
フィリピンの首都マニラは、歴史的な遺産と近代的な高層ビルが立ち並ぶエキサイティングな都市です。
日本からフィリピン・マニラまでは片道5時間15分ほどのフライトとなり、3連休を利用した2泊3日の海外旅行にも人気です。
そんなマニラはスペイン統治時代の面影を残す旧市街から巨大なショッピングモール、さらに活気あふれる夜のナイトスポットまで、観光で訪れたい見どころが盛りだくさん!
今回は、マニラ観光でぜひ訪れたい人気の定番スポットを10か所を厳選してご紹介し、さらにマニラを大満喫する観光モデルプランまでご紹介します。
女子旅に家族旅行、そして一人旅にもぴったりなスポットばかりなので、ぜひマニラ旅行の計画にお役立てください。
では、さっそくマニラの観光スポットから順番に魅力をチェックしていきましょう!
1. イントラムロス

イントラムロスはマニラ中心部に位置する旧市街地で、スペイン統治時代の面影が色濃く残っている城壁に囲まれた歴史地区です。
フィリピンは16〜19世紀にかけてスペインの統治下にあり、イントラムロスは16世紀に築かれたものです。イントラムロスはスペイン語で「壁の内側」という意味があり、当時は政治や宗教の中心地となっていました。
イントラムロスには石畳の街路やスペイン風の建築が並んでいるので、散策すると中世にタイムスリップしたような感覚も楽しめます。
要塞や教会などマニラの人気観光スポットが集まっていることも特徴で、フォトジェニックな街並みはインスタ映えするため女子旅にも欠かせない地区としても人気です。
カレッサとよばれる観光馬車で、イントラムロス周辺ををめぐる現地ツアーも大人気です。
2. マラテ教会
マラテ教会は16世紀末に建てれた歴史あるカトリック教会です。イントラムロスの外側、マニラ湾近くのマラテ地区に位置しています。
海外近くにたつ重厚な石造りのマラテ教会は、イスラム建築とバロック様式があわさったムデハル様式という珍しい建築スタイル。
黒々とした外観は迫力ある石組の重厚さが見どころで、繊細な装飾が施されていることも注目のポイント。
1762年のイギリス占領下の時代には、英国軍の要塞としても使われ、また太平洋戦争ではアメリカや日本の収容所として使われた歴史があります。
内部には美しい祭壇があり、洗礼者ヨハネとの遭遇をモチーフにしたステンドグラスも見どころの1つです。ステンドグラスから差し込む光が、神秘的な雰囲気を演出しています。
地元マニラにとっては大切な祈りの場でもあり、週末にはミサが執り行われることもあります。観光客もミサの時間外であれば自由に見学でき、歴史好きや教会建築に興味がある人におすすめです。
夕暮れ時の観光もおすすめで、すぐ近くのマニラ湾沿いのサンセットとあわせて、一層ロマンチックな雰囲気を楽しめます。
3. マニラ大聖堂

マニラ大聖堂(マニラ・カテドラル)は、イントラムロス地区の中心に建つフィリピン・マニラを代表するカトリック大聖堂です。
マニラ・カトリック大司教の拠点としても知られる教会で、マニラのなかで最も重要な教会の1つとなっています。
マニラ大聖堂がほこる石造りの荘厳なたたずまいは圧巻のひとことで、イントラムロス地区の観光には欠かせない必見スポットとしても有名です。
マニラ大聖堂の創建は1581年ですが、度重なる地震や戦争で破壊されながらもその度に再建され、現在の建物は1958年に再建されたもの。
ドーム型の屋根をもつ塔、壮麗なファサードにある大きなバラ窓が印象的な教会で、フィリピン芸術家が手がけた色鮮やかなステンドグラス、そして内部にあるパイプオルガンも大きな見どころです。
マニラ大聖堂のパイプオルガンは、4500本ものパイプを使用して作られておりアジア最大級のパイプオルガンとしても有名です。
4. サン・アグスチン教会

サン・アグスチン教会は、イントラムロスにあるフィリピン最古の石造り教会で、バロック様式の壮麗な建物です。
1606年のスペイン統治時代に完成し、度重なる地震や第二次世界大戦の戦禍にも奇跡的に耐え、完成した当時の姿のままで残っています。
1993年にはフィリピンで唯一のユネスコ世界遺産にも登録されており、マニラ市内で唯一の世界遺産建築としても有名です。
教会の内部は豪華なシャンデリアや美しい天井画などの装飾が見事で、とくに壁画で埋め尽くされているアーチを描く天井は必見ポイント。
教会に隣接している修道院跡は博物館として公開されており、スペイン統治時代の宗教美術品や歴史資料、数百年前に作られたとされるバロック調のパイプオルガン、聖母子像などが展示されています。
荘厳な雰囲気に包まれた教会は見応え抜群なので、マニラのイントラムロスを観光する際はぜひチェックしてみてください。
5. サンチャゴ要塞

サンチャゴ要塞は、イントラムロス北端に位置する16世紀築の要塞跡です。
1571年にフィリピン諸島を征服したスペイン人「ミゲル・ロペス・デ・レガスピ」によって築かれ、マニラの防衛拠点となった城門や石造りの城壁が残っています。
サンチャゴ要塞はスペイン植民地時代から第二次大戦期にかけて、牢獄としても利用されており、フィリピン独立の英雄ホセ・リサールが処刑前に幽閉された場所としても知られます。
植民地時代のフィリピンを象徴するスポットとして有名で、ホセ・リサールの幽閉されていた牢屋、ダンジョンと呼ばれる地下通路、当時の歴史の名残を痛感する要塞跡が見どころです。
敷地内にはホセ・リーサルの記念館も併設されており、彼の遺品や独立運動の資料が展示されているほか、処刑場にむかうホセ・リーサル最後の足跡が再現されています。
マニラ大聖堂から徒歩5分ほどの距離にあり、マニラの歴史を象徴する観光スポットにして、マニラの歴史を知るうえで欠かせないスポットでもあります。
6. サンディエゴ要塞/バルアルテ・デ・サンディエゴ

バルアルテ・デ・サンディエゴ(サンディエゴ要塞)は、イントラムロスの南側に位置する16世紀の砦跡です。
サンディエゴ要塞はスペイン統治時代の石造り要塞で、上空から見るとスペードのエースに似た独特の形状をしています。
スペード型の要塞の中央には、敵の攻撃を防ぐための堡塁(ほうるい)が3つ配置されており、同心円を描いていることが特徴です。
現在は石積みの遺跡が残った状態となっており、園内は緑地公園として整備されています。
サンディエゴ要塞の砦跡は、戦争の被害により一部が崩壊しており、園内の緑と遺跡となった要塞跡はジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のような光景としても話題のスポットです。
黒く苔むした要塞跡は一部が緑に覆われはじめており、戦争の歴史が自然の緑に覆われている景色は、マニラのサンディエゴ要塞ならではの風景です。
要塞跡が作り出したマニラにひろがる異世界のような景色をぜひ楽しんでください。
7. カーサ・マニラ
カーサ・マニラは、イントラムロス内にあるスペイン植民地時代の上流階級の邸宅を再現した博物館です。
館内ではスペイン統治時代の上流階級の暮らしを知ることができ、調度品や家具、装飾品の一つ一つに当時の文化が感じられます。
石畳の中庭や豪華な応接間など、コロニアル様式の館内を見学すると、まるでスペイン統治時代にタイムスリップしたような感覚が楽しめます。
カーサはスペイン語で家を意味しており、カーサ・マニラは建物の下側と上側で様式が異なることも注目のポイントで、下側が石造り、上側は木造建築になっています。また噴水のある中庭パティオも美しく見応え十分です。
カーサ・マニラはサン・アグスチン教会の目の前に位置しており、周辺にはカフェや土産物店もあるので休憩とあわせて立ち寄るにも便利です。
マニラの歴史や文化に興味がある人はもちろん、当時の暮らしを覗いてみたい方におすすめのスポットです。
8. SMモール・オブ・アジア
SMモール・オブ・アジアは、マニラ湾沿いに位置するアジア有数の規模を誇る巨大ショッピングモールです。
メインモールを中心とした4つの建物からSMモール・オブ・アジアは、60万平方メートルをほこる広大な敷地を有しており、ファッションブランド店やレストランなど、約1000店以上のショップが並んでいます。
カラフルで大人なアイテムを展開するフィリピンのブランドのBAYO(バヨ)や、マニラでオープンしたマリンスタイルが人気のREGATTA(レガッタ)など、モール内にはフィリピンブランドアパレルはもちろん、人気のコスメに雑貨などチェックしたいアイテムは多数そろっています。
広大なスーパーマーケットも完備しているので、ショッピングとあわせてばらまき用のマニラお土産を探すにもピッタリです。
1日では回りきれないほど広大な館内には、ショップだけでなく屋内スケートリンク、大型アミューズメントセンターなどエンターテイメント施設も満載で、大人から子供まで1日中楽しめます。
モールのシーサイドには、真っ白な巨大観覧車や遊園地がある湾岸エリアが広がり、夕方には美しいサンセット、週末には花火イベントを楽しむこともできます。
家族連れのレジャー旅行はもちろん、女子旅のショッピング、カップルのデートスポットまで幅広い層におすすめできるマニラ屈指の人気スポットです。
9. アヤラ・センター
アヤラ・センターは、マカティ中心部に広がる大規模商業エリアで、「グリーンベルト、グロリエッタ、ルスタンス、ランドマーク、SMマカティ」という複数のショッピングモールから構成されている施設です。
アヤラ・センターで最も古いエリアでもあるグリーンベルトは、緑豊かな中庭とドーム型の教会がある開放的な雰囲気が魅力。
ルイヴィトンやグッチなどの高級ブランドブティックからおしゃれなカフェ・レストランまで揃い、優雅なひとときを過ごせます。
グロリエッタはファミリー向けのショップやフードコート、カジュアルブランドのアパレルが入っているモールで幅広い層が楽しめます。
グロリエッタの4Fにはジャパンタウンと呼ばれるエリアもあり、海外でふと恋しくなる和食が食べられることもポイントです。
高級ブランドのショッピングから美食、カジュアルにファッションを楽しむ女子旅やカップルでのショッピングにもおすすめ。
治安の良い地区にあることも魅力の1つで、マニラの都会的な魅力を満喫できるスポットとなっています。
10. マニラ湾のサンセット

マニラ湾は世界的にも夕日が美しいことで有名なスポットです。
夕暮れ時にはオレンジ色に染まる空と海が織りなす幻想的な光景を眺めようと、多くの観光客や地元の人々がロハス大通り沿いの湾岸遊歩道に集まります。
マニラ湾に沈む夕日は「世界三大夕日」とも称されており、ロマンチックな雰囲気はカップルに大人気!
遊歩道にはベンチや屋台が並び、海風を感じながらのんびり散策やサンセットの写真撮影が楽しめます。
また、ディナークルーズ船も運航しており、船上から夜景とともに特別な時間を過ごすことも可能です。
マニラ観光の締めくくりに、マニラ屈指の絶景でもあるサンセットはぜひお見逃しなく。
スモーキーマウンテン

スモーキーマウンテンは、マニラ北部トンド地区にあるかつての巨大なゴミ処分場跡、その周辺のスラム街です。
長年にわたりゴミが山積し煙を上げる様子からスモーキーマウンテンと呼ばれており、フィリピンの貧困問題を象徴する場所として知られています。
周辺地域は大規模なスラム街となっており、廃品回収で生計を立てる多くの住民が暮らしてきました。
スモーキーマウンテンは観光地ではありませんが、フィリピン・マニラの実情を知る社会科見学のような形で訪問することができます。
専門の現地ガイド付きツアーを利用すれば、安全にコミュニティ内を案内してもらえ、住民の生活の様子や地域の課題について学ぶ貴重な体験が可能です。
普段の観光では体験できないマニラのもう1つの現実に触れることで、日本では滅多に触れることのない世界を知る機会になるはずです。
スモーキーマウンテンは個人での立ち入りは非常に危険なため、訪れる際は必ず信頼できるガイド同行で訪問してください。
夜のマニラのナイトスポット
夜のマニラは活気にあふれており、ルーフトップバーにクラブをはじめ、多彩な夜遊びナイトスポットがそろっています。
フィリピン最大級の夜の街マラテ、エルミタ地区には、外国人旅行者にも人気のバーやライブ音楽が楽しめるパブ、カラオケバーが立ち並び、陽気な雰囲気のなか夜遅くまで賑わっています。
マカティのポブラシオンエリアでは、おしゃれなルーフトップバーが多く、美しいマニラの夜景を開放的な雰囲気で満喫できます。
マニラの高級エリアにあたるフォートボニファシオ(BGC)には、最新の音響を備えた大型クラブや高級ラウンジバーがあり、治安が良好とされるエリアでもあります。
夜のマニラの歓楽街で注意しておきたいのは、基本方には治安が悪いので、夜間の観光には十分な注意が必要ということです。
安心してマニラの夜を楽しみたい場合は、現地の事情を熟知した観光ガイドと一緒に行動することがおすすめです。
専門ガイドに案内してもらえば、スリや詐欺などの治安に配慮して、安全で楽しいお店に連れて行ってもらえるので、初めての人でもマニラの夜遊びを楽しむことができます。
なのでマニラの夜が気になる方は、ぜひ現地の日本語ガイドとともにナイトスポットめぐりにチャレンジしてみてください。
マニラの歴史地区をめぐる1日モデルコース

マニラ観光の1日は、スペイン統治時代の面影を色濃く残す「イントラムロス」を中心とした旧市街エリアをじっくりめぐるプランがおすすめです。
美しい石畳の街並みや教会、要塞など歴史的な建築が集まり、フィリピンの文化と歴史を肌で感じられる1日になります。
夕方にはマニラ湾に沈む壮大な夕日を堪能し、ゆったりとした時間を過ごしましょう。
午前:イントラムロス歴史散策と教会めぐり

朝からまず向かうのは、マニラの旧市街「イントラムロス」です。
イントラムロス地区はスペイン統治下で築かれた城壁都市で、今でも中世のような雰囲気が残っています。
イントラムロスでは、「サン・アグスチン教会、カーサ・マニラ、マニラ大聖堂、サンチャゴ要塞」というルートで人気の観光スポットをめぐります。
まず最初に訪れるサン・アグスチン教会は、フィリピン最古の石造り教会にして、ユネスコ世界遺産です。バロック様式の内部装飾は必見です。
カーサ・マニラは、19世紀の上流階級の邸宅を再現した博物館で、スペイン統治時代の生活様式をぜひ垣間みてみましょう。
イントラムロス地区の最大の見どころでもあるのがマニラ大聖堂で、フィリピンのカトリックを象徴する壮麗な教会をじっくり観光します。
とくにマニラ大聖堂では、重厚なファサードと美しいステンドグラス、そしてアジア最大級のパイプオルガンが印象的なので必見です。
午前中の最後の目的地は、サンチャゴ要塞です。
フィリピン独立の英雄ホセ・リサールが投獄されたことで知られるサンチャゴ要塞を観光して、併設されている歴史資料館にも覗いてみましょう。
イントラムロス内は徒歩でも観光できますが、暑さが気になる場合は観光用の馬車「カレッサ」に乗って優雅に散策するのもおすすめです。
午後:砦と公園で歴史を感じる

メインの人気スポットは午前中に満喫して、午後からはのんびりとマニラ観光を楽しみます。
まずは円形の石造りの砦「バルアルテ・デ・サンディエゴ(サンディエゴ要塞)」の観光です。
遺跡あるいは廃墟のような独特の雰囲気がサンディエゴ要塞で、どこかジブリ映画の世界のような緑に覆われた要塞の世界を満喫します。
城壁の上からはイントラムロスの街並みも見渡せ、静かで穴場的な雰囲気も魅力です。
歴史地区をたっぷり堪能したあとは、徒歩圏内にあるリサール公園、あるいはフィリピン国立美術館の観光をはさんでゆっくり過ごしつつ、写真撮影や休憩を取りながら過ごすのがおすすめです。
サンセットタイムが近づいてきたら、ロハス通りのベイウォークへ。マニラ湾に沈む夕日は「世界三大サンセット」とも呼ばれ、マニラ観光には外せない絶景です。
夕暮れ時には多くの観光客や地元の人が訪れ、オレンジ色に染まる空と海が幻想的な景色を描きます。海辺の遊歩道を散策しながら、のんびりと1日を締めくくりましょう。
ショッピングを楽しむコース1日モデルコース
マニラでショッピングを楽しむ1日は、SMモール・オブ・アジアとアヤラ・センターを訪れるお買い物大満喫の1日です。
フィリピン・マニラの都市やライフスタイルを観光しながら、広大な空間でのんびりお買い物を楽しみましょう!
午前:マニラ湾沿いの巨大モールで朝からショッピング
マニラでお買い物といえば、マニラ湾に面したフィリピン最大級のショッピングモール「SMモール・オブ・アジア」は外せません。
お買い物を楽しむ1日は、まずは朝からSMモール・オブ・アジアに向かいます。
巨大なファッションモールを観光しながら、アパレルショップめぐりに、フィリピン雑貨にコスメアイテム、日本に持って帰るお土産もチェックして、なんでもそろう巨大モールで朝からお買い物を楽しみましょう!
歩き疲れたら、モール内のベンチやカフェでひと休みして、のんびりとリラックス。
モール裏のベイエリアには、観覧車や遊園地もあるので、お買い物とあわせて立ち寄ることもお忘れなく。
昼過ぎ:マカティのアヤラ・センターでお買い物
午後からは、マカティの中心部にある近代的な複合商業エリア「アヤラ・センター」の観光とお買い物です。
アヤラ・センターでチェックしておきたいのは、高級ブランドやハイセンスなセレクトショップが並ぶ「グリーンベルト」と、レストランが充実したカジュアルな雰囲気の「グロリエッタ」です。
とくにグリーンベルトは、マニラならではの都市空間を感じられるエリアで、敷地内にある教会チャペルや、緑豊かなお買い物空間も魅力です。
お買い物に満足したら、夕方からはアヤラ周辺でゆったり過ごすことがおすすめです。
アヤラ・センター内や近隣には、緑豊かな公園やアートギャラリーなども点在しており、買い物の合間にリラックスするのにもぴったりです。
スモーキーマウンテンとハッピーランドの現地訪問コース

最後にご紹介するのは、観光地では見ることのできないもう1つのマニラ、「スモーキーマウンテン」と「ハッピーランド」を訪れるモデルコースです。
治安の心配があるスモーキーマウンテン周辺のスラム街は、日本語ガイドを利用することで特別に現地を訪問することができます。
スモーキーマウンテン訪問
「スモーキーマウンテン」は、かつてフィリピン最大のゴミ集積場として知られたトンド地区の一角にあります。
積み上げられたゴミから煙が立ちのぼる様子からこの名前が付きました。周辺の地域はスラム街となっており、今も廃品回収で生活をつなぐ人々が多く暮らしています。
ガイドの案内では、現地の雰囲気や歴史的背景と貧困の格差、治安を学びながらスラム街を訪問します。
ハッピーランド訪問
続いて訪れるのはトンド地区のスラムの中でも、とくに活気あるエリア「ハッピーランド」です。
ハッピーランドという名前とは裏腹に、現地は過酷な生活環境が続いている地域です。
ただ、そこに暮らす子どもたちはとても人懐っこく、笑顔を向けてくれることが多いのが印象に残るエリアとなっています。
ガイドツアーでは、地元コミュニティと連携しながら、子どもたちと一緒に遊んだり、現地の暮らしを丁寧に学ぶ機会が設けられています。
スモーキーマウンテンとハッピーランドは、個人での立ち入りはおすすめできません。必ず現地を熟知したガイドの案内で訪問してください。
また服装は動きやすく汚れてもよいものを。カメラ撮影を行う場合は、現地で暮らす人々への配慮を忘れず、ガイドの指示に従ってください。
さいごに

マニラには歴史や文化を感じられる旧市街から、活気あるショッピングエリアまで、多彩な文化が入り混じった魅力たっぷりの都市です。
ご紹介した観光スポットやモデルコースを参考にしながら、ぜひフィリピン・マニラで特別なひと時をお過ごしください。