
世界有数の観光都市ラスベガスの空港は、ハリー・リード国際空港(旧:マッカラン国際空港)です。
スロットマシンが並ぶユニークな空港としても有名なラスベガスの空港は、市内中心部からのアクセスも抜群で、24時間眠らないエンターテインメントの街にふさわしい利便性と魅力がそろっています。
本記事では、ラスベガス空港から市内へのアクセス方法はもちろん、空港ターミナルの違いと使い方など、ハリー・リード国際空港の詳細をご紹介します。
ラスベガスの空港らしい、ラウンジ・スロットの楽しみ方、出発・乗り継ぎ時の注意点もご紹介するので、とくにこれから始めてラスベガスに旅行される方は、ぜひ参考にしてみてください。
ラスベガスの空港「ハリー・リード国際空港」とは?

アメリカ・ネバタ州の眠らない街ラスベガス観光のスタート地点となるは、「ハリー・リード国際空港(Harry Reid International Airport)」です。
3桁の空港コードは「LAS」となり、以前は「マッカラン国際空港」という名称で親しまれていましたが、2021年に現在の「ハリー・リード国際空港」という名称へと変更されました。
ラスベガス空港から市内中心部やストリップ地区までは、車で約15〜30分ほどとなり、ダウンタウンからは距離にして8kmほど南に位置しています。
ラスベガス空港ことハリー・リード国際空港は、スロットマシンが並ぶユニークな雰囲気と、アメリカらしいスケール感が特徴で、ラスベガスの街やカジノと同じく24時間体制で運用されており、深夜・早朝の便でも利用できます。
年間の利用者数は6000万人近くにのぼり、2023年には旅客数ランキング世界第19位という規模を誇る国際空港となっています。
空港に発着するのはアメリカ国内の各都市だけでなく、カナダ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地からのフライトが就航しています。
日本からの直行便は運航されておらず、日本からラスベガスに向かうには、ロサンゼルスやサンフランシスコなど、アメリカ西海岸の街を乗り継いで向かうルートが一般的となっています。
アメリカン航空などが1月の国際見本市「CES」開催時にあわせて、特別に日本・ラスベガス間の臨時直行便を運行させるといった事例はありますが、基本的には日本・ラスベガス間での直行便は利用できない
です。
なお日本からラスベガスまで、乗継ぎを含めた所要時間は、おおよそ13〜15時間程度が目安となります。
ラスベガス空港から市内へのアクセス方法

日本からラスベガス空港(ハリー・リード国際空港)に到着したら、まず気になるのが「どうやってホテルまで行くか」ですよね。
ラスベガス空港からストリップ地区やダウンタウンなど、市内の主要エリアへ向かう方法は、タクシー・配車アプリ(Uber/Lyft)・シャトルバス・路線バス(RTC)・レンタカー、送迎サービスの6種類です。
それぞれ料金や所要時間、使い勝手に違いがあるので、ここでは初めての方でも迷わず最適な移動方法を選べるように、メリットとデメリットを含めてラスベガス空港からの移動方法をわかりやすく比較・解説していきます。
ラスベガス旅行のスタイルや予算に合わせて、ぜひ最適なアクセス方法を見つけてもらえたらと思います。
タクシーを利用して空港から移動する

ラスベガス空港からホテルまで、もっともシンプルで使いやすいのがタクシーです。
タクシー乗り場は、ターミナル1なら到着階(レベル1)のドア1~4の外にあり、ターミナル3ではレベルゼロ(0階)の到着階を出たところにあります。
タクシー乗り場は空港内の案内表示に従えばすぐに見つかるので、基本的には初めての方でも迷わず利用できます。
ラスベガス空港からのタクシー利用料金は、移動する地区によって金額が異なります。
ラスベガスの有名ホテルのある「ストリップ」エリアまでは、ゾーンごとに料金が決まった定額制です。ゾーン1から3まで、エリアによって金額が変わります。
たとえば、南ストリップ(MGMグランドやマンダレイ・ベイ周辺)は21ドル、中心部(ベラージオやパリスなど)は25ドル、北側のホテル(ウィン、ストラトなど)は29ドルと設定されています。
ゾーン料金にプラスして、空港発着手数料(約3ドル)や税金、クレジットカード支払いなら手数料が加算される形です。
空港からタクシーを利用しての移動時間は目的地によるのですが、ストリップ中心部まではおおよそ10〜30分程度です。
なお、ダウンタウンやフリーモントストリート周辺などへ行く場合は、メーター制となり40ドル前後が目安です。
タクシーの最大の魅力は、24時間いつでも利用できて、空港からすぐに楽に移動できること。スーツケースが多い方や、初めてのラスベガスで不安がある方には特におすすめです。
ただ、他の交通手段と比べると料金がやや高めであり、タクシー料金に別途チップ(15〜20%程度)が必要な点には注意が必要です。
ラスベガス空港のタクシーは、到着時間帯によってはタクシー乗り場に行列ができることもありますが、車の回転は速いため、長時間待たされることはあまりありません。時間と快適さを優先したい方には、やはり安心・便利な選択肢です。
なお、ラスベガス市内は安全や事故防止の観点から、流しのタクシーは存在せず、路上からタクシーに乗車することはできません。
ラスベガスでタクシーを利用する際は、タクシー乗り場からタクシーを利用することになります。
Uber/Lyftを利用して空港から移動する

ラスベガス空港では、配車アプリのUber(ウーバー)やLyft(リフト)も利用可能です。
Uberはタクシーよりも安価なことが多く、スマホひとつで目的地まで移動できる便利なサービスとしてラスベガスでも人気です。
ラスベガス空港でUberを利用する場合は、各ターミナルに設けられたライドシェア専用の乗り場まで移動する必要があります。
ターミナル1では、到着階から連絡通路を渡った先の駐車場ビル2階(レベル2)が乗り場です。ターミナル1の手荷物受取所(レベル1)からエレベーターまたはエスカレーターでレベル2に上がり、駐車場へ向かう連絡橋を渡った先がライドシェア乗り場です。「Level 2M」という表示が目印になります。
ターミナル3のライドシェア乗り場は、駐車場の中央、レベルV(Valet Level) にあります。到着階(レベル0)からエレベーターで「V」階に上がる必要があります。
Uberの料金は行き先や混雑状況により変動します。ストリップのホテルまで15〜25ドル程度が目安で、所要時間はタクシーとほぼ同じく10〜30分程度。
タイミングによってはタクシーより安く済む場合もありますが、ピークタイムやイベント開催時などは、料金が大幅に上がることもあります。
UberやLyftの大きなメリットは、料金を事前にアプリで確認できる安心感と、キャッシュレスで支払いが完了する手軽さです。また、ドライバーの評価だったり、車種を事前に確認できる点も魅力です。
Uberの利用車種は、2人までの旅行なら通常の「UberX」や「Lyft」で十分ですが、3人以上やスーツケースが多い場合は、より大きな「UberXL」や「Lyft XL」を選ぶ必要があります。
利用に慣れると便利なUberですが、はじめてのアメリカ旅行で使うにはややハードルが高いことがデメリットです。
慣れない英語アプリの利用が必要になることはもちろん、アカウントレートが低くてドライバーが捕まらないことや、またドライバーから乗車をキャンセルされるといった例もあります。
見ず知らずのドライバーの車に抵抗がある、またはUberの治安が心配という方は、ムリはせず日本語ガイドの送迎サービスの利用もおすすめです。
シャトルバス(乗合シャトル)で空港から移動する
ラスベガスではとにかくコスパを優先して、「できるだけ安くホテルに行きたいけど、荷物もあるし少し楽したい」という方にぴったりなのが、乗合シャトルバスです。
ラスベガス空港では、「BELL TRANS」や「Kaptyn」といったシャトル会社が運行しており、主要なラスベガスのホテルまで、リーズナブルな料金で移動できます。
料金は片道17〜20ドル前後が目安となり、混雑する時間帯やイベント期間中は満席になることもあるので、事前に予約しておくことがおすすめです。
料金がタクシーより安いですが、シャトルバスは他の乗客と相乗りとなり、またホテルを順番に回っていくため、目的地によっては所要時間が30分〜1時間以上とやや長めです。
また注意点としては、利用シャトルによっては出発前に一定数の乗客が集まるのを待つことがあり、混雑具合によっては少し待ち時間が発生する場合もあり。
なお荷物をトランクに預ける際は、1個あたり1ドル程度のチップをドライバーに渡すのがマナーです。
路線バス(公共交通機関)で空港から移動する
ラスベガス旅行の交通費をとことん切り詰めたい、そんなコスト意識の高い上級者には、ラスベガスの公共交通機関RTCが運行する路線バスです。
ただ、ラスベガスの路線バスは、すべての人におすすめできる移動手段ではありません。
まずバス車内にはスーツケースを置く専用スペースがないです。キャリーケースなど大きな荷物を持っての乗車は非常に不便なので、荷物のある場合はタクシーや送迎サービスの利用がおすすめです。
ラスベガスの路線バスは2ドルから利用できる安さが魅力ですが、空港からストリップ地区のホテルへ行くには、必ず途中でバスの乗り換えが発生します。
バス乗り場はターミナル1、3ともに到着階と同じ「レベルゼロ(Level Zero)」にあるのですが、到着ロビーから外に出て駐車場を横切った先の屋外バス停まで歩く必要があります。
ターミナル1からバスに乗るなら、「109番」バスに乗車するのが便利です。バスに乗って15分ほどで、乗り換え拠点である「South Strip Transfer Terminal (SSTT)」**という大きなバスターミナルに到着します。
SSTTで、ストリップ地区を縦断する二階建てバス「The Deuce」に乗り換えます。北行き(Northbound)のバスに乗れば、各主要ホテルへアクセスできます。
空港からホテルまでの所要時間は、乗り換えの待ち時間も含めて約45分~1時間半が目安となります。
路線バスでラスベガス市内に向かうルートは、コスパ重視&海外での旅行に慣れている方向けの行き方です。初めてのアメリカ、ラスベガスでは少しハードルが高い移動方法になることにご注意ください。
レンタカーを利用する
ラスベガス市内の移動だけでなく、郊外の観光地まで足を延ばしたい方には、レンタカーの利用もおすすめです。
とくにグランドキャニオンやアンテロープキャニオンなど、ラスベガスから大自然グランドサークルエリアを自由に巡りたい場合は、車があると行動の幅がぐっと広がります。
空港に到着後、レンタカーを利用する場合は、専用のレンタカーセンターへ移動します。センターは空港から約3マイル(約4.8km)離れた場所にあり、ターミナル1・ターミナル3の両方から無料シャトルバスが5〜10分間隔で運行されています。
レンタカーセンターには、Hertz(ハーツ)、Avis(エイビス)など大手レンタカー会社が勢ぞろいしており、空きがあれば当日でも借りられます。
料金は車種や時期により異なりますが、小型車なら1日あたり20ドル程度からと比較的リーズナブルなプランもあり。
レンタカーのメリットは、何といっても自分のペースで自由に移動できること。バスやタクシーの時間を気にせず観光を楽しめるので、郊外の穴場スポットにも気軽に立ち寄れます。
デメリットとしては、アメリカは右側通行なので、海外での運転に不安がある方には少しハードルが高いです。
また週末やイベント期間中はレンタカーの需要が高まり、料金も高騰しがちで、ラスベガスのホテルでは駐車料金が1泊18〜25ドル前後と費用がかかります。
ガソリンスタンドでの給油が必要になること、またパンクといった急なトラブルにも英語で対応する必要があることも初心者にはハードルが高めです。
送迎サービスを利用する

言葉の壁や治安に不安がある方や、初めてのラスベガス旅行で「できるだけ安心・快適に移動したい」という方には、日本人ガイドによる送迎サービスの利用がおすすめです。
BUYMA TRAVELのラスベガスガイドを利用すれば、空港でお出迎えすぐにホテルまでご案内が可能です。
ラスベガス空港からの車での移動は、現地在住の日本人ガイドが対応するので言語の心配がなく、道中に現地の観光情報やお役立ち情報もお伝え。
送迎と観光がセットになったツアープランも多く、たとえば「空港送迎+ラスベガスの市内観光」など、移動時間を有効に使えるのも大きな魅力です。
バスでの移動に比べると少し料金は高めですが、グループで利用すれば1人あたりの料金が割安になることも大きなポイントとなっています。
ラスベガス空港のターミナル1・3について
ラスベガス空港(ハリー・リード国際空港)には、旅客用のターミナルがターミナル1(T1)とターミナル3(T3)の2つあります。ターミナル2はすでに閉鎖されており、現在は存在しません。
両ターミナルからアクセスできる共用の搭乗エリアとして、「Dゲート(コンコースD)」があり、出発ゲートや航空会社によって利用する場所が分かれます。
ここでは、ターミナル1(T1)とターミナル3(T3)の特徴や対応している航空会社、搭乗ゲートの構成、そしてターミナル間の移動方法まで、利用前に知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。
基本的には、ターミナル1はアメリカ国内線、ターミナル3は国際線と一部アメリカ国内線、そしてDゲート=共用搭乗エリアという棲み分けになっています。
ラスベガスでのフライト前に慌てないよう、ぜひチェックしてみてください。
ターミナル1(T1)
ハリー・リード国際空港のターミナル1は、ラスベガス空港開港当初からあるもっとも歴史のあるターミナルで、現在も主にアメリカ国内線を中心に運航しています。
ターミナル内は、A・B・C・Dの4つのコンコースに分かれており、ラスベガス空港内の最大規模のターミナルです。
ターミナル1を利用する主な航空会社は、サウスウエスト航空(Southwest Airlines)をはじめ、デルタ航空(Delta Air Lines)、アメリカン航空(American Airlines)、スピリット航空(Spirit Airlines)、アレジアント航空(Allegiant Air)など、幅広い便が発着しています。
ターミナル1は基本的にはアメリカ国内線専用ですが、一部の航空会社ではメキシコやカナダなど近隣国への便も運航しており、その場合はDゲートやターミナル3を経由して国際線の到着手続きが行われます。
ターミナル1にあるA・B・C・Dの各コンコースの特徴としては、Cゲートがサウスウエスト航空専用に近く常に活気があるエリアになり、Aゲート・Bゲートは落ち着いた雰囲気です。A/Bゲートへは徒歩連絡路でそのまま移動できるので、迷う心配はほとんどありません。
CゲートやDゲートへは、無料トラムでアクセスする仕組みになっており、案内もわかりやすくスムーズに移動できます。
ターミナルの施設自体はやや年季を感じる部分もありますが、売店やレストランが豊富で、ラスベガスらしい賑やかな雰囲気が漂うのもこのターミナル1ならではです。
ターミナル3(T3)
ターミナル3は、2012年に開業したラスベガス空港で最も新しいターミナルです。
近代的な7階建ての建物で、入国審査や税関などの国際線設備が整っており、まさにラスベガスの国際玄関口となっています。
国際線でラスベガスに到着する場合は、必ずこのターミナル3に到着し、その場で入国審査と税関手続きを行う流れです。チェックインエリアは開放感があり、最新設備が整っていて手続きがスムーズに進みます。
ターミナル3を利用する航空会社は、イギリスのブリティッシュエアウェイズ、韓国の大韓航空(Korean Air)、エールフランスやKLMオランダ航空、中国の各航空会社などです。
日本からラスベガス渡航でよく利用される大韓航空にくわえて、サンフランシスコやロサンゼルス経由で乗り継ぐ際に利用者の多いユナイテッド航空もターミナル3です。
北米の航空会社では、エア・カナダ、フロンティア航空、ユナイテッド航空、ジェットブルー、アラスカ航空、ハワイアン航空、サンカントリー航空などもターミナル3を利用しています。
また、ユナイテッド航空やジェットブルーといった米系エアラインの一部は、国内線であってもチェックイン・搭乗ともにターミナル3を利用するケースがあります。
保安検査後はEゲートに向かうか、場合によってはDゲートを利用することもあります。Dゲートを利用する際は、ターミナル3から赤ライン(Red Line)のトラムに乗って移動します。
Dゲートには国際線到着用の連絡通路があり、到着後はそのままターミナル3の入国審査場へスムーズに進むことができます。
広々としたコンコースには、高級ブランドの免税店やラスベガスのお土産を扱うショップがあり、さらに空港の歴史を紹介する展示スペースもあり、待ち時間も過ごしやすいです。
コンコースD(Dゲート)とターミナル間の移動
ラスベガス空港の特徴のひとつが、共用搭乗棟「コンコースD(Dゲート)」の存在です。
Dゲートは、ターミナル1・ターミナル3の両方からアクセス可能なサテライト型の搭乗エリアになっており、デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空などの大手航空会社の便が発着します。
空港内でも特に規模が大きく、免税店やレストラン、ラウンジなどの設備も充実しています。
Dゲートは国際線の到着エリアとしても機能しており、ターミナル1と3の両方からそれぞれ異なる路線のトラムが運行しています。
なお、ターミナル1と3の間は徒歩移動ができない構造になっているため、ターミナルを間違えてしまった場合は、一度屋外に出て移動する必要があります。
また、例えば、国際線でターミナル3に到着後、サウスウエスト航空(ターミナル1)に乗り換える場合などは、一度ターミナル3の到着ロビーに出てから、無料シャトルバスでターミナル1へ移動し、再度チェックインと保安検査を受けるといった流れになります。
空港が運行している無料シャトルバスを使えば、約5~10分で移動可能です。シャトルは12~15分間隔で運行しており、乗り場はターミナル1では到着階(レベル0)を出て駐車場側、ターミナル3では到着階中央の車寄せ付近にあります。
空港ラウンジ施設
ラスベガス空港では、搭乗までの時間をゆったりと過ごせる空港ラウンジが複数用意されています。
一般の旅行者が利用しやすいのは、会員制ラウンジ「The Club LAS(ザ・クラブ)」です。
プライオリティ・パスの提携ラウンジとして利用でき、会員であれば無料で入室可能です。非会員でも当日50ドルの支払いで利用できるため、ちょっとした贅沢時間を楽しみたい方にもおすすめです。
館内では、Wi-Fiや充電設備、ソフトドリンク、アルコール類、軽食ビュッフェ、シャワー設備などが提供されており、ビジネス利用はもちろん、長旅の合間の休憩にも最適。
シックで落ち着いたインテリアのなか、お酒を片手にフライト情報をチェックするひとときは、旅の質をぐっと高めてくれます。
さらに、アメリカン・エキスプレスのプラチナカード以上の会員向けには、ターミナル1のDゲート付近に「センチュリオン・ラウンジ(The Centurion Lounge)」もあります。
軽食やドリンクに加え、新聞・雑誌、ビジネス用のデスクスペースなども完備されており、静かな環境で搭乗までの時間を有意義に過ごせます。
また、ユナイテッド航空の上級会員や提携航空会社のビジネスクラス利用者には、同じくDゲート内にあるユナイテッドクラブが用意されています。
ラスベガス空港のスロットマシン

ラスベガスに到着して最初に目に飛び込んでくるのが、空港内にずらりと並ぶスロットマシンです。
手荷物受取所やゲート付近、ロビーの一角など、空港全体に約1,300台以上のマシンが設置されており、到着した瞬間から“ラスベガスに来た!”という実感がわいてきます。
スロットマシンのある光景が見られるのは、全米の空港の中でも「ラスベガス空港」と「リノ・タホ空港」のみ。
スロットマシンは21歳以上であれば誰でもプレイ可能で、搭乗前の空き時間に、数ドルだけ運試しをしてみる観光客も多く、ちょっとしたスリルを味わえます。
到着後や出発までのちょっとした空き時間に、一勝負をしてみるのもラスベガス旅行ならではの体験です。
スロットマシンの機種は市内のカジノと同様、ネバダ州のゲーミング規制に基づいて運用されており、なんと高額のジャックポットが当たる可能性もゼロではありません。実際に、過去には空港内で数百万ドルを当てた例もあり。
ただ夢中になって遊びすぎると、うっかり搭乗時刻を逃してしまうこともありえるので、スロットを楽しむ際は、時間管理をしっかりとして、あくまで旅のおまけとしてほどほどに楽しむのがおすすめです。
なお空港内にはゲームテーブルなどのカジノ設備はありません。
出発・乗り継ぎ時の注意点と便利情報
ラスベガス空港をスムーズに利用するには、到着時間と乗り換え(トランジット)には注意が必要です。
早めの空港到着を心がける
ラスベガスは世界中から観光客が集まる大都市です。そのため空港の保安検査場も時間帯によっては非常に混雑します。
アメリカ国内線は出発2時間前、国際線は3時間前までの空港到着することがおすすめです。特に朝7~9時、週末の午後などは長蛇の列になることもあるので、余裕をもった行動が大切です。
また、チェックインの締切は航空会社によって異なりますが、一般的には出発の45〜60分前が目安。
レンタカーの返却がある場合などは、市内からの移動に時間がかかる場合も想定して、時間に余裕を持つよう注意してください。
乗り継ぎ(トランジット)の注意点
ラスベガス空港はハブ空港ではないため乗継便はそれほど多くありませんが、国際線と国内線でターミナルが分かれている点には注意が必要です。
たとえば、国内線でターミナル1に到着後、ターミナル3から国際線に乗り継ぐ場合は、一度外に出てシャトルバスやトラムで移動し、再び保安検査を受ける必要があります。
また、海外から到着して国内線に乗り継ぐ場合は、ラスベガスで入国審査と税関手続きを行い、一度荷物を受け取って再度預け直す必要があります。
たとえ荷物のタグが最終目的地までついていても、手続き上は一度ピックアップが必須なので注意しましょう。乗り継ぎには最低でも1〜2時間の余裕を見ておくと安心です。
さいごに

本記事では、ラスベガスの玄関口「ハリー・リード国際空港」の利用ガイドをご紹介しました。
空港名物のスロットマシンや充実したラウンジも、ラスベガスならではの魅力です。
この記事を参考に、あなたにぴったりの方法で、スムーズで快適なラスベガスの旅をスタートさせてください。