
ラスベガスは世界有数のエンターテインメント都市であり、豪華絢爛な高級ホテルが立ち並ぶ魅惑の街です。ハネムーンや記念日など特別な旅行先としても人気で、セレブや世界中の旅行者が集まります。カジノやショー、美食レストランなど非日常を満喫できるこれらのホテルでは、誰もがVIPのような至高の滞在を体験できるでしょう。この記事では、ラスベガスの高級ホテルの魅力と選び方、サービス、楽しみ方を詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりの最高級ホテルと極上の滞在プランを見つけてください。
- ラスベガスの高級ホテルが人気を集める理由
- 立地で選ぶ高級ホテル:ストリップ・ダウンタウン・郊外
- 主要高級ホテル一覧&特徴
- アリア リゾート & カジノ(ARIA Resort & Casino)
- ウォルドーフ・アストリア・ラスベガス(Waldorf Astoria Las Vegas)
- コンラッド・ラスベガス・アット・リゾーツワールド(Conrad Las Vegas at Resorts World)
- クロックフォーズ(Crockfords Las Vegas, LXR Hotels & Resorts)
- ノマド・ラスベガス(NoMad Las Vegas)
- ベラージオ ホテル&カジノ(Bellagio Las Vegas)
- シーザース パレス(Caesars Palace) リゾート&カジノ
- アンコール・ラスベガス(Encore Las Vegas)
- レッド・ロック・カジノ・リゾート & スパ(Red Rock Casino Resort & Spa)
- ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガス(The Cosmopolitan of Las Vegas)
- ウィン・ラスベガス(Wynn Las Vegas)
- ベネチアン リゾート & パラッツォ(The Venetian Resort & Palazzo)
- フォーシーズンズ ホテル・ラスベガス(Four Seasons Hotel Las Vegas)
- マンダレイ・ベイ(Mandalay Bay Resort & Casino)
- 高級ホテルならではの魅力的なサービス
- 料金相場と予約のポイント
- 家族旅行・カップル・ビジネスでも楽しめるホテル選び
- ラスベガス高級ホテル滞在をさらに楽しむコツ
- まとめ・総括
ラスベガスの高級ホテルが人気を集める理由
ラスベガスの高級ホテルが世界中の旅行者を惹きつけるのには、多くの理由があります。
- 非日常の豪華体験: ラスベガスにはテーマパークさながらの豪華ホテルが揃い、滞在そのものがエンターテインメントです。例えばベラージオの噴水ショーはラスベガスを代表する観光スポットで、宿泊客でなくても日夜多くの人々が鑑賞に訪れます。ホテル内に専用劇場を構えるショーやミシュラン星付きレストランなど、滞在中に一流の体験ができるのも人気の理由です。
- 充実した付帯施設: カジノはもちろん、リゾート風のプール、スパ、ショッピングモールなど付帯施設が充実しています。高級ホテルの多くは自前のエンターテイメント施設を完備し、ホテル内であらゆる楽しみが完結する贅沢さがあります。
- 最高級のおもてなし: 一流ホテルブランドならではの洗練されたサービスも魅力です。スタッフ対応やコンシェルジュサービスの質が高く、記念日サプライズの演出やVIP待遇など特別なリクエストにも応えてくれます。2024年のTravel + Leisure誌の調査では、ラスベガスの高級ホテルが読者投票で全米トップクラスの評価を獲得しており、特に「ウォルドーフ・アストリア・ラスベガス」はラスベガスでNo.1に選ばれるほどサービスと快適さで高い支持を得ました。
これらの要素が相まって、「一生に一度は泊まってみたい」と思わせるラスベガスの高級ホテルは、特別な旅行にふさわしい非日常の舞台として圧倒的な人気を集めています。
立地で選ぶ高級ホテル:ストリップ・ダウンタウン・郊外
ラスベガスで高級ホテルを選ぶ際、立地は重要なポイントです。それぞれのエリアに特色があり、旅の目的や雰囲気の好みに合わせて選ぶことで、より理想的な滞在が叶います。
ストリップ地区の魅力
ラスベガス大通り(ストリップ地区)は、高級ホテルや有名カジノ、ショー会場が集まるラスベガス観光の中心地です。このエリアに滞在すれば多くのスポットが徒歩圏内にあり、移動の利便性は抜群です。特に煌びやかなネオンに彩られる夜のストリップは格別で、ホテル巡りをするだけでもエンターテインメントになります。ただし中心地ゆえホテル料金は他より高めで、人通りも多く常に賑やかなため、最高の立地と引き換えにコストや喧騒が伴う点は留意しましょう。
ダウンタウン地区との違い
ストリップから北へ離れた旧市街のダウンタウン地区には、歴史あるカジノホテルが集まります。代表的なフリーモントストリート周辺はレトロでローカルな雰囲気が楽しめ、宿泊料金も総じて割安です。豪華さや新しさではストリップ地区のホテルに及ばないものの、ラスベガス発祥の地ならではの趣とヴィンテージ感があります。ただ主要なショーや大型施設は少ないため、エンタメ重視ならストリップ地区まで出向く必要があります。予算優先やカジノ巡り目的であればダウンタウンも選択肢になりますが、高級ホテルで非日常を味わいたい特別な旅行であれば、やはりストリップ地区の方がおすすめです。
郊外リゾート地区の上質な空間
ストリップの喧騒を離れ、ラスベガス郊外にも高級リゾートがあります。例えば西側サマーリン地区にある「レッド・ロック・カジノ・リゾート & スパ」は、すぐ近くに赤茶けた奇岩で有名なレッドロックキャニオンが広がる自然豊かな環境です。ストリップ中心部から車で20分ほどと距離はありますが、その分静かで落ち着いた雰囲気の中、贅沢な滞在が楽しめます。実際の宿泊者からも「ストリップの喧騒から離れたハイエンドで穏やかな滞在ができる素晴らしいリゾート」と高評価を得ています。館内には大型プールや映画館、ボウリング場まで備わり、一つの街のように充実した施設構成も魅力です。このように郊外の高級ホテルは、喧騒を避けてゆっくり過ごしたい大人の旅行や、自然観光とラグジュアリーを両立させたい場合に最適です。ストリップ地区ほど派手さはないものの、上質で洗練された空間が広がっています。
主要高級ホテル一覧&特徴
ラスベガスには数多くの高級ホテルがありますが、その中でも特におすすめ・人気のホテルを厳選してご紹介します。それぞれ立地や特色あるサービスに違いがあり、テーマや雰囲気も様々です。以下に挙げるホテルはいずれも評判が高く、2025年時点でも最新の施設とサービスを誇っています。自分の求めるスタイルに合ったホテル選びの参考にしてください。それでは主要ホテルの特徴を一つずつ見ていきましょう。
アリア リゾート & カジノ(ARIA Resort & Casino)


シティセンター内に位置する近代的な超高級ホテルです。外観は曲線を描くガラス張りの高層ビルで、巨大なガラスアトリウムのロビーや館内各所の現代アートが洗練された雰囲気を醸し出します。最新テクノロジーを駆使した客室も特徴で、10インチのタッチパネルで照明やカーテン、ルームサービス注文までコントロール可能なスマートルームを備えています。ショッピングモール「ショップス・アット・クリスタルズ」に直結し高級ブティック巡りにも便利です。また、アリアのスパ&サロンは世界最大級のフォーブス5つ星スパに認定されており、塩の癒し部屋や温熱ストーンベッドなど極上のリラクゼーションが体験できます。ハイエンド志向の“大人のための最新ラグジュアリー”を体現したホテルです。
ウォルドーフ・アストリア・ラスベガス(Waldorf Astoria Las Vegas)


ラスベガス随一の洗練と静けさを誇るラグジュアリーホテルです。シティセンター内というストリップの中心部にありながら、館内は「禁煙・非カジノ」の方針で喧騒を感じさせません。客室は床から天井までの大きな窓からストリップの街並みを一望でき、シックで上品なインテリアが広がります。その佇まいは「ここがラスベガスであることを忘れさせてくれるオアシス」と評され、実際Travel + Leisure誌の2024年調査では読者投票でラスベガスNo.1ホテルに選ばれています。27,000平方フィート(約2,500㎡)もの広さを誇るスパは「ラスベガスで最高のホテルスパ」と称賛され、カバナが並ぶ8階屋外プールデッキの静かな環境と相まって、夜通し遊んだ後の癒やしに最適です。喧騒の中心にありながら静寂と上質を極めた、まさにいいとこ取りの隠れ家ホテルです。
コンラッド・ラスベガス・アット・リゾーツワールド(Conrad Las Vegas at Resorts World)


2021年オープンの最新大型複合施設「リゾーツワールド」内に位置するヒルトン系列コンラッドブランドのホテルです。客室数約1,500室を擁し、モダンでスタイリッシュな内装と最新設備が魅力の一つ。リゾーツワールド自体がストリップ北寄りにあり中心部からやや離れていますが、その分敷地内に40以上のレストランや大型シアター、ナイトクラブなど娯楽が充実しており、一つの街のように楽しめます。コンラッド利用者は同施設内のヒルトンや超高級ブランド「クロックフォーズ」の施設も共有可能で、巨大プールエリアなども思う存分利用できます。ストリップ中心の喧騒から一歩引いた場所でありつつ、「充分なエンタメとラグジュアリーが手に入る洗練されたホテル」と評価されています。ヒルトンの上級会員特典が使えるのも利点で、ポイント利用でお得に宿泊する旅行者も多いようです。
クロックフォーズ(Crockfords Las Vegas, LXR Hotels & Resorts)


上記リゾーツワールド内の最高級部門に位置づけられるホテルで、全236室と小規模ながら最上級の設備とサービスを誇ります。専用エントランス・ロビーでのチェックインは非常にスムーズかつ丁寧で、ヨーロピアンモダンなインテリアの客室は大理石のバスルームや快適なキングサイズベッドなど隅々までラグジュアリー仕様です。開業は2021年と新しいですが、既に「ラスベガスで随一にラグジュアリー」と評する声もあり、各種ランキングの常連になるなど注目度の高い存在です。カジノフロアから少し離れた静かなロビーや落ち着いた館内は「派手なラスベガスとは一線を画す隠れ家的な雰囲気」で、喧騒を好まない富裕層から支持されています。リゾーツワールド内の7つのプールやスパ、シアターなどあらゆる施設を最高のクオリティで利用でき、まさに「これ以上ないほど贅沢」と言えるホテルでしょう。
ノマド・ラスベガス(NoMad Las Vegas)


パークMGMホテルの上層4フロアを占めるブティックホテルで、客室数は約290室とラスベガスでは異色のスモールラグジュアリーです。その名の通りニューヨークの高級ブティックホテル「ノマド」がルーツで、ヨーロッパ風のエレガントで落ち着いた内装が特徴です。図書館を改装した重厚な雰囲気の「ノマド・ライブラリー・バー」や、ステンドグラスが美しい専用カジノエリアなど、他の大型ホテルにはない隠れ家的なロマンがあります。パークMGM全体が禁煙ホテルのため空気もクリーンで、部屋には猫足バスタブが置かれたクラシックなスイートも用意されています。著名旅行誌の読者投票でラスベガス3位に選出されるなど評価も高く、「静かに贅沢を味わいたい大人の隠れ家」としてハネムーンやカップル旅行にぴったりのホテルです。
ベラージオ ホテル&カジノ(Bellagio Las Vegas)


ラスベガスの象徴とも称される超有名高級ホテルです。ヨーロッパの湖畔の邸宅をイメージした優雅で洗練された雰囲気が漂い、ホテル前の人工湖で繰り広げられる噴水ショー「ベラージオ・ファウンテン」はラスベガス随一の名物です。館内も豪華の一言で、四季ごとに趣向を凝らした植物園コンセルバトリーや、巨大なカジノ(約4,500坪!)、5つ星ダイニングなど見どころ満載。中でもシルク・ドゥ・ソレイユの水上ショー「O(オー)」専用劇場があり、幻想的なパフォーマンスをホテル内で鑑賞できます。客室はクラシカルで上品なデザインで統一され、噴水ビューの部屋からは迫力のショーを特等席で眺めることも可能です。最上級のスイート宿泊者には専用ラウンジアクセス権が付くなどワンランク上の滞在も叶います。ハネムーナーやセレブにも不動の人気を誇る、まさにラスベガス最高峰のラグジュアリーホテルです。
シーザース パレス(Caesars Palace) リゾート&カジノ


古代ローマをテーマにした重厚で豪華な大型ホテルです。1966年開業と歴史ある存在ながら、常に最新設備を取り入れ進化し続けています。大理石の柱や彫像が配置された内装は荘厳で、館内に一歩足を踏み入れるとローマ時代の宮殿を彷彿とさせる非日常空間が広がります。客室はスタンダードから超高級スイートまで幅広く、バスルームにジャグジーやプライベートバーを備えた部屋もあり多彩です。ホテル直結のショッピングモール「フォーラム・ショップス」にはルイ・ヴィトン等の世界的ブランド店や有名レストランが立ち並び、ショッピング天国としても有名です。さらに収容人数約4,000人のコロッセオ・シアターでは、セリーヌ・ディオンやアデルなど世界的アーティストの常設公演が開催され、ラスベガスのエンタメの顔ともなっています。広大なカジノもポーカーからブラックジャックまでゲームが充実しており、テーマに違わぬ皇帝の宮殿級の豪華さでゲストを迎えてくれます。
アンコール・ラスベガス(Encore Las Vegas)


ウィン・ラスベガスの姉妹棟として2008年に開業した高級ホテル。ウィン同様、曲線を描く艶やかな銅色の外観が印象的で、全室スイート仕様の客室は745平方フィート(約69㎡)以上というラスベガス最大級の広さを誇ります。基本的なサービスや設備のクオリティはウィンと同等で、併設スパはフォーブス5つ星評価、レストラン「Sinatra(シナトラ)」なども高評価を得ています。最大の特徴はラスベガス随一のナイトライフスポットを擁する点でしょう。ホテル内のクラブ「XSナイトクラブ」はセレブにも人気の超有名クラブで、プールクラブの「アンコール・ビーチクラブ」とともに最高の夜遊びスポットとして若い富裕層から支持されています。またアンコールはウィン本館と合わせてWynn Rewards会員向けのタワースイート専用ロビーやプライベートプールなどVIP向けサービスも充実しています。2024年のTravel + Leisure投票でもラスベガスホテル第4位に選ばれるなど、エンタメとラグジュアリーを両立させた現代的高級ホテルです。
レッド・ロック・カジノ・リゾート & スパ(Red Rock Casino Resort & Spa)


大自然と都市リゾートが融合したユニークな高級ホテル。ラスベガス西部の高級住宅地サマーリンに位置し、目前には美しい赤茶の砂岩で有名なレッドロック峡谷が広がります。館内はラスベガス屈指の5つ星クラスの設備を備え、格式あるステーキハウスや和食レストランから、カジュアルなフードコートまで多彩なダイニングを楽しめます。全3エーカー(約1.2万㎡)もの広大なプールエリアはヤシの木に囲まれリゾート感満点で、15スクリーンの映画館やボウリング場まで併設されており、大人から子どもまで1日中満喫可能です。客室は暖色系の落ち着いたインテリアで統一され、巨大な窓から砂漠の夕焼けやラスベガスの夜景を望めます。ストリップから離れている分「静かでリラックスできる」「これからはストリップではなくここに泊まりたい」との口コミもあり、喧騒を忘れてゆったり過ごしたい旅行に理想的な隠れた名リゾートです。レンタカー利用者や2回目以降のラスベガス旅行者にも人気が高まっています。
ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガス(The Cosmopolitan of Las Vegas)


若い世代やカップルに圧倒的人気を誇る、モダンでスタイリッシュな高級ホテルです。ストリップ中心のベラージオ隣という好立地にあり、高層ツインタワーの多くの客室にバルコニーが付いているのがラスベガスでは珍しい特徴です(夜景を一望できる開放的な客室は特別な贅沢感があります)。内装はシンプルながら洗練され、広々とした大理石バスルームなど快適性も抜群です。館内には3つのプールがあり、中でも夏季限定のデイクラブ「マーキー・ビーチクラブ」は有名DJが音楽を盛り上げるナイトプールパーティーとして大人気。さらにミシュラン星付きの分子ガストロノミー料理「é by ホセ・アンドレス」やステーキの名店「STK」などグルメスポットも充実し、ホテル全体がトレンド発信地のような存在です。館内各所に展示された現代アートも見応えがあり、「ホテル自体がアート空間」としてInstagramでも話題。流行に敏感な旅行者なら一度は泊まってみたいお洒落最先端ホテルです。
ウィン・ラスベガス(Wynn Las Vegas)


ラスベガスで最も高級感があるホテルの一つと称されるウィンは、贅を尽くした空間と上品で静かな環境が魅力です。2005年開業以来、常に高級ホテルランキングの上位に君臨し続けています。館内は落ち着いた雰囲気でまとめられ、広々とした客室はモダンで洗練されたデザインが特徴です。多くの部屋に最新タブレットが備わり、照明やカーテン操作などスマートルーム機能も充実しています。ショッピングエスプラナードにはルイ・ヴィトンやシャネルなど高級ブティックが軒を連ね、エンターテインメントではホテル中庭の湖で行われる光と音のショー「レイク・オブ・ドリームズ」が幻想的な演出で訪れる人を楽しませます。さらに全米屈指の評価を受ける「SWステーキハウス」をはじめ一流レストランも揃い、滞在中の食事も一級品揃いです。ウィンと隣接のアンコール合わせてフォーブスの5つ星認定数最多を誇るなど、サービス・施設の質ともに群を抜く存在と言えるでしょう。喧騒から少し離れた立地ながら目の前に大型モールもあり便利で、優雅に贅沢を極めたい方に最もおすすめのホテルです。
ベネチアン リゾート & パラッツォ(The Venetian Resort & Palazzo)


イタリアのヴェネチアをテーマにした巨大統合リゾートで、「ベネチアン」とその姉妹タワー「パラッツォ」から構成されます。館内には本物さながらの運河が流れ、ゴンドラに乗ってショッピングモール「グランド・カナル・ショップス」を巡ることができるユニークな体験が人気です。全室がスイート仕様となっており、最も標準的な部屋でも約65㎡・リビングとベッドルームが分かれたゆとりある空間で、優雅なインテリアに包まれて過ごせます。特にパラッツォ側の客室はベネチアンより落ち着いたトーンでまとめられ、700平方フィート(約65㎡)超のラスベガス最大級の広さを誇ります。2023年には最先端ライブ施設「MSGスフィア」が隣接オープンし、新設スイートからその巨大ドームを一望できる贅沢も話題です。館内レストランも充実しており、ミシュラン星付きシェフのフレンチ「ブション」や本格イタリアン、人気ステーキハウスなどジャンルも豊富。またクラブラウンジ「プレストージ」へのアップグレードを利用すれば、専用チェックインや朝食サービスなどVIP待遇も比較的手頃な価格で受けられます。テーマパークのような華やかさと洗練された高級感が融合した、ラスベガスを代表する大型ラグジュアリーリゾートです。
フォーシーズンズ ホテル・ラスベガス(Four Seasons Hotel Las Vegas)


ラスベガスで唯一、カジノを持たないフォーブス5つ星クラスの高級ホテルです。南ストリップのマンダレイ・ベイ高層階(35~39階部分)に位置し、専用エントランスとロビーからチェックインします。同じ建物内にありながらマンダレイ・ベイの喧騒とは隔絶された静寂の空間で、「ここがラスベガスであることを忘れるほどの平穏」と表現されるほど落ち着いた雰囲気です。もちろん希望があればエレベーターで下のマンダレイ・ベイのカジノや大型プール施設「マンダレイ・ビーチ」にもすぐアクセス可能で、静けさと娯楽の両方を享受できるのが強みです。客室は近年全面リニューアルされ、アールデコ調のエレガントなデザインに一新されました。壁一面の大きな窓からは砂漠の景色や夜景が広がり、大理石バスルームの深いバスタブで旅の疲れを癒せます。館内には有名ステーキハウス「チャーリー・パーマー」や高評価スパもあり、サービスの質もフォーシーズンズならではの細やかさです。カジノ無しで静かな環境を求めるハイエンド旅行者や、ビジネス利用にも根強い人気の隠れ家的名門ホテルです。
マンダレイ・ベイ(Mandalay Bay Resort & Casino)


南ストリップに位置するトロピカルリゾート風の大型高級ホテルです。館内には11エーカー(約4万5千㎡)もの広さを誇る砂浜プール「マンダレイ・ベイ・ビーチ」があり、本物の砂を敷き詰めたビーチと波の出る波涛プール、流れるプールなど多彩なプール施設で有名です。特に波のプールは子供連れファミリーにも大人気で、ホテル宿泊者なら無料で楽しめます。さらに館内の「シャーク・リーフ水族館」ではエイやサメなど約2,000匹の海洋生物を間近で見られ、家族連れの観光にも最適です。客室は陽気な南国テイストでまとめられ、55階以上の高層階はスイートルーム専用となっています。また、ホテル直結のイベント会場「ミケロブ・ウルトラ・アリーナ」ではNBAサマーリーグやボクシングのビッグマッチが開催されるほか、常設ショーとしてマイケル・ジャクソンONE(シルク・ドゥ・ソレイユ)も上演中です。3,000室超の客室と巨大な会議施設を備え、コンベンション開催地としても利用されるマンダレイ・ベイは、リゾート気分とエンタメが融合した南国ムード満点の高級ホテルです。館内直結の高級アパートメントホテル「デルーノ(Delano)」や前述のフォーシーズンズと合わせ、様々なニーズに応える懐の深さを持っています。
高級ホテルならではの魅力的なサービス
ラスベガスの高級ホテルは、施設そのものの豪華さに加え、提供されるサービスの質・量ともに桁違いです。特にカジノ、プール、スパはラスベガス高級ホテルの三種の神器とも言える充実ぶりで、滞在客を飽きさせません。さらに世界中の美食が集まる一流レストランや、有名アーティストによるショー&エンターテインメントなど、魅力的なサービスを詳しく見ていきましょう。
カジノ、プール、スパの充実ぶり
ラスベガス高級ホテルのカジノは、一歩足を踏み入れれば煌びやかな別世界。例えばベラージオのカジノフロアは約4,500坪(15,000㎡弱)という広大さで、スロットからポーカーまであらゆるゲームが楽しめます。映画『オーシャンズ11』の舞台にもなったことで有名で、無料で見学も可能なため観光客にも人気です。一方、ウィンやウォルドーフ・アストリアのように宿泊者以外は入りにくく落ち着いた雰囲気を保つカジノもあり、ホテルごとに趣向が異なります。
プール施設も高級ホテルの競いどころです。ウィンやベラージオのプールは噴水や庭園に囲まれ優雅なリゾート空間を演出し、「豪華なプール施設は当たり前」とも言われるほど各ホテルが趣向を凝らしています。中でもマンダレイ・ベイの砂浜ビーチプールや、MGMグランド系列のウェットリパブリック(巨大なデイクラブ・プールパーティー)は有名です。また小規模なホテルでも宿泊者限定のルーフトッププールを備え、プライバシーを保ちつつリゾート気分を味わえるよう配慮されています。各ホテルでプールサイドのカバナ(個室テント付き席)をレンタルでき、プライベート空間でドリンクやフルーツ盛り合わせのサービスを受けながら贅沢に過ごすことも可能です。
さらに忘れてならないのがスパ施設です。多くのホテルでフォーブス・トラベルガイドやミシュランに認められた高級スパが営業しており、広大なスパ内にはサウナやジャグジーはもちろん、岩塩ルームや滝の流れるリラクゼーションラウンジなど凝った設備が揃います。たとえばアリアのスパは「世界最大の5つ星スパ」と称され、全身マッサージからフェイシャル、カップル向けトリートメントまで極上の癒やしメニューが豊富です。ウィンのスパも格式高いアジアンリゾート調で知られ、シグネチャーのマッサージは予約必至の人気となっています。高級ホテルではスパ利用料が宿泊料金に含まれている場合も多く、滞在中にぜひ体験したいサービスです。
一流レストラン&エンターテイメント
グルメとエンタメも、ラスベガス高級ホテルの大きな楽しみです。もはや世界の一流シェフが競い合う美食都市ラスベガスでは、ホテル内にミシュラン星付きや著名シェフ監修のレストランが軒を連ねます。例えばウィンの「SWステーキハウス」は全米有数のステーキハウスとして名高いです。コスモポリタンには革新的な分子ガストロノミー料理の「é(エ)by ホセ・アンドレス」があり、美食家も思わず唸る体験型ディナーを提供します。各ホテルとも和食・中華・イタリアンなどジャンルも豊富で、「滞在中全てホテル内で完結する」と言っても過言ではありません。予約困難な人気店も多いですが、コンシェルジュに頼めば確保してくれることもあるので活用しましょう。
エンターテインメント面では、シルク・ドゥ・ソレイユの常設ショーが有名です。先述のベラージオ「O(オー)」をはじめ、MGMグランドの「KÀ(カー)」やミラージュのビートルズをテーマにした「LOVE」など、それぞれのホテルが看板ショーを抱えています。またシーザース パレスのコロッセオではセリーヌ・ディオンやアデル等の常設公演が行われ、パークMGM内シアターでは有名ミュージシャンの定期公演(レディー・ガガなど)も開催されています。ナイトクラブも見逃せない娯楽で、ウィンの「XS」やシーザース内「オムニア」など世界トップクラスのクラブが営業し、人気DJの音楽に合わせて夜通し盛り上がれます。さらにホテル独自の無料エンタメもあり、ウィンの「レイク・オブ・ドリームズ」はプロジェクションマッピングと音楽の幻想的ショーで、食事をしながら鑑賞できます。“眠らない街”ラスベガスでは、日中から深夜までホテル内で一流の食とエンターテインメントを味わい尽くせるのです。
料金相場と予約のポイント
ラスベガスの高級ホテルの料金相場は、シーズンや曜日によって変動しますが、おおよそ1泊あたり300ドル以上が目安です(約4~5万円~、税・リゾートフィー別)。特に週末(金土)や大型コンベンション開催時、年末年始などは需要が高まり大幅に値上がりします。一方、閑散期の平日などは割安プランが出ることもあり、同じホテルでも日によって料金差が大きい点に留意が必要です。
家族旅行・カップル・ビジネスでも楽しめるホテル選び
ラスベガスの高級ホテルは大人向けの要素が強いイメージですが、実際には家族連れからカップル、ビジネス出張まで様々なシーンで楽しめる懐の深さがあります。それぞれの旅行タイプに応じたホテル選びのポイントを解説します。
- 家族旅行: お子様連れなら、プールやアクティビティが充実したホテルを選ぶのがおすすめです。例えばマンダレイ・ベイの波の出るプールや水族館、MGMグランド系列のレインフォレストカフェなど家族向け設備が整っています。部屋が広く簡易キッチン付きのホテル(エララ、シグネチャー@MGMグランドなど)はミルクや軽食の準備にも便利です。またカジノを通らず客室に行ける動線や禁煙フロアの有無もチェックしましょう。レッド・ロックのように映画館やボウリング場完備で地元ファミリーにも人気のホテルもあり、高級感と子供の楽しさを両立できます。
- カップル・ハネムーン: ロマンティックな雰囲気を重視するなら、ベラージオやパリスのように景観の良いホテルがおすすめです。ベラージオでは是非「ファウンテンビュー・ルーム」をリクエストしてみましょう。部屋から噴水ショーを独占でき、一生の思い出になる特別な夜を演出してくれます。またヴェネチアンのゴンドラ体験や、エッフェル塔展望台(パリス)からの夜景なども二人の距離を縮めるロマンがあります。静かな環境を望む場合はノマドやフォーシーズンズのような隠れ家的ホテルも良いでしょう。スパでのプライベートカップルマッサージや、ルームサービスでシャンパンを頼んで部屋で乾杯するのも贅沢な過ごし方です。
- ビジネス・学会出張: コンベンション参加などビジネス利用では、会場へのアクセスと静かな環境がポイントです。ベネチアン/パラッツォは大型のサンズ・エキスポと直結し展示会場への移動が便利ですし、MGMグランドやマンダレイ・ベイも自前のコンベンションセンターを持ちイベントに強いです。仕事の合間に静けさを求めるならウォルドーフ・アストリアやVDARA(非カジノホテル)といった落ち着いたホテルが適しています。高速Wi-Fiやビジネスセンター完備は高級ホテルなら標準で、会議室レンタルや翻訳サービス等もコンシェルジュに相談できます。また接待を兼ねるならウィンのゴルフコースで商談、夜はスターシェフのレストランでディナーといった演出も可能です。取引先も喜ぶようなワンランク上のビジネスステイができるのもラスベガス高級ホテルの魅力でしょう。
ラスベガス高級ホテル滞在をさらに楽しむコツ
最後に、高級ホテルでの滞在を120%楽しむためのコツをいくつかご紹介します。細かな工夫次第で、初めてのラスベガス旅行でも経験者でも、より充実した思い出を作ることができるでしょう。
- ショー&レストランは事前予約を: 人気のショーや有名レストランは直前だと満席のことも。せっかく滞在するなら見たいショー・食べたいレストランを事前にピックアップし、公式サイトやコンシェルジュ経由で予約を入れておきましょう。特にシェフズテーブルや特等席などは早めのリクエストが吉です。
- 他のホテルも見学してみる: 宿泊しなくてもカジノやレストラン、アトラクションは外来者に開放されています。是非いろいろなホテルをハシゴして、各テーマの豪華さを体感しましょう。ベネチアンの運河やパリスのエッフェル塔など、有名ホテルには無料で楽しめるスポットも満載です。
- ドレスコードに注意: 高級ホテル内の一流レストランやナイトクラブには服装規定があります。男性は襟付きシャツにジャケット、女性もカクテルドレスやエレガントな装いを用意して臨みましょう。せっかくの特別な夜、ドレスアップして出かければ気分も盛り上がること間違いなしです。
- 朝の時間を有効活用: 深夜まで遊びがちなラスベガスですが、朝のホテルは意外と静か。人気のプールやジムも朝一番なら混雑なく使えます。また朝食ビュッフェは高級ホテルの名物の一つなので、寝坊せずにぜひ堪能しましょう。特にウィンのビュッフェは品揃え・味ともに評判が高くおすすめです。
以上のコツを意識して行動すれば、初めてのラスベガス高級ホテル滞在でも戸惑うことなく思い切り楽しめるはずです。
まとめ・総括

ラスベガスの高級ホテルは、その豪華さとサービスで世界中の旅行者を魅了し続けています。ストリップの中心に林立する煌びやかなホテルから、静かな郊外のリゾートまで、それぞれが個性と魅力に溢れ、どのホテルに泊まるか自体が旅の重要な目的となり得ます。ぜひ本ガイドを参考に、ご自身の旅のテーマや予算、好みにぴったり合ったホテルを選んでみてください。選んだホテルで過ごす時間はきっと期待以上のものとなり、非日常の贅沢や感動的な瞬間をもたらしてくれるでしょう。ラスベガスならではの至高の滞在を思う存分楽しみ、特別な思い出を刻んできてください。幸運を祈ります。