大人気の1日!ローマ観光モデルコースで市内とバチカン大満喫の2日間ご紹介

永遠の都とも称されるローマは、2600年以上にわたる歴史を持ったイタリアの憧れの街です。

ローマは世界遺産に囲まれ、コロッセオやトレビの泉、真実の口といった有名スポットが街中にあり、古代ローマ時代からの壮大な歴史を感じられる場所なので、海外・ヨーロッパの旅行先としても根強い人気があります。

イタリア旅行の魅力といえば、ローマをはじめフィレンツェやベネチアなど、魅力的な都市をめぐるイタリア周遊が楽しめること。

なかでもローマは、行きたいメインの観光スポットが集中しているので、バチカンを含めて2日あれば効率よく観光が楽しめることがポイントです。

本記事では、そんな魅力あふれるローマ観光にピッタリなモデルコースを2つご紹介します。

1つはローマ市内を巡る観光コースで、もう1つはバチカン市国でイタリア芸術を大満喫するコースです。どちらも見どころを抑えて、効率よく観光できるスケジュールなので、初めてローマを旅行する方にもおすすめの内容となっています。

最後には、ローマ旅行におすすめのBUYMA TRAVELのプライベートガイドが案内する観光プランもご紹介しています。よければ合わせて参考にしてみてください。

では、ローマの魅力がたっぷり詰まったモデルコースを見ていきましょう!

ローマの大人気スポットをめぐる市内観光コース

イタリアの首都ローマは、古代ローマ時代からの続く壮大な歴史を持つ街です。

ローマ市内には世界遺産のコロッセオやフォロ ロマーノをはじめ、絶対に外せないスポットがあることはもちろん、定番のトレビの泉から映画「ローマの休日」のファン必見の真実の口と、有名な観光スポットがもりだくさん!

なかでもローマ観光でおすすめのスポットは、コロッセオとフォロ ロマーノです。

ローマでは歴史的な建築めぐりを中心に、古代の遺産と現代イタリアを楽しむ1日を満喫していきましょう!

映画の舞台!スペイン広場とスペイン階段

ローマ観光の1日は、映画「ローマの休日」の舞台にもなったおしゃれスポット「スペイン広場」からスタートします。

ローマの中心に位置するスペイン広場は、波を打つようなカーブが美しいスペイン階段で知られる有名スポットです。

スペイン階段は、映画『ローマの休日』のロケ地としても知られ、オードリー・ヘプバーン演じる「アン王女」がジェラートを楽しむシーンも話題を呼び、世界的にも有名な観光スポットになりました。

広場の中央には、バロック時代を代表する彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが手がけた「バルカッチャの噴水(舟の噴水)」があり、噴水の周囲はいつも観光客で賑わっています。

なお、スペイン広場とう名前は、広場の近くにスペイン大使館があることに由来しています。

ローマのスペイン広場を訪れるなら、映画のワンシーンのようにジェラートを楽しみたいところですが、あらかじめ注意しておきたいのがスペイン階段では座り込みが禁止されていることです。

ローマでは2012年に施行された条例により、スペイン階段に腰掛けることが禁止されています。

そのため、映画のようにスペイン階段に座ってジェラートを食べられないことに注意してください。

スペイン広場では、映画のワンシーンを思い浮かべつつも、観光ルールを守って楽しんでください。

トレビの泉でコイン投げ

ローマの観光といえば、トレビの泉でのコイン投げを思い浮かべる方も多いかもしれません。スペイン広場でスペイン階段を観光したら、続いてトレビの泉に向かいます。

トレビの泉は1762年に完成したローマ最大級の噴水。バロック時代を象徴する作品でもあり、中央に海の神ネプトゥーヌスの彫刻を配置し、ポーリ宮殿の壁に組み込まれたデザインが特徴です。

ローマの休日をはじめ映画のロケ地として利用されることもあり、美しい噴水前には毎日多くの観光客で賑わっています。

近年は観光客が増えすぎたことから、トレビの泉は将来的に有料化と予約制にすることも話題を読んでいます。

そんなトレビの泉は、夕方から夜にかけてのライトアップが最高に美しいと言われています。とくに黄昏時の夕方は美しく、傾いた陽にトレビの泉が照らされた姿は映画のワンシーンのよう。

トレビの泉を観光するなら、忘れずにやりたいことが泉へのコイン投げです。トレビの泉では、泉に向かってコインを投げることが有名な儀式になっています。

コインを投げる際のルールは以下の3つです。

1:泉に背中を向ける

まずは泉に向かって背を向けます。これが伝統的な姿勢です。正面から泉に向かってコインを投げ入れるのではなく、背中を向けてコインを投げる点に注意してください。

2:右手にコインを持つ

続いてコインを右手に持ちます。左手でも良いとされていますが、一般的には右手が伝統的です。

3:左肩越しに泉に投げる

そして最後は、右手に持ったコインを左肩越しに泉の水へと投げ入れます。

コインは真後ろに投げるのではなく、左肩を通過させるようにして投げ入れることがポイント!

背を向けて右手でコインを左肩越しに投げると、ローマへ再び帰ってくることができるとされています。

あわせて、投げ入れるコインの数もポイントです。

コインは1枚投げるとローマに戻って来られる、2枚投げると恋が成就し、3枚投げると離婚が成立する、と言われています。

基本的には「ローマに再訪するため」の1枚投げが主流です。2枚投げと3枚投げで大きく意味が変わってくるので、恋の成就を願う場合はコイン2枚までにすることにご注意を。

トレビの泉には毎日約3,000ユーロが投げ入れられると言われており、噴水にたまったお金は地元の慈善団体へと寄付されています。

古代ローマ建築パンテオン

トレビの泉からほんの数分歩くと見えてくるのが、古代ローマ時代の偉大な石造りの建築物「パンテオン」です。

パンテオンには古いことわざ「ローマを旅し、パンテオンを訪れない者は、愚者で現れ、愚者と去る」という一節があり、ローマ観光には欠かせない必見のスポットとして有名です。

パンテオンは「すべての神々」という意味を持ち、ローマ神話の神々をまつる万神殿としても知られています。

ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス時代に建てられたのですが、いちど火事で消失、その後に皇帝ハドリアヌスによって再建されました。

現在ローマ市内で見ることができるパンテオンは、紀元2世紀に再建されたもので、約1900年もの昔の建物が今もその姿を留めています。

パンテオンは支柱に支えられた三角屋根の神殿入口、その後ろに広がる円形のドーム型の神殿が一体となっていることが特徴です。

見どころ高さは約43メートルほどあるドームの頂点に、ぽっかりと空いた直径約9メートルの大きな穴です。

ラテン語で「目」の意味を持つオクルスと呼ばれる頂上の穴は、古代ローマ時代に差し込む光が時計の役割を果たしていたと言われています。

パンテオンのドームに大きく空いた穴からまっすぐ降り注ぐ光の柱は、大きな見どころ1つ。光が内部を照らす様子は神聖のひとことで、神秘的な雰囲気が楽しめます。

また、パンテオンはラファエロをはじめとする芸術家や、イタリア史に名を残す多くの有名人が眠る場所としても知られています。

ナヴォーナ広場

ローマの歴史を感じられるナヴォーナ広場は、ローマでも特に美しい場所の一つといわれ、連日多くの観光客や地元の人々で賑わうスポットです。

紀元1世紀のローマ帝国時代、ドミティアヌス帝が建設した競技場の跡地に作られた広場で、南北に細長く伸びる形状はかつての競技場を彷彿とさせます。

見どころスポットは、ナヴォーナ広場の中央にある大きな噴水「四大河の噴水」です。バロック期の傑出した彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって作られました。

四大河の噴水は、古代ローマ時代のオベリスクを中心に、ヨーロッパのドナウ川、アフリカのナイル川、アジアのガンジス川、そして南米のラ・プラタ川を擬人化した四つの彫像に囲まれたデザイン。四つの大河が集まる中心地、世界の中心ローマを彷彿とさせるかのように、噴水中央にオベリスクが象徴的にそびえ立っています。

噴水のすぐ前には、白く美しいサンタンニェーゼ・イン・アゴーネ教会があります。この教会は17世紀に建てられ、若くして殉教した聖アグネスを祀っています。バロック様式の教会で、美しい内部の装飾、とくに教会内部から見上げるクーポラのデザインが魅力です。

広場周辺にはレストランやカフェも多く、テラス席でランチを楽しむ観光客で賑わい、音楽を演奏する人々や画家たちの姿も見ることもできます。

世界遺産コロッセオ

午後からは、ローマ市内の世界遺産スポットをめぐって観光を楽しみましょう!

まず訪れたいスポットは、ローマ観光で大人気のスポット「コロッセオ」です。

「フラウィウス円形闘技場」とも呼ばれるコロッセオは、高さ約50メートル、長さ約188メートル、幅約156メートルという巨大な外観が特徴の円形闘技場です。古代ローマ時代を象徴する遺産建造物でもあり、ローマのシンボルとしても知られています。

紀元70年にウェスパシアヌス帝によってコロッセオの建設が開始され、紀元80年に息子のティトゥス帝の時代に完成。落成から長い時を経て、1980年に世界遺産に登録されました。

コロッセオは最大で約5万人を収容することが可能だったといわれており、円形闘技場では剣闘士の戦いや動物との戦闘、さらには海戦を再現するなど、数々の戦いがローマ帝国時代のエンターテインメントとして行われていました。

古代ローマ帝国時代を肌で感じることができるので、外観はもちろんのこと、コロッセオは内部の観光も必見です。

アーチ構造やドームの形状など、古代ローマの建築技術が詰まった遺産を観光しながら、大観衆が詰めかけた円形闘技場を内側からのぞいて回り、剣闘士たちの生きた時代を感じてみてください。

あわせて、コロッセオを観光するなら地下部分も必見です。コロッセオの地下は、剣闘士や野獣が試合前に待機していた通路や部屋があり、闘技場の舞台裏になっていました。

世界遺産にも登録されているコロッセオを見学しながら、かつて一時代を築いた古代ローマ帝国の創造性と歴史をゆっくり感じてみてください。

フォロ ロマーノ

コロッセオを観光したら、続いて約2000年前の古代ローマ時代の遺跡群が広がるフォロ・ロマーノに向かいます。

フォロ・ロマーノは「ローマ市民の広場」という意味を持ち、紀元前6世紀から紀元3世紀にかけて、政治や宗教、経済、裁判など、古代ローマの中心地として栄えた場所です。

ユリウス・カエサルが演説を行った政治的スポットとしても知られ、「すべての道はローマに通ず」という言葉の起点となったといわれる歴史的な場所でもあります。

フォロ・ロマーノ内では、サトゥルヌス神を祀る神殿やセプティミウス・セウェルスの凱旋門、バシリカ・アエミリア、アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿、ティトゥスの凱旋門など、数多くの重要な遺跡が現存しています。

また、フォロ・ロマーノからはローマの七丘の一つであるパラティーノの丘に登ることができます。

パラティーノの丘は、古代ローマ時代には皇帝の宮殿があった場所で、遺跡群の全体を一望する絶好のビューポイントとなっています。

フォロ・ロマーノの遺跡群は全景をとどめていない建造物が多く、古代ローマ時代の栄光と繁栄、そして衰退を感じることができるスポットでもあります。

遺跡の間を通り抜けながら、ローマの壮大な歴史や雰囲気をぜひ肌で感じてみてください。

真実の口に手を入れよう

ローマ観光には、真実の口も外せないスポットの1つです。

ローマを象徴する観光地の1つ「真実の口」は、映画「ローマの休日」で世界的に有名になったスポットで、日によっては行列のできる人気の観光地です。

真実の口は大理石で作られた大きな顔の彫刻で、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外側に飾られています。海神オーケアノスの顔が真実の口のモデルだと言われています。

真実の口といえば、ローマの休日にも出てくる「手が抜けなくなる」伝説が有名です。

口に手を入れると、「偽りの心を持つ者は、手を噛み切られてしまう、または抜けなくなる」という伝説があり、映画ローマの休日ではグレゴリー・ペック演じるジョーが真実の口に手を入れ、抜けなくなるシーンが有名。

ぽっかり空いた真実の口に手を入れるのは、手が抜けなくなる伝説もあって少し勇気がいるのですが、観光するからには口に手を入れてみたいところ。

ただ実際のところは真実の口には奥行きがほとんどなく、手を添える程度のものとなっています。

真実の口は1世紀頃に作られたとされますが、なぜ作られたのか、その目的は不思議なことに現在もよく分かっていません。

彫刻の一部だった、神殿の排水に利用されていた、さらにはマンホールだったという諸説がありますが、いずれも確証はないもの。

真実の口が見られる「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」は、小さな教会ながら歴史的価値が高く、バレンタインデーの由来となった恋人たちの守護聖人、聖ウァレンティヌスが祀られています。教会もあわせての観光がおすすめです。

バチカン市国を観光する1日モデルコース

イタリア・ローマを観光するなら、ローマの街中にある世界で最も小さい独立国「バチカン市国」の観光も外せません。

バチカン市国は、世界最小の国にして、国全体が世界遺産に登録されているスポット。

カトリック教会の中心地としても知られ、サン・ピエトロ大聖堂にバチカン宮殿、そしてバチカン美術館とイタリア観光と、バチカン市国には行きたい有名スポットがもりだくさん!

世界中から多くの巡礼者と観光客が訪れるサン・ピエトロ大聖堂は、壮大な規模と美しい聖堂内が見どころで、バチカン美術館のシスティーナ礼拝堂に描かれているミケランジェロの「最後の審判」も絶対に観光したいスポットの1つです。

では、そんなバチカン市国を大満喫する1日をさっそく見ていきましょう!

サンピエトロ大聖堂

バチカン市国の象徴にしてカトリック教会の総本山とされるサン・ピエトロ大聖堂は、世界最大級のキリスト教の教会建築です。

バチカン市国の観光は、まずはサンピエトロ大聖堂からスタートです。

「サン・ピエトロ」とは聖ペトロを意味し、大聖堂はイエスの十二使徒ペトロが埋葬された地に建てられています。

キリスト教のおける特別な意味を持つスポットでもあり、サンピエトロ大聖堂はキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝によって、ローマ帝国時代の324年に最初の建築が命じられました。

時を経て1506年には、教皇ユリウスII世の命により、大規模な修復と改築が実施。ラファエロやミケランジェロといったルネサンス時代を代表する芸術家たちが設計に関わります。

120年の改築作業を経て、1626年に現在のサン・ピエトロ大聖堂が完成しました。

大聖堂の内部は圧巻のひと言で、中心部に位置するベルニーニの大天蓋をはじめ、豪華絢爛たるルネサンス様式の美しさが極まっていることが特徴です。

壮大なドーム、細部にわたる彫刻、壁画、そして黄金に輝く装飾は、「言葉を失うほど」「目を奪われて動けなくなるほど」の美しさがあります。

ベルニーニの大天蓋をはじめ装飾の美しさに見惚れてしまう大聖堂ですが、入口の近くにあるピエタも見どころの1つです。ピエタはミケランジェロの最高傑作とも呼び声が高く、イエス・キリストの亡骸を抱えた聖母マリアの姿を描いた彫刻作品です。

サン・ピエトロ大聖堂を観光する際は、あわせて大聖堂のクーポラの観光もおすすめです。

クーポラとは大聖堂の天井部分に、ぽっこりと半球形に突き出したドーム部分のことで、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラは展望テラスになっています。バチカン市国を一望する絶景が見られるスポットとしても有名です。

サンピエトロ大聖堂観光の注意点は、カトリックの聖地でもあるため服装に注意が必要です。タンクトップやミニスカート、サンダルなど肌の露出の多い服装では観光できません。

夏をはじめ暑いシーズンにバチカンを観光する場合は、あらかじめご注意ください。

なおバチカン市国はイタリア・ローマの中にある小さな国ですが、ローマからバチカンに移動するにあたっての入国審査はなく、パスポートも不要です。

バチカン美術館

サンピエトロ大聖堂に続いて、バチカン市国の有名スポット「バチカン美術館」を訪れます。

バチカン美術館はバチカン宮殿の中にあり、ミケランジェロの天井画で有名なシスティーナ礼拝堂がある場所としても有名です。

システィーナ礼拝堂、バチカン宮殿、バチカン宮殿をあわせて、ひとまとめにしてバチカン美術館と呼ばれています。

なかでもバチカン宮殿の大部分を占めるバチカン美術館は、世界最大級の美術館として知られ、歴代のローマ教皇たちが収集した豊富な芸術作品が展示されています。

バチカン美術館の見どころは、なんといってもルネサンス期を代表する巨匠ラファエロやミケランジェロの作品!

とくにミケランジェロが描いたシスティーナ礼拝堂の天井画「創世記」と、壁画「最後の審判」は圧倒的な迫力があり、いずれもバチカン市国を訪れるなら必見の芸術作品です。

バチカン美術館を訪れる目的がミケランジェロの描いた壁画を見るために、システィーナ礼拝堂を訪れること、という方も多いかなと思います。

最後の審判はシスティーナ礼拝堂の祭壇壁に描かれており、キリストが最終的な裁きを下す様子を中心に、天国へ昇る選ばれし者、そして地獄へ堕ちる罪人たちが描かれています。

神聖な空気に満ちているシスティーナ礼拝堂は、まるで世界を覆い尽くすようような圧倒的な絵画空間になっていることが特徴。

最後の審判の正面に立つと、圧巻の絵画世界の中へと引き込まれるような、ふと時間を忘れてしまうような感覚を覚えるはず。

4つの部屋からなるラファエロ間もバチカン美術館の必見スポットの1つです。

とくに古代ギリシャの哲学者を描いた「アテナイの学堂」は、ルネサンス期を代表する傑作として知られており、ラファエロの最高傑作ともいわれています。

また、トロイア戦争を描いた壮大な彫刻「ラオコーン像」をはじめ、美術の教科書で目にしたことのある作品がバチカン美術館にはたくさん並んでいます。

美術館の出口にある螺旋階段も見どころの1つで、登りと下りが交差しない美しい二重の螺旋構造になっています。

バチカン美術館は、世界中から観光客が訪れるスポットなので、とくにピークシーズンは直前での入館チケットの予約が難しいことが注意点です。美術館を訪れる方は、早めの予約がおすすめです。

世界屈指の美術館で、美術史に刻まれた名画をたっぷりをお楽しみください。

サンタンジェロ城

バチカン市国をたっぷり楽しんだら、少し足を伸ばしてサン・ピエトロ広場のちょうど反対側にあるサンタンジェロ城を観光してみましょう。

サンタンジェロ城は139年に完成した建物で、ローマ帝国の皇帝ハドリアヌスが自身の霊廟として建てられました。

サンタンジェロ城を正面から見上げると、頂上の部分に戦車を引くハドリアヌスの彫像が設置されている姿が見え、ローマ皇帝の威厳と当時の権力の高さを感じることができます。

14世紀以降は要塞や牢屋としても利用されており、現在は博物館として一般に公開されています。

映画ローマの休日を見たことがある人にとっては、夜のパーティーシーンで利用されたロケ地としても有名。

城のすぐ前にあるテベレ川にかかるサンタンジェロ橋、その橋のふもとが、映画『ローマの休日』で夜のパーティーと乱闘シーンがあった場所です。

また、サンタンジェロ橋は絶景スポットとしても知られ、川沿いとローマの美しい街並み、そして奥にサン・ピエトロ大聖堂の天井部分クーポラを望む景色をみることができます。

とくに夕暮れ時は、川沿いの街並みが街明かりにライトアップされ、ロマンチックなローマの魅力をぐっと引き出してくれるのでおすすめです。

サンタンジェロ城の内部は、ルネサンス様式で装飾された部屋が数多くあり、豪華な家具や絵画が展示されています。ゆっくり観光していると1時間〜2時間かかるほど広大です。

城内には非公開ながらもバチカンのサン・ピエトロ大聖堂へと続く秘密の回廊もあります。

城からの眺望も絶景でローマ市内を一望できるロケーションは、必見の価値ありです。

ローマ観光には、BUYMA TRAVELの現地ガイドもおすすめ

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イタリア・ローマで有名スポットをめぐるなら、事前にチェックしておきたいのが人気スポットのチケット予約です。

とくにローマは観光客が多く、世界遺産のコロッセオやバチカン美術館をはじめ、人気の観光スポットは早めのチケット予約が重要になってきます。

とくに以下のスポットは人気が高いので、早めの予約がおすすめです。

  • コロッセオの入場チケット
  • サン・ピエトロ大聖堂の入場チケット
  • バチカン美術館の入場チケット

観光チケットは公式サイトを通じて英語での取得が可能なのですが、以下のことにお困りではないでしょうか?

  • 英語サイトでの予約が不安
  • 予約がきっちりできているか心配
  • 海外サイトにクレジットカード情報を入力したくない
  • 人気のレストランを予約したいけど、方法がわからない

そんな時は、現地のプライベートガイドの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

BUYMA TRAVELでは、ローマ在住のガイドが観光スポットの案内からチケットの代行手配まで、ローマ旅行を便利にするプランを提供しています。

イタリアは英語が通じないシーンも多く、街中に書いてある言葉はイタリア語なので、とくに不便を感じるのがイタリアでの移動です。

現地ガイドは、空港からのピックアップ、ホテルチェックインのサポートなど、旅行中の必要な部分だけを旅行中にお願いすることができます。

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空港からローマ市内まではいくつかの公共機関を利用したルートがあります。これらのルートを事前にご案内します。また、お客様がご滞在されるホテルもしくは待ち合わせ場所等や予算に合わせて、ご提案させて頂きます。 ・シャトルバスによる移動 ・専用車に...

ガイドを利用すると、コロッセオやバチカン美術館の予約はもちろん、おすすめのジェラート店や地元のレストランの予約まで、ローマでの滞在を充実させるプランの提案も可能です。

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まとめ

イタリアの首都ローマは、古代ローマ遺跡の観光からバチカンでの芸術鑑賞、コロッセオをはじめとする世界遺産の数々と、観光中に楽しみたいことが盛りだくさんです。

本記事ではローマ観光の中でも、とくに人気の高いスポットを中心に楽しむモデルコースをご紹介しました。

コロッセオやフォロ・ロマーノの古代遺跡から始まり、バチカン市国でのサン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館、そしてトレヴィの泉でのコイン投げに至るまで、ローマの魅力を凝縮したプランです。

ぜひこのモデルコースの内容を参考にして、ローマ観光を楽しんでもらえたらと思います。

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