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大自然が地平線の彼方まで広がるグランドキャニオンは、西部アメリカがほこる大人気の絶景スポット。
グランドキャニオンは全長約450km、深さ約1.6kmにおよぶ世界最大級の峡谷で、米国ユタ州とアリゾナ州にかけてのグランサークルと呼ばれるエリアのなかに位置しています。
世界の始まりのような圧巻の景色は、長年にわたる自然の浸食作用によって形成されたもので、1979年にユネスコ世界遺産にも登録されています。
そんなグランドキャニオンまでの行き方は、ラスベガス発の観光ルートが一般的です。
本記事では、ラスベガスからレンタカーや現地ツアーを利用して、グランドキャニオンまでの行き方を詳しくご紹介することはもちろん、アメリカ・ロサンゼルスからの行き方についてもご紹介します。
アメリカ旅行でグランドキャニオン観光を考えている方は、ぜひ最適なアクセス方法を見つけてもらえたらと思います。
\グランドサークルの人気スポットも紹介中!/
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ラスベガスからグランドキャニオンへの行き方
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グランドキャニオン観光の出発点として、非常に人気があるのがネバタ州の大都市ラスベガスです。
日本からのアメリカ旅行でグランドキャニオンをはじめとするグランサークルを訪れるなら、まずはラスベガスまで移動して、ラスベガスを拠点にしてグランドキャニオンに向かうルートが一般的なアクセス方法になっています。
ラスベガスからグランドキャニオンまでは、車、飛行機、バス、現地ツアーで行くことができ、旅行のスケジュールにあわせた行き方を選ぶことがおすすめです。
ただし、グランドキャニオンは公共交通機関が整っていないので、どの移動手段を利用しても、観光には車の利用が必要となります。
レンタカーを借りて車で移動
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ラスベガスからグランドキャニオンまでの距離は約280マイル(約450キロメートル)で、車で約4時間半のドライブです。
ラスベガスでレンタカーを借りて、ルート66をはじめとするアメリカの荒野道を走り、アメリカ大陸を自由に旅するようにグランドキャニオンを目指せることがレンタカーの魅力です。
自分のペースで旅行できるので、途中の美しい景色を楽しみながら停止するのも自由自在です。
ただし、往復で9時間におよぶ長距離を運転することになるため、安全運転には十分な注意が必要です。
また、車の給油が必要になることはもちろん、なにもない荒野の真ん中でタイヤがパンクするなど、予期せぬ車のアクシデントに見舞われた際は、自分で対処する必要があることも注意点です。
飛行機でアクセス
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ラスベガスのハリー・リード国際空港から、フェニックスのスカイハーバー国際へのフライトを利用して、フェニックスからレンタカーやバスでグランドキャニオンまで移動する方法もあります。
ラスベガスからフェニックスまでのフライト時間は、約1時間ほどです。
フェニックスからグランドキャニオンまでは約230マイル(約370キロメートル)で、車で約3時間45分です。
グランドキャニオンに最も近い空港まで移動するなら、ラスベガスからフェニックスへ飛行機で移動した後、フラッグスタッフのフラッグスタッフ・パリアム空港まで移動します。
フラッグスタッフはグランドキャニオンの南リムへのアクセスポイントとして便利で、フラッグスタッフからグランドキャニオンまでは、車で約1時間30分の距離にあります。
ラスベガスからフェニックスを経由して、フラッグスタッフまでは、約3時間ほどのフライトです。
また、ラスベガスからフェニックスを経由して、グランドサークルの中心に位置する街ページまでもフライトが利用でき、ページまでのフライト時間は6時間30分ほどになります。
ラスベガスから飛行機を利用してグランドキャニオンまで移動するには、最低でも約5時間ほどみる必要があり、飛行機を利用しても、空港からグランドキャニオンまでは車での移動が必要になることが注意点です。
バスを利用する
本数は非常に少ないですが、ラスベガスからグランドキャニオン国立公園まではシャトルバスでの移動も可能です。
ラスベガスからグランドキャニオンまでのバスでの移動時間は、一般的には約4時間半から5時間ほどです。
ただし、交通状況によってはさらに時間がかかることも多く、またバス移動は観光スケジュールを動かしづらくもあるので、基本的には他のアクセス方法がおすすめです。
ラスベガスから飛行機で移動できるフェニックス空港、またはフラッグスタッフからもグランドキャニオン国立公園までのシャトルバスが利用できます。
現地ツアーに参加する
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グランドキャニオンは、ラスベガス発着の現地ツアーに参加することでも観光することができます。
現地ツアーはグランドキャニオンをふくめて、グランドサークル内にある有名スポットをいくつか巡るルートが一般的です。
日帰りツアーを利用しても、人気のホースシューベントやアンテロープキャニオンとあわせて、効率よく有名スポットを観光できます。
ツアーは早朝にラスベガスを出発し、移動時間は専用車両で約4時間30分ほどです。
\日本語ガイドの現地ツアー/
また、日帰りプラン以外にも、1泊2日で参加できる現地発着のツアーがあり、宿泊ツアーならグランドキャニオンの朝日やサンセットや、グランドサークル夜の絶景の星空をみることができます。
ロサンゼルスからグランドキャニオンまでの行き方
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ロサンゼルスからグランドキャニオンを観光する場合でも、ラスベガスを経由してアクセスすることが一般的です。
ロサンゼルスからグランドキャニオンまで車で移動することも可能ですが、移動距離は約490マイル(約790キロメートル)ほどとなり、車移動は約8時間となります。
そのため、ロサンゼルスからグランドキャニオンの最寄り空港であるラスベガスやフェニックスへの直行便を利用すると、移動時間を大幅に短縮することができます。
空港からはレンタカーを借りるか、現地ツアーに参加してグランドキャニオンまで移動です。
グランドキャニオンの最寄り空港
日本からのアクセスを考えると、基本的にはラスベガスのハリー・リード国際空港を経由することになります。
フラッグスタッフ・プリアム・フィールド空港(FLG)
フラッグスタッフ空港は、グランドキャニオンの南リムから最も近い空港で、車で約1時間30分の距離にあります。
小規模ながらも、フェニックスやダラスなどの都市からの直行便があります。
空港からはレンタカーを借りるか、シャトルサービスを利用してグランドキャニオンへ向かうことが可能です。
ラスベガス・ハリー・リード国際空港(LAS)
ネバタ州以外のアメリカ旅行とあわせてグランドキャニオンを観光するなら、ラスベガス空港の利用が便利でおすすめです。
ラスベガス空港からグランドキャニオンまでは車で約4時間の距離です。
空港からは多くのレンタカー会社がサービスを提供しており、現地発着のツアーも多く、グランドキャニオンだけでなく周辺のラスベガス観光も楽しむことができます。
ページ空港(PGA)
ページ空港からグランドキャニオンの北リムまでは車で約2時間半の距離にあります。
ページはグランドサークルの中心部に位置する町で、数日かけてグランドサークルを観光する方の拠点としても人気です。
ページからはグランドキャニオン以外にも、ホースシューベンドやアンテロープキャニオンへのアクセスが良好で、1日で複数の名所を巡ることができます。
小規模空港となり、フェニックスを経由して移動する必要があるなど、フライト便数は限られています。
グランド・キャニオン・ナショナル・パーク空港
グランドキャニオン国立公園に最も近い空港は、「グランド・キャニオン・ナショナル・パーク空港」ですが、グランドキャニオン上空を飛行するセスナツアーや、ヘリツアーでのみ利用できる空港となり、アクセスに利用することはできません。
日本からグランドキャニオンまでの距離
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日本からグランドキャニオンまでの旅行は、アメリカ西海岸を経由して、ラスベガスから観光するルートが一般的です。
とくに東京成田空港からサンフランシスコまたはロサンゼルスへの直行便を利用し、そこからラスベガスへの国内線に乗り継ぐ方法が便利です。
成田からサンフランシスコまたはロサンゼルスまでは、直行便の飛行時間は約10〜11時間です。
サンフランシスコまたはロサンゼルスからラスベガスまでは、国内線で約1時間の飛行時間がかかります。
日本からラスベガスまでの旅行時間は、飛行時間と乗り継ぎの待ち時間を含めると、約14〜16時間程度になります。
ラスベガスからグランドキャニオンまでは車で約4時間のドライブが必要なので、ラスベガス到着後すぐにグランドキャニオンへ向かうと、移動時間は約18〜20時間ほどになります。
グランドキャニオンまでは、移動時間がとても長くなるので、ロサンゼルス観光やラスベガス観光とあわせて、アメリカ旅行を数日かけて楽しみながら、グランドキャニオンを目指すこともおすすめルートになります。
グランドキャニオン国立公園の主な観光スポット
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グランドキャニオンは大きくわけて、南側のサウスリム、北側のノースリムと観光エリアが分かれていることが特徴です。
なかでも有名な観光エリアがサウスリムにあたり、グランドキャニオン観光といえばサウスリムの絶景スポットをめぐることが一般的です。
サウスリム
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サウスリムは、グランドキャニオンのなかでも最もアクセスが容易で、設備が整っているエリアです。
ビジターセンターから出発し、マザーポイントやヤヴァパイ観測所といった絶景スポットを巡ることができます。
絶景ポイントからの眺めは圧巻のひとことで、グランドキャニオンの象徴的な景色をあびるように体感することができます。
ノースリム
ノースリムはサウスリムよりも訪れる人が少なく、より自然に近い景色を眺めることができます。
なかでもブライトエンジェルポイントの眺めは壮大で、サウスリムよりさらに高い位置からキャニオンの雄大な景色を楽しむことができます。
ウエストリム
グランドキャニオンの西部エリアにあたるウエストリムは、ワラパイ族が統治する地域にあたります。
ウエストリムはスカイウォークが有名スポットにあたり、ガラス製の展望台からキャニオンの底を直接見下ろすことができます。
おすすめのグランドキャニオン観光ルート
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グランドキャニオンまでは、ラスベガスから車での移動がおすすめです。
なかでもグランドサークルの3大絶景スポットと呼ばれるアンテロープキャニオン、ホースシューベンド、そしてグランドキャニオン国立公園を合わせて訪れるルート人気です。
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ラスベガスのホテルを早朝に出発し、まずはグラウンドサークルの中心に位置するレイクパウエル展望台へ。
レイクパウエルは全米で2番目に大きいと言われる人造湖で、猿の惑星などSF映画のロケ地になった場所としても有名です。
レイクパウエルを後にして、次に向かうのはグランドサークルでも特に人気の観光スポット「アンテロープキャニオン」です。
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アンテロープキャニオンは、現地ガイドのツアーに参加しなければ、渓谷のなかを観光できないスポットとしても有名。
ローワーアンテロープキャニオンをはじめ、アンテロープキャニオンは先住民の聖地にあたり、渓谷の内部は波を描いた美しい岩肌が渦巻いています。
渓谷に差し込む光の柱「ハイビーム」が作りだす神秘的な景色も大きな見どころです。
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続いて、馬の蹄状に蛇行するコロラド川を見下ろすことができるホースシューベンドを訪れます。
ホースシューベンドは圧倒的な自然の美しさを感じられるスポットで、約300メートルの深さを誇る渓谷の断崖絶壁を眺めることができます。
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午後からはお待ち金のグランドキャニオン国立公園へ!
世界遺産にも登録されている大自然の壮大な景色を心ゆくまで楽しむことができます。
まとめ
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アリゾナ州の壮大な自然がたっぷり詰まったグランドキャニオンは、ロサンゼルスからもアクセス可能ですが、基本的にはラスベガスからのアクセスがおすすめです。
レンタカーを利用しての移動に心配がある場合は、ラスベガス発着の日帰りツアーの利用を検討しつつ、スケジュールにあわせたプランを検討してもらえたらと思います。