台湾十分でランタン飛ばし体験!夜の天燈上げや九份と合わせた行き方についてもご紹介

台湾で九份とならんで注目を集めている「十分(シーフェン)」は、平渓線沿線にあるノスタルジックな街並みと、願いごとを書いて空に放つランタン(天燈)飛ばしが名物の人気スポットです。

台湾レトロな風景が広がる十分老街では、昼はにぎやかな屋台や線路沿いの街歩きが楽しめ、線路の上から空に向かって放つランタン飛ばしが体験できます。

十分のランタン飛ばしは、昼と夜いつでも体験できるのですが、とくに夜空に向かって天燈(ランタン)を飛ばす体験は格別で、台湾屈指の幻想的な光景を楽しむことができます。

本記事では、そんな十分とランタン飛ばし(天燈上げ)の魅力とやりかたについてをご紹介。

もちろん台北から十分へのアクセス方法、旧正月に開催される十分の夜空にランタンが飛び交うランタン祭り「平渓天燈節」について、そして大人気のスポットの九份とあわせて1日で観光する方法についてもご紹介します。

ぜひ最後までチェックしてみてください。では、さっそく十分の魅力から確認していきましょう!

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十分はランタン飛ばしの街!

十分(シーフェン)は、台湾・新北市平渓区にある小さな町で、平渓線沿線の人気観光スポットとして知られています。

もともとは炭鉱の町として栄えた歴史があり、今ではノスタルジックな風景と台湾レトロな街並みが残る山あいのエリアとして注目を集めています。

台北市内から電車やバスで日帰りで観光することもでき、台北旅行にもぴったりの距離にあるので、初めて台湾を訪れる観光客や、九份とあわせた観光プランが人気です。

十分の名物といえば、なんといってもランタン飛ばし(天燈上げ)を体験できることです。

ランタン飛ばしは、願いごとを書いたランタンを空に飛ばすというロマンチックなアクティビティで、台湾の伝統文化の1つとしても有名です。

また、十分は観光エリアがコンパクトにまとまっているので、徒歩で台湾レトロな街並みを楽しみながら、のんびり観光できることも魅力の1つ。

ランタン飛ばしを体験できる「十分老街」、台湾のナイアガラと称される「十分瀑布」など、自然と文化の両方を一度の観光で楽しめるスポットになっていることも人気です。

十分老街には飲食店や台湾B級グルメが楽しめる屋台、お土産屋が立ち並び、老街のすぐ脇にはローカル鉄道・平渓線の線路が通っていることも特徴です。

お店と線路の隙間はわずか1メートルほどしかなく、列車が来ない合間の時間に観光客が線路上に出てランタンを打ち上げることもできます。

また、十分は「ランタン発祥の地」とも呼ばれており、旧正月の元宵節(旧暦1月15日)にランタンを空へ飛ばす習慣を始めたのは、十分だったとも言われています。十分の伝統が現在の天燈上げ体験のルーツとなっています。

十分でランタン飛ばし(天燈上げ)を体験

十分に観光するなら絶対に体験したのが、願い事を書いたランタン(天燈)を空高く飛ばす体験です。

十分のランタン飛ばし(天燈上げ)は、大きな紙製のランタンに願い事を書いて、空に放つというロマンチックなもの。

十分には「神様の住処に最も近い場所」という言い伝えがあり、十分から天燈を上げると願いごとが叶うと古くから伝えられてきました。

もともとランタン飛ばしは、元宵節に行われる年中行事だったのですが、現在では観光用に一年中いつでも十分で体験することができます。

とくに夜空に放つランタンの光は、台湾屈指の絶景とも呼び声が高く、灯りが暗闇の空へふわりと浮かび上がる幻想的な光景が楽しめます。

レトロな街並みには、屋台やランタンを買える天燈屋、食堂などが軒を連ね、ローカル鉄道が通る線路のすぐ脇でランタンを上げる体験は、まさに映画のワンシーンのよう。台湾ならではの風情ある伝統体験が楽しめます。

ランタン飛ばしは少しの雨でも実施されていますが、風が強いと火が消えてランタンが上手く飛ばないことが注意点です。

十分のランタンの買い方と空に飛ばす方法

十分でランタン(天燈)を飛ばすには、まずは現地のランタン屋さんでランタンを購入する必要があります。

ランタン屋は老街の線路沿いに並んでいて、ランタンは当日に気軽に買うことができます。予約をする必要もありません。

十分老街には数多くのランタン店が並んでいて、なかには簡単な日本語が通じる店もあり。お店で紙製のランタンを購入したら、続いてその場でランタンに願い事を書き込みます。

十分のランタンは、 見た目がカラフルで紙製なことが特徴です。

ランタンは色によって祈願の種類が分かれており、例えば赤色のランタンは健康・長寿、黄色は金運、青は仕事運、紫は学業、合格祈願、ピンクは恋愛・結婚運といった具合にそれぞれ意味が異なっています。

ランタンは1人1つでも、2〜3人で1つを共同で使ってもOK。筆と墨が用意されているので、筆を使って直接ランタンに願い事を書き入れます。

欲張って複数の願いを叶えたい場合は、1つのランタンに最大4色まで色分けして書くことも可能です。願い事は、ランタンの4面すべてに書き込めます。

ランタンに願い事を書き終えたら、いよいよ願いを込めたランタンを両手で支えて空へ放ちます。

周囲に気をつけて準備が整ったら、お店の人がランタンの燃料に火をつけてくれます。ふんわりとランタンが膨らみ、手を離して大きな天燈を空に放ちましょう。

ゆらゆらと空高く舞い上がって、空に昇っていく無数のランタンはとても幻想的で、一生の思い出に残る光景です。

料金の目安は、単色ランタンが約100ニュー台湾ドル、四色ランタンでも150ニュー台湾ドル程度とお手頃です

ランタンの種類と値段の目安

十分で販売されている天燈ランタンは、色の数によって料金が異なるのが一般的です。

  • 単色ランタン(1色):200NTD前後(約900円)
  • 四色ランタン(4面それぞれ違う色):250前後(約1100円)

料金は店によって若干異なる場合がありますが、十分老街では基本的に現地価格で設定されているため、どのお店でも大きくな違いはありません。

ランタンの購入は現金払いのみの店舗が多いため、事前に小銭や100元札を準備しておくとスムーズです。

十分のランタン祭り!平渓天燈節(ランタンフェスティバル)は旧正月に開催

(台湾)

もし旧正月シーズンに台湾を訪れるなら、ぜひ体験したいのが台湾のランタン祭り「平渓天燈節」です。

平渓天燈節は、毎年旧暦の1月15日の元宵節の夜、十分や平渓の町といった新北市平渓エリアで行われるランタンを飛ばすお祭りのことです。

会場となる十分や平渓の空には、願い事の書かれた1000個以上の天燈が一斉に放たれ、夜空いっぱいに舞い上がる圧巻の光景が楽しめます。

無数のランタンが放つ暖かな光が夜空を覆いつくす景色は幻想的のひとことで、この光景をひと目見ようと毎年世界中から観光客が平渓を訪れます。

平渓天燈節の観覧は誰でも無料で参加できますが、現地のお祭りで実際に自分でランタンを放ちたい場合は、整理券(参加券)が必要となります。

無数のランタンが夜空を彩る「台湾のランタン祭り」は年に一度ですが、旧正月時期に台湾旅行を考えている場合は、幻想的なお祭りに参加してみることもおすすめです。

なお、台湾各地で開催される「台湾ランタンフェスティバル」とは異なるので、混同しないようご注意ください。

十分に行くなら、台湾のナイアガラ十分瀑布も必見

十分を訪れるなら、ぜひ足を延ばしたいのが台湾のナイアガラとも呼ばれる大きな滝「十分瀑布」です。

十分瀑布は高さ約20メートル・幅約40メートルにもなる半円形状の壮大な滝で、十分駅から徒歩約20分の場所にあります。

十分瀑布の周囲は「十分風景特定区」という景勝地に指定されており、滝の正面には観瀑用の展望デッキも整備されています。

目前で轟音を立てて流れ落ちる水の迫力は圧巻で、マイナスイオンたっぷりの滝しぶきは圧巻!晴天の日には滝壺から立ち上る水しぶきに虹がかかることもあり、写真映えスポットとしても人気です。

緑豊かな遊歩道を散策しながら行けるアクセスの良さも魅力で、十分老街から往復しても1時間程度で立ち寄れることもポイントです。

十分まで行ったらぜひこの絶景滝にも訪れてみてください。

台北から十分への行き方

台北市内から十分までは、日帰りで気軽にアクセスすることができます。台北市内から十分まで、およそ1時間ほどで行くことができます。

台北から十分までの行き方としては、電車(鉄道)、路線バス、そして現地発のオプショナルツアー利用の3通りをご紹介します。

台北の公共交通機関を利用して移動するなら、もっとも便利で一般的なのが鉄道を利用するルートです。

台北駅から台湾鉄道(TRA)の電車に乗り、まずは瑞芳駅まで向かいます。所要時間は約40〜50分ほどです。

瑞芳駅に到着したら、ローカル線の平渓線に乗り換えて、約20〜30分で十分駅に到着します。十分駅を出るとすぐ目の前が十分老街で、ランタン飛ばしや街歩きがすぐに楽しめます。

ただし、平渓線は本数が少なく、1時間に1本程度しか運行されていないことが注意点です。とくに週末は人気の夜の時間帯は混雑しやすいので、早めの行動がおすすめです。

電車以外に、台北市内からバスで十分へ向かうルートも存在します。代表的なのは以下の2通りです。

  • 北門駅 → 瑞芳駅 → 十分:路線バスを乗り継ぐルート
  • 木柵駅 → 十分:台北客運の795番バスで乗換なしルート

ただし、バスルートは電車に比べて時間がかかり、乗車時間は約1時間30分〜2時間です。

途中での渋滞や停車回数の多さもあり、アクセス性の面ではやや不便。バスはローカル感を味わえる反面、台湾旅行が初めての方には切符の買い方も含めて、ハードルが高くもあります。

十分は九份と合わせた観光が大人気!

十分を訪れるなら、近くにある台湾屈指の人気スポット「九份」をセットで観光することがおすすめです。

九份は山あいに広がるノスタルジックな街並みと、夕暮れ時に灯る赤い提灯の美しい風景で知られる台湾随一の人気スポット。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったという噂もあって注目されたスポットとしても有名です。

じつは十分と九份は、台北からみて同じ方面にあるため、一日で2箇所をまわる日帰り旅行コースが定番となっています。

朝〜昼に十分観光、夕方〜夜に九份観光という行程は日帰りでも十分可能で、両方の名所を一緒に訪れる観光客も多いです。

たとえば、午前中に十分で滝や老街を散策して、ランチ後に天燈飛ばし体験を満喫。十分から九份へ移動して、日没から夜にかけて幻想的な提灯の風景を楽しむ、といった流れがモデルコースの一例です。

十分から九份までの移動は、公共交通機関を利用するなら十分駅から瑞芳駅へ戻り、九份・金瓜石行きバスに乗れば、約1時間ほどで九份に到着します。

タクシーで移動するなら、十分から九份まで約30〜40分程度です。

ただし、夜の九份・十分から台北へ戻るバスや電車は、非常に混み合うことが注意点です。

とくに週末は台北行きバス停に長い行列ができ、乗車まで1時間以上待つこともあるため注意が必要です。

もし移動の面倒を避けて、効率良く九份と十分を観光したい場合は、続いて紹介する「九份・十分ツアー」を利用することもおすすめです。

現地ガイドツアーを利用すれば、夜の九份と十分を1日で簡単に観光できる

十分は台北から日帰り観光できるのですが、自力で移動するにはアクセスが少し複雑なことが悩みどころです。

公共交通機関を使ったアクセスも魅力ですが、移動に不安がある方や、台北から効率よく観光したい方には、現地発着の「九份・十分ツアー」に参加することもおすすめです。

現地ツアーを利用すれば、専用車で移動することができるので、台北市内から十分や九份まで乗り換え不要でスムーズにアクセスできます。ローカルの平渓線の混雑や時刻表の心配もなしです。

夕方以降の十分と九份は、とても人気があるので観光客で大混雑するのですが、ツアーなら夜の九份散策も安心で、帰りに長蛇の列のバスを待つ必要もありません。

終バス・終電の時間を気にしなくて良いので、たっぷり十分のランタン上げと九份の夜景を満喫できます。

ツアー行程によっては、帰りの目的地を台北で人気の夜市「士林夜市」にするといったアレンジができることも嬉しいポイントです。

一日で台北の郊外を観光して、さらに夜市の観光まで両方を楽しめるのはツアーならではの醍醐味です。

短い滞在日数で台湾旅行をたっぷり楽しみたい方や、初めて台湾を訪れる方にもぴったりなので、ぜひ効率的なツアーを上手に取り入れて、台湾での幻想的なランタン体験とレトロな街歩きを心ゆくまで楽しんでください。

まとめ

BUYMA TRAVEL

十分は、台湾レトロな風景と願いを込めて飛ばすランタン体験で人気の観光スポットです。

台北から1時間ほどで訪れることができ、ランタン上げに老街の散策、近くにある十分瀑布も楽しめます。

近くの九份とセットでめぐる観光も定番で、効率よくまわるなら現地ツアーの利用が便利です。ランタン飛ばしや九份観光、夜市まで満喫したい方は、乗り換え不要でスムーズな専用車付きツアーをぜひチェックしてみてください。

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