
台北では近年、多くの新しいホテルが続々とオープンし、観光客から高い人気を集めています。新規開業ホテルは清潔で設備が最新なうえ、デザイン性やサービス面でも魅力的な点が多く、旅行者の満足度も高くなっています。本記事では、日本人観光客向けに2018年から2025年にかけて台北で新しくオープンしたホテル情報を総まとめします。ホテル選びのポイントやエリア別の特徴も解説しますので、台北旅行計画の参考にしてください。
台北の新しいホテルが人気を集める理由
近年オープンした台北のホテルが人気を集める背景には、いくつかの理由があります。
- 最新設備と清潔感:新しいホテルは建物や客室が新築同然で清潔です。設備も最新式で高速Wi-Fiや最新家電を備え、快適に過ごせます。たとえば2022年開業の寒居酒店(ハンブルブティックホテル)は、エルメス御用達のデザイン事務所が外観を手掛けたスタイリッシュな造りで人気です。新しい施設ならではの清潔さと快適さが、多くの宿泊客から支持されています。
- 魅力的なデザインとサービス:最新のライフスタイルに合わせた洗練されたデザインやサービスを提供している点も魅力です。例えばEPISODE大安台北(2024年開業)は、ハイアットの新ブランドJdV系列のホテルで、都会の喧騒を忘れさせる落ち着いたデザインや音楽をテーマにした個性的な内装が話題です。多くの新ホテルがインスタ映えするおしゃれな空間づくりや、ウェルカムドリンク・ラウンジサービスなど独自のホスピタリティを打ち出しています。
- お得な開業キャンペーン:新規オープン時には割引料金や特典付きプランが提供されることも多く、コストパフォーマンス良く宿泊できる点も人気の理由です。開業直後のホテルは知名度向上のためプロモーション料金を設定するケースがあり、最新ホテルで贅沢な体験を比較的手頃な価格で楽しめるチャンスとなっています。
以上のように、新しいホテルは設備・サービス両面で魅力的であり、お得に利用できる機会も多いため、台北旅行の宿泊先として注目を集めているのです。
宿泊前に知っておきたい!ホテル選びのポイント
台北でホテルを選ぶ際には、基本的なポイントも押さえておきましょう。せっかく新しいホテルに泊まるなら、事前に情報収集して満足度の高い滞在にしたいですよね。以下にホテル選びで重視すべき点をまとめます。
立地:移動や観光に便利なエリアを重視
ホテルの場所は旅の快適さを左右する重要なポイントです。MRT(地下鉄)の駅近くや、行きたい観光スポットの近隣にあるホテルを選ぶと移動時間と交通費の節約につながります。台北市内は公共交通が発達しており、主要観光地へは概ね1時間以内で行けますが、例えば西門町や台北駅周辺、東區(忠孝復興周辺)などアクセス至便なエリアのホテルだとさらに移動がスムーズです。短い滞在でも効率良く観光を楽しむため、立地の良さは最優先事項と言えます。
口コミやSNSの活用で事前情報をゲット
ホテルを予約する前に、口コミサイトやSNSで最新の評判をチェックしましょう。旅行予約サイトのレビューやTripAdvisor、Googleレビューなどでは実際に宿泊した人の率直な感想が参考になります。また、InstagramやTwitterでホテル名を検索すると、宿泊者が投稿した写真やコメントが見つかることもあります。客室の雰囲気や朝食の内容、サービス品質など公式情報だけでは分からないリアルな情報を収集できます。特に新しいホテルの場合、開業直後のサービス状況などは口コミが貴重な判断材料となるでしょう。口コミ評価は日本人にとってホテル選びの重要基準の一つでもあるので、必ず目を通しておきたいポイントです。
設備・サービスを確認して快適度アップ
ホテル公式サイトや予約サイトで、設備やサービス内容も事前に確認しましょう。例えば客室の広さやベッドタイプ、バスタブの有無、Wi-Fi無料提供などは快適な滞在に欠かせません。プールやジム、大浴場(温泉)といった付帯設備の有無もチェックしましょう。近年の新しいホテルには、日本人旅行者に嬉しい大浴場付きのホテルや、ランドリーコーナー・ラウンジを備えたホテルもあります。サービス面では、日本語対応スタッフの有無や、荷物預かり、空港送迎サービスなどもチェックポイントです。自分のニーズに合った設備・サービスが整ったホテルを選ぶことで、旅先での快適度が一段とアップします。
それでは、ここからはいよいよ2018年から2025年にオープンした台北の新しいホテルを年別にご紹介していきます。それぞれ特徴的な最新ホテルをピックアップし、台北ホテル選びの参考になる情報をお届けします。
2025年オープン予定の最新ホテル
2025年には、台北に世界的ラグジュアリーホテルブランドが相次いで進出予定で、大きな注目を集めています。
- 台北カペラホテル(Capella Taipei) – 2025年4月1日グランドオープン予定の台湾初進出カペラホテルです。台北市敦化北路の並木道沿いという落ち着いたロケーションに位置し、都会のオアシスのような贅沢な宿泊環境を提供します。
- パークハイアット台北 / アンダーズ台北(Park Hyatt / Andaz) – 台北101近くに建設中の超高層ビル「The Sky Taipei」内に、ハイアット系列の最高級ブランドであるパークハイアットとライフスタイルホテルブランドのアンダーズが入居予定です。
- フォーシーズンズホテル台北(Four Seasons Taipei) – 信義エリアで建設中のラグジュアリーホテルで、2025年の開業を予定しています。世界的な高級ホテルチェーンであるフォーシーズンズが台北101そばに進出することで、台北の宿泊施設はさらに充実したラインナップとなります。
このように2025年には台北初上陸の超高級ホテルが目白押しです。オープン時期や予約開始の情報にアンテナを張りつつ、ぜひ最新のラグジュアリー体験を検討してみてください。
2024年オープンの新しいホテル
2024年には、日本資本のホテルや台湾ローカルの新コンセプトホテルなど、魅力的な宿泊施設が台北に登場しました。
エピソード大安台北 – JdV by Hyatt

2024年5月14日に台北市大安区に開業した「EPISODE大安台北(エピソード大安台北)」は、ハイアット系列の新ブランドJdV(Joie de Vivre)によるホテルです。台湾では新竹に次ぐ2軒目のエピソードホテルで、台北でハイアット系が少ない中登場した待望の新ホテルとして注目を集めました。忠孝復興駅から徒歩3分という抜群の立地にあり、周辺は東區エリアのショッピング街やカフェが立ち並ぶ便利な環境です。

館内はレトロな音楽をテーマにしたスタイリッシュなデザインが特徴。客室にはレコードモチーフのインテリアが配され、一部の部屋からは台北101の景色も望めます。全体的に上質で落ち着いた雰囲気でまとめられており、都会の中で静寂と快適さを味わえる都市の隠れ家のようなホテルです。5階のラウンジ「The Social」では宿泊者向けに終日ドリンクやスナックを提供し、夕方にはハッピーアワーでワインやビールも振る舞われます。137室の客室はオープンバスルームを採用した斬新な間取りで、床から天井までの大きな窓が開放的です。ペット同伴可能な客室も用意されており、多様なニーズに応えています。台北のトレンドに敏感な若者からビジネス旅行者まで、幅広いゲストに支持されている最新ホテルです。
その他の注目ホテル(2024年開業)
- 相鉄グランドフレッサ台北西門 – 2024年2月にオープンした日本・相鉄グループのホテルで、台北では初の相鉄ホテルズ進出となりました。西門町のど真ん中に位置し、西門駅から徒歩1分という好立地が魅力です。全客室が30㎡以上と台北では異例の広さで、3名以上で泊まれるトリプル対応の部屋も多くファミリーにも最適です。日本資本らしいきめ細やかなサービスと機能的な設備で、早くも高評価を得ています。
2023年オープンの新しいホテル
2023年はコロナ後の旅行需要回復も相まって、台北に数多くの新規ホテルが開業しました。日系ホテルの進出や地方の名門ホテルチェーンによる台北進出など、バラエティ豊かな顔ぶれです。
ソラリア西鉄ホテル台北西門

ソラリア西鉄ホテル台北西門は、日本の西鉄ホテルズが台湾に初進出して2023年8月1日にオープンしたホテルです。場所は若者で賑わう西門町エリアで、西門駅と北門駅のちょうど中間あたり、中華路沿いに立地しています。駅から徒歩5分程度とアクセス良好で、西門町の繁華街や台北駅にも歩いて行ける便利さです。

地上20階建て・客室数298室を誇り、主に21㎡以上のツインルームを中心に構成されています。最大39㎡でシングルベッド3台を備えたトリプルルームもあり、グループ旅行にも対応可能です。館内は落ち着いた和モダンテイストでまとめられ、日本式のおもてなしを随所に感じられるのが特徴です。日本人スタッフも常駐しているため、日本語での対応やきめ細やかなサービスに安心感があります。開業直後から旅行者の口コミ評価も高く、「スタッフが日本語対応で親切」「新しく清潔で快適」といった声が多く見られます。西門町という立地ゆえに観光・ショッピングの拠点にも最適で、初めての台湾旅行でも使いやすい最新ホテルと言えるでしょう。
その他の注目ホテル(2023年開業)
- グランドハイライホテル台北(Grand Hi-Lai Hotel Taipei) – 2023年10月、南港区の経貿一路エリアに開業。高雄の老舗五つ星ホテル「漢來」の台北進出として注目され、地上24階建て・約280室の大型ホテルです。屋上プールやサウナ付き大浴場、最新設備のフィットネスジムなど施設も充実。中でも自慢のビュッフェレストラン「島語」では各国料理を取り揃え、高い評価を得ています。南港展覧館にも近く、ビジネス利用から家族旅行まで幅広く利用されています。
2022年オープンの新しいホテル
2022年はパンデミック下で開業準備を進めていたホテルがいくつかオープンしました。日本発ブランドや台湾の高級ホテルグループの新業態などが登場し、台北のホテルシーンに新風を吹き込みました。
ハンブルブティックホテル

ハンブルブティックホテル(寒居酒店)は2022年3月、台北市中山エリア(松江南京駅近く)に開業しました。台湾の高級ホテル「寒舍(ハンブル)グループ」が手掛けるブティックホテルで、日本の建築デザインチームRDAI(エルメスの店舗設計で知られる)が外観デザインを担当しています。外観・内装とも洗練された都会的な雰囲気で、全235室の客室には上質な家具とアメニティを完備。全室バスタブ付きで、旅の疲れを癒やせると好評です。

最寄りの松江南京駅から徒歩1分という立地の良さも魅力で、日本人ビジネス客や観光客にも便利です。館内にはフィットネスジムやスチームサウナもあり、また館内レストランでは台湾食材とフレンチを融合させた独創的な料理を提供しています。「台湾の魅力×日本のクオリティ」をコンセプトに掲げるだけあり、サービス面でも日本語対応スタッフがおり安心です。2022年開業以来、清潔さとアクセスの良さ、スタイリッシュな空間が高評価を受けている注目の新ホテルです。
その他の注目ホテル(2022年開業)
- シェラトングランド台北ホテル(Sheraton Grand Taipei) – 台北駅近くの老舗高級ホテル「台北シェラトン」が2022年に大規模リニューアルを経て再出発しました。寒舍グループとマリオットが共同運営にあたり、館内施設も一新。屋外プールやサウナ付きスパ、キッズプレイルームなど設備が強化され、より快適に過ごせる都市型リゾートホテルへと生まれ変わりました。善導寺駅徒歩すぐの好立地と伝統あるサービスはそのままに、新しくラグジュアリーに進化したホテルです。
2021年オープンの新しいホテル
2021年は、日本のホテルチェーンが台北に初進出した年でもあり、コロナ禍にもかかわらず複数の大型ホテルが開業しました。国内外の注目ブランドが揃い踏みした年です。
ホテルメトロポリタンプレミア台北

ホテルメトロポリタンプレミア台北(JR東日本大飯店 台北)はJR東日本ホテルズが海外初進出した五つ星ホテルで、2021年8月23日に開業しました。場所は中山エリアの南京復興駅から徒歩1分という好立地。地下鉄で松山空港から2駅、台北駅へも乗換無しで行ける交通至便なロケーションです。

地上14階建て・客室数288室を擁し、館内には日本食レストラン「はや瀬」も併設されています。内装は「日本と台湾文化の融合」がテーマで、和の要素を散りばめつつ高級感あるインテリアデザインになっています。16歳未満利用不可の本格的なサウナ・大浴場も完備しており、旅先で足を伸ばして湯浴みを楽しめると好評です。開業当初より「台湾にいながら日本ステイを味わえるホテル」として話題を呼び、サービス面でも日本式のきめ細やかなおもてなしが高く評価されています。
ホテルグレイスリー台北

ホテルグレイスリー台北(格拉斯麗台北飯店)は藤田観光グループのホテルグレイスリーブランドが進出したホテルで、2021年9月に開業しました。忠孝新生駅1番出口から徒歩2分、市中心部の華山文創園区やドン・キホーテ(DONKI)にも近い立地です。

新宿の「ゴジラホテル」で知られるグレイスリーらしく、スタイリッシュで機能的な客室を備えています。全248室のうち半数以上が20㎡超えのツイン・ダブルルームで、洗い場付き浴室の客室タイプも用意されています。また館内には日本式居酒屋をイメージしたレストランがあり、朝食ビュッフェでは和洋中のバラエティ豊かなメニューが楽しめます。清潔で落ち着いた空間、日本語対応OKとあって、日本人旅行者にとって安心感のある新ホテルです。
2020年オープンの新しいホテル
2020年は世界的に旅行需要が落ち込んだ年でしたが、台北では予定通り新規開業に踏み切ったホテルも存在します。特に国際チェーン系の注目ホテルがこの年にオープンを果たしました。
ホテルレゾナンス台北 タペストリーコレクション by ヒルトン

ホテルレゾナンス台北(Hotel Resonance Taipei)はヒルトン系列のタペストリーコレクションとして2020年12月に開業しました。東門エリアに位置する地上14階・175室のモダンなホテルで、ヒルトンのタペストリーコレクション初のアジア進出ホテルでもあります。善導寺駅出口すぐ隣という立地で、台北駅へも徒歩圏内です。

建物は奥まった場所にあり静かで、館内はアートデコ調の洗練されたデザイン。全館禁煙・全室独立型エアコン完備で衛生面も安心です。館内施設には24時間営業のフィットネスセンターやフルサービスのスパもあり、都会のオアシス的な滞在ができます。特筆すべきは立地の良さで、MRT善導寺駅から徒歩1分、台北駅へも1駅と観光の拠点に最適です。開業以降「シンプルながら上質なサービス」「駅近で便利」といった口コミが多く、新しいヒルトン系列ホテルとして好評を博しています。
MGH三井ガーデンホテル台北忠孝

MGH三井ガーデンホテル台北忠孝(和苑三井花園飯店 台北忠孝)は、2020年8月にソフトオープンした日本・三井不動産系のホテルです。三井ガーデンホテルズ初の海外進出先として台湾を選び、大きな話題となりました。場所は忠孝新生駅から徒歩約30秒という抜群のアクセスで、繁華街とオフィス街の境界に位置します。

「Taiwan Character × Japan Quality」をコンセプトに掲げ、館内随所に台湾の伝統文化と日本のおもてなし精神を融合させたデザインを採用。客室は17〜45㎡と多彩なタイプがあり、最上階には宿泊者専用の大浴場(男女別)を完備しています。大浴場からは台北101や市街地を望め、旅の疲れを癒せると好評です。日本語のできるスタッフも配置され、サービス面も万全。オープン当初はコロナ禍で外国人客が少なかったものの、現在では日本からの観光客にも人気の定番ホテルとなっています。
2019年オープンの新しいホテル
2019年は台湾観光ブームもあり、台北市内に外資系・国内系問わず多くの新ホテルが誕生しました。特にこの年はインターナショナルブランドの進出が目立ちます。
コートヤード・バイ・マリオット台北ダウンタウン

コートヤード・バイ・マリオット台北ダウンタウンは、マリオット系列のビジネスホテルブランド「コートヤード」が2019年に台北市内に初進出したホテルです(実際の開業は2018年12月末)。場所は民権東路エリアで、MRT中山国小駅から徒歩約7分。松山空港から車で10分程度とアクセス良好です。地上12階建て・全227室で、全室から台北市街のパノラマビューを楽しめるのが特徴。24時間営業のフィットネスジムやエグゼクティブラウンジも備え、ビジネス出張者にも好評です。モダンで機能的な客室とマリオット基準のサービスクオリティが安心感を与えてくれる、新しいマリオット系ホテルです。
ダブルツリー・バイ・ヒルトン台北中山

ダブルツリー・バイ・ヒルトン台北中山は2018年12月28日にオープンしたヒルトングループのホテルで、実質2019年から本格稼働しました。中山駅から徒歩5分のオフィス街に位置し、周囲にはおしゃれなカフェやレストランも多いエリアです。地上14階建て・106室とヒルトン系では小規模ながら、その分サービスが行き届くブティックホテル的な魅力があります。チェックイン時に提供されるチョコチップクッキー(ダブルツリー名物)は健在で、館内レストラン「Alley(アレイ)」では上質なアジア料理を提供しています。客室はスタイリッシュなインテリアでまとめられ、大きな窓と高天井が開放感を演出。ヒルトン系の中でも隠れ家的存在として、快適な滞在が約束された最新ホテルです。
キンプトン大安

キンプトン大安ホテル(Kimpton Da An)はIHG系列のブティックホテルブランド「キンプトン」のアジア初進出として2019年3月に開業しました。大安区の閑静な路地に立地し、忠孝復興駅から徒歩数分という便利さと静けさを両立したロケーションです。129室の客室は「都会の聖域(Urban Sanctuary)」をコンセプトに、ネル&フー(Neri&Hu)による洗練されたデザイン。台北の日常風景や路地文化から着想を得たインテリアは、落ち着きと遊び心が共存する唯一無二の空間です。
夕方の無料ワインサービスやペット同伴可ポリシーなど、キンプトンらしいホスピタリティも健在。場所柄、日本人にも人気のレストラン街やデパート(そごう復興館)も徒歩圏内で、グルメ・ショッピング拠点としても便利です。オープン以来「スタッフの対応が素晴らしい」「隠れ家のようで居心地が良い」と評判の、台北でもトップクラスのブティックホテルとなっています。
ホテルインディゴ台北ノース

ホテルインディゴ台北ノース(台北大直英迪格酒店)はIHG系列のライフスタイルホテル「ホテルインディゴ」が手掛け、2019年末にオープンしました。場所は大直エリアで、美麗華観覧車や国立故宮博物院にも近いロケーションです。地上14階建てで、煉瓦を模した曲線の外観が目を引くスタイリッシュな建物です。建築家姚仁喜(Kris Yao)による設計で、大直エリアの歴史(レンガ窯など)をデザインに取り入れているのも特徴です。
全149室の客室はアートと快適性を融合させた空間で、最新ガジェットやレインシャワーなど設備も充実。館内レストラン&バーからは基隆河や台北の街並みを望め、地元客にも人気のスポットとなっています。正式なグランドオープンは2020年初頭でしたが、2019年末から試泊が開始され、以降IHGファンやデザインホテル好きの旅行者に支持されている注目ホテルです。
2018年オープンの新しいホテル
2018年は台北で中規模のブティックホテルがいくつか誕生しました。歴史的建物をリノベーションしたホテルから、新興ホテルチェーンの進出まで、多彩なラインナップです。
パークビュー台北

パークビュー台北(PARKVIEW TAIPEI)は2018年に中山エリアでオープンした4つ星ホテルです。寧夏夜市から徒歩圏内という下町情緒ある立地ながら、館内には静かな中庭(ガーデン)があり都会の喧騒を忘れさせてくれる造りになっています。客室は北欧風のシンプル&ミニマルなインテリアで統一され、窓からは緑豊かな庭園ビューが楽しめます。日本語対応スタッフもいるため安心して利用でき、無料ランドリーや24時間開放のフィットネスジムなど長期滞在にも便利な設備を完備。口コミでも「庭が美しい癒しのホテル」「静かでリラックスできる」と高評価を獲得しており、隠れ家的な存在として人気上昇中のホテルです。
シティスイーツ・メインステーション

シティスイーツ・メインステーション(城市商旅 台北站前館)は2018年開業のスタイリッシュなビジネスホテルです。台北駅北側の延平北路沿いに立地し、空港MRTの北門駅から徒歩3分という抜群のアクセス。全94室の客室はコンパクトながら2018年開業だけあって設備が新しく、清潔で快適です。館内は全館禁煙でWi-Fi無料、シンプルながらセンスの良い内装も相まって若い旅行者を中心に人気を集めています。台北駅周辺のホテルは古い建物も多い中、ここは新築(2018年)であることが最大の強みで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。「駅近で便利、できたばかりで綺麗」と旅行者からも好評の、新進ホテルと言えます。
ジョリーホテル台北

ジョリーホテル台北(Jolley Hotel Taipei)は2018年10月にオープンしたスイートタイプのホテルです。中山エリアの林森北路沿い、MRT中山国小駅から徒歩5分ほどの場所に位置します。もともとサービスアパートメントとして建設された建物をホテルに転用した経緯があり、全62室の客室は広めで簡易キッチンや洗濯機付きの部屋も多くあります。長期滞在や家族旅行にも適した間取りで、バルコニー付きの部屋からは近隣の閑静な街並みを見渡せます。
開業当初から「部屋が新しく綺麗」「スタッフがフレンドリー」と評判で、2018年新規開業ホテルとして高い人気を博しました。朝食会場はこぢんまりしていますが、地元の食材を使った料理がいただけます。日本人経営ではありませんが日本語対応にも慣れており、アットホームなおもてなしが魅力のホテルです。観光地へのアクセスも良く、寧夏夜市や行天宮も近いので台北リピーターにもおすすめできます。
エリア別に見る新しいホテルの魅力
台北市内の主要エリアごとに、新しいホテルの特徴や滞在メリットを見てみましょう。エリア選びの参考に、各地域の雰囲気や利便性、新規開業ホテルの傾向をまとめます。
信義エリア:ショッピングと美食の宝庫
信義区は台北101を中心とした新都心エリアで、高級ショッピングモールやグルメスポットが集まる街です。近年オープンしたホテルもラグジュアリー路線が多く、例えば2019年開業の瀚寓ホテル(Hanns House)はこのエリアに位置し、広々とした客室で上質なサービスを提供しています。信義エリアの新ホテルに滞在すれば、有名レストランやバーが徒歩圏内で楽しめ、夜遅くまでショッピングを満喫してもすぐホテルに戻れる利便性があります。今後もフォーシーズンズや安達(Andaz)など超高級ホテルが信義に登場予定で、このエリアはショッピング好き・美食好きな旅行者には最適な滞在エリアと言えるでしょう。
中山・台北駅エリア:交通至便で観光にもビジネスにも最適
中山エリア(南京復興~中山駅周辺)と台北駅エリアは、台北市内でも特に交通の便が良いエリアです。空港からのアクセスや他都市への移動拠点になるだけでなく、日本人ビジネス客の利用も多いため、日系ホテルが進出しているのも特徴です。2021年開業のJR東日本ホテルメトロポリタンプレミア台北やホテルグレイスリー台北は中山エリアに位置し、日本語対応や大浴場設置など日本人視点のサービスが充実しています。台北駅周辺では、2021年前後開業のローダーズプラスホテル台北駅前館のように駅近・リーズナブルな新ホテルも登場し、選択肢が広がっています。このエリアに泊まれば、どこへ行くにも移動がスムーズで、短い旅程でも効率よく観光プランを立てられるでしょう。
西門エリア:若者文化とグルメを満喫
西門町エリアは東京で言えば原宿や渋谷のような若者カルチャーの発信地。夜市さながらの活気ある通りと、多彩なストリートフードが魅力です。近年、西門エリアには日系ホテルの進出が相次ぎました。2023年開業のソラリア西鉄ホテル台北西門は日本人観光客にも大人気で、繁華街の中心に位置しながら館内は落ち着いた雰囲気で快適に過ごせます。また2024年には相鉄グランドフレッサ台北西門もオープンし、大型客室でグループ旅行に最適な滞在が可能になりました。西門エリアに泊まれば、夜遅くまで映画館やショッピングを楽しんだり、小吃(屋台料理)巡りをした後すぐホテルに戻れます。夜遊び派やB級グルメ好きには持ってこいのエリアと言えるでしょう。
北投エリア:温泉リゾートを楽しむ
北投エリアは台北市北端に位置し、日本統治時代からの温泉街として有名です。硫黄香る源泉と豊かな自然に囲まれ、リゾート気分を満喫できます。ここ数年で久々に新しい温泉ホテルも誕生しました。2024年開業の北投晶泉丰旅(Wellspring by Silks)はその代表で、客室でプライベート温泉が楽しめる贅沢な造りが自慢です。北投エリアのホテルに滞在すれば、地熱谷など観光名所巡りの合間に温泉でリラックスする、といった旅程が可能です。市中心部からMRTで30分ほどとアクセスも良いため、温泉好きの方やゆったり癒しの滞在を求める旅行者には北投の新しい温泉ホテルがおすすめです。
その他注目のエリア
上記以外にも、台北市内では大安・東區エリアや南港エリアなどに新設ホテルが点在しています。大安区東部(忠孝敦化~國父紀念館周辺)はおしゃれなカフェやショップが多い地域で、2024年開業のEPISODE大安台北のようなスタイリッシュホテルが登場しました。このエリアは夜も静かで治安が良いため、女性旅にも好適です。
また南港区は台北郊外の新興ビジネスエリアで、南港展覧館を中心に開発が進んでいます。2023年開業の台北漢來大飯店は南港で唯一の五つ星クラスホテルで、展示会やコンサート目的の旅行者に重宝されています。南港駅から台北駅へは直通電車で10分程度なので、観光の拠点としてもそれほど不便ではありません。
このように、それぞれのエリアにそれぞれの魅力と新しいホテルがあります。旅の目的や好みに合わせてエリアを選び、新規オープンホテルの中からお気に入りを見つけてみてください。
まとめ:最新ホテルで充実した台北旅を楽しもう

以上、台北の新しいホテルをテーマに2018年以降にオープンした宿泊施設を年別・エリア別にご紹介しました。新規開業のホテルは最新設備による快適さや洗練されたデザイン、そして開業直後ならではのお得なプランなど、多くの魅力があります。ぜひ本記事を参考に、ご自身の旅行スタイルに合ったホテルを見つけてみてください。
台北は今後も2025年にかけて世界的ホテルブランドの進出が控えており、ますます選択肢が広がる見通しです。新しいホテルに滞在すれば、旅の満足度もきっとアップするはずです。最新ホテルでの快適な滞在を通じて、ぜひ思い出に残る台北旅行を満喫してください。楽しんで、行ってらっしゃいませ!