
タイ・バンコク近郊にあるピンクガネーシャは、願い事が「3倍速」で叶うと評判の大人気パワースポットです。
巨大なピンク色のガネーシャ像はインスタ映えも抜群なので、タイの女子旅でも定番の観光スポットとなっています。
ただピンクガネーシャは、バンコク市内から約80離れているので、アクセス方法がやや複雑です。
そこで本記事では「ピンクガネーシャの行き方」を徹底解説してご紹介!
電車・バス・タクシー・現地ツアー、それぞれのアクセス方法について、所要時間に費用、さらに現地での見どころや参拝方法までご紹介します。
初めてのタイ旅行の方はもちろん、女性一人旅でも安心してピンクガネーシャまで行ける内容にななっているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ではさっそく、ピンクガネーシャについて確認していきましょう!
ピンクガネーシャとは?見どころとパワースポットの魅力

ピンクのガネーシャは、タイのワット サマーン ラッタナーラーム寺院に安置されている巨大なピンク色のガネーシャ像です。
寺院に安置されているピンクのガネーシャ像は世界最大級のサイズで、高さ約16m・横幅24mにもおよぶ寝そべったガネーシャ像は迫力満点です。
ガネーシャとはヒンドゥー教の学問・芸術・商売繁盛を司る像の頭をもつ神様のことで、「あらゆる障害を取り除いて、成功へと導く神」としてタイで信仰されています。
ピンクガネーシャは、お願い事が叶うパワースポットとしても有名で、とくにワット・サマーンのガネーシャは「通常の3倍早く願いを叶えてくれる」と評判。
バンコク市内から遠く離れているにもか関わらず、多くの参拝者が訪れる理由は強力なご利益のおかげで、タイ屈指のパワースポットとしても有名です。
なぜガネーシャがピンク色をしているのかには諸説ありますが、タイでは曜日によって色が決まっているので、ガネーシャの生まれた曜日の色がピンクだったから、ピンク色のガネーシャになったと言われています。
巨大ピンクガネーシャ姿は圧巻のひとことで、優しい表情のガネーシャが印象的で、大きさとのギャップも魅力です。
また、とくに若い女性観光客からは、「インスタ映えするパワースポット」としても人気が高く、「タイ旅行で絶対行きたい写真映えスポット」として数多く紹介されています。
鮮やかなピンク色が映えるフォトジェニックなスポットなので、女子旅の行き先にピンクガネーシャを選ぶ人も増えており、カラフルでかわいい写真が撮れることで大人気のスポットとなっています。
ピンクガネーシャの観光は、願いを届けるネズミ像とピンクガネーシャのお祈り、敷地内の見学を合わせて1〜2時間もあれば十分に満喫できます。
ピンクガネーシャのある場所は、ワット・サマーン・ラッタナーラーム

ピンクガネーシャがあるのは、バンコクから東へ約80〜90kmほど離れたチャチューンサオに位置するお寺「ワット・サマーン・ラッタナーラーム(Wat Saman Rattanaram)」です。
チャチューンサオ県は、バンコクから電車または車で約1時間半ほどの場所にあり、のどかな田園風景が広がる地域。高層ビルのならぶバンコクの都会とは違い、ゆったりとした時間を過ごせるスポットとしても知られています。

ワット・サマーン・ラッタナーラームは、巨大なピンクガネーシャ像があることで有名になりましたが、境内全体がとてもユニークなことも特徴で、巨大な観音像や池の上に浮かぶ遊歩道など、見どころが豊富です。
地元の人々にとっても休日の参拝スポットとして親しまれており、週末には多くの人々で賑わいます。そのため土日やタイの祝日は、現地の参拝客も増えて混雑するので、混雑を避けたい場合は平日の朝に観光することがベストです。
ピンクガネーシャは、年中無休で参拝することができ、朝8時から夕方17時までが参拝時間となっています。
バンコクからピンクガネーシャへの行き方は4つ

バンコク市内からピンクガネーシャまでの行き方は、大きく分けると「電車+ソンテウ、バス、タクシー、現地発ツアー」の4通りです。
いろいろなアクセス方法があるのですが、基本的にはバンコクからピンクガネーシャは、アクセスが複雑なことが特徴です。
ピンクガネーシャの最寄駅までの鉄道は本数が限られており、乗り換えや現地での移動もあるため、アクセス方法としては車での移動が一般的です。
また現地では英語が通じないことも多く、タイ語でのコミュニケーションが必要になる場面も少なくありません。
バンコクからタクシーで移動すればコミュニケーションはある程度安心ですが、帰路のタクシーがつかまりにくい点に注意が必要となります。
バンコクの現地発着のツアーは、日本語ガイドが同行するプランを利用でき、交通手段に不安がある方や、効率的に観光したい方におすすめの行き方です。
バンコク市内から日帰りで参加できるほか、他の観光スポットと組み合わせた1日ツアーも人気で、移動の手間なく充実した1日を過ごすことができます。
初めてのタイ旅行や女性の一人旅でも安心して訪れることができるので、ピンクガネーシャを訪れる観光客の多くが、ツアーを利用してアクセスしています。
続いてピンクガネーシャにアクセスする各ルートについて、順番にみていきましょう。
電車+ソンテウ(小型乗合バス)で行く方法

バンコク市内からピンクガネーシャまで、電車を使って移動するには、電車とソンテウを乗り継いで向かいます。
ソンテウとは地元タイのローカルの乗り物のことで、小型のトラックをバスのようにした乗り物です。
バンコクのフワランポーン駅から普通列車に乗り、チャチューンサオ駅で下車します。所要約1〜1.5時間ほどとなり、運賃は片道約12〜50バーツ程度と交通費は格安です。
チャチューンサオ駅に着いたら、ソンテウと呼ばれる乗合バスでに乗りピンクガネーシャのある「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」に向かいます。
駅近くのバスターミナルまで5分ほど歩き、そこから出ているワット・サマーン行きのソンテウに乗ります。
ソンテウの発車時刻は、30分〜1時間おき程度となり、運賃は約40バーツと非常に安いです。
なお、チャチューンサオ駅前からトゥクトゥクやタクシーを利用することも可能ですが、バンコクとは異なり、流しのトゥクトゥクやタクシーが捕まりづらいことが多いことが注意点。
なので基本的には、電車+地元の乗合バスのソンテウを利用した移動となります。
電車移動は電車の遅延など、行き帰りともに移動にとても時間が掛かるのですが、費用を大きく抑えることができて、タイのローカルな旅が楽しめることが特徴です。
バス(ミニバン)で行く方法
バスを利用してピンクガネーシャに行くには、バンコク市内のエカマイ駅近くにある東バスターミナルから、ピンクガネーシャ行き直行バス(ミニバン)に乗ります。
バスはワゴン車タイプで定員10名ほどの小型バンとなり、 運賃は片道約180バーツほど。乗り換えなしでお寺まで行けるのですが、バスの発車時刻は日によって若干変動することが注意点です。
バスに乗り込むと高速道路を経由してピンクガネーシャに向かい、交通状況にもよりますが約1.5〜2時間程度でお寺近くに到着します。
バスが到着するのは、お寺の敷地手前にある駐車場または、近くにらうコンビニ付近です。バスを降りたら、徒歩5〜10分参道を歩けばピンクガネーシャ像の前に到着します。参道には露店や売店が並び、多くの参拝者で賑わっています。
バス移動の場合は、基本的には帰りも同じバンに乗るルートです。ただし、バスは乗り遅れると置いて行かれるので、時間は厳守する必要があります。
また、直行便の本数は多くないため、行き帰りともに早めに移動するよう心がけることも大事なポイントとなります。
とくに午後の遅い時間や夕方に帰る場合など、帰りのバスがない可能性もあるので、タクシーや列車など別手段を確保しておく必要があります。
タクシーで行く方法
バンコク市内からタクシーで移動する場合は、タクシーをチャーター(貸切)して、直接ワット・サマーンまで向かいます。
タクシー利用は、ホテルから直接ピンクガネーシャまで移動できる手軽さが魅力で、グループ旅行や荷物が多い場合にも便利です。
道路状況により前後しますが、バンコク中心部から高速道路経由で約1時間半〜2時間ほどで到着します。
公共交通を乗り継ぐより圧倒的に早く移動できるので、タイ旅行のスケジュールを有効に使えることも嬉しいポイントです。
料金は交渉や利用方法によりますが、片道あたり約1,200〜1,500バーツ(≒4,500〜5,000円)が目安です。
往復利用や待ち時間を含めてチャーターする場合は、倍の値段2,500〜3,000バーツ前後になることもあります。
行きの移動に便利なタクシーですが、最大の注意点として帰りのタクシーがないことがあります。
ピンクガネーシャは郊外にあるため、配車アプリでのタクシー手配や、流しのタクシーを捕まえることが非常に困難です。
そのため行きの運転手に帰りも待機してもらうよう交渉するか、時間を決めて迎えに来てもらうよう手配をしておくことが必要となります。
どうしてもタクシーを捕まえられない場合は、最寄りのチャチューンサオ駅まで出る乗合バスを利用するなどが必要になります。
ピンクガネーシャ行きの現地発ツアー

バンコク市内からピンクガネーシャまで、安心して行って帰ってきたい方におすすめなのが現地ツアーの参加です。
バンコク発のツアーにお申し込みして、ツアーバスでピンクガネーシャを訪れます。
ピンクガネーシャツアーには、日本語ガイドも付き、他の人気スポットの観光セットになったプランも多く、初めての方でも安心そして確実に移動できることが特徴です。
ツアー内容としては、ピンクガネーシャだけを訪れるツアーは少なく、基本的には他の人気スポットと組み合わせた日帰りツアーになっています。
例えば「ピンクのガネーシャ+ワットパクナム半日ツアー」など、インスタグラムをはじめSNSで話題のスポットをめぐるプランが定番です。
BUYMA TRAVELでは、ピンクガネーシャとガイドブックの表紙にも登場する話題のフォトスポット「ワット・パクナム」がセットになったツアーを利用できます。
日本語ガイド付きツアーなので、交通手段の心配がないことはもちろん、見どころや参拝の作法まで丁寧に説明してもらえるため、初めてのタイ旅行にもぴったりです。
ツアーを利用してピンクガネーシャに行く最大のメリットは、ピンクガネーシャまでのアクセスの心配がいらないことです。
ピンクガネーシャは、バンコクの人気観光スポットのなかでも、アクセスが悪いのことが唯一の難点なのですが、ツアーに参加すれば快適に訪問できることがポイント。
バンコクからの道順や乗り継ぎを調べる必要がなく、時間通りに集合すればあとは連れて行ってもらえます。
ツアー参加のデメリットとして、自由度が下がることを気にする方もいますが、ピンクガネーシャは交通手段が限られるので、電車やタクシーで移動しても、帰りの時間を考えると自由度に差がないこともあります。
グループ旅行で利用すればツアー費用もお得になり、旅行中の限られた時間を最大限に活用できることもポイントなので、ピンクガネーシャの移動手段にお悩みの方は、現地ツアーをチェックしてみてください。
ピンクガネーシャにお参りしよう!

願いが「3倍速」で叶うと言われるピンクガネーシャは、せっかく観光するからにはぜひ正式な手順でお参りしたいところす。
ピンクガネーシャの参拝方法は少しユニークなので、事前に参拝手順をチェックしておくことが重要です。
ピンクガネーシャのお参り方法を確認して、現地タイでも戸惑うことなくご利益にあずかれるよう準備してみてください。
ピンクガネーシャを訪れたら、まず注目したいのがガネーシャ像の正面に並ぶネズミの像です。
このネズミたちは、ガネーシャの使いとされており、願い事を神様に届けてくれると信じられています。

境内に安置されているネズミ像はカラフルに色分けされており、自分の生まれた曜日の色と同じ色のネズミにお祈りすることが作法です。
タイでは生まれた曜日によってシンボルカラーが決まっているので、ピンクガネーシャを訪れる際は、事前に自分の生まれた日が何曜日だったかチェックしておくことが重要です。
ピンクガネーシャの生まれた曜日カラーは、以下の通りです。
- 日曜日は【赤】
- 月曜日は【黄色】
- 火曜日は【ピンク】
- 水曜日(午前)は【緑】
- 水曜日(午後)は【グレー】
- 木曜日は【オレンジ】
- 金曜日は【青】
- 土曜日は【紫】
水曜日だけは、神様の関係から昼と夜で2種類に分かれています。
お参りの際は、靴を脱いでから踏み台にあがり、ネズミの片方の耳に願い事をそっとささやきます。願い事を言うときは、もう片方の耳を手でしっかりとふさぐのが作法です。こうすることで願いが耳から抜けず、確実にガネーシャへ届くとされています。
お花や線香、金箔といった参拝のお供えセットは、現地で気軽に購入することもでき、ガネーシャ像の前にロウソクを立て、線香を供え、仏像の前でお祈りをささげ、金箔を貼ればより丁寧なお参りができます。
まとめ

バンコクからピンクガネーシャまでのアクセス方法は、電車+乗合バスの格安ローカル旅から、直行バスを使ったお手軽プラン、貸切タクシーの快適プラン、そして現地ツアー参加と4つの移動手段があります。
それぞれ費用や時間が異なるので、自分に合った旅行スケジュールやプランを考えつつ、ピンクガネーシャまで行き方の参考にしてみてください。
タイのパワースポットであるピンクガネーシャを訪れて、ご利益たっぷりのパワースポットをぜひお楽しみください。