
フランス・パリ旅行を計画中するなら、「ルーブル美術館」は絶対に行きたい観光スポットのひとつです。
世界最大級のコレクションを誇るルーブル美術館には、「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」など、一生に一度はみたい名画と名作が盛りだくさん。
そんなルーブル美術館の観光で気になるのが、チケットの予約方法です。
「どこでルーブルのチケットを予約すればいいの?」「現地で当日券は買えるの?」「事前にチケット予約は必要?」といった不安や疑問を抱えている方も多いかと思います。
この記事では、「ルーブル美術館のチケット予約」に関する情報はもちろん、はじめてフランス・パリを訪れる方にもわかりやすく、ルーブル観光の流れを解説しています。
公式サイトでの予約手順から、日本語対応の予約サイトの使い方、当日の入場の流れに至るまで、実際に役立つ情報を具体的にご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ルーブル美術館はオンライン事前予約が必須!

© 2024 GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Rabeau/Didierjean
結論からご紹介すると、ルーブル美術館を訪れるには、チケットのオンライン事前予約が必須です。
かつては当日券を購入して入場することも可能でしたが、近年では状況が大きく変わりました。
とくにコロナ禍以降、美術館側は館内の混雑を避けるために入場人数を制限するようになり、基本的には「日時指定のチケット」がないと入館できないシステムになっています。
ルーブル美術館の公式アナウンスとしても、すべての来館者に対して事前のオンライン予約を強く推奨しています。
事前に予約チケットを持っていれば、当日はスムーズに優先入場できるだけでなく、入場時のトラブルやストレスも大幅に軽減できます。
チケットはスマホ画面での提示にも対応しており、印刷の手間も不要で便利です。
当日チケットの購入は不可能?
ルーブル美術館を訪れる当日に、現地でチケットを購入することは、完全に不可能ではありません。
ただし、現地販売枠には限りがあり、当日券を求めて長蛇の列ができることが一般的です。
チケット購入まで1〜2時間待ちは当たり前で、特に観光シーズンや週末は、並んだ末にチケットが完売していたというケースも珍しくありません。
さらに、当日券利用者は「予約なし」の扱いとなり、予約者とは別の列に並ばされるため、入場に時間がかかるだけでなく、ルーブル美術館に入れる保証がありません。
せっかくのフランス旅行で、貴重な時間を待ち時間に費やして、さらにルーブル美術館に入れないことだけは避けたいところです。
そのため、旅行中の気分で思い立ってふらりとルーブル美術館に立ち寄る、といった観光スタイルはフランス旅行ではおすすめはできません。
ルーブル美術館を訪問する日が決まったら、できるだけ早めにチケットを予約するようにしましょう。
特に午前中や夜間など人気の時間帯は早々に枠が埋まることもあるため、数週間前の予約がおすすめです。
ルーブル美術館のチケット料金

ルーブル美術館のチケット料金は、一般入場チケットが22ユーロとなっています。ルーブル美術館の一般チケットがあれば、常設展と特別展の両方を鑑賞することができます。
ルーブル美術館の一般入場チケットがあれば、同日および翌日に限り「国立ウジェーヌ・ドラクロワ美術館」にも入館ができます。
チケットは2〜3ヶ月前から予約可能となっており、人気の時間帯はすぐに埋まるため、訪問日が決まったら早めに予約することがおすすめです。
また、身分証の提示が必要ですが、18歳未満の方はチケット代金が無料です。
他にも以下の方は、ルーブル美術館を無料で利用することができます。
- 18歳~25歳のEU経済領域に居住している方
- 障がいをお持ちの方と、その付き添い者1名
- 美術教師、ジャーナリストなど、特定の資格を持つ方
- フランス革命記念日の7月14日など、無料開放日を利用する
ただし、無料対象者であっても、事前にオンラインから日時指定の来館予約が必要です。
例えば、18歳以下のお子さんとルーブル美術館を訪れる場合は、18歳以下の予約を忘れないよう注意が必要。
無料枠でルーブル美術館を訪れる場合は、チケット予約時に「無料対象者向けのチケット」を選択し、当日は証明書類の提示が求められるので、証明書も忘れずに持参してください。
7月14日のフランス革命記念日など、全ての来場者が無料で入館できる日程でも、事前予約は必須なので、訪問を検討している方は早めに準備しておきましょう。
ルーブル美術館のチケットを事前に予約する3つの方法
ルーブル美術館のチケットの予約・購入方法は大きく分けると3つあります。
ルーブル美術館の公式サイトからの直接予約する方法、日本語対応の予約代行サービスを利用する、そしてパリミュージアムパスと、ここでは3つあるチケット予約方法について詳しくご紹介します。
公式サイトからチケットを購入

ルーブル美術館のチケットを最も安く確実に予約する方法が、公式オンライン予約サイトからの購入です。
サイトの表示は英語またはフランス語ですが、1枚22ユーロという料金でチケットを購入できます。
公式サイトにアクセスしたら、ルーブル美術館を観光する日程をカレンダーから選択し、来館する時間帯を指定してチケットを購入します。
入場時間は30分単位で設定されており、予約した時間帯にルーブル美術館に入る必要があります。
公式サイトからチケットを購入するメリットは、手数料がかからず最も安くチケットが購入できることです。
予約枠も最新の情報がチケット在庫として反映されており、他の予約サイトで売り切れだった場合でも、公式なら空きが見つかることもあります。
予約完了後にはPDF形式のEチケットが送られてくるので、それをスマートフォンに保存するか、紙に印刷して当日提示すればOK。入館までの流れもスピーディで、無駄な待ち時間を大幅にカットできます。
ただし、公式サイトからの予約にはいくつか注意点もあります。
まず、公式サイトは日本語に対応していません。そのため、操作中の案内や入力項目はすべて英語またはフランス語で表示され、予約時には氏名や住所をローマ字で入力する必要があります。
英語サイトに慣れていない場合、操作方法がわかりづらく、どの項目を選べばいいのか迷ってしまうことがあります。
また、希望する日時で本当に予約できているのか不安になることも少なくありません。
たとえば、希望の日程が選べない場合、「操作方法を間違えたのか、それともすでに予約が締め切られているのか」など、画面の案内だけでは判断しにくく、思い通りに手続きが進まないこともあります。
さらに、公式チケットは予約後の変更やキャンセルが不可となっています。
一度予約が確定すると、日時の変更や返金対応は受け付けられないため、旅行スケジュールが固まってからの予約がおすすめです。
もしも当日に行けなくなっても、予約枠の振替はできない点にも注意が必要となります。
日本語のチケット代行予約から購入(BUYMA TRAVEL)

英語サイトでの予約に不安がある方におすすめなのが、チケット代行予約の利用です。
BUYMA TRAVELでは、現地パリ在住のガイドがルーブル美術館のチケット予約を受け付けております。
チケット予約サービスを利用する最大のメリットは、日本語で完結する手軽さと確実さです。
予約手順や注意事項がすべて日本語で説明されているため、「英語のページで迷って予約できなかった」「入力ミスが心配」という心配がありません。
また、BUYMA TRAVELでは日本発行のクレジットカードでの決済に対応しており、支払いもスムーズ。
公式サイトからの予約にあたり、海外サイトでのクレジットカードの利用に抵抗があるという方も多いかと思います。
海外サイトでのクレジットカード利用による情報漏洩の心配もなく、決済エラーによって予約が完了しないといったトラブルが起きない点も嬉しいポイントです。
デメリットとしては公式サイトよりも料金が少し割高になることです。
BUYMA TRAVELではサービス手数料が加算されるため、同じルーブル美術館の入場チケットとしては、1枚あたりの値段が少し高くなります。
ただ、ルーブル美術館はパリで絶対に行きたいスポットなので、チケットの手配ミスが原因で、ルーブルに入れないというミスは避けたいところ。
「初めてのパリ旅行で失敗したくない」という方には、とくにおすすめなので、チケット予約プランの詳細を確認してみてください。
パリ・ミュージアム・パス(観光周遊パス)を利用
ルーブル美術館を含むパリの複数の美術館を巡る予定の方には、「Paris Museum Pass(パリ・ミュージアム・パス)」の活用もおすすめです。
パリ・ミュージアム・パスは、パリ市内と近郊にある50以上の美術館・博物館・観光名所に、定額で何度でも入場できるフリーパスです。
フリーパスの種類は2日券(€70)、4日券(€90)、6日券(€110)の3種類があり、滞在日数や観光のペースに応じて選べます。
ルーブル美術館も対象施設のひとつなので、パスを持っていれば基本的には別途チケットを購入する必要はありません。
また、各施設のチケット売り場に並ばずに、パスの提示だけで入場できるのも大きな魅力です。
ただし、ルーブル美術館に限ってはパスを持っているだけでは入館できないという点に注意が必要です。
実際には、パス利用者専用の無料チケットを、ルーブル美術館の公式サイトで別途予約する必要があります。これを行わないと、当日パスを提示しても入場はできません。
ミュージアム・パス利用のメリットは、美術館をたくさん回るなら費用がお得になることです。
例えば、ルーブル、オルセー、凱旋門、ヴェルサイユ宮殿などを2日間で巡れば、入場料の合計はパス代を超えることもあるため、効率よく観光できれば費用面でもお得になります。
その一方でデメリットは、パスをうまく使わないと費用が割高になってしまうことです。
パスの料金はやや高めに設定されているため、「使いきれなかった」「結局2か所しか行かなかった」となると、かえって割高に感じてしまうこともあります。
ルーブル美術館の日本語ガイドツアーの利用

チケットの手配だけでなく、当日の観光もしっかり楽しみたい方には、日本語ガイド付きのツアープランがおすすめです。
ルーブル美術館の入場チケット予約に加えて、経験豊富な日本語ガイドが館内を丁寧に案内してくれるプランなら、限られた時間でも効率よく見どころを押さえることができます。
BUYMA TRAVELでは、パリ在住の日本人ガイドと行く、ルーブル美術館を3時間で満喫する見どころガイプランが利用できます。
広大なルーブル館内を効率よく回りながら、「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」などの名作はもちろん、歴史的背景や作品の見方もガイドが解説してくれます。
また、フランス公認ガイドといく、おひとり様限定のプランも人気です。
フランス・パリの1人旅でも気軽に参加でき、絵画や彫刻の歴史的な背景や知識を聞きながら、質問もしやすい雰囲気でじっくり鑑賞を楽しめます。
BUYMA TRAVELは完全プライベートツアーなので、他の観光客に気を使うことなく、自分のペースで見学できるのも大きな魅力。
ルーブル美術館はゆっくり作品を見ていると、1日あっても時間が足りないほど広大です。そのため美術館では、どこから作品を見て回るのかルート選びが大事になってきます。
「限られた時間を効率よく使い、見たい名画をじっくり観たい」そんな方は、日本語ガイド付きルーブルツアーもぜひご活用ください。
予約後の流れと当日の入場方法

ルーブル美術館のチケットをオンラインで予約したら、当日はスムーズな入場のためにEチケットの準備と現地での流れをしっかり確認しておきましょう。
まず、予約完了後に届くEチケット(PDF)は、スマートフォンに保存するかA4サイズで印刷して持参します。
スマホ画面でも提示可能ですが、念のため印刷しておくと通信不良時にも安心です。
入場当日は、まずセキュリティチェックを受け、その後スタッフにQRコードを提示して入館します。
チケットの予約時間には30分の猶予があります。たとえば9:00に予約した場合、9:30までに入場すればOKですが、できるだけ10〜15分前には現地に到着しておくのが安心です。
もしも大幅に遅れてしまうと、予約者用の優先レーンが使えなくなり、予約なしの来場者と同じ長い列に並ぶことになる可能性があります。
混雑状況によっては、その日の入場自体が断られることもあるため、ルーブル美術館は時間厳守で訪れるように注意してください。
入場口についてですが、ルーブル美術館には主に2つの一般入口があります。ひとつはガラスのピラミッドが目印の「ピラミッド(中央)入口」、もうひとつは地下ショッピングモールに直結している「カルーゼル・デュ・ルーヴル入口」です。
どちらの入口も予約者であれば利用可能ですが、ピラミッド入口は観光客で非常に混雑しやすく、特に午前10時以降は長蛇の列になりがちです。
一方、カルーゼル入口は予約者専用レーンが設けられており、比較的スムーズに入場できるため、時間に余裕を持って入りたい方におすすめです。
館内では、オーディオガイドのレンタルも可能です。料金は1台6ユーロで、日本語を含む多言語に対応しています。
オーディオガイドは、当日館内の専用カウンターでレンタルできますが、少し重量があるため、スマートフォンの音声ガイドアプリを活用するのも便利です。
まとめ

ルーブル美術館を最大限に楽しむにあたり、最も重要なポイントは「オンラインでの事前予約が必須」であることです。
現地で当日券に頼るのは、ルーブル美術館に入れないリスクが高いので注意が必要。
チケットの買い方は、安さ重視なら公式サイト、手軽さ重視なら日本語対応の予約サイトを使うなど、優先度に応じて方法でチケットを確保してください。
そしてルーブル美術館は世界中から観光客が訪れる人気スポットなので、チケットを求める方は非常に多いです。
ルーブル美術館を訪れる日程が決まったら、売り切れる前にすぐチケットを予約することがおすすめです。