ロサンゼルス国際空港(LAX)は、アメリカ国内や南米など海外への乗り継ぎが多く、さまざまな目的地へ行く際にとても便利な空港です。
なかにはロサンゼルス空港での長いトランジット時間を利用して、短時間だけでも空港周辺やロサンゼルス市内を観光したいという方も多いかなと思います。
本記事では、ロサンゼルス空港での待ち時間に楽しめるロスの観光スポットをはじめ、空港での時間のつぶし方についてをご紹介します。
帰国日のフライトまで時間がたっぷりある方など、空港で時間をつぶす方法をお探しの方にも役立つ情報になっています。
最後には、BUYMA TRAVELのプライベートガイドを利用した、ロサンゼルス空港初の観光プランや移動方法についてもご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
では、ロサンゼルス空港での空き時間をいかに楽しむかについて詳しく見ていきましょう!
ロサンゼルス国際空港はどんな場所?
ロサンゼルス国際空港(LAX)はアメリカ西海岸に位置し、年間7000万人以上の乗客が利用する広大な空港です。3桁の空港コードは「LAX(エルエーエックス)」です。
空港はロサンゼルス市内のダウンタウンから約25キロメートルの位置にあり、ロサンゼルスの中心地から車で約40〜60分ほどの距離です。
アメリカの主要航空会社のほとんどがロサンゼルス空港から利用可能で、アメリカ国内の移動拠点となるハブ空港の役割を果たしています。
日によっては1日に1000便を超えるフライトが発着しているので、世界トップクラスに忙しい空港とも呼ばれています。
ロサンゼルス国際空港のターミナルは9つ
ロサンゼルス国際空港は、9つの旅客ターミナル(ターミナル1から8とトム・ブラッドレー国際線ターミナル、通称ターミナルB)からなる空港です。
各ターミナルはU字型の車道で繋がっており、大きな馬の蹄のような形状をしていることがロサンゼルス空港の特徴です。各ターミナル間を移動するには、バスの利用が必要になるほど空港は広大です。
各ターミナルは24時間運行している無料のシャトルバスを利用することができます。ターミナル間をつなぐ連絡バスは、約10〜15分の間隔で巡回しています。
アメリカ国内線はターミナル1から8
9つある旅客ターミナルのうち、アメリカ国内のフライトはターミナル1から8に発着しています。
日本からロサンゼルス空港を経由して、他のアメリカ都市に乗り継ぐ場合は、ターミナル1から8を利用することになります。
国内線ターミナルは、アメリカン航空やサウスウエスト航空、ユナイテッド航空からデルタ航空といった航空会社が乗り入れており、利用するフライト・航空会社によってターミナルが異なります。
国際線ターミナルB「トム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT)」
アメリカと他国を繋ぐ国際線は、ターミナルBから発着しています。
ターミナルBは正式名称を「トム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT)」といい、アメリカから国外に出る国際線フライトを利用する際は、ターミナルBを利用します。
日本のJAL、ANAをはじめ、世界各国の主要な国際航空会社が就航しおり、西海岸から太平洋を渡るフライトが多く、アメリカから世界に渡る玄関口として活躍しているのがターミナルBです。
ロサンゼルスと日本間のフライトで、JALやANAなどの直行便を利用すると、到着はターミナルBになります。
ロサンゼルス空港の周辺を観光して時間つぶし
旅行の出発地や終点としてはもちろん、ロサンゼルス空港は乗り継ぎのハブ空港としても多くの旅行者に利用されている空港です。
フライトまで時間がたっぷりあると、気になってくるのがロサンゼルス空港の周辺での観光です。
トランジットをはじめロサンゼルス空港の待ち時間を利用した観光なら、空港から車を利用して約30分ほどの距離にあるサンタモニカ、またはベニスビーチの観光がおすすめです。
ロサンゼルスの人気スポット「ハリウッドまで」は車移動で片道1時間は必要なので、空き時間を利用してのロサンゼルス市内観光は、時間にたっぷり余裕がある場合に検討がおすすめになります。
西海岸のビーチ都市サンタモニカ
サンタモニカはロサンゼルスの西側、ロサンゼルス空港からみて北西に位置する海岸都市です。
カリフォルニア州の美しい夕日が見られるビーチタウンとして有名で、年間を通して温暖な気候に恵まれ、多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。
とくに有名なのが太平洋に突き出した桟橋にある「サンタモニカ・ピア」です。
ビーチ沿いには小さな遊園地「パシフィックパーク」があり、観覧車やローラーコースターと海岸線がとなりあう景色はサンタモニカならではの光景。
夕暮れになると観覧車がライトアップされ、海岸線が赤く染まる美しいサンセットを背景に、観覧車の輝く幻想的な雰囲気が楽しめます。
また、アメリカの象徴ともいえる「ルート66」の終点があることでも有名。ロサンゼルス観光と合わせて多くの人が訪れるフォトスポットとなっています。
ビーチは白い砂浜が広がり、リラックスした時間を楽しむのにも最適なので、潮風と波の音を楽しみながら、長時間のフライト疲れを癒してもらえたらと思います。
ベニスビーチ
ベニスビーチはサンタモニカのすぐ隣にあり、野外にフィットネス器具が並ぶマッスルビーチとしても知られるスポット。
マッスルビーチはベニスビーチの一角にあり、ボディービルダーをはじめロサンゼルスの人々が潮風を感じながらトレーニングに励んでいます。
ビーチにあるゴールドジムの一号店は、若き日のアーノルド・シュワルツネッガーがトレーニングを行なっていた場所としても有名。ボディービル界隈では筋肉の聖地としてたたえられています。
ビーチで美しい海岸線を楽しみつつ、潮風を感じながらマッスルビーチでのダイナミックなトレーニングをぜひ見学してみてください。
ハリウッド
ロサンゼルスといえば、映画の都ハリウッドです。
山の斜面に「HOLLYWOOD」と大きく白く描かれたサインは、ハイウッドサインと呼ばれ、ロサンゼルスのなかでも大人気のスポット。
ロサンゼルスの象徴でもあるハリウッドサイン、またはハリウッド周辺までは、空港から車の移動で1時間から1時間30分は必要です。
またハリウッドを観光するなら、地面に星形プレートの埋まっている「ウォークオブフェイム」も見どころです。
ハリウッド通りの歩道には、約5キロにわたりピンク色の星形プレートが並んでおり、映画や音楽や舞台など、エンターテインメント界で活躍した人の名前が刻印されています。
空き時間を使ったロサンゼルス観光なら、せめて遠くからでもいいからハリウッドサインを見たい。
という方も多いと思うのですが、ハリウッド観光は限られたスケジュールでは慌ただしくなることが注意点です。
ハリウッドサインを遠くから眺めるにも、空港との往復に2時間は見ておくことがおすすめです。
ロサンゼルス空港で入国審査と乗り継ぎ、何時間あればロスを観光できる?
ロサンゼルス空港の暇つぶしにLA観光を楽しむなら、5時間はみておくと余裕があっておすすめです。
空港での空き時間は、入国審査の時間によって変わることがあります。
ロサンゼルスを経由してアメリカ国内の他都市へ移動する場合、入国審査には最大で2時間ほどかかることがあります。
また、ロサンゼルス空港には国内線のターミナルが多く、広大な敷地のためターミナル間の移動も時間がかかります。
国内線の搭乗時には長い列ができることも珍しくはないので、移動には1時間から2時間の余裕を見ておくと安心です。
もしロサンゼルスから他国へ移動する国際線を利用する場合は、出発の少なくとも2時間前には空港に到着しておくことが大切です。
ロサンゼルス空港のラウンジを利用して時間つぶし
ロサンゼルス空港には、会員メンバーが利用できる航空会社のラウンジが充実しています。
航空会社が提供しているラウンジは、広いスペースをゆったり利用できる快適空間になっており、軽食が充実していることはもちろん、ラウンジによってはシャワールームを完備していることもポイントです。
アメリカ国内線では、第2、第3、第4、第5、第6、第7ターミナルに航空会社が提供するラウンジがあります。
なかでもラウンジが充実しているのは、国際線ターミナルであるトム・ブラッドレー(ターミナルB)です。
プライオリティパスで利用できるラウンジは、残念ながらロサンゼルス空港にはありません。
トム・ブラッドレー国際ターミナル(ターミナルB)ラウンジ
トム・ブラッドレー国際ターミナルは、LAXで最も充実した設備を持つターミナルです。
日本のANAやJALを含む多くの航空会社が集まるターミナルで、レストランにカフェ、ショップエリアや免税店はもちろん、さらにはキッズ向けの遊びスペースまで完備されています。
JALが加盟している「ワンワールドアライアンス」のラウンジがあり、またANAが加盟している「スターアライアンス」のラウンジがあります。ラウンジにはシャワー設備も完備されており、長旅の疲れを癒すのにピッタリです。
ただしラウンジを利用するには、どちらもファーストクラスやビジネスクラスの利用、またはラウンジができる会員メンバーである必要があります。
例えば、JALのフライトを利用して「ワンワールドロサンゼルスラウンジ」に滞在するには、ワンワールド加盟航空会社のビジネスクラスまたはファーストクラスの乗客、またはワンワールドのフリークエントフライヤー特典が必要になります。
第1ターミナル
第1ターミナルはおもにLCCが使用しているターミナルです。残念ながら第1ターミナルには、ラウンジの設備がありません。
第2ターミナルと第3ターミナル
第2ターミナルにはウェストジェット、第3ターミナルにはデルタ航空などが発着しています。
デルタ航空利用者は「デルタスカイクラブ」を利用でき、快適な待ち時間を過ごすことができます。
第4ターミナル、第5ターミナル
アメリカン航空が主に使用する第4ターミナルと第5ターミナルでは、ターミナル4に「アメリカン航空アドミラルズクラブ」やアメリカン航空のファーストクラスラウンジがあります。
第6ターミナル
第6ターミナルでは、アラスカ航空やエアカナダなどが利用しています。アラスカ航空が運営するラウンジがあり、ファーストクラスの乗客などが利用できます。
第7ターミナルと第8ターミナル
ユナイテッドエクスプレス航空が使用する第7ターミナルは、2019年にリノベーションされましたが、第8ターミナルにはラウンジがありません。
プライオリティパスが使えるラウンジはロサンゼルス空港にない
注意点として、世界の空港ラウンジで利用できる「プライオリティパス」が使えるラウンジは、ロサンゼルス国際空港にはありません。
プライオリティパス会員は、疲れを癒すマッサージが受けられる「Be Relax Spa」でのみ利用可となっています。
お土産を探し&ショッピングをロサンゼルス空港で楽しもう!
空港で暇つぶしをするなら、ショッピングもおすすめです。
ロサンゼルス空港は各ターミナルにショップがあるので、広い空港を散策しながら最新のファッションアイテム、ローカルのお土産、高級ブランドを見て回るだけでも時間をつぶせます。
なかでも国際線のトム・ブラッドレー(ターミナルB)は、有名ブランドショップや免税店、お土産もの雑貨をあつかったショップ、スタバや軽食の買えるお店などが充実しています。
アメリカ国内線の待ち時間が長いなら、ターミナル間をシャトルバスで移動して、ターミナルBを散策しながら十分に時間をつぶすことができます。
ターミナルB自体がとても広大なので、各ショップをのぞいてまわっるだけでもあっという間に時間が過ぎています。
ゆっくり休憩しながらお買い物を楽しむだけでも、十分に時間をつぶすことが可能なので、ぜひ旅の思い出に残るアイテムを探してみてください。
ロサンゼルス空港から移動、注意点は空港直結の鉄道駅がないこと
ロサンゼルス国際空港から市内までの移動は、タクシー、Uber、送迎サービスの利用など、基本的には車を使った移動が一般的です。
ロサンゼルス空港の注意点は、日本の空港とは異なり、空港直結の鉄道の駅がないところです。
LAX空港には空港に直結している鉄道駅はなく、地下鉄を利用するには空港からシャトルバスを乗り継ぐ必要があります。
さらに注意しておきたいのは、空港の最寄駅「Aviation / LAX」から利用できるグリーンラインと呼ばれる路線は治安が悪いことです。
ダウンタウンをはじめロサンゼルス市内の主要エリアに移動するには、治安の悪いエリアを電車で抜ける必要があるため、空港からは車を使った移動がおすすめです。
もちろんロサンゼルス空港からタクシー、Uberを利用することができます。
日本からのフライトが発着するターミナルBでは、タクシー、シャトルバス、ガイドの送迎サービスを利用することができ、ロサンゼルス市内やカリフォルニアディズニーランド、またはアナハイムに向かうことができます。
ただし多くの旅行者がタクシーやUberを使用するため、ピーク時には長い待ち時間が発生することが注意点。
空港から移動するなら、BUYMA TRAVELの現地ガイドもおすすめ!
ロサンゼルス空港で限られた時間を有効に使うなら、現地ガイドを利用することもおすすめです。
BUYMA TRAVELでは、ロサンゼルス在住の日本人が現地ガイドとして空港送迎を行なっています。
初めてのアメリカ・ロサンゼルス旅行となると、ロスの治安をはじめ、タクシーやUberの男性ドライバーに抵抗がある方も多いかと思います。
BUYMA TRAVELなら、女性ドライバーを送迎に選べることも魅力の1つです。
\人気女性ガイドの送迎プランを確認/
もちろんロサンゼルス空港から空き時間を使って、ロサンゼルス観光を楽しめるプランもあります。
\空港からロサンゼルス観光プラン/
ロサンゼルス空港からタクシーを利用した観光もできますが、ドライバーによっては「少しだけでもハリウッドサインが見たい」といった細かなリクエストがうまく理解してもらえず、「空港でのんびりしたらいいのに」と思われるなど、短時間での観光が理解されないこともしばしばです。
BUYMA TRAVELでは、そんなリクエストにもお応えできる日本人ガイドが観光プランをご案内しています。
現地ガイドなら、入国審査を終えて荷物ピックアップすぐ、送迎車を利用しての観光も可能です。あらかじめ時間や予定を伝えておけば、現地の交通事情なども考慮した観光スケジュールを立てることもできます。
「1時間だけでもロサンゼルスを観光したい」など、貴重な海外旅行を素敵な思い出にしたいという日本人の感覚も大切にしているので、限られた時間にロサンゼルスを楽しめるスケジュールの計画も得意です。
事前にチャットでのやりとりもできることも便利なポイントなので、ロサンゼルス空港から観光を検討中の方は、まずはお気軽にガイドまでご相談ください。
まとめ
ロサンゼルス空港では、時間に余裕があれば乗り換えや帰国日に観光を楽しめ、待ち時間を有意義に過ごすことができます。
時間がない方は空港内でラウンジを利用したり、ターミナルBをはじめお土産探しのショッピングを楽しむこともおすすめです。
ぜひ本記事を参考にしながら、次のフライトまでの時間を、ロサンゼルス空港ならびにLAでのひと時を楽しんでください。