パリの治安の良い地区と悪いエリア!ホテル予約におすすめのエリアもご紹介!

フランス・パリは美しいヨーロッパの街並みに、名画と出会えるルーヴル美術館をはじめ、魅力的なスポットがもりだくさの世界有数の観光都市。

美しい観光スポットばかりのパリですが、初めて観光するとなると気になってくるのがフランスの治安事情です。

パリは日本の治安とは大きく異なり、エリアによっては治安が悪いことが注意点!なかには近づくことを避けるべき地区も存在しています。

本記事ではパリの治安の悪い地域、そして治安の良い安全なエリアについてをご紹介!

パリ市内の治安の良い場所、悪い場所がわかる内容なので、昼と夜の観光に役立つことはもちろん、これからパリのホテルを予約する方にも役立つ内容となっています。

パリで安心できる滞在先の選び方もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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パリの治安について

まず初めに、パリ全体の治安傾向と日本との違いを押さえましょう。結論からいうとパリの治安は、日本に比べると良いとは言えません。

日本では、基本的に深夜に女性1人で歩けるほど安全な地域ばかりですが、パリは地域ごとに治安が異なり、とくに夜に女性1人で出歩くことは避けておいた方がいいです。

フランス政府の統計によると2024年のフランス国内の犯罪件数は、盗難事件が1,098,300件、強盗が57,100件、傷害が336,800件、性的犯罪が122,600件、不法侵入が218,7000件と発生しています。

コロナ前の2019年から比較すると、2024年にかけてフランスの犯罪発生状況は増加傾向にありますが、、日本人旅行者が巻き込まれる被害の大半は、スリや置き引きなどの窃盗です。暴力犯罪に遭う例は多くありません​。

フランス大使館に寄せられた被害報告としては、日本人が被害にあう犯罪の約90%がパリ市内またはパリ近郊で、スリまはた置き引きです。

とくに地下鉄、オペラ座、シャンゼリゼ通りに凱旋門など、観光客の多いエリアで、気が付かないうちにスリや置き引きの被害にあっています。

もちろんですが、パリは旅行できないほど危険な都市ではありません。

観光地は警察や警備員の巡回もあり、基本的な注意に気を配っていれば、パリは安全に旅を楽しむことができます。

パリの治安の大きな特徴としては、どの犯罪も防犯対策をきっちり徹底しておけば、被害を未然に防げるということです。

「日本では大丈夫だったから」と日本の感覚のまま油断していると、スリや置き引きにあってしまうので、財布やスマホ、パスポートといった貴重品はしっかり管理するよう心がけることが重要となります。

パリの治安の良い地区

日本に比べるとエリアによっては治安が必ずしも良いとは言えないパリですが、もちろん治安が良いエリアもあります。

とくにパリの主要観光エリアや、高級住宅街の広がる中心部は治安が良いので、安心して滞在するならホテルを選びにも参考にしておきたい地区。

なかでも1区のルーヴル周辺、6区のサン・ジェルマン・デ・プレ、エッフェル塔周辺の7区は治安がよく、高級ホテルが多いなど安全性は抜群です。

とくに初めてのパリ旅行なら、1区、2区、5区、6区、7区、8区、14区、15区、16区からホテルを選ぶことがおすすめです。

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1区・2区(ルーヴル周辺やオペラ地区)

パリの1区はセーヌ川に隣接しているルーヴル美術館のあるエリアで、パリ2区はオペラ座など主要観光スポットへのアクセスも良好で、上質なホテルが立ち並ぶエリアです。

高級ホテルやブランド店が立ち並ぶ地域でもあり、警備も行き届いており人通りが途切れないことが治安のよいポイント。

5区・6区・7区(セーヌ川南岸の高級住宅街)

パリ5区・6区・7区は、セーヌ川の左岸エリアと呼ばれる地区です。

サンジェルマン・デ・プレ(6区)やエッフェル塔周辺(7区)など、美しいパリの街並みが広がっていて、落ち着いた高級住宅街のエリアにあたります。

高級住宅街ということもありパリ市内のなかでも治安が良好なことで知られれ、夜間でも比較的安心して歩ける雰囲気があります。

パリ市内観光にも便利なロケーションにあり、とくに初めてのパリ旅行や家族連れでの旅行、女子旅にも人気のエリアです。

8区(シャンゼリゼ周辺)

シャンゼリゼ通りを中心として、凱旋門とコンコルド広場の間に位置するパリ8区は、初心者にも人気の滞在エリアです。

パリらしい上品な街並みが続いていることが魅力のエリアで、人気のホテルや観光スポットも多いことが特徴です。

全体的な治安はよいのですが、シャンゼリゼ通りの人混みなど、混雑する箇所ではスリなどへの注意は必要です。

14区・15区(パリ南側の住宅エリア)

パリ市内の中心部からは少し離れますが、モンパルナス駅周辺を含む南側に広がる14区・15区は、パリの中では比較的治安が良いとされるエリアです。

住宅街中心のエリアなので観光客は少なめですが、落ち着いており犯罪発生率も低めです。

地下鉄で中心部までは20分程度とアクセスも許容範囲ではあるので、ホテル料金を抑えつつ安全性も確保したい場合におすすめの地区となっています。

16区(パリ西側の高級住宅街)

セーヌ川の西側に位置する16区は、エッフェル塔の絶景が見られる場所として有名なトロカデロ広場がある地区です。

各国の大使館や高級マンションが立ち並ぶ富裕層エリアにあたり、治安の安定度はトップクラスともいわれる地区が16区です。

ザ・ペニンシュラ パリ」や「シャングリ・ラ ホテル パリ」といった有名な高級ホテルがあることも特徴です。

パリの治安の悪い地区

続いて、パリ旅行で避けるべき治安の悪い地区も押さえておきましょう。

パリは地区によっては、犯罪発生率の高いエリアが存在します。なかでもパリで避けておきたい治安の悪い地区は、10区・17区・18区・19区です。

スリなどのトラブルに巻き込まれるリスクが高く、観光や滞在には十分な注意が必要です。

10区

パリ北駅(Gare du Nord)とパリ東駅(Gare de l’Est)が位置するパリ10区。

長距離列車や国際列車のターミナルがあるので、駅周辺はとても混雑することもあり、旅行者をターゲットにした駅構内や周辺でのスリの被害が頻発しています。

とくに昼間とは雰囲気が大きく異なる夜は、駅周辺の路地をはじめひったくりや強盗事件の報告もあり。

ホテル代が安い傾向にあるため、北駅周辺に宿を取る方もいますが、初めての海外旅行などパリに慣れていない方は、安全な地区を選ぶことがおすすめです。

17区

パリ17区は凱旋門からみて北側に位置するエリアです。

観光スポットもとくにないエリアなので、基本的にはわざわざ行く機会はないエリアです。

17区は住宅街からなる落ち着いたエリアですが、とくに注意したいのが郊外エリアとの境目がある北側です。17区の北側はとくに治安が悪いです。

夜間は人通りが少なく街灯も暗いので、用がなければ近づかないように注意のうえ、とくに女性の1人歩きは避けてください。

18区・19区

18区・19区はパリの北東部に位置しているエリアで、低所得者層や移民の住宅地が広がる地区として知られています。

一部の地域ではドラッグやギャング関連の事件も発生しており、とくに夜は近づかないことがおすすめの地区。

なかでも18区のバルベス・ロシュシュアール駅周辺や19区のラ・ヴィレット公園周辺は、地元の人でも注意するエリアでもあります。

とくに夜間の一人歩きは避け、必要がなければ立ち入らないようにしてください。

18区は観光で人気のモンマルトル地区としても有名ですが、モンマルトルの丘とサクレ・クール寺院は、丘のふもと周辺が客引きやスリが多いエリアとしても有名です。

フランス映画のような美しい世界が広がる地域でもあるのですが、モンマルトルを観光する際は、スリや詐欺にはくれぐれもご注意ください。

パリで注意すべきこと!スリ・詐欺などのトラブル対策

パリの安全な地区にホテルを取ることと合わせて、パリの治安で気をつけておきたいことが油断からくる観光中の思わぬトラブルです。

ここではパリ観光中に気をつけておきたいスリや詐欺の手口、そしてその対策について解説します。

スリ・置き引き

パリ旅行中に最も被害が多いのは、スリと置き引きです。日本人が被害にあうのは、約9割がスリや置き引きなどの窃盗犯罪です。

とくに注意しておきたい場所が地下鉄で、 1番線の路線では日本語による注意喚起のアナウンスが流れるほど、日本人はスリに狙われています。

観光スポットとしてはオペラ座、凱旋門、シャンゼリゼ通りなどの主要観光地です。

犯人はグループで連携していることも特徴で、観光客が気付かない一瞬の隙を狙って、座席に置いたバッグを取られたり、改札を出る瞬間に後ろから財布を抜き取られるケースが多発しています。

対策としては、バッグは常に身から離さず前掛けにする、リュックは胸の前で抱える、財布やスマホは上着の内ポケットに入れて取れないようにするなど、盗めない場所に身につけることが大切です。

また、混雑する場所では周囲の人との距離感に注意し、不自然にぶつかってくる人や、接近してくる人がいれば身構え、距離をとるようにしましょう。

署名詐欺

ルーヴル美術館前やエッフェル塔周辺など、女性グループが「支援募金に署名を」と話しかけてくることがあります。

慈善活動のようにみえるのですが、署名している隙に財布やスマホを抜き取られたり、署名後に高額な寄付金を強要するといった悪質な手口です。

知らない人から署名やアンケートを求められても立ち止まらず無視してください。

日本人は親切に対応しがちですが、パリでは「困っているふりをして近づく人=要注意人物」と考えてください。

ミサンガ詐欺

サクレ・クール寺院(モンマルトルの丘)のふもとなどで多発しているのがミサンガ詐欺です。

プレゼントや無料を装い、フレンドリーに近づいてきた人物が腕に勝手にミサンガ(紐のブレスレット)を巻きつけ、巻き終わった途端に「お金を払え」と迫る手口です。

優しく腕を掴まれ、強引に巻かれるケースもあり、巻かれた頃には周囲を詐欺グループ複数人に取り囲まれることもあります。

知らない人に手首を掴まれそうになったら振り払って、距離を取り「いらない!」と強気で伝えてください。しつこく追いかけてくる場合もあるので、断固として否定することが重要です。

観光客の雰囲気が出ていると狙われやすいため、カメラを下げて歩かない、スマホを見ながら歩かない、地図やガイドブックを見ながら歩かないなども重要です。

ミサンガ詐欺は人気観光地であるサクレ・クール寺院の麓から周辺にかけて存在し、またモンマルトル地区は美しい街並みとは裏腹に、治安がわるいことでも有名です。

治安を気にせず観光したい方は、むりせず現地ガイドのツアーで観光することもおすすめです。

詐欺で要求される金額は高額となり、数人の男性グループによる詐欺なので、恐怖から支払うしかない状況に追い込まれることが特徴です。

大丈夫と思っている方ほど詐欺に引っかかるので、詐欺でお金を失うことを考えるとツアーに参加して、安全に楽しい思い出を作るほうが結果としてお得になります。

モンマルトルの丘は、とくに夕暮れ時は絶景スポットとしても有名なので、治安に心配がある方は、ぜひ現地ツアーもあわせてチェックしてみてください。

偽警官による詐欺

警官バッジらしき物をチラつかせ「麻薬取締だ」などと言いながら近づき、財布の中身を確認するよう求める詐欺があります。

フランスの本物の警官は観光客に話しかけることはなく、偽警官が観光客から現金やカードを抜き取る詐欺の手口です。

もし警察と名乗る人物に呼び止められたら、まずは身分証を見せるよう強気に促し、警察署や大使館で話すよう要求してください。

もし警察官が本物なら、交番や警察署での対応となり、偽警察ならその場を離れていきます。

その他よくある詐欺

よくある詐欺の事例としては、以下です。

  • 拾った指輪を渡してきてお礼を要求する
  • 路上ゲームに誘い賭博で巻き上げる
  • 写真撮影を親切に申し出て、スマホやカメラを持ち逃げする

どれも親切を装っていることが特徴なので、くれぐれも騙されないよう注意してください。

日本ではありえない詐欺も多いのですが、どれも手口と対策さえ知っておけば過度に怖がる必要がないことも特徴です。

騙せそうな観光客という隙を見せず、おかしいと感じたらすぐに距離を取るよう注意してください。

夜間のパリの治安

パリといえばエッフェル塔のシャンパンフラッシュや、セーヌ川の夜景にディナークルーズ、ムーランルージュ鑑賞など、夜も楽しみたいことが盛りだくさん。

シャンゼリゼ通りやオペラ座の周辺、サンジェルマン地区など、観光客が集まる場所は夜でも賑わっていますが、深夜帯は警戒を怠らないことが大切です。

昼間は観光客で賑わうパリの街も、夜になると場所によって雰囲気が大きく変わりることが特徴でもあります。

注意しておきたいのは、夜21時〜深夜にかけてです。とくに人通りの少ない路地や公園には近づかないことがおすすめです。暗い近道を通ることは避け、遠回りでも明るくて人通りの多い大通りを通るようにしてください。

深夜0時を過ぎると酔っぱらいや怪しい人影も増えるため、くれぐれも女性の一人歩きは控えたほうが賢明です。

夜景鑑賞やディナーで夜遅くなる場合は、帰りはタクシーや配車アプリ、送迎サービスを利用することもおすすめです。

パリは夜に観光する機会も多いため、夜の治安について事前にチェックして、不安を減らしながら夜のパリをお楽しみください。

パリ観光で気をつけるべきポイント

エッフェル塔
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パリ旅行を安全に過ごすために、続いては具体的なアドバイスについてです。

パリ観光で意識しておきたい行動と注意点はもちろん、もしもトラブルに遭った時の対処法も確認しておきましょう。

必要最低限の現金・カードだけ持ち歩く

パリでは多額の現金を持ち歩く必要はありません。

クレジットカードを利用できる機会も多く、もしスリ被害にあっても現金の手持ちがなければ損失を減らすこともできます。

予定に必要な分以上の現金は、できるだけ持ち歩かないようにしましょう。

またパスポートは原則ホテルのセーフティボックスに保管し、外出時はパスポートコピーを携帯すると安心です。

バッグやポケットの状態を確認

カバンはファスナー付きのものを選んでください。そしてファスナーの部分を自分の前に向けて持ちます。

リュックより肩掛けバッグの方が安全で、身体の前に抱えるようにして持つことが大事です。

上着のポケットに貴重品を入れる場合は、チャック付きの内ポケットを利用してください。くれずれもズボンの後ろポケットに財布やスマホを入れることは絶対に厳禁です。

また、カフェやレストランでは、日本の感覚でイスの背もたれにバッグを掛けたり、テーブルの上にスマホを置きっぱなしにしないようにしてください。

スマホ使用に注意

観光中は地図を見るためや写真を撮るために、スマホを見ながら歩きがちですが、路上でスマホに気を取られているとスリに狙われます。

とくに地下鉄の乗り降り、ドア付近でスマホをいじっていると、手元からスマホをひったくられることがも少なくはありません。

地図はあらかじめ確認して、スマホ確認で立ち止まる際時は壁際による、人混みではスマホを使わないなどに注意してください。

困った時はフランス大使館

フランス滞在中にトラブルに巻き込まれた場合は、フランスの大使館に連絡しましょう。

例えば、もしパスポートを盗まれた場合は、日本大使館で「渡航書」の発行手続きをします。

警察署の被害届控えと身分証明(免許証のコピーなど)が必要になるため、予備の身分証コピーを別に持っておくと安心です。

現地警察への届け出から大使館手続き、航空券の変更など時間を要するため、パスポートだけは本当に失わないようにご注意ください。

在フランス日本大使館
Ambassade du Japon en Franc
住所|7, avenue Hoche 75008 Paris
TEL|01 48 88 62 00
午前9時30分~午後1時/ 14:30~17:00

まとめ

BUYMA TRAVEL

フランス・パリの治安について、全体的な傾向から治安が良くて安全な地区、治安の悪い危険な地区、そして具体的な注意点を詳しくご紹介しました。

日本より治安が不安定なパリでは、ホテルの立地選びが重要で、1区〜8区・5区〜7区など中心〜南側の治安良好エリアを選ぶことがおすすめです。

北駅周辺や18〜20区など、治安が悪い地域には近づかず、観光中は貴重品の管理を徹底して、人混みでのバッグの位置やスマホの扱いにはくれぐれもご注意を。憧れのパリではありますが、治安を思うと少し神経質なくらいが丁度いいです。

治安に注意して、スリと詐欺にさえ気をつけていれば、パリは決して恐れる必要はなく、魅力たっぷりの旅先です。

準備をしっかりと行って、花の都パリでの観光をぜひ思い切り楽しんでください。

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