アンテロープキャニオンはアメリカ・アリゾナ州に広がる、奇妙な砂岩に囲まれた美しい峡谷。
渓谷の内部は神秘的な空間になっており、美しい曲線を描いた岩壁、渦をまいた地層に湾曲した壁面など、独特な風景が広がっています。
深い渓谷にわずかに差し込む太陽光は「天使のはしご」とも呼ばれ、神秘的な光が降り注ぐ場所としても有名です。あまりの美しさから、自然が生み出したアート作品とも呼ばれています。
本記事では、そんな自然が作りだした絶景アンテロープキャニオンを観光する方方法、見どころやラスベガスからの行き方についてをご紹介します。
アンテロープキャニオンは神聖な場所なので、ガイドなしでは立ち入りが許されていないスポットです。
観光するためのツアー参加方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
アンテロープキャニオンとは?
アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州にあるページ近郊にある渓谷郡です。アメリカ先住民・ナバホ族の居住区域内にあります。1997年に一般公開されました。
渓谷は30メートルを超える岩壁に囲まれており、切り立った岩壁にそうようにして、渓谷の底を散策します。
曲がりくねった地層をはじめとする独特な地形は、すべて長い年月をかけて大自然が作り出したものです。
複数の渓谷からなるアンテロープキャニオンのなかでも、長さ約200メートルの「アッパーアンテロープキャニオン」と長さ約400メートル「ロウワーアンテロープキャニオン」の2つが有名です。
またオーバーツーリズムの影響を受け、新たに解放された穴場「キャニオンX」にも注目が集まっています。
神秘的な地形は、長年の水流によるもの
赤い砂岩にうねるような模様が特徴的なアンテロープキャニオン。その独特な渓谷の形状は、すべて自然の力によるものです。急激な水の流れがナバホ砂岩に刻まれることで誕生しました。
とくに重要なのはモンスーンによる影響です。短期間に降った大雨がアンテロープ・ウォッシュと呼ばれる鉄砲水を発生させ、流れ込んだ水流がナバホ砂岩をいっきに侵食。
水の浸食を気が長年をかけて受けた岩肌は丸みを帯び、美しく流れるような形に変化していきました。
波打つ岩肌は、クロスラミナという砂やれきが積み重なったもので、水流の中で砂が高く積み重なったことのあらわれです。酸化鉄を多く含んだ赤い砂岩が折り重なり、神秘的な景観が生み出されました。
今でも大雨が降ると谷底にすごい勢いで水が流れ込むことがあります。なので渓谷は水や風によって現在も変化を続けています。
アンテロープキャニオニングを散策していると、流木が岩に引っかかっている姿を発見することもあります。
先住民のナバホ族がアンテロープキャニオンを発見
アンテロープキャニオンの始まりは1931年のこと。ナバホ族の少女が大地の割れ目に美しい洞窟を発見したことだと言われています。
ナバホ族は2番目に大きいネイティブアメリカンで、ターコイズを使った美しいジュエリーを作る部族です。
また、アンテロープはウシ科の動物「レイヨウ」を意味する言葉で、アンテロープ(レイヨウ)の後を追いかけて見つかった渓谷というのも由来の一つとされています。
アンテロープキャニオンは、いまでもナバホ・インディアンの居住地内にあります。
そのためナバホ族のガイドなしでは自由に観光することはできず、アンテロープキャニオンを観光するには、必ずツアーに参加する必要があります。
グランドキャニオンの一部ではない
混同されがちなアンテロープキャニオンとグランドキャニオンですが、この二つはまったくの別物です。
どちらもアリゾナ州・コロラド高原内にあり、2つのキャニオンを合わせて観光する人も多いので、アンテロープキャニオンはグランドキャニオンの一部では?
と勘違いされることもあるのですが、グランドキャニオンの東側にあるのがアンテロープキャニオンです。
どちらも雄大な自然が生み出した渓谷ですが、アンテロープキャニオンは世界遺産には未登録です。
アンテロープキャニオンの見どころ
観光スポットとして有名なのが、「アッパー・アンテロープ・キャニオン」と「ロウワー・アンテロープ・キャニオン」の2つです。
どちらも波打つ岩肌や、暗がりに差し込む光が赤茶色に大地を照らし、幻想的な空間が大地の裂け目に広がっています。
アッパー・アンテロープ・キャニオンの見どころは、岩の割れ目から渓谷の底をスポットライトのように照らす神秘の光です。天から一直線に降りてくる光の柱は、まさに光が生み出した絶景そのもの。
ロウワー・アンテロープ・キャニオンは、より芸術的な岩肌の世界と出会える渓谷です。深層が深い渓谷になっているので、世界からどこか隔離されたような神秘な空間を楽しむことができます。
なお、ガイドツアーの所用時間は、季節やシーズンによって多少の違いはありますが、1時間〜2時間がひとつの目安です。
アッパー・アンテロープ・キャニオン
アンテロープキャニオンのなかでも最も人気が高く、絶対に訪れたい撮影スポットがアッパー・アンテロープ・キャニオンです。
最大の特徴は「光のビーム」と呼ばれる神秘的な光景が見られること!
「この神秘の光を写真を撮りたい!」という方も多いのではないでしょうか?
アッパー・アンテロープ・キャニオンの狭い道を進んだ先に、渓谷に細く差し込む「光のビーム」が空から降り注いでいます。
渓谷はネイティブアメリカを思わせる赤茶色の岩壁に囲まれています。うねるような岩肌に渓谷の光がさすと、幻想的な縞模様が浮かび上がる。そんな神秘の空間です。
神秘の光を求め、写真家たちから人気を集めているのもアッパーで、とくに写真家ピーター・リック氏のモノクロ写真が有名です。
ファントムと名付けられた作品は写真としては史上最高額の650万ドル(約7億7千万円)で売却されました。
観光の所用時間は、ツアーを利用して約1時間から1時間半程度です。
光が美しく差し込む時間帯に合わせた「フォトツアー」もあり、こちらはもう少し長く約2時間ほど必要です。
5〜9月に現れる光のビーム
狭い渓谷の岩間から太陽光が一筋の光になって差し込むこの現象は、「ザ・ビーム」や「ハイビーム現象」あるいは「天使のはしご」と呼ばれています。
赤い岩壁にまっすぐ光の線を引いたように神秘的で、空から降り注ぐスポットライトに導かれ、天使が舞い降りてきそうな神々しい瞬間です。
この光景は1日たった2時間ほどしか見ることのできない自然現象です。訪れる季節や時期、時間帯がズレてしまうと、綺麗な光の線を見ることはできません。
「アンテロープ・キャニオンの光が見たい」という方は、アッパーを観光する時間帯を十分にチェックしておく必要があります。
自然光のライトアップが出現するピークシーズンは5〜9月頃です。
太陽がちょうど真上にくる正午前後に訪れると、美しい光のカーテンを見ることができます。もちろん光の中心に立てば光のシャワーを浴びることもできます。
サンドフォール、ハート・ポイント
アッパーといえば渓谷をカーテンのように照らす光が有名ですが、他にも見どころスポットはたくさんあります。
岩壁の間から砂が滝のようにながれてくるサンドフォール(砂の滝)や、入り組んだ岩肌がハートの形に見えるハート・ポイントも見逃せません。
ハート・ポイントは砂漠の縁結びとも呼ばれています。
ロウワー・アンテロープ・キャニオン
自然が生み出した岩肌がまるでアートのように曲線を描き、自然が作り出した地下神殿のような幻想空間が楽しめるのが「ロウワー・アンテロープ・キャニオン」です。
アッパーに比べて深層が深く、芸術的な渓谷になっていることが特徴です。
観光の際は、ガイドさんに続いて岩間の切れ目から渓谷に入ります。谷底へと続く急な階段を降りると、迷路のように入り組んだ地下空間が待ち受けています。
谷底に降りると、岩間から差す光がサンドストーンを照らし、光の陰影による美しいラインが岩壁に描かれています。
滑らかになった地層はアートのようにうねっており、異世界に足を踏み入れたような感覚になります。
ロウワーの全長は約1600メートルほどと少し長めです。
入り組んだ地形のため、高低差のあるコースを進むことになり、最終的には渓谷の割れ目から外に出るという、体力を使うコースになっています。
アドベンチャー映画のような冒険を体験したい方にオススメです。観光ツアーの所要時間は、約1時間から1時間半です。
第3のキャニオンX
人気のアッパーとロウワーはとても混雑するため、新しく開放されたのがキャニオンXです。
アッパーから11kmほど上流に位置しており、2016年にオープンした比較的新しいエリアなので、第3のアンテロープキャニオンとも呼ばれています。
キャニオンXはトライアングル型の北キャニオンと、V型の南キャニオンの2つに分かれており、ツアーでは両方のキャニオンを訪れることができます。
一般的なツアーよりもプライベート感が強いエリアで、より静かで落ち着いた環境で峡谷を楽しめ、ゆっくり写真撮影ができるのも嬉しいポイント。
渓谷はアッパーとロウワーの良い部分を合わせたようになっています。
美しい曲線を描く岩肌はゴツゴツとしてよりダイナミックで、深い渓谷にわずかに届く光が周囲に光の陰影を描き、どこか秘境を冒険している気分にさせてくれます。
キャニオンXの名前の由来は、渓谷から空を見上げると岩間の形がXになっていることから。渓谷を訪れた際は、見逃すことなく探したいのが渓谷のシンボルXです。
人の少ない渓谷をゆっくり探検したい方や、絶景が広がる渓谷の風景をばっちり写真に捉えたい方にはぜひおすすめの穴場キャニオンです。
ツアーの所要時間はおよそ1時間から1時間半です。
アンテロープキャニオンの行き方
アンテロープキャニオンは、アリゾナ州のページ(Page)という街の近くに位置しています。
ページまではラスベガスから車で片道4時間40分ほど。距離にして約460kmです。
アンテロープキャニオンまでの移動には車が必要になるので、オススメはラスベガスを拠点にした観光です。
行きやすいのはラスベガスから
アンテロープキャニオンはラスベガスとあわせた観光が人気で、ラスベガスを拠点に往復ツアーを利用するか、レンタカーを使った移動が一般的なモデルコースになっています。
主な行き方は、以下の2つです。
- ラスベガス発着ツアーに参加する
- レンタカーを利用して自力でのアンテロープキャニオンを目指す
どちらも車での移動となります。観光するには、片道4時間の移動が必要です。
なお、日本からラスベガスまで直行便はなく、東京からロサンゼルスを経由するなどフライトの乗り換えは必要。フライト時間は約12時間ほどです。
レンタカーの注意点
注意しておきたいのは現地のレンタカーは基本的に左ハンドル、道路は右側走行になること。
ハンドル、道路ともに日本とは反対になり、レンタカーは場合によってはマニュアル車しかないこともあります。
また往復の運転時間は8時間を超え、走行距離は900kmになるため道中での給油が必要です。そしてガソリン代は高いです。
ガス欠に注意しつつ、タイヤがパンクするなどの思わぬアクシデントへの対策も忘れないことも大事なポイントです。
なお国際免許証は運転免許センターから申請すると即日で発行されます。
アンテロープキャニオンの予約方法
アンテロープキャニオンはナバホ族の居住区にあります。認定されたナバホ族のツアーガイドのみ、訪問者を案内することができる神聖なエリアです。
注意したいのは、アンテロープキャニオン観光はツアーのお申し込みが必須ということ。
もちろんレンタカーなどを利用して自力でアンテロープキャニオンに到着しても、ツアーにお申し込みをしなければ観光はできません。
そしてアンテロープキャニオンは非常に人気の観光スポットです。予約なしの当日受付だと渓谷に入れないこともしばしば。キャンセル待ちにも早朝から人が並ぶので、事前にWEB予約を済ませておくのがオススメです。
とくにハイシーズンのアッパーは大人気なので、予約困難なツアーとしても有名。
アッパー、ロウワー、キャニオンXの予約は、アンテロープキャニオン公式サイトや、ページにあるオプショナルツアー会社から行うことができます。
人気シーズンは予約が取れない
アンテロープキャニオンを訪れるなら、絶対に見たいのが渓谷に差し込む光りのライトアップ。
ピークシーズンの4〜9月は、特に世界中から神秘の光を求めた観光客がやってくる時期です。もちろん光線がくっきりと出現する正午のツアーは大人気です。
早い時期から予約が取れなくなるので、アンテロープキャニオンに行くと決まった頃には、ツアーを予約しておくのがオススメです。
とくに夏の7〜8月の正午前後は、ハイビームのように光が差すので予約は必須。3ヶ月前から予約が埋まってしまうことも珍しくはありません。
現地予約や当日のキャンセル待ちも可能ですが、参加希望者は早朝から列をなして並んでいることも珍しくはなく。
アンテロープキャニオンは現地ガイドなしでは観光できないため、現地に到着してから観光するにも、ツアーの予約が必要なことも注意点です。
いずれにしても予約が必要になるため、渓谷に差し込む光を見たい方は、ぜひ早い時期からのWEB予約を検討ください。
プライベートガイドを利用して予約する
英語サイトを通しての予約には不安がつきもの。間違えずに予約が取れるのか、不慣れな英語サイトを使いこなせるのか、そして英語できっちり予約を入れることにも不安があります。
当日アンテロープキャニオンに到着したけれど、きっちり予約が取れていなかった・・・。ということだけは避けたいです。
BUYMA TRAVELでは、そんな不安に現地在住のプライベートガイドがお応えします。
アンテロープキャニオンに精通したガイドが多数揃っているので、ラスベガスを拠点にした弾丸ツアーや、1泊2日のアンテロープキャニオンツアー、グランドキャニオンと合わせた観光などにも対応が可能です。
\予約はお気軽にどうぞ/
アンテロープキャニオン入場料
ナバホ地区入場料として、8ドルの入場料が必要です。入場料はキャニオンでの共通利用できます。
アッパーとロウワーの両方を訪問するなど、複数エリアに行く場合は入場料のお支払いは1回のみ。入場料の支払いを証明するレシートの保管はお忘れなく。
また入場料とは別に、アンテロープキャニオンはツアー代金が必要になります。
ツアー代金はアッパー、ロウワー、キャニオンXで異なり、一般的なツアー料金は大人1人あたり約$70〜$100ほど。
フォトツアーをはじめツアーはいくつかあるため、シーズンや参加するツアーによって代金は異なります。
一番人気のアッパーが高額ツアーとなり、続いてロウワー、そして一番安いツアーがキャニオンXです。
必要な持ち物と服装
渓谷をハイキングできる服装であれば、特に問題はありません。
服装は半袖、短パンでもOK
ピークの夏をはじめ日中の暑い時間帯は、ほとんどの観光客が半袖、短パンというラフな姿で渓谷を訪れています。安全対策を意識して、長袖&長ズボンを用意しなくても大丈夫です。
「夏場でも渓谷に入ると寒いのでは?」そう気になる方もいそうですが、内部はそこまで寒くはありません。
靴はトレッキングシューズなど歩きやすいもの
靴は歩きやすいウォーキングシューズやトレッキングシューズがオススメです。渓谷の中は砂だらけで入り組んだ地形を進むので、ガイドツアーには砂地でも歩きやすい靴は必須。暑いからといってもサンダルでの来場は控えてください。基本的にサンダルはNGとなっています。
鼻と口を覆えるグッズがあれば便利
渓谷の内部は砂埃の舞う場所もあるので、できれば鼻や口を覆うことのできるハンカチやマスク、あるいはバンダナやストールなどがあれば快適に散策が楽しめます。
熱中症対策に帽子とサングラス
忘れてはいけないのが熱中症対策の帽子です。暑さから身を守ることもそうですが、渓谷は不意に砂が落ちてくることもあるので、頭部を守るためにも帽子は重要。そして紫外線が強いのでサングラスを準備しておくと重宝します。もちろん水の準備もお忘れなく。
禁止事項と注意点
聖なる大地アンテロープキャニオンは、観光保護の観点からバッグの持ち込みが禁止されています。
他にも岩肌に傷がつく可能性があるという理由から、リュック、ショルダーバッグなどの手荷物は全面的に禁止されています。
禁止事項と注意点をまとめると以下の通り
- スマホ、カメラの持ち込みOK
- 水、ペットボトルの持ち込みOK
- バッグ、リュック類の持ち込み禁止
- ヒール、サンダル禁止
- 自撮り棒、三脚、一脚、GoProの持ち込み禁止
- 三脚を使用したい方はフォトツアーの参加が必要
- ビデオ、動画の撮影は禁止
- 杖の使用禁止
- ドローンの使用禁止
- トレイはありません要注意
- ゴミのポイ捨て厳禁
- 渓谷を傷つける行為も厳禁
- 観光中はガイドの指示に従うこと
- ガイドさんにチップのお支払いを(アメリカ文化)
アンテロープキャニオン観光よくある質問
おすすめのエリアはどこですか?
渓谷に差し込む光のスポットライト「天使のはしご」を絶対に見たいならアッパーで決まり。
洞窟のような渓谷の底をアドベンチャーな雰囲気で楽しむなら、幻想的な世界が待ち受けるロウワーがオススメです。ただし、ロウワーは高低差が激しい場所をいくので、足腰が弱い方や小さいお子さん連れの方には大変かもしれません。
観光客が少なく大自然の息吹を感じる渓谷をたっぷり楽しむならキャニオンXが最適です。気兼ねなく観光するならキャニオンXですね。
アッパーに差し込む光柱は魅力的ですが、人気が高く予約を取れないことも多いので、まずはロウワーの訪問をベースにプランを考えてみるのが良いかなと思います。
動画を撮影はできますか?
アンテロープキャニオンでは動画の撮影は禁止されています。
写真と自分の目で幻想的な世界をたっぷりとお楽しみください。
渓谷の見学はグループですか?個人ですか?
グループでの見学になります。
当日予約でも入場できることはありますか?
時期により可能性はゼロではありません。
しかし必ず入場できる保証はありません。事前のご予約が断然おすすめです
まとめ
何百万年もかけて作られた自然の芸術アンテロープキャニオン。ご紹介した3つのスポットはどれも神秘的で、どこを訪れたとしても世界に類を見ない景色と出会うことができます。
アンテロープキャニオンはナバホ族の聖地にあたり、観光には必ずガイドツアーへの参加が必要です。とくに夏のハイシーズンは予約が殺到するので、アッパーを訪れて光の柱を見たい場合は早めのご予約がオススメです。
季節や時間帯によって変化する美しい渓谷の神秘をぜひお楽しみください。
スポット | アンテロープキャニオン(Antelope Canyon) |
住所 | Antelope Canyon, Arizona 86040, USA |
アクセス | ラスベガスから車を利用して約4時間30分 |
入場料 | 1名8ドル(ツアー料金は参加ツアーにより異なる) |