北で美味しい小籠包といえば京鼎楼」と口をそろえるのも納得です。
小籠包を専門とするお店ということもあり、王道の豚肉小籠包だけにとどまらず、以下のように小籠包メニューだけでも豊富です。
- 海老小籠包
- 蟹小籠包
- 烏龍茶小籠包
とくに烏龍茶小籠包は、生地に烏龍茶を練り込んだ京鼎樓の名物で、なんと人気情報番組「はなまるマーケット」の出演者としておなじみの岡江久美子さん発案によるものだそう。
もちろん、小籠包以外のメニューも豊富にそろっており、牛肉麺や空心菜の中華炒め、チャーハンといった台湾で食べたい点心も楽しめます。
京鼎樓は家族経営からはじまった温かみのあるお店で、店内の雰囲気はレストランというよりは、街中にある綺麗な食堂といった空間です。
店内はローカルらしい騒がしい雰囲気でもなく、落ち着いた空間になっているので、のんびり食事を楽しむにも最適。スタッフも日本人に優しく、写真つきの日本語メニューもあります。
「何度でも食べに行きたくなる」と評するファンの多いお店で、一度食べると忘れられない小籠包の味わいをお楽しみください。
\事前ご予約もおすすめ/
本店住所|台北市長春路47号
點水樓(ディエンシュイロウ)
2005年創業の點水樓は、カラフルな小籠包が食べられる江南料理と点心の名店です。
台湾料理の五つ星レストランとして知られ、ミシュランガイド台北にも2018年から2022年まで連続で認定された名店。
江南料理とは中国の江南省の郷土料理のことで、中国八大料理のひとつ。素材本来の味わいを生かした風味とあっさりした味わいが特徴です。
地元台湾の食材を積極的に使用したメニューは、小菜の一品一品すべてにこだわりがあり、點水樓で江南の味を楽しむなら、あっさりベースの海老炒めがおすすめ。
もちろん小籠包や豚の角煮トンポーロー、さらには牛肉麺といった定番の台湾料理を味わうことができます。
食材は新鮮さにもこだわりがあり、名物の小籠包には、鮮度が抜群の高級黒毛豚が使用されています。
點水樓の看板メニューは、味覚だけでなく目で見ても楽しいカラフルに色分けされた小籠包です。バジル、トリュフ、蟹味噌を使ったバリエーションもあり、いずれも絶品ぞろい。
店内は中国の書画、骨董品、木彫りの作品が飾られているなど、高級感あふれる空間になっており、中華風のインテリアで統一されています。
品のある落ち着いた空間で点心を楽しみたい方におすすめしたいレストランです。
懷寧店住所|台湾台北市懷寧街64号
金品茶樓(キンピンチャロウ)
台北で美味しい台湾茶と一緒に小籠包を楽しみたいなら、「金品茶樓」がおすすめです。
金品茶樓は、台湾茶の老舗「金品茶集」が展開するレストランということで、一級品の台湾茶を味わいながら点心を楽しめます。
名物料理の小籠包は、お箸で持ちあげると少したわむ薄皮なことが特徴。店内にあるオープンキッチンで職人たちが1つ1つ丁寧に作りあげていきます。
薄い皮の内側には、豊富な肉汁がしっかりと詰まっており、ひと口かめば溢れ出す肉汁のジューシーさがクセになるほど。もちろんさっぱりした台湾茶と小籠包の相性もばつぐんです!
豚の角煮も人気メニューの1つで、蒸しパンに挟んで食べるスタイル。柔らかい豚肉と甘辛いタレが絶妙にマッチしています。
チャーハンや焼きそばといった定番料理も用意されており、全体的にあっさりした味付けのメニューが多めです。台湾茶との相性はいずれも最高です。
ニンニクが香るシャキシャキ食感の清炒豆苗(チンチャオトウミョウ)、酸っぱくて辛い酸辣湯(サンラータン)なども楽しめ、どの料理も食後の重さを感じさせない、すっきりとした後味になっています。
店内は気軽に入れるレストランといった雰囲気なので、気兼ねなくリラックスして食事を楽しむことができます。ファミリーや友人同士、カップルでの食事にもピッタリです。
簡単な日本語のできるスタッフがいることもあり、また日本語の記載された写真つきのメニューも用意されています。
店内では台湾茶の茶葉も販売されているので、金品茶樓でお茶が気に入った方は、台湾お土産にもおすすめです。
杭州小籠湯包(ハンゾウシャオロンタンバオ)
台北の小籠包といえば「鼎泰豊」や「京鼎楼」が有名ですが、それらに負けない美味しい小籠包をリーズナブルに食べられるのが「杭州小籠湯包」です。
杭州小籠湯包はバラック作りの屋台から始まったお店で、台湾のローカルらしさがたっぷり詰まった名店。もともとは炭火焼きの路面店だったのですが、小籠包の人気に火がつき、いまでは台北を代表する小籠包のお店として有名です。
価格以上の満足感がえられる証「ミシュランビブグルマン」を2018から2022まで獲得しています。
店名にもなっている「小籠湯包」とは、スープがたっぷりはいった小籠包のことで、杭州小籠湯包で食べられる小籠包その美味しさの秘訣です。
杭州小籠湯包は、他店とはひと味違ったジューシーな小籠包を食べられることが大きなポイント!
透明なあっさりスープが小籠包にふんだんに含まれており、ひと口食べると中からジューシーな肉汁がたっぷりあふれ出てきます。
油っこさもなく、とても食べやすいあっさり味なので、ついつい何個でも食べれてしまうのが杭州小籠湯包の小籠包です。
小籠包のバリエーションも豊富で、王道の豚肉ベース以外にも、「蟹味噌」や「ヘチマとえび」といった小籠包を楽しめます。濃厚なかにみそがたっぷり味わえる蟹味噌小籠包は、蟹味噌好きにはとくにおすすめの一品です。
メニューは料理写真と日本語つきのものが用意されており、小籠包だけでなく、焼き餃子や蒸し餃子といった定番のメニューも多数そろっています。
店内は昔ながらの台湾ローカルの空気感を大切にしており、街中にあるローカル食堂といった雰囲気になっています。小籠包はすべてオープンキッチンで丁寧に手作りされていて、テーブルから料理の様子が見えるくらい距離感も近いです。
本店は台北の人気観光スポット「中正紀念堂」のすぐ近くにあるので、観光ついでに立ち寄りやすいこともおすすめポイントです。
本店住所|台湾台北市大安區杭州南路二段17號
金峰魯肉飯(ジンフォンルーロウファン)
金峰魯肉飯は、台北で人気のある魯肉飯(ルーローハン)の名店です。
大衆レストランや屋台をはじめ、台湾でよく見かける魯肉飯ですが、なかでも最も美味しいと呼び声が高いのが金峰魯肉飯の一品。
魯肉飯とは、醤油ベースの甘辛いタレで煮込んだ豚肉をご飯にのせて食べる台湾料理のこと。いわゆる角煮丼にあたるメニューです。
金峰魯肉飯の魯肉飯は、やや脂身が多めでジューシーな肉の味わいが特徴で、煮込まれた豚肉がごはんの上にたっぷりと乗せられ、その柔らかさと深い味わいが食欲をそそります。
魯肉飯のサイズは小、中、大から選べるので、小サイズを注文して他のサイドメニューと合わせて楽しむのもおすすめです。
店内は台湾のローカル色たっぷりの雑多な雰囲気で、いつも地元民で賑わっています。注文もテーブルのオーダー用紙に書き込んで、店員さんに手渡しするローカルスタイルです。
魯肉飯以外のメニューには、豚肉そばや味玉子、スープなどがあり、いずれもローカル台湾を活じるものとなっています。
早くて、安くて、美味しいと三拍子そろったお店なので、のんびり食事を楽しむというよりは、さっと食べて出るような活気あるお店です。なので台湾ローカルの雰囲気を感じながら、地元民のように食事を楽しみたい方におすすめ。
安くて美味しい人気店なので、行列ができることも多いのですが、相席で回転も早いので比較的すぐに座席につくことができます。
中正紀念堂駅すぐ近くにあるので、観光とあわせて立ち寄りやすいです。
住所|台湾台北市中正區羅斯福路一段10號
阜杭豆漿(フーハンドゥジャン)
台北で最高に美味しい朝ごはんを食べたいなら、阜杭豆漿(フーハンドゥジャン)がおすすめです。
1958年創業の阜杭豆漿は、2018年からミシュランビブグルマンにも選出される台湾で最も人気の朝ごはんのお店。
早朝から並んでまで食べたいメニューが、台湾定番の朝ごはんとして有名な鹹豆漿(シェンドウジャン)です。
鹹豆漿(シェンドウジャン)とは、豆乳スープのこと。日本のメニューに例えると、甘い豆乳と具材がたっぷり入ったおぼろ豆腐入りスープといったイメージです。
人気メニューの「鹹豆漿」は、ネギと野菜、海老、揚げパンなどの入った塩味の豆乳スープです。豆乳が豆腐のように入っており、味付けは出汁の効いたあっさりしたもの。健康効果バッチリの茶碗蒸しといった一品となっています。
鹹豆漿をお目当てに訪れるお客さんが多いですが、他にも朝食メニューは充実しており、たまご入りのもちもち食感が楽しめるラップロール蛋餅(ダンビン)や、たまご焼きを挟んだ焼きパン薄餅夾蛋(バオビンジャーダン)もおすすめです。
お店はMRT善導寺駅すぐ近くにある華山市場(フアシャンシーチャン)の2階にあるフードコートにあります。
早朝5時にオープンし、朝6時には地元ローカルのお客さんをはじめ1時間ほどの行列ができ、10時過ぎにもなると建物に沿うように大行列ができます。お店を訪れるなら早起きは必須です。
住所|台北市忠孝東路一段108号2F-28
天下三絶牛肉麺
台湾でもっとも一般的な麺料理「牛肉麺(ニューローメン)」は、台北で一度は食べたいメニューの1つ。
天下三絶牛肉麺は、2019年にミシュランビブグルマンに選ばれ、有名人も多数来店する名店。
天下三絶牛肉麺の特徴は、8時間かけてじっくり煮込んだスープ。牛大骨や牛バラ肉、4種類のトマトを使用し、また化学調味料を一切加えることなく、健康を考えた厳選食材から作られています。
店内は牛肉麺店ではとても珍しい高級レストランのような雰囲気。テーブルはシャンデリアの明かりに照らされています。さらにVIPルームも完備しているので、個室を利用したプライベートな食事や特別な会食にもぴったりです。
ラグジュアリーな店内で牛肉麺をゆっくり食べたい方におすすめです。
\天下三絶牛肉麺プラン/
住所|台北市仁愛路四段27巷3号
まとめ
小籠包の名店「鼎泰豊」や、台湾家庭料理の老舗「青葉」など、台北には訪れたいレストランが数多くそろっています。
絶対に食べたい小籠包はもちろんのこと、台湾の代表的なローカルフードである魯肉飯や、朝から行列ができるほど人気の鹹豆漿(シェントウジャン)など、魅力的な台湾料理がもりだくさんです。
本記事でご紹介した情報を参考に、レストランごとに異なる台湾料理の味わいを楽しみながら、自分だけのお気に入りのお店を見つけてもらえたらと思います。
台北のレストラン予約は、BUYMA TRAVELがおすすめ
老舗「青葉」や小籠包の人気店「京鼎樓」など、台北の人気レストランはランチ・ディナーともに混雑することが多いので、できれば事前の予約がおすすめです。
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リクエストに応じた台北おすすめレストランの紹介、ご予約にも対応していますので、ぜひお気軽にご利用ください。