
一年で最も暑い時期にタイ全国が水でびしょ濡れになる「水かけ祭り」――それが、旧正月を祝うソンクラーンです。伝統行事でありながら、大規模な水かけ合戦や音楽フェスで盛り上がるこのお祭りは、毎年世界中から観光客が集まる一大イベント。2025年の開催日程やエリア別のイベント情報、参加のコツまで、ソンクラーンを120%楽しむための完全ガイドをお届けします。安全・快適に思いっきり濡れて、新年の幸運を迎えましょう!
\世界のお祭り特集はこちら!/

ソンクラーンとは?水かけ祭りの基本概要
タイの水かけ祭り「ソンクラーン」は、毎年4月中旬に行われるタイの旧正月のお祭りです。タイ全土で人々が水をかけ合って新年を祝う独特の祭典として広く知られており、タイを代表するお祭りの一つです。もともとソンクラーンとは太陽の軌道が12ヶ月の周期を終えて新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝う伝統行事であり、その名は古代インドの言葉に由来します。古来より仏像や仏塔に清浄な水を注いだり、年長者の手に水をかけてお清めを行う風習があり、一年で最も暑い季節に涼をとる知恵としても親しまれてきました。近年ではこの風習が発展し、街中で誰もが水のかけ合いを楽しむダイナミックな「水かけ祭り」として定着し、国内外から多くの旅行者が参加する盛大なイベントとなっています。さらにソンクラーンはタイの文化を象徴する祭礼として評価され、2023年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
ソンクラーン期間中、タイ各地の通りは巨大な水かけ会場と化し、地元の若者や観光客が水鉄砲やバケツを手に互いに水を浴びせ合って歓声を上げます。特に首都バンコクでは、バックパッカーの聖地「カオサン通り」やビジネス街の「シーロム通り」が歩行者天国となり、昼夜を問わず水かけパーティーが繰り広げられます。老若男女が水に濡れることで暑気を払い、新年の幸運を祈りながら盛り上がるこの光景は、タイの水かけ祭りならではの醍醐味と言えるでしょう。
ソンクラーンの開催日程と由来
開催日程:ソンクラーンは毎年4月13日から15日の3日間と定められており、これらの日はタイの祝日にも指定されています。例年同じ日程で行われる伝統的なお祭りのため、2025年も4月13日(日)・14日(月)・15日(火)が公式な祝祭日です。なお2025年は13日が日曜日に当たるため、4月16日(水)が振替休日となり、多くの人々が16日まで連休となります。地域によって祝祭の開催期間に若干の違いがある場合もありますが(後述)、基本的にはこの3日間を中心に全国でソンクラーンが祝われます。
由来・名称の意味:「ソンクラーン(Songkran)」という言葉はサンスクリット語の「サンクランティ」に由来し、「(太陽が)移動する」という意味を持ちます。古代インドの伝統的な新年祭を起源としており、タイに仏教と共に伝わって発展したとされます。もともとタイではこの時期が新年(旧正月)であり、家族が集まり新年を迎える大切な行事でした。タイ暦上の新年は後に1月1日に改められましたが、ソンクラーンは現在でも国民的な旧正月行事として位置づけられており、古来の風習が色濃く受け継がれています。人々に水をかけ合う慣習も、「水で不浄を洗い流し清める」という仏教的・文化的な意味合いから来ており、新しい年の幸福を祈る象徴的な所作です。
水かけ祭りで盛り上がる主要エリア
ソンクラーン期間中、タイ全土で様々なイベントが開催されますが、特に以下の主要エリアでは観光客も交えて大規模な水かけ祭りが繰り広げられます。都市ごとに開催日程の特徴やイベント内容が異なり、各地ならではの盛り上がりを見せます。
バンコク

タイの首都バンコクはソンクラーン期間中、最も賑やかな都市の一つです。公式な祝祭日は4月13日~15日の3日間ですが、バンコクでは4月13日以前の前夜祭的なイベントも行われます。祭り本番の前日には、ソンクラーンの歴史や各地方の文化を紹介する華やかなパレードが市内を練り歩き、新年祭の幕開けを盛大に告げます。
本番となる13日から15日にかけては、市内の主要スポットが水かけ祭りの会場になります。中でも有名なのがシーロム通りとカオサン通りです。期間中この二つの通りは車両通行止めとなり、歩行者のための巨大な水かけゾーンに変貌します。両手に水鉄砲を抱えた若者や観光客が集結し、朝から夜遅くまで激しい水かけ合戦で大盛り上がりです。また、繁華街のサイアムスクエアや大型商業施設のセントラルワールド前でもイベントが開催され、家族連れでも楽しめる水遊びエリアが設けられます。夜になればクラブの集まるRCA地区で音楽と共に水を浴びて踊る野外パーティーも開催され、都会ならではの熱狂的なソンクラーンを体験できるでしょう。
バンコクのソンクラーンは基本的に3日間限定(13〜15日)ですが、その濃密な盛り上がりは圧巻です。観光客は主要会場周辺のホテルを早めに予約し、公共交通機関を活用して会場に向かうのがおすすめです。特にシーロムやカオサンでは交通規制が敷かれるため、BTS(高架鉄道)や地下鉄で近くまで移動し、そこから歩いて参加するとスムーズでしょう。
チェンマイ

北部の古都チェンマイは、タイ有数のソンクラーンの名所です。チェンマイではソンクラーンは「サリー・ピーマイ・ムアン(地方の新年祭)」とも呼ばれ、伝統色豊かに祝われます。公式日程はバンコク同様4月13~15日ですが、チェンマイでは祭りが5日間ほど続くのが特徴で、実際には4月12日頃から16日頃までイベントが行われます。特に市内中心部を囲むお堀(ムーンムアン)の周辺では、期間中連日朝から夜まで大規模な水かけ祭りが繰り広げられ、多くの人で賑わいます。
チェンマイのソンクラーンは伝統行事と水かけの楽しみが融合している点が魅力です。早朝には僧侶への托鉢(お布施)が行われ、人々は食べ物や日用品を捧げて功徳を積みます。また各寺院では参拝者が持ち寄った砂で仏塔の形をした砂の城(サンド・パゴダ)を築き、その美しさを競う伝統行事も見られます。市内で最も尊崇される仏像「プラ・ブッダシヒン(Phra Buddha Sihing)」が山車に乗せられて市中を巡行し、集まった人々がその仏像に清めの水を注ぐという厳かな儀式も執り行われます。この仏像水掛けの儀式には市民や観光客が大勢参加し、町全体が敬虔な雰囲気に包まれます。
もちろん、水かけ祭りとしての盛り上がりもチェンマイは抜群です。旧市街のお堀周辺はソンクラーン期間中最大の水かけスポットとなり、地元の若者から外国人旅行者まで入り乱れて大乱闘さながらの水かけ合戦を楽しみます。道路沿いに並ぶ人々がバケツでお堀の水をくみ上げては通行人に浴びせる様子はチェンマイ名物ともいえ、街は連日熱気にあふれます。チェンマイでは伝統文化と水遊びが調和したソンクラーンを満喫できるでしょう。
アユタヤ

世界遺産の古都アユタヤも、ユニークなソンクラーン体験ができる人気エリアです。バンコクから日帰りでも訪れられるアユタヤでは、4月13日~15日の公式日程に合わせてお祭りが行われます。最大の見どころは何と言っても象との水かけ合戦です。旧市街にあるエレファント・キャンプ(象の飼育センター)や象柵跡と呼ばれる広場では、観光客が象の背中に乗ったまま、象の長い鼻から放たれる水しぶきを浴び合うというダイナミックなイベントが開催されます。迫力満点の象さんウォーターファイトはアユタヤならではの光景で、大人も子供も大興奮間違いなしです。
伝統的な新年行事もアユタヤでは重んじられています。歴史ある寺院の境内では、地元の人々がお坊さんにお供え物をしたり、仏像に水を掛けて清めたりといった仏教儀式が執り行われ、新年の徳を積み幸運を祈ります。また、市内中心部では毎年ミス・ソンクラーンコンテスト(美人コンテスト)が開催されるほか、色鮮やかな民族衣装に身を包んだ人々によるパレードもあり、訪れた観光客の目を楽しませます。遺跡の街アユタヤならではの歴史的風情と、水かけ祭りのにぎやかさが融合し、他では味わえない体験ができるでしょう。
プーケット

南部のビーチリゾートプーケットでも、水かけ祭りは盛大に楽しめます。特に観光の中心地であるパトンビーチ周辺がソンクラーンの主会場となり、ビーチ沿いの道路で大規模な水かけイベントが繰り広げられます。常夏の太陽の下、水着姿で思いきり水を浴び合えるのはプーケットならでは。海辺という開放的なロケーションも相まって、その盛り上がりはひときわ熱く感じられるでしょう。プーケットでは4月13日を中心にイベントが行われ、前日の12日からウォーターフェスが始まることもあります。
パトンビーチでは毎年、音楽ライブや伝統舞踊のショーなど様々なエンターテイメントも催され、リゾートらしい華やかな祝祭ムードを味わえます。昼はビーチで水かけ合戦、夜はバングラ通りのバーやクラブで打ち上げ、と一日中飽きることがありません。観光客に人気のリゾート島だけあって、プーケットのソンクラーンは観光客ウェルカムな雰囲気です。ビーチリゾートの休暇とお祭り気分を同時に楽しみたい方にはプーケットは絶好の開催地でしょう。
プラパラデーン
バンコク近郊のサムットプラーカーン県にあるプラパラデーン地区(Phra Pradaeng)でも、非常に有名なソンクラーン祭りが行われます。ここは特にモーン族という少数民族の伝統を受け継ぐ地域で、古式ゆかしいソンクラーンが体験できることで知られています。開催時期が他地域と異なり、通常のソンクラーンから約1週間遅れた最初の日曜日に祝祭が行われるのが大きな特徴です。そのため2025年は4月20日(日)前後にプラパラデーンのソンクラーンが開催される見込みです(例年、金~日曜の週末にかけて実施)。
プラパラデーンのソンクラーンはタイ国内でも最大級の規模と評され、地元の人々が総出でお祭りを盛り上げます。期間中、伝統的な民謡劇の上演や昔ながらの遊び、絢爛な山車によるパレードなど、多彩な催しが行われます。この地域ならではの特色として、モーン族に伝わる儀式や文化が色濃く反映されており、参加者はまるでタイの昔の祭りにタイムスリップしたかのような感覚を味わえるでしょう。会場はバンコク中心部からアクセスしやすく、BTS高架鉄道の終点ベーリング駅からタクシーで1時間弱と比較的近距離です。観光客はまだ少なめで素朴な雰囲気が残るため、より純粋で伝統的な水かけ祭りを体験したい方にはプラパラデーンがおすすめです。
ソンクラーンの伝統行事と文化的背景
ソンクラーンは派手な水かけだけでなく、新年を迎えるにあたっての伝統的な儀式や文化的な習慣も大切にされています。タイの人々にとっては家族や地域社会の絆を再確認し、新たな年の幸せを祈る行事でもあります。ここではソンクラーンにまつわる主な伝統と文化的背景を見てみましょう。
仏像へ水を注ぐ儀式

ソンクラーン期間中、タイの寺院では仏像に水を掛けて清める儀式(潅仏〈かんぶつ〉とも呼ばれる)が各地で行われます。この儀式はソンクラーンの精神的側面を象徴する大切な伝統です。人々は寺院に安置された仏像や、自宅に祀られた仏像に対し、静かに水を注ぎます。その際、ジャスミンの花などを浮かべた香気のある清浄な水が用いられ、直接頭からではなく仏像の肩や胴にそっと掛けるのが習わしです。水を掛けることで一年の汚れや厄を洗い流し、新しい年の幸運と健康を祈願します。
多くの寺院ではソンクラーン中、この仏像潅水のための特別な催しが用意され、誰でも参加できるようになっています。例えばチェンマイでは守護仏「プラ・ブッダシヒン」の像が市内を練り歩き、沿道の人々がその仏像に恭しく水を注ぐ伝統行事が執り行われます。バンコクでもワット・ポー(涅槃寺)などの有名寺院で参拝者が仏像に水をかけるコーナーが設けられ、静かで神聖な雰囲気の中で新年の祈りを捧げることができます。こうした仏像への献水は、ソンクラーンにおける功徳積み(タンブン)の一環でもあり、人々の信仰心と新年への希望が表れた美しい風習です。
大掃除と年長者への敬意
ソンクラーン前後には、タイの家庭や地域社会で大掃除が行われます。日本の年末の大掃除に似たこの習慣は、新年を清らかな環境で迎えるためのものです。家屋や寺院を掃除し、お祀りしている仏像を洗い清め、古い厄を払い落としてから新年を迎えることで、心機一転リフレッシュしようという意味があります。街中でもソンクラーン前には役所や商店で一斉清掃が行われ、清潔で気持ちの良い状態でお祭りに臨みます。
またソンクラーンは家族が集うお正月でもあるため、目上の人やお年寄りに敬意を表す伝統儀礼も重要です。子や孫の世代の者は実家に帰省し、両親や祖父母など年長者の手に香り水を注いで丁寧にすすぎ清める「ロット・ナム・ダムフア(Rod Nam Dum Hua)」という儀式を行います。これは年長者に対して日頃の感謝を示すとともに、新年の祝福を願って祝福の水をかける儀式です。水をかけてもらった年長者は若い世代に対し、長寿と健康、繁栄の祈りを込めた祝福(言葉やお年玉として金品を与えることもあります)を与えます。まさに世代間の絆を深める心温まる風習で、ソンクラーンの時期には各家庭でこのような光景が見られます。
年長者への水掛けは決して水をぶっかける派手なものではなく、両手に受けてもらった水を少しずつ掛ける慎ましいものです。そのためソンクラーン中であっても、お坊さんや高齢者など明らかに水かけ合いに不向きな方へは、派手に水をかけるのはマナー違反とされています。お祭りの熱気の中でも、こうした敬意の伝統は人々の心に息づいており、タイ文化の奥ゆかしさを感じることができます。
現代のソンクラーンイベント:音楽フェスとゾウとの水掛けショー

ソンクラーンの伝統を大切にしつつ、近年では若者や観光客向けに現代的なエンターテインメント要素も数多く取り入れられるようになりました。その代表格が大型の音楽フェスティバルです。ソンクラーン期間中、タイ各地で屋外音楽イベントが開催され、人気DJの音楽に合わせて水を浴びながら踊り狂う大規模パーティーが繰り広げられます。
中でも有名なのがバンコクで開催される「S2Oソンクラーン・ミュージック・フェスティバル」です。名前の由来は「Songkran(ソンクラーン)」と水の分子式「H2O」を組み合わせたもので、その名の通り“世界で最もズブ濡れになるフェス”とも称されています。会場内には360度放水する特殊ステージが設置され、世界トップクラスのDJが登場するたびに観客に大量の水が放たれます。音楽と水と熱狂が一体となった光景は圧巻で、毎年世界中から集まるパリピたちで大盛況です。バンコク以外でも、例えばシラチャーやコンケンなど地方都市で地元企業主催の音楽イベントが行われたり、プーケットでもビーチステージでライブが開催されたりと、ソンクラーンを更に盛り上げる現代的な催しが充実しています。
一方、ゾウとの水掛けショーも現代のソンクラーンを語る上で欠かせないイベントです。先述のアユタヤのように、象がホース代わりになって観客に水を吹きかける催しは、国内外の観光客に大人気となっています。ずぶ濡れになりながらも巨大な象と触れ合える体験は貴重で、SNS映えも抜群です。象使いたちもカラフルにボディペイントされた象と一緒に踊ったり写真撮影に応じたりしてくれるため、祭りの楽しい思い出になるでしょう。チェンマイ近郊の象保護センターやパタヤの動物園などでもソンクラーン特別イベントとして象が参加する水かけが行われることがあります。こうした動物参加型のイベントはタイらしさ満点で、子ども連れの家族にも喜ばれています。

この他にも、商業施設での泡パーティー(泡を大量に放出して行う水かけイベント)や、各地のウォーターパークでのソンクラーン特別割引&イベントなど、現代風の楽しみ方が年々増えています。旅行者にとっても参加しやすい催しが多いので、伝統行事と合わせて最新のソンクラーンイベントもぜひチェックしてみてください。
ソンクラーン参加前に準備すべきアイテムと服装
ソンクラーンに参加する際は、「必ず全身ずぶ濡れになる」ことを前提に準備を整える必要があります。現地で慌てないよう、日本出発前に以下の持ち物や服装を用意しておくと安心です。
防水グッズ・服装選びのポイント
- 濡れてもいい服装:水着の上に速乾性のあるTシャツや短パンを着用しましょう。濡れて重くなるジーンズや厚手素材の服は不向きです。女性は白など透けやすい服装は避け、インナーを着用するなど配慮しましょう。派手な柄のソンクラーンシャツ(花柄シャツ)も各地で売られているので、現地調達して着れば気分も盛り上がります。
- 履き物:ビーチサンダルなど水に濡れても平気な履き物を履きます。靴下や革靴は避け、すべりにくいサンダルかウォーターシューズがベストです。裸足で歩くと怪我をする恐れがあるためNG。
- 水遊び用の道具:ソンクラーンの主役アイテムである水鉄砲はぜひ用意しましょう。日本から持参しても良いですが、現地でも安価に購入できます。同じくバケツや水桶も現地で手に入りますので、飛び入り参加でも心配いりません。子ども用の小さな水鉄砲から超大型のものまで様々ですが、大きすぎると持ち運びが大変なので程々のサイズがおすすめです。
- ゴーグル:目を水や防水粉(後述)から守るために水中メガネ・ゴーグルがあると安心です。コンタクトレンズ利用者は特に、万一レンズが流れてしまっても安全なようにゴーグルを着用すると良いでしょう。ゴーグル姿だと「本気度」も演出できて写真映えも◎。
- 防水バッグ・ポーチ:現金や貴重品、スマホを持ち歩く場合は、完全防水のバッグやビニールポーチに入れて首から下げるようにしましょう。ジップロックでも代用できますが、首掛けできる専用ポーチがあると便利です。特にスマートフォンは後述の対策を万全に。
- 帽子・日焼け止め:4月のタイは猛暑のため、長時間屋外で遊ぶなら帽子や日焼け止めクリームで日差し対策をしましょう。水で濡れていても日焼けはしますし、熱中症予防にも直射日光を避ける工夫が大切です。
- タオル・着替え:終了後に体を拭いたり着替えたりできるよう、速乾タオルや替えの衣服を用意しておきます。ホテルへ戻るまでに冷えないよう、薄手の羽織るものがあると安心です。複数日参加する場合は毎日びしょ濡れになるため、余裕をもった着替えを持参しましょう。
スマホなど電子機器の保護対策
ソンクラーンではスマートフォンやカメラ等の電子機器の防水対策も必須です。基本的に「濡れて困るものは持ち歩かない」が鉄則ですが、スマホは連絡や撮影に欠かせないため、防水ケースに入れて首から下げるなどして水から守りましょう。市販のスマホ用防水ポーチは現地のコンビニや屋台でも売られているので、現地調達しても良いでしょう。また、移動中にポーチから出した際に水をかけられることもあるので、写真撮影以外では極力ポーチから出さないように意識します。どうしても不安な場合は、防水仕様のアクションカメラ(GoPro等)を持参し、スマホ本体はホテルのセーフティボックスに置いて出かける手もあります。
カメラ機材も同様に、簡易防水カバーをつけるか防水のカメラを用意しましょう。ソンクラーン期間中は街中で容赦なく水を浴びせられるため、電子機器は常にビニール袋に入れて携行し、必要な時だけ取り出すくらいの慎重さでちょうど良いです。特にスマホの故障は旅の思い出が台無しになりますから、最新機種を持ち歩くより、防水性能の高い旧型やサブ機を使うなどリスク分散も検討しましょう。
安全に楽しむための注意点
ソンクラーンを思い切り楽しむために、安全面での注意やマナーも押さえておきましょう。熱狂的な祭りとはいえ、皆が気持ちよく過ごせるよう配慮することが大切です。以下に主なポイントをまとめます。
- 水の掛け方・マナー:他人に水を掛ける際は清潔な水を使い、相手が嫌がるような乱暴なかけ方は避けましょう。氷水や着色水、泥水などはもってのほかです。また、強力すぎる高圧の水鉄砲やホースの直射は怪我の原因となるため禁止されています。あくまでお互い楽しく涼をとる程度に抑え、トラブルのないよう心がけます。
- かけてはいけない相手:僧侶や高齢者、乳幼児、妊婦の方々には水をかけないのが基本です(伝統儀式を除く)。バイク運転中の人や明らかに仕事中の人にも控えましょう。どうしても祭りエリアを通らねばならない非参加者もいるため、そうした人には無理に水をかけない配慮が必要です。誰彼構わず水をかけて良いわけではない点に注意しましょう。
- 服装と防犯:先述の通り濡れても良い服装で参加しますが、特に女性は透け防止に気を配りましょう。祭りの最中は興奮状態になりますが、スリや置き引きも発生しやすい環境です。財布やスマホなど貴重品は防水ポーチに入れ、身体から離さないようにしてください。夜間や人混みでは酔客とのトラブルにも注意し、繁華街では過度の飲酒を控えることも大切です。
- 体調管理:4月のタイは猛暑日が続き、水をかぶっていても脱水症状になる恐れがあります。水分補給をこまめに行い、適度に休憩を入れましょう。長時間濡れた服で冷房の効いた場所にいると体が冷えますので、休む際はタオルで体を拭いたり上着を羽織ったりして体温調節してください。無理をせず、具合が悪くなったらすぐ涼しい場所で休むことも大事です。
- 交通・移動の注意:ソンクラーン期間中は都市部で交通規制が行われ、主要な通りが歩行者天国になります。そのためタクシーやバイクタクシーが近づけず、会場近くまで徒歩移動が必要です。車道で水をかけられることも多く、特にバイク移動は大変危険なので避けましょう。郊外や高速道路でも、祭り帰りの車で渋滞したり飲酒運転が増える傾向があり、毎年事故が多発します。運転は控え、公共交通を利用する、安全運転を心がけるなど十分注意してください。
- スケジュール管理:ソンクラーン期間中、タイの官公庁や一部企業は長期休暇に入ります。多くの人が地方へ帰省・旅行するため、空港や駅は大混雑します。フライト利用時は通常より早めに空港へ向かい、列車やバスのチケットも前日までに確保しておきましょう。また、観光施設やレストランも休業する場合があるので、事前に営業状況を確認して計画を立てることをおすすめします。
以上のポイントを押さえておけば、ソンクラーンを安全かつ快適に楽しめるはずです。お祭りの最中は興奮しがちですが、「無理せず・無茶せず・思いやりを忘れず」を合言葉に、タイの人々と笑顔で新年を祝いましょう。
ソンクラーン期間中に巡りたいその他の観光スポット
ソンクラーンの合間や前後には、タイ各地の観光も満喫しましょう。お祭り期間中でも訪問可能なスポットや、ソンクラーンならではの特別な体験ができる場所もあります。
- 寺院で新年行事を見学:ソンクラーン中は多くの寺院で特別な仏教行事が行われています。例えばバンコクのワット・アルン(暁の寺)やチェンマイのワット・プラシンなどを訪れれば、地元の人々がお供えや祈りを捧げる様子や伝統的な儀式を間近で見学できます。朝早く寺院を巡ってから昼間の水かけに参加するプランなら、タイ文化とお祭りの両方を楽しめて一石二鳥です。
- 史跡や文化スポット巡り:ソンクラーンで訪れた街の文化遺産にも触れてみましょう。チェンマイであれば旧市街の古寺や城壁跡、アユタヤでは歴史公園の遺跡群が見どころです。特にアユタヤ歴史公園は水かけ祭りの合間に散策するのもおすすめで、象のショーで盛り上がった後に悠久の遺跡を巡れば、タイの歴史を肌で感じられます。バンコク近郊ではダムヌンサドゥアック水上マーケットなどに足を延ばし、昔ながらの市場風景を楽しむのも良いでしょう。
- マーケットやショッピング:祭り期間中でも、大型ショッピングモールや一部のマーケットは営業しています。バンコクのサイアムパラゴンやMBKセンターといったモールでは、ソンクラーン限定のセールやイベントが催されることもあります。チェンマイのナイトバザールはソンクラーン中も夜になるとお土産や屋台グルメを求める人で活気づきます。水かけで濡れた服のままでも市場なら気兼ねなく歩けますので、タイグルメを食べ歩いたり、記念品探しをしたりとショッピングも満喫しましょう。
- 自然・レジャースポット:お祭りの喧騒から少し離れてリラックスしたい時は、自然やレジャーを楽しめるスポットへ出かけましょう。チェンマイなら近郊のドイステープ寺院(ワット・プラタート・ドイステープ)まで山登りして市街を一望したり、涼しい山間でエレファントキャンプ訪問やトレッキングを体験するのも一案です。プーケットに滞在中であれば、ソンクラーン翌日にピピ島巡りやシュノーケリングツアーに参加して、綺麗な海と南国の島時間を堪能するのもおすすめです。ソンクラーン期間はどこも混み合いますが、早朝出発や平日を狙うなど工夫すれば比較的スムーズに観光できます。
このように、ソンクラーン期間中でも観光できるスポットは数多く存在します。ただし一部施設は祝日に合わせて休業する可能性もあるため、事前に情報収集して計画することをお忘れなく。お祭りと観光を上手に両立させて、タイでの時間を存分に楽しんでください。
\お祭りと観光上手に両立させるなら!プライベートガイドに相談しよう/
アクセス・宿泊情報:フライトやホテル選びのコツ
ソンクラーン時期の旅行計画を立てる際は、航空券と宿泊先の手配を早めに行うことが重要です。タイ国内外から観光客が訪れる上、タイ人自身も大型連休で移動するため、この時期は交通と宿泊が非常に混み合います。以下にアクセスと宿泊のコツをまとめます。
- 航空券の手配:ソンクラーン期間はタイへの渡航需要が高まるため、国際線・国内線ともに航空券は早めの予約が鉄則です。特に日本の春休みシーズンとも重なるため、価格が上昇しやすく席も埋まりがちです。バンコク(スワンナプーム空港・ドンムアン空港)行きだけでなく、チェンマイやプーケットなど地方都市への直行便も検討しましょう。旅行日程が決まり次第、できれば数ヶ月前には予約を確保すると安心です。また出発当日は空港が大混雑するので、普段よりも余裕を持ってチェックインするよう心がけてください。
- 国内移動の注意:タイ国内を移動する場合も、飛行機・鉄道・長距離バスすべてにおいて予約必須と言えます。特に4月12~13日と15~16日前後は、帰省やUターンラッシュで主要路線が満席になります。例えばバンコク~チェンマイ間の寝台列車やバスは早々に満席となるため、オンラインや旅行代理店を通じて事前にチケットを購入しておきましょう。レンタカー利用は、渋滞と水かけの影響でストレスが大きいため、この時期は避けるか計画的な運転を。
- ホテル選びのポイント:宿泊先は立地と予約タイミングがポイントです。まず予約はできるだけ早めに行い、人気エリアのホテルを確保します。水かけ祭りの主会場近くに泊まれば、着替えや休憩のためにすぐホテルへ戻れるので便利です。たとえばバンコクではカオサン通り周辺やシーロム沿い、チェンマイでは旧市街エリア、プーケットではパトンビーチ周辺のホテルが狙い目です。ただし繁華街のど真ん中の宿は深夜まで騒がしいこともあるため、騒音が気になる人は少し離れたエリアのホテルを選ぶと良いでしょう。一方で祭り会場から離れすぎると移動が大変なので、そのバランスを考慮して決めてください。
- 宿泊設備とサービス:ソンクラーン中は服や靴が毎日濡れるので、ホテルにランドリーサービスやバルコニー(物干しスペース)があると何かと便利です。最近は多くのホテルで無料Wi-Fiや朝食付きプランを提供していますが、ソンクラーン特別プラン(例えば水鉄砲の無料貸し出しや館内イベント開催など)を用意している所もあります。口コミなどでそうしたサービスを調べて選ぶのも面白いでしょう。また、チェックイン時にはフロントで防水ポーチやタオルを配布してくれる親切なホテルもあります。
- 料金とキャンセル規定:ソンクラーン時期はハイシーズン料金となる宿が多く、通常より宿泊費が高めです。予算に合わせてホテルランクを検討しましょう。ゲストハウスやホステルも盛り上がるエリアに多数ありますが、こちらも予約必須です。キャンセルポリシーも確認し、旅程が変わる可能性がある場合は無料キャンセル可のプランにするなど柔軟性を持たせておくと安心です。
以上の点を踏まえて計画すれば、移動と宿泊面で失敗することなくソンクラーン旅行を楽しめるでしょう。特に人気都市は世界中から旅行者が集まりますので、「早め早めの行動」を心掛けてください。
\BUYMA TRAVELでホテル予約!/
お祭り後におすすめの過ごし方
熱狂的な水かけ祭りを思い切り楽しんだ後は、旅の締めくくりにリラックス&リフレッシュする時間を持つのもおすすめです。ソンクラーンで疲れた体を癒やし、最後にもうひと味違ったタイの魅力を味わいましょう。
- スパやマッサージで癒やされる: お祭りで歩き回り、はしゃぎ疲れた体にはタイ伝統のマッサージやスパトリートメントが最適です。バンコクやチェンマイには高級スパから地元密着のマッサージ店まで数多くあります。たとえばハーブボールを使ったタイ古式マッサージやアロマオイルマッサージで筋肉をほぐせば、連日の水かけで疲れた身体もすっきり回復するでしょう。ソンクラーン明けにはプロモーションを行うスパもあるので、自分へのご褒美にぜひ体験してみてください。
- ショッピングや街歩きを楽しむ: 祭り期間中は閉まっていたお店も、ソンクラーン終了後は通常営業に戻ります。ゆっくり買い物をするならこのタイミングが狙い目です。バンコクならチャトゥチャック・ウィークエンドマーケット(丁度ソンクラーン後の週末に開催)でお土産探しをしたり、最新の巨大モールアイコンサイアムでショッピング&グルメを満喫したりできます。チェンマイでもサンデーマーケット(歩行者天国市)が祭り翌週の日曜に再開され、多彩な雑貨やローカルフードが楽しめます。喧騒が落ち着いた街を散策しながら、写真を撮ったりカフェで涼んだりとのんびり過ごすのも良い思い出になるでしょう。
\タイの過ごし方に迷ったら!/
まとめ:タイの水かけ祭りを存分に楽しもう

タイの水かけ祭り(ソンクラーン)は、伝統文化とエネルギッシュな楽しさが融合した唯一無二のイベントです。2025年のソンクラーンも各地で盛大に開催され、新年を迎える喜びをタイの人々と共有できる絶好の機会となるでしょう。基本情報や各都市の見どころ、準備すべき持ち物や注意点などを押さえておけば、初めて参加する方でも安心してお祭りに溶け込めます。
たっぷり遊んで、美味しいものを食べて…タイの水かけ祭りは五感すべてで楽しめるお祭りです。記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひソンクラーンを存分に体験してみてください。びしょ濡れの笑顔とともに、新しい年の幸運をタイの地で迎えましょう!
\お祭りも観光も!まずはお気軽に相談を/