
日本からわずか数時間で行けて、人気の海外旅行先といえば韓国・ソウルです。
韓国は日本と同じように春、夏、秋、冬の四季がはっきりしており、どの季節に訪れてもそれぞれの季節に合った観光が楽しめます。
韓国は年間を通して人気の旅行先なので、春休みやゴールデンウィーク、夏休みや年末年始をはじめ、どのタイミングで旅行するのがおすすめなのかが気になるポイントだと思います。
韓国旅行にピッタリのベストシーズンはいつでしょうか?
本記事では、「韓国を旅行するならいつが良いか?」という疑問にお答えするべく、季節ごとの特徴、おすすめの観光時期、月ごとの平均気温や服装の目安についてをご紹介しています。
春夏秋冬と韓国の季節ごとの情報をチェックして、ぜひ韓国旅行にいくタイミングを見つけてもらえたらと思います。
ではさっそく、韓国のベストシーズンから確認していきましょう!
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韓国旅行は3月〜5月の春と、9月〜11月の秋がベストシーズン

韓国旅行のベストシーズンは、一般的に春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)です。
日本と同じく韓国も春と秋は、気候が安定して暖かいことが特徴で、春なら桜の景色、秋なら色づく紅葉と美しい季節の景色を楽しむことができます。
春は4月中旬から5月にかけてが旅行のピークにあたり、桜や春の花が満開になりるシーズンです。
秋も気候が過ごしやすく、10月中旬から11月上旬にかけては紅葉がピークを迎え、景色が格別に美しくなります。
紅葉の時期はとくに人気シーズンでもあり、紅葉の名所は平日なら比較的すいていますが、週末は混雑することも多くなります。
もし秋に韓国旅行を計画するなら、残暑が和らぐ9月下旬もおすすめです。
9月上旬は暑さが残っていることもあり、時には30℃を超える日もありますが、下旬にもなると秋の涼しさが感じられり過ごしやすい気候になっていきます。
韓国旅行が安い時期は、夏は6月7月、冬は1月2月

韓国旅行はアジアのなかでも費用を抑えた旅行が楽しめ、安く行ける海外としても人気があります。
とくに韓国旅行の費用を節約したいなら、6月と7月、そして1月と2月の安い時期を狙うことがおすすめ!
夏の6月と7月、冬の1月と2月は韓国旅行のオフシーズンといわれており、航空券やホテルの価格が比較的安くなります。
7月後半から8月にかけてが韓国の学校の休暇シーズンとなり航空券や宿泊費が上がるため、6月から7月上旬や8月下旬など、少しピークを外した時期が安い時期となっています。
1月から2月は最も寒さが厳しい期間になり、旅行費用が安く観光地も空いています。
旅行費用こそ安い時期ですが、6月から7月は梅雨の影響で雨が多く、1月から2月には寒波の影響でとても寒くなることが注意点です。どちらも天候の対策が必要になります。
韓国の1〜12月の特徴について
韓国の季節を年間を通して日本の東京と比べると、韓国の夏は湿度が少し低くて、冬は冷え込むことが特徴です。
そして春と秋は過ごしやすく、この時期の観光が人気なことは日本と同じです。
では続いて、韓国の春・夏・秋・冬の特徴と、季節にあわせた服装について順番に見てきましょう!
春(3月~5月)の韓国旅行

春の韓国は寒さが和らぎ始め、3月下旬から南部の済州島(チェジュ島)から桜前線が北上し、ソウルは4月の上旬頃に桜が満開になります。
春は開花した桜がみどころで、公園や街路樹が鮮やかなピンク色に染まり、日中は暖かい陽気が増えて、平均気温も4月には約13℃、5月には18℃前後となります。
桜名所として人気の汝矣島(ヨイド)、石村湖、南山公園などは、桜が見頃を迎える4月上旬に多くの観光客で賑わい、春の花祭りや釜山の桜スポットでは、花見イベントも行われます。
5月には初夏を思わせる日差しが照り始めますが、湿度が低いので爽やかな陽気です。
春のコーディネートとしては、3月上旬はまだ冬の厚手コートやダウンが活躍しますが、中旬以降になるとトレンチコートや厚手のジャケット、薄手のダウンでも大丈夫です。日中は長袖シャツや薄手のセーターで過ごせることもあります。
全体的に過ごしやすい気候の春ですが、朝晩は冷えることもあるため、冷え込みに備えてスカーフや薄手のニットなど、調節できるアイテムがあると役立ちます。
注意点として、春先は黄砂やPM2.5が飛来することがあるので、大気の状態はチェックが必要です。マスクをはじめ、対策グッズの持参がおすすめです。
夏(6月~8月)の韓国旅行

夏の韓国は高温多湿で、日本の夏に似た蒸し暑さが特徴です。
特に7月中旬から8月中旬にかけては、年間で最も暑く、気温が35〜40℃に達する猛暑日も珍しくありません。
夏の季節は梅雨も重なり、6月下旬から7月にかけては雨の日が多く、夏の降水量は年間の50~60%を占めることもあるほど。
7~8月の夏の湿度は80%前後となりますが、日本に比べると少しカラッとしているので、多少は韓国のほうが過ごしやすい環境になります。
それでも夏季の暑さ対策は必須で、強い日差しに備えて日焼け止め、帽子、サングラスを用意し、こまめに水分を摂ることが重要です。また、7月から8月にかけては熱帯夜になる日もあります。
夏の韓国レジャーとしては、7月中旬以降になると釜山や済州島のビーチが本格的な海水浴シーズンを迎え、ソウル市内では漢江プールやウォーターパークがオープンします。
夏が本格化する前の6月末から7月初旬にかけては、比較的雨も少ないので夏の韓国旅行におすすめの時期となります。
秋(9月~11月)の韓国旅行

秋の韓国は、空気が乾燥して晴天が多く、風も穏やかで湿度が70%前後と非常に過ごしやすい季節です。
朝晩は冷え込む日もありますが、日中はカラッとした秋晴れが多く、人気スポットの観光にもピッタリの気候です。
9月中旬から11月上旬にかけては秋晴れの心地よい天気が続き、とくに10月は日中の平均気温が15~20℃となるので旅行にも最適です。
秋の韓国は全土が色とりどりの紅葉で美しく彩られ、山々や公園はもちろん、人気の観光スポットの景福宮(キョンボックン)をはじめ、美しい秋景色を楽しむことができます。
紅葉の季節は10月上旬から始まり、ソウル市内では10月中旬から11月上旬にかけて、街路樹や南山、公園の木々が赤や黄色に色づきます。
また、秋の韓国は各地でイベントが開催されることも季節の特徴です。
例えば、毎年10月にはソウル世界花火祭りが漢江河畔で行われ、数千発の花火が夜空を華やかに彩ります。
11月初旬になると、ソウル灯祭り(清渓川のランタンフェスティバル)や安東国際タルチュム(仮面舞踏)フェスなどのイベントも楽しめます。
秋の服装については、日中は長袖シャツや薄手のセーター、軽いジャケットで快適に過ごせます。ただ、冬が近づくと肌寒い日もあり、朝晩は冷え込むこともあるので、コートが必要になることもあり。
薄手のウールやニットが活躍し、インナーとカーディガン、ジャケットを組み合わせた重ね着など、体温調節がしやすいコーディネートを整えておくと便利です。
冬(12月~2月)の韓国旅行

韓国の冬は乾燥した大陸性気候の影響を受けるので、日本にくらべて厳しい寒さが特徴です。
とくに1月は年間で最も寒く、ソウル市内の平均気温はマイナス1.9℃に達し、時には気温がマイナス10~15℃まで下がることもあります。
ソウル市内は雪がそれほど多くは降らず、日本海側のような豪雪は見られませんが、路面の凍結や肌寒さには注意が必要です。
厳しい寒さが続く1月に比べれば、12月前半から中旬にかけては日中氷点下にならない日もあり、少しだけ寒さの和らぐ気候で過ごせます。
冬の韓国旅行では、ダウンコートや厚手のコート、帽子、手袋、マフラーなどの防寒具は必須アイテムです。
ヒートテックのような保温インナーはもちろん、乾燥対策としてリップクリーム、ハンドクリームも忘れずに用意しておきたいアイテムとなります。
寒さが厳しい韓国ですが、もちろん冬ならではの魅力もあります。

12月にはソウルや釜山の中心街がクリスマスのイルミネーションで華やかに彩られ、街全体がクリスマスと年始を祝う雰囲気に包まれます。
もしソウル市内に雪が降れば、景福宮などの観光地をはじめ、雪化粧をした幻想的な冬景色を楽しめることも魅力です。
また、韓国で美容やショッピングを楽しむなら、冬シーズンの韓国は旅行費用が安くなるので旅行には絶好のタイミングとなります。
防寒対策をバッチリにして、冬季節ならでは韓国を楽しんでください。
3月・8月の韓国旅行を避けたほうがよい時期

3月と8月に韓国を旅行するなら、光復節(8月15日)と三一節(3月1日)は、場所によっては注意が必要です。
8月15日の光復節は韓国の祝日にあたり、韓国では日本の植民地支配からの解放を記念する日とされています。
同じく韓国の祝日にあたる3月1日の三一節は、日本からの独立運動を記念する日となっています。
8月15日と3月1日どちらも反日感情が高まる日でもあり、場合によっては反日デモが行われることがあります。
日韓問題に関わるデモは韓国全土で行われるわけではなく、日本大使館の近くや、3.1独立運動が起きたタプコル公園など、限定的に発生することがほとんどです。
明洞をはじめ定番の観光地では、基本的には普通に観光することができますが、2023年の8月はデモに関する注意喚起が発表された事例もあるので、もし不安を感じる場合は8月15日と3月1日の観光は避けておくことがおすすめです。
1月下旬から2月中旬は韓国の旧正月

韓国の旧正月(ソルラル)は、旧暦に基づく新年です。
韓国では旧暦の1月1日がお正月にあたり、毎年お正月の日付が変わります。
旧正月(ソルラル)は、毎年1月下旬から2月中旬にかけてになることが多く、韓国では旧正月をはさんだ前後1日がお休みになるので、旧正月は必ず3連休になります。
旧正月は韓国全国で家族が集まる大切な時期にあたり、連休中は韓国国内の帰省ラッシュでバスや電車、飛行機などの公共交通機関がとても混雑します。
また、旧正月は飲食店やレストランの休業が多く、ホテル予約もこの時期は価格が上昇することもあります。
明洞などの観光エリアなら、旧正月でも空いているお店もありますが、観光エリア外のショップや飲食店、屋台などはお休みになることがほとんどです。
韓国の旧正月は、観光スポットをはじめ新年のお祝いムードを楽しめる時期でもありますが、1月下旬から2月中旬に韓国旅行をする場合は、旧正月とかさなると混雑やお店の休業があることは忘れないようご注意ください。
9月下旬から10月上旬は韓国の秋夕(チュソク)
韓国の秋夕(チュソク)は、旧暦8月15日にあたり、毎年9月下旬から10月上旬に祝われる韓国版のお盆です。
秋夕では家族が墓参りを行い、伝統的な料理を共にして祖先を祀る時期にあたります。また秋の収穫感謝の日にもあたります。
秋夕の時期は旧正月と同じく3連休となり、土日や前後の祝日と重なると、韓国の長期連休になることもあります。
秋夕の連休には多くの韓国人が故郷へ帰省するため、全国のバス、電車、飛行機などの公共交通機関が大混雑します。
また期間中には博物館やデパートが休館、観光地やレストランなども営業時間を短縮することがあるので、秋夕のタイミングに韓国旅行する場合は、観光で訪れる場所の営業時間をはじめ前もって準備しておくことが大切です。
さいごに

「韓国旅行はいつがいい?」と迷っている場合は、気候が穏やかでベストシーズンでもある春と秋をまずは検討することが定番です。
夏と冬は韓国旅行の費用が安くなるタイミングでもあるので、夏休みや冬休みを利用して韓国旅行を楽しみやすいことも魅力でもあります。
基本的には日本と同じく、韓国はどの季節に観光しても楽しめる海外なので、ぜひ本記事の情報を参考にしながら、最適な時期に素敵な韓国旅行を楽しんでもらえたらと思います。

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