パリオリンピックのマラソンコースで通る!有名な建物と観光スポット9選

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パリ五輪の最後2日で開催される男女マラソンは、8月10日男子は日本時間15:00(フランス時間08:00)、8月11日は日本時間15:00(フランス時間08:00)にスタート。

日本から男女合わせて6人の選手が参加する五輪のマラソン競技を楽しみにしている方も多いはず。

オリンピックの最終日をかざる競技マラソンは、パリの美しい街並みを走り抜ける42.195km。獲得標高は438m、最大の上り勾配は13.5%と、史上最も厳しいと呼ばれるルートです。

パリ市庁舎を出発し、ヴェルサイユ宮殿を折り返してパリ市内に戻ってくる五輪マラソンは、選手たちが駆け抜けるフランス・パリの街並みと沿道の歴史的建造物も見どころのひとつ。

本記事ではオリンピック観戦で見逃せない、コース上に登場する美しいパリの建築と観光スポットをご紹介します。

パリ五輪マラソンコースの特徴は、フランス革命の行進ルート

パリオリンピック2024のマラソンは、フランス革命の「ヴェルサイユ行進」にインスパイアされたコースが設定されています。

ヴェルサイユ行進とは、1789年フランス革命時に起きた事件。食糧難に苦しんだパリ市民がヴェルサイユ宮殿に行進し、フランス国王ルイ16世をパリに連行した歴史的な事件です。十月事件とも呼ばれるこの出来事は、パリの女性市民が中心となって引き起こされました。

そんな歴史を象徴するように設計されているのがパリ五輪のマラソンルート。

ランナーたちはパリ市庁舎をスタート地点として、パリの中心部を横断しながらセーヌ川沿いを進み、ヴェルサイユ宮殿を折り返し地点としてパリ市内へと戻ってきます。

獲得標高は438mにおよび、細かいアップダウンを繰り返すコースから史上最も挑戦的なマラソンの1つとされています。

15km地点では登り区間を含む苦しいコースレイアウトとなり、待ち受ける最大上り勾配は13.5%にまで達します。

選手たちにとっては体力と精神力の両方を試される難関コースです。

コース上にある有名な建物&観光スポット9選

パリ市庁舎をスタートし、ヴェルサイユ宮殿を経て、英雄ナポレオンが眠るアンヴァリッドを目指すマラソンコース上には、パリの魅力を感じられるスポットが盛りだくさん。

旅行番組やガイドブックで取り上げられる有名な観光スポットも通過するので、コース上に登場する有名スポットについてご紹介します。

パリ市庁舎

男女マラソンの出発地点となるのが4区にあるパリ市庁舎です。

パリの中心に位置する市庁舎は、ネオルネッサンス様式の美しい建築。もともとは1357年に建てられた建物が前身で、1871年のパリ・コミューンの際に焼失、1874~82年にかけて再建されました。建物の歴史としては600年以上にのぼります。

フランス革命時をはじめとするフランスの歴史を象徴する場所としても有名で、政治イベントや式典の舞台となることもしばしば。

市庁舎はセーヌ川のすぐ近くにあり、またノートルダム大聖堂から近いので合わせて観光するにも人気のスポットです。市庁舎の内部は観光することもでき、豪華な内装もみどころです。

住所:Place de l’Hôtel de Ville, 75004 Paris

オペラ座 / ガルニエ宮

パリ・オペラ座は、世界でも最も豪華な劇場の1つ。世界三大劇場の1つにも数えられるフランスを代表する国立劇場で、シャルル・ガルニエが設計を担当したことから「ガルニエ宮」という名前でも有名です。

壮麗なエントランスをくぐると、館内には圧巻の装飾が広がっており、オペラ座の見学ツアーに参加すれば、実際に館内を観光することもできます。

パリオペラ座天井画

オペラ座の見どころは、シャガールの天井画や豪華な大階段、そして黄金が散りばめられた壮麗な内装の数々です。

なかでもシャガールが手がけた天井画が注目のスポットとして有名で、名作バレエとパリの代表的ランドマークをモチーフにした幻想的な絵が天井をいろどっています。

ルーブル美術館

世界的にも有名な「モナ・リザ」やミロのヴィーナスのといった名作をはじめ、数々の美術品が展示されているフランス・パリを代表する美術館といえば、ルーブル美術館です。

収蔵品は38万点以上といわれており館内は非常に広大です。すべての展示を見て回るとなると、1日あっても足りないほど。

五輪マラソンでは、ルーブル美術館の中庭を抜けるコースが設定されており、ルーブルの象徴でもある「ガラスのピラミッド」のすぐ近くを駆け抜けていきます。

アレクサンドル三世橋

パリで最も美しい橋とも呼ばれているのがアレクサンドル三世橋です。1900年のパリ万博にあわえて建設されました。

華麗な装飾や黄金の彫刻が特徴で、同じくパリ万博で建てられた「グラン・パレ」と、ナポレオンが埋葬されている「アンヴァリッド」を結ぶ形でセーヌ側に架かっています。

橋の上からエッフェル塔やグラン・パレの絶景を背景にして写真も撮影できるので、パリの最も写真映えする橋としても有名。

橋の上からの眺めは、セーヌ川とその両岸の風景を一望に収めることができ、とくに夕暮れ時は美しいのひとこと。

グラン・パレ

アレクサンドル三世橋を抜けた先にある「グラン・パレ」は、巨大なガラスドームとクラシックな建築が特徴的な展示会場です。

グラン・パレはパリ8区にあり、ガラスと鉄を使った美しいアール・ヌーヴォースタイルで設計されています。

とくに圧巻なのは巨大なガラスのドームの美しさで、まるで巨大な温室にも思える美しい曲線が建物の中央に存在しています。

年間を通じてさまざまなアート展やイベントが開催され、文化的な発信地としても有名です。

トロカデロ広場 / シャイヨー宮

パリの16区に位置し、エッフェル塔の素晴らしい絶景スポットとして知られているのがトロカデロ広場です。

広場からはエッフェル塔を背景にした写真が撮影でき、エッフェル塔の全景を撮影するなら絶対に訪れておきたいスポットとして人気があります。

そんなトロカデロ広場に隣接しているのがシャイヨー宮です。1937年のパリ国際博覧会のために建設されたもので、古典的なスタイルとモダンなデザインが融合していることが特徴の建物。

五輪マラソンでは、エッフェル塔とシャイヨー宮の間を抜けるようにして、セーヌ川沿いを進んでいきます。

もしパリ観光をするなら、1日の始まりはトロカデロ広場にすることもオススメです。エッフェル塔を望むパリの景観を楽しむことから、パリ観光を始めることができます。

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ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿は、フランス王朝の絶対的な権力を象徴する豪華絢爛な建築と、広大な庭園で知られる世界遺産です。

パリの郊外に位置し、フランス観光で絶対に訪れたいスポットとしても有名。宮殿はルイ14世の時代から続くフランス王室の歴史の中心地で、王族の生活と政治の舞台として重要な役割を果たしてきました。

宮殿の内部は、豪華なシャンデリアと黄金で装飾された壮麗な部屋が連なり、その中でも特に有名なのが鏡の間です。

鏡の間は全長約73メートルに及び、壁面は鏡と金箔で飾られた豪華な空間になっています。この部屋は、マリーアントワネットが婚礼の舞を行った場所としても知られ、多くの重要な歴史的イベントが行われました。

ヴェルサイユ行進でパリの市民たちが辿り着き、ルイ16世をパリに連れ帰ったことをなぞらえるように、五輪マラソンの折り返し地点となるのがヴェルサイユ宮殿です。

エッフェル塔

エッフェル塔

フランス・パリを象徴するランドマークといえばエッフェル塔。世界中から多くの観光客が訪れる人気スポットで、1889年のパリ万国博覧会にフランス革命100周年を記念して建設されました。

設計者はギュスターヴ・エッフェルで、当初は一時的な展示物として予定されていましたが、エッフェル塔の美しさから、パリのランドマークとして永久に残り続けています。

エッフェル塔は鉄骨構造で、高さは約300メートル。塔の上部にはレストランや展望台があり、実際に登ることもできます。最上階からの眺望はパリ市内を一望できる壮大なもので、とくにサンセットと夜景は圧巻です。

もしパリに観光で訪れるなら、夜になるとライトアップされて黄金に輝くエッフェル塔も見どころです。さらに、1時間に1回だけキラキラと眩い光を放つ光のイルミネーション「シャンパンフラッシュ」も必見ポイントとして知られています。

五輪マラソンではエッフェル塔が見えてくるのは37〜38kmほどの地点。いよいよゴールも間近です。

アンヴァリッド(オテル・デ・ザンヴァリッド)

アンヴァリッドは、パリにある歴史的な建築物で、もともとは傷病兵のための施設として1670年にルイ14世によって設立されました。施設は退役軍人のための療養所としても利用され、今では文化的にも歴史的にも重要な場所となっています。

アンヴァリッドの敷地は非常に広大で、その中には軍事博物館や庭園、教会が含まれています。なかでも最も有名なのはアンヴァリッド教会で、礼拝堂でもある金色のドームはパリの美しいランドマークの1つとしても有名です。

アンヴァリッド教会の中央には、フランスの英雄「ナポレオン・ボナパルト」が眠っており、彼の遺体は大理石の棺に納められ、壮大な祭壇の下に安置されています。

42,195kmにおよぶマラソンは、このアンヴァリッドの地でフィニッシュです。

まとめ

パリオリンピック2024のマラソンコースは、パリ市庁舎をスタートして、世界遺産ヴェルサイユ宮殿にいたる美しい景観を走り抜けるコース。

フランスの歴史的背景が反映された42.195kmのコース上には、パリで観光するなら訪れたいスポットが数多く登場します。

2024年のパリ五輪マラソンを観戦して、フランス・パリに興味がわいたという方は、ぜひコースに登場した観光スポットを押さえて、フランス・パリ旅行に際の参考にしてみてください。

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