アメリカの大自然グランドサークルのアンテロープキャニオンの人気スポットといえば、渓谷の間から差し込む神秘的な光の柱の光景です。
アンテロープキャニオンを観光するなら、光の柱「ザ・ビーム」を見たいという人も多いと思います。
注意したいのは光のビームは自然現象なので、見られる時期とタイミングがあるということです。
本記事では、渓谷に差し込む幻想的な光のビームを見られるベストシーズンとタイミングについてご紹介します。
光のビームを見るなら、4〜10月がおすすめ
アンテロープキャニオンで神秘的な「ザ・ビーム」を見るなら、おすすめの観光シーズンは、4月から10月の正午です。
とくに5月から9月にかけては太陽が真上に位置するので、観光するにもピッタリのシーズンです。渓谷に光の柱が降り注ぐ幻想的な光景が広がります。
ただ、この時期の観光はピークシーズンにあたりとても人気が高いです。当日の受付ではアッパーキャニオンに入れないことがほとんどなので、観光するなら事前の予約は必須です。
真夏の６〜８月は、アンテロープキャニオン周辺の気温が非常に高くなるので注意が必要です。
もし夏場に観光するなら、水分補給や熱中症に気を付けるなど、長時間の観光にはご注意ください。
暑さ避けるなら、4月から5月、または9月から10月がベストのタイミングになります。
なお、アンテロープキャニオンの観光は、春夏秋冬と全シーズンを通して受け付けています。
光のビームが現れる時間帯は正午
アンテロープキャニオンで光の柱「ザ・ビーム」を見るなら、渓谷を訪れる時間帯にも注意が必要です。
光の柱が渓谷に差し込むタイミングは、太陽がちょうど真上にくる11時から13時半の間です。この時間にだけ、キャニオンに差し込む光が幻想的な光景を生み出されます。
季節ごとの気温と混雑状況
光のビームが綺麗に見れる４〜１０月にかけてのハイシーズンは、観光客も多くなりとても混雑しています。ゆっくり観光したい場合は、ピークシーズンから少し外れた9月〜10月頃の滞在もオススメです。
もし光の柱にこだわらないなら、早朝や夕方のアンテロープキャニオンもオススメです。
人が少ない渓谷には静寂が立ち込めていて、日常と切り離されたような世界を楽しむことができます。もちろん人が少ないのでベストショットを撮りやすいことも魅力です。早朝と夕方のアンテロープキャニオンでは、光と影の柔らかいコントラストが楽しめます。
季節をまとめると以下になります。合わせて参考にしてみてください。
春（3月～4月）
日中の最高気温は約20℃前後と、ピークシーズンに比べると穏やかで過ごしやすいです。
雨はほとんど降らないです。日や時間帯によっては肌寒さを感じることもあるので、羽織があると重宝します。
夏（5月～9月）
ピークシーズは夏です。最高気温が35℃から40℃を超える日も多々。
基本的には猛暑と思っておいてください。日差しも非常に強いので、紫外線や日焼け止め対策は必須。夏はモンスーンの雨季にもあたるので、大雨の影響でツアーが急遽キャンセルになる可能性があることが注意点。
秋（10月～11月）
ピークシーズンを終えて、観光客が少なくなっていくのが秋です。
日中は穏やかな約20℃前後の気候ですが、朝と夕方は冬の到来を感じる冷え込みです。暖かい服装の準備もお忘れなく。なお雨はほとんど降らないです。
冬（12月～2月）
非常に寒いです。夏の暑さが信じられないくらいで、最低気温がマイナスに達することもあり。
防寒対策が必須なことは言うまでもなく、空気も乾燥しているので保湿グッズがあると重宝します。
雨期は観光ツアーが中止になる場合あり
夏はモンスーンシーズンの雨季にあたります。そのため雨の影響を受けて、ツアーが中止になる場合があります。
アンテロープキャニオンは大雨と突然の鉄砲水でいまも変化を続ける大地で、キャニオンに雨が降ると渓谷はすぐに水浸しになります。
とくに危険なのは、予告なしに突然大量の鉄砲水が発生することです。過去には鉄砲水による事故も発生しており、安全を最優先にするため、現地の判断でツアーが中止されることがあります。
観光にはツアー参加が必要
アンテロープキャニオンはナバホ族の居住区に位置しており、認定されたナバホ族のツアーガイドのみ、観光客を案内できる神聖なエリアです。
そのため、アンテロープキャニオンの観光には、ツアーへの申し込みが必須です。
レンタカーで自力で到着したとしても、ツアーに申し込まなければ観光はできません。
さらに、アンテロープキャニオンは非常に人気のある観光スポットです。予約なしでの当日受付では、渓谷に入れないことも珍しくはありません。
キャンセル待ちにも早朝から人が並ぶため、事前にWEB予約を済ませておくことがおすすめ。とくにハイシーズンのアッパーキャニオンは非常に人気が高く、予約が取りにくいツアーとしても有名です。
アッパー、ロウワー、キャニオンXの予約は、アンテロープキャニオン公式サイトや、アンテロープキャニオンの近郊都市ページにあるオプショナルツアー会社から行うことができます。
予約は現地ガイドの利用がおすすめ！
せっかくアンテロープキャニオンに到着しても、予約がきちんと取れていなかった…なんて事態は避けたいところです。
英語サイトでの予約には、つい不安を感じるもの。「本当に予約が取れているのか？」「不慣れな英語サイトをちゃんと使いこなせるか？」と心配になることもあります。
そして4〜9月のピークシーズンには、世界中から多くの観光客が訪れ、光線がくっきりと現れる正午のツアーは特に人気があります。
なので、アンテロープキャニオンへの旅行が決まったら、できるだけ早めのツアー予約がおすすめです。
BUYMA TRAVELでは、現地在住のプライベートガイドがアンテロープキャニオン観光をサポートしています。
アンテロープキャニオンに詳しいガイドがそろっており、ラスベガスを拠点にした日帰りツアーや、1泊2日のアンテロープキャニオンツアー＆グランドキャニオンと組み合わせた観光にも対応可能です。
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さいごに
アンテロープキャニオンの神秘的な光景を楽しむためには、早めのツアー予約がポイントです。とくにピークシーズンにアンテロープキャニオンを訪れる場合は、数ヶ月前からの予約がおすすめです。
本記事のシーズン情報を参考にしながら、アンテロープキャニオンの観光に向けて準備を進めてもらえたらと思います。
