香港ホテルおすすめ完全ガイド|高級・中級・格安まで最新情報で徹底解説!

香港は観光やビジネスで人気の都市で、宿泊施設の選択肢も豊富です。高級ホテルから格安ホテルまで多彩なホテルが揃っており、ご自身の予算や目的に合ったホテル選びが旅の満足度を左右します。ここでは最新の情報をもとにエリア別・目的別のホテル選びのポイントやおすすめホテルをご紹介します。日本人個人旅行者向けに、快適な香港ステイのための観光・グルメ情報やQ&Aもまとめました。

1000円クーポン

クーポンコード

MOMAG001

対象商品:5,000円以上の全商品
利用期限:2025年5月31日(土)終日
クーポンの使い方はコチラ

香港のホテル相場と選び方のポイント

香港のホテル料金は時期やホテルランクによって幅がありますが、大まかな相場は以下の通りです

  • 高級ホテル(5つ星):1泊あたり約HK$2,000~3,000(日本円で約3~5万円)。サービスや設備が一流で、眺望や立地も抜群です。
  • 中級ホテル(3~4つ星):1泊あたりHK$1,500~2,000(約2.5~3万円)。設備が整いコスパの良いホテルが多く、観光にも十分便利です。
  • 格安ホテル(1~2つ星相当):1泊あたりHK$500以下(数千円~1万円弱程度)。客室はコンパクトで設備もシンプルですが、料金を抑えたい旅行者に向いています。

ホテル選びのポイントとして、まず旅行の目的に合わせることが重要です。

  • 観光重視の場合:アクセスの良さを最優先しましょう。ホテルを拠点に各観光スポットへ移動するので、駅(MTR)から徒歩圏かどうか、主要エリアへの交通手段を確認してください。駅から遠いと移動が不便になりがちですが、ホテルによっては駅までのシャトルサービスがある場合もあります​。また、チェックイン・チェックアウトの時間も把握しておくと計画が立てやすいです。
  • ホテル滞在を重視する場合:設備やサービスが充実した高級ホテルがおすすめです​。スパやプール、クラブラウンジなど付帯設備が整ったホテルなら、ホテル自体で過ごす時間も旅の大きな楽しみになります。部屋からの眺望やホテルの雰囲気など、自分がリラックスできる要素に注目して選びましょう。

いずれの場合も立地と予算のバランスが大切です。短い滞在や初めての香港旅行なら、交通の便が良く定番観光地に行きやすいエリア(例えば中環や尖沙咀など)にホテルを取ると安心でしょう​。反対にリピーターでローカルな雰囲気を楽しみたい場合は、旺角や上環など少し庶民的なエリアのホテルを選ぶと現地の生活感を味わえます。

人気エリア別の特徴とおすすめホテル

香港ではエリアによって街の雰囲気や宿泊費用の相場が異なります。主要なエリアごとの特徴を知り、自分の旅行プランに合う地域に滞在すると便利です。それぞれのエリアでおすすめのホテルも合わせてご紹介します。

香港島エリア(セントラル・湾仔など)

香港島(ホンコンアイランド)は、ビクトリアハーバーを挟んで九龍半島の対岸に位置し、香港の政治・経済の中心地です​。近代的な高層ビル群が立ち並ぶ都会的な景観と、活気あふれるナイトライフが魅力で、大都市の雰囲気を満喫したい方に適しています​。特にセントラル(中環)は香港随一のビジネス街でありながら、蘭桂坊(ランカイフォン)やSOHOエリアにはおしゃれなバーやクラブが集まり、夜も大いに賑わいます​。一方で、中環や上環などには昔ながらの街並みも残っており、摩天楼の谷間で香港の歴史を感じられるスポットも点在しています​。

香港島には銅鑼湾(コーズウェイベイ)や湾仔(ワンチャイ)といった繁華街もあり、大型デパートやショップが軒を連ねる買い物天国です​。銅鑼湾は若者に人気のファッションエリアで、日本人観光客にも馴染み深い街並みが広がります​。湾仔は展示会場(香港会議展覧中心)があることからイベント開催時に賑わい、古き良きマーケットも残るエリアです。香港島のホテルはビジネス客向けの高級ホテルが多く、一般的に九龍に比べて宿泊費は高めですが、その分サービスや設備の水準が高いホテルが揃っています​。

香港島エリアのおすすめホテル:

  • マンダリン・オリエンタル香港(中環) – 中環のランドマーク的存在の5つ星ホテル。香港島の中心に位置し、ビジネスにも観光にも利便性抜群です。伝統と格式を感じるサービスで、ヴィクトリアハーバーを望むお部屋からの景色も格別です。
  • ザ ハリ ホンコン(The Hari Hong Kong)(湾仔) – 2020年開業のブティックラグジュアリーホテル。トレンディな内装と充実したルーフトップバーが特徴で、コーズウェイベイや湾仔の街歩きの拠点に最適です。
  • ミニ ホテル セントラル(中環) – 後述する格安ホテルですが、セントラル駅から徒歩圏内にありリーズナブルに香港島に泊まりたい方に人気です。ランカイフォンや山頂(ピーク)トラム乗り場へ徒歩でアクセス可能な抜群の立地が魅力​。

九龍エリア(尖沙咀・モンコック・油麻地など)

九龍(クーロン)半島側のエリアは香港島に比べてローカル色が強く庶民的な雰囲気が味わえます​。尖沙咀(チムサーチョイ)から旺角(モンコック)、油麻地(ヤウマテイ)、佐敦(ジョーダン)にかけて、活気ある繁華街や市場が連なり、B級グルメの食べ歩きやローカルマーケット巡りが楽しめるのが特徴です。例えば旺角には女人街(レディースマーケット)などの屋台街や、油麻地には廟街夜市(テンプルストリート・ナイトマーケット)があり、夜遅くまで賑わいます​。雑多な下町文化を満喫したいなら、このエリアに少なくとも2~3日は滞在したいとも言われるほど見どころ満載です。

尖沙咀(チムサーチョイ)は九龍を代表する繁華街で、ビクトリアハーバー越しに香港島の摩天楼を望む夜景が楽しめるエリアです。スターフェリー乗り場や星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)、香港文化センターなど観光スポットが徒歩圏内に多く、地下鉄やバスターミナルも充実しているためアクセスの良さは抜群です​。初めて香港を訪れる人にも尖沙咀エリアはおすすめで、「毎晩20時のシンフォニー・オブ・ライツ」(夜景レーザーショー)も尖沙咀の海沿いで鑑賞できます。

九龍エリアはホテルの選択肢も非常に幅広いです。尖沙咀のハーバーフロントにはペニンシュラやシャングリ・ラといった世界的5つ星ホテルが立ち並ぶ一方、旺角・油麻地周辺には安価なゲストハウスから中級ホテルまで揃っており、自分の予算に合った宿が見つけやすいのも魅力です​。

九龍エリアのおすすめホテル:

  • ザ・ペニンシュラ香港(尖沙咀) – 1928年創業の香港を代表する老舗最高級ホテル(詳細は後述)。尖沙咀の中心に位置し、伝統に裏打ちされた最高のサービスと優雅な空間で特別な滞在ができます。
  • ホテル ICON(尖沙咀東部) – 香港理工大学が運営に関わるスタイリッシュな5つ星ホテル。サービス品質の高さで定評があり、ハーバービューのインフィニティプールからの眺めが人気です。
  • ロイヤルプラザホテル(旺角) – 旺角東駅直結の大型ホテル(詳細は後述)。MOKOショッピングモールに直結し、女人街や花墟(フラワーマーケット)にも歩いて行ける便利な立地と、香港では珍しい広い客室で高評価です。

離島エリア(ランタオ島ほか)

香港の離島エリアは、市街地の喧騒を離れてリゾート気分や自然を満喫したい人に適しています。代表的なのがランタオ島(大嶼島)で、香港国際空港があり、香港ディズニーランドや大仏(天壇大仏)、山頂からのハイキングコースなど見どころが点在します。ランタオ島内の移動にはMTR東涌線やケーブルカー(昂坪360)などを利用します。

ランタオ島にはディズニーランド直営のホテル(香港ディズニーランド・ホテルディズニー・エクスプローラーズ・ロッジなど)があり、パーク訪問と合わせて童話の世界観に浸れる宿泊が人気です。2020年にはディズニーランドに新しいお城「キャッスル・オブ・マジカル・ドリーム」が誕生し、13人のプリンセスやクイーンがモチーフの華やかなデザインで訪れる人を魅了しています​。ディズニーパーク重視の家族旅行なら、こうしたランタオ島内のホテルに滞在すると移動の負担が少なく便利です。

また空港直結のリーガル・エアポートホテルや、空港からタクシー数分の新ホテル レガラ・スカイシティホテル(麗豪航天城酒店)も深夜着・早朝発のフライト時に便利な宿です。離島エリアには他にも長洲島(チュンチャウ島)やラマ島など大小の島がありますが、観光で泊まることは稀で日帰りで訪れるケースが多いでしょう。

離島エリアのおすすめホテル:

  • 香港ディズニーランド・ホテル(ランタオ島) – ビクトリア様式の豪華な造りのディズニー直営ホテル。キャラクターブレックファストやプールなど子どもが喜ぶサービス満載で、パークまでのシャトルバスもあり便利です。
  • レガラ・スカイシティホテル(ランタオ島・空港そば) – 2022年開業の最新ホテル。空港のある東涌エリアに位置し、徒歩圏に大型アウトレットモール「シティゲート」があります。深夜便利用時の仮眠やトランジット滞在にも適しています。
  • シルバーマイン ビーチ ホテル(ランタオ島・梅窩) – ランタオ島南部、銀礦湾ビーチに面したリゾートホテル。市街地から船でアクセスする穴場リゾートで、海水浴やのんびりとした島時間を楽しみたい人におすすめです。

5つ星のラグジュアリーホテル一覧

香港には世界的に有名な5つ星ホテルが数多くあり、極上のサービスと設備で贅沢な滞在を約束してくれます​。ここでは中でも人気の3つのラグジュアリーホテルをピックアップし、その魅力をご紹介します。

ザ・ペニンシュラ香港(The Peninsula Hong Kong)

香港を代表する伝統の名門ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」は、尖沙咀に位置する創業1928年の老舗ホテルです。1994年に新タワー棟が増築され、現在は全300室の客室を擁します​。客室の内装は西洋と東洋のデザインを融合させたエレガントな雰囲気で、高級リネンにはイタリア製ブランドが採用されるなど細部まで贅を尽くしています​。照明や空調の操作は客室内のタッチパネルで直感的に行えるなど最新テクノロジーも導入され、クラシックな優雅さと現代的な快適さを両立しています​。

ペニンシュラと言えばアフタヌーンティーが有名で、吹き抜けのロビーでのティータイムは観光客にも人気です。また、ホテル所有のロールスロイスでの送迎サービスやヘリポートまで備える充実ぶりで、「東洋の貴婦人」と称される格式高いサービスを提供しています(1994年にヘリポートが設置されヘリコプターでの来客にも対応​)。古き良き時代の風格を残しつつ常に最高のおもてなしを提供し続けるその姿勢は、世界中の旅行者を魅了し続けています。

カオルーン シャングリ・ラ 香港(Kowloon Shangri-La Hong Kong)

尖沙咀東部に位置する「カオルーン シャングリ・ラ香港」は、サービスの高さで定評ある5つ星ホテルです。数々の国際的な賞を受賞している豪華ホテルで、東洋的なインテリアでまとめられたロビーは広々としてゴージャスな空間が広がります​。客室には独自開発のシャングリラベッドが導入されており、シモンズ製マットレスに100%羽毛の高級リネンを組み合わせるというこだわりようです。特にハーバービュールームからはビクトリア湾越しに香港島の摩天楼を一望でき、その眺望の美しさから高い人気を誇ります​。

館内のレストランも非常に評価が高く、日本料理の老舗「なだ万」やミシュラン獲得歴もある広東料理レストラン「香宮(シャンパレス)」など多彩なダイニングを楽しめます​。施設面では24時間利用可能な屋内プールやフィットネスセンター、マッサージルームなどリラクゼーション設備も充実しており、滞在中の快適性は折り紙付きです​。心配りの行き届いたホスピタリティで、一度泊まればリピーターになるゲストも多い高級ホテルです。

ザ・リッツ・カールトン香港(The Ritz-Carlton Hong Kong)

「ザ・リッツ・カールトン香港」は、西九龍にそびえる超高層ビル「環球貿易広場(ICC)」の102階~118階に位置し、世界でもトップクラスの高所にあるホテルとして知られます。海抜490メートルの高さにある全客室とスイートからは、香港の街並みやヴィクトリアハーバーの絶景を一望できます。まさに「雲の上の贅沢な滞在」を体現するホテルで、その眺望を求めて各国のVIPも訪れるほどです。

ダイニングも充実しており、ホテル内には6つのレストラン&バーがあります。2つ星ミシュランの広東料理店「天龍軒(Tin Lung Heen)」や、洗練されたイタリア料理の「トスカ(Tosca)」など、いずれも高級志向のグルメを満足させるラインナップです。118階にあるスカイバー「Ozone(オゾン)」は世界最高所のバーとして有名で、DJが奏でる音楽と幻想的な夜景を楽しめる香港随一のナイトスポットとなっています。リッツ・カールトン香港では、最先端の設備と行き届いたサービスで特別な記念日やハネムーンにもふさわしい極上の時間を過ごせるでしょう。

コスパに優れた中級ホテルのおすすめ

「高級ホテルほど予算は出せないけれど、快適さも譲れない」という方には、中級価格帯のホテルが多数あります。香港は物価が高めではありますが、中級クラスでも設備が整い満足度の高いホテルが多く存在します。ここではコストパフォーマンスに優れた3つの人気ホテルを紹介します。

ロイヤル プラザ ホテル(Royal Plaza Hotel)

「ロイヤル プラザ ホテル」は旺角(モンコック)の中心部、MTR旺角東駅の真上という便利な立地にある大型ホテルです​。隣接するショッピングモール「MOKO新世紀廣場」と直結しており、ショッピングや食事にも困りません。客室数は実に699室を誇り、香港では珍しく全体的にゆったりとした広めの客室が特徴です​。エレガントな内装でモダンな設備が整い、エアコン完備で香港の蒸し暑さも快適に凌げます​。高級ホテルにも引けを取らない豪華なアメニティ類が用意され、無料のミネラルウォーターやミニバー、衛星テレビなど設備も充実しています。部屋には簡易的なリビングエリアが設けられており、長期滞在でもくつろげる空間となっています​。

館内にはプールやジム、スパ施設も備わり、レストランも広東料理やインターナショナルブッフェなど4つの飲食施設が揃っています​。サービス面でも各分野で数々の受賞歴があり、プロフェッショナルなおもてなしが受けられると評判です。周辺は花市(フラワーマーケット)やバードガーデンなど観光スポットも徒歩圏内に多く、観光拠点としてのアクセスの良さとホテル自体のクオリティを兼ね備えた人気ホテルです​。

ハーバー グランド ホンコン(Harbour Grand Hong Kong)

香港島・北角エリアに位置する「ハーバー グランド ホンコン」は、ビクトリア湾のウォーターフロントに建つ4.5つ星クラスのホテルです。豪華な吹き抜けのエントランスを抜けると、全828室ある客室のすべてがハーバービューまたは部分的なハーバービューとなっており、部屋から香港らしい景色を堪能できるのが大きな魅力です​。暖かみのあるアースカラーでまとめられた客室はモダンなオリエンタルデザインで統一され、まるで自宅のように寛げる快適さと洗練された雰囲気を兼ね備えています​。

最寄りのMTR炮台山(フォートレスヒル)駅から徒歩2分という便利な立地で、銅鑼湾や中環への移動も地下鉄ですぐのため観光・ビジネス双方に便利です​。館内施設も充実しており、いくつかのレストランやバーのほか、最上階には天空のラウンジ「Le 188° Lounge」があり、こちらからも絶景のハーバービューを楽しめます​。屋外プールやスパ、ビジネスセンターなど設備面でも不足はなく、サービスも高評価です。価格帯は5つ星ホテルより抑えめでありながら、ロケーションと眺望の良さから非常にコスパの高いホテルとして人気を集めています。

キンバリー ホテル(The Kimberley Hotel)

尖沙咀の中心部に建つ「キンバリー ホテル(君怡酒店)」は、日本人旅行者にもおなじみの中級ホテルです。ネイザンロードから一本入ったキンバリーロード沿いに位置し、周囲にはレストランやショップが建ち並ぶ好立地です​。MTR尖沙咀駅から徒歩5分ほどと交通の便も良く、重い荷物を持っていても移動に困りません​。

全546室の客室はコンパクトながら機能的で、窓をコーナーに配置した設計により2方向から自然光が入り明るい雰囲気です​。館内には日本食レストラン、欧米料理、中華料理のレストランが揃っていて食事の選択肢も豊富です​。ホテル周辺には庶民的な飲茶レストランも多数あり、本場香港の点心を気軽に楽しめます。また徒歩2分ほどの場所には「ナッツフォード・テラス」と呼ばれるバー街があり、九龍の兰桂坊とも称されるナイトスポットとして有名です​。夜遅くまで営業するバーやレストランで賑わうエリアなので、夜遊びを楽しみたい人にもぴったりでしょう。

キンバリーホテルは豪華さこそ5つ星に及びませんが、「立地抜群で観光・グルメに大変便利」な点が評価されています​。料金も尖沙咀エリアの中では比較的手頃で、予算を抑えつつ繁華街ど真ん中に泊まりたい方におすすめのホテルです。

1万円以下もあり!格安ホテルの選び方

香港で予算をできるだけ抑えたい場合は、格安ホテルやゲストハウスも選択肢に入ります。1泊1万円以下の宿も見つかりますが、その分設備や広さに妥協が必要です。格安ホテル選びのポイントは以下の通りです。

  • 立地を確認:安いホテルは尖沙咀や旺角など繁華街の雑居ビル内にあるゲストハウス型や、島嶼部・新界など中心地から離れた場所にある場合があります。深夜の外出や移動の安全面も考慮して、女性の一人旅などでは繁華街の大通り沿いにあるホテルを選ぶと安心です。
  • 設備・清潔さ:バストイレが共用のホステルもあります。個室でもシャワーのみ・浴槽なしが一般的で、アメニティも最低限のことが多いです。口コミで清掃状況やWi-Fiの有無などをチェックし、許容範囲か確認しましょう。
  • 予約サイトの特典:時期によっては中級ホテルがプロモーション価格で安く泊まれることもあります。早期予約割引や直前セールを活用し、有名ホテルに格安で泊まれるチャンスも見逃せません。

香港の格安ホテルは「寝るだけ」と割り切れば十分という声も多いです。特に香港は外食文化で部屋で自炊することも少ないため、ベッドとシャワーさえ確保できれば問題ないという考え方もあるでしょう。以下、香港で評判の良い格安ホテルを2つご紹介します。

ミニ ホテル (mini hotel)

香港島セントラルや銅鑼湾に展開する「ミニホテル」は、その名の通り小さな客室を低価格で提供するブティックホテルです。客室は驚くほどコンパクトですが、白を基調としたミニマルでおしゃれな内装になっており清潔感があります。中環にあるミニホテル・セントラルは、兰桂坊(Lan Kwai Fong)のバー街や山頂トラム駅まで徒歩圏内という抜群のロケーションで、500m以内に名所が集中しています​。ミニホテル・銅鑼湾も銅鑼湾駅近くでショッピングに便利です。

料金は日によって変動しますが、オフシーズンであればスタンダードダブルルームがHK$259.8(約4,500円)から宿泊可能と非常にリーズナブルです​。ただし部屋はベッドでほとんど占有される狭さなので、大型のスーツケースを広げるスペースも限られます。バスルームもガラス張りでシャワーのみと簡素ですが、必要最低限のアメニティは揃っています​。館内の共用エリアでは無料Wi-Fiが利用可能で、コンシェルジュデスクやエレベーターもあり安全面にも配慮されています​。

「ホテルは寝るだけだからとにかく安く中央に泊まりたい!」というバックパッカーや若い旅行者から支持されており、立地重視派には最適な格安ホテルです。

ローズデール ホテル (Rosedale Hotel)

ローズデールホテルホンコン(Rosedale Hotel Hong Kong/香港珀麗酒店)は、香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)に位置するコストパフォーマンスの高い4つ星ホテルです。最寄りのMTR銅鑼湾駅から徒歩約5分の好立地で、タイムズスクエアやSOGOデパート、ビクトリアパークなど主要観光・ショッピングエリアへのアクセスも抜群です。

全客室はモダンなインテリアで統一されており、窓が大きく自然光が入りやすい設計が特徴です。高層階からはビクトリアハーバーや市街地の景色を望むこともでき、落ち着いた雰囲気で滞在できます。館内には簡易ジムやビジネスセンターが備わっており、出張や長期滞在にも便利です。

価格帯は1泊1万円前後と比較的リーズナブルで、日本人観光客にも人気があります。繁華街にありながらも比較的静かな環境で、快適かつ経済的な滞在を叶えてくれるホテルです。

香港ホテル周辺の観光・グルメ情報

ホテル選びと合わせて知っておきたいのが、周辺で楽しめる観光スポットやグルメ情報です。香港は「食と夜景の街」とも言われ、ホテル周辺でも多彩な体験ができます。ここでは香港旅行で外せない観光とグルメのポイントを解説します。

ビクトリアピークと夜景

香港滞在中のハイライトとして多くの旅行者が挙げるのが、100万ドルの夜景鑑賞です。香港島のビクトリアピーク(山頂)に登れば、眼下に香港の超高層ビル群とビクトリアハーバー、その向こうに九龍半島の街明かりまで一望できます。ピークへはピークトラム(山頂纜車)で登るのが定番で、2022年にリニューアルした新型トラムは大きな窓からの眺望が楽しめ乗り心地も快適です。

夜景鑑賞でもう一つ人気なのが、尖沙咀のアベニュー・オブ・スターズ(星光大道)やプロムナード(海浜長廊)から見る対岸の香港島夜景です。毎晩20時には光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」が開催され、ビルのライトアップとレーザー光線が音楽に合わせて織りなす光景は圧巻です。このショーは尖沙咀の海沿いから無料で観賞でき、近くのホテルに泊まっていれば部屋から見えることもあります。

もし宿泊ホテルが高層階にあれば、ぜひ客室からの夜景も楽しんでください。ハーバービューの部屋なら窓いっぱいに広がる煌びやかな都市の灯りを独り占めできます。特にリッツ・カールトン香港のような超高層ホテルや、ハーバーグランド香港のように全室ハーバービューのホテルでは、部屋から出ずとも贅沢な夜景鑑賞が可能です。

飲茶・ローカルグルメ

香港に来たら本場の飲茶(点心)は外せません。飲茶とは中国茶を飲みながら点心を味わう食文化で、朝から昼にかけて営業する茶餐廳(チャーチャンテン)や點心專門店で楽しめます。香港人にも人気の定番点心として、例えば以下のようなメニューがあります​。

  • チャーシューパオ:ふわふわの生地に甘辛い叉焼(チャーシュー)餡を包んだ肉まん​。ほんのり甘い生地ととろける叉焼の組み合わせが絶品です。
  • 蝦餃(ハーガオ):プリプリのエビを透き通った米粉の皮で包み蒸したエビ餃子​。海老の旨味がぎゅっと詰まった一品で、飲茶の定番中の定番です。
  • 腸粉(チョンファン):ツルツルした食感が楽しいライスクレープで、エビやチャーシューなどの具材を巻いて蒸した点心。甘めの醤油ダレをかけていただきます。

この他にも焼売、春巻き、大根餅、杏仁豆腐などバリエーション豊かな点心が揃っています。老舗の點心専門店からモダンな点心スタンドまで街中に数多くありますので、ぜひ色々試してみてください。

またB級グルメ好きなら、ストリートフードも見逃せません。女人街や廟街の屋台では、魚蛋(フィッシュボール)と呼ばれるカレー風味の魚のすり身団子串や、雞蛋仔(エッグワッフル)という香ばしいワッフル菓子、臭豆腐の揚げ物など香港らしいローカルフードが並びます。庶民的な茶餐廳では、香港ミルクティーや菠蘿油(パイナップルバンに厚切りバターを挟んだパン)といった香港独自のメニューも人気です。ホテルの朝食も良いですが、ぜひ街に出て香港グルメを満喫してください。

よくあるQ&A

最後に、香港のホテルに関して日本人旅行者からよく聞かれる質問をQ&A形式でまとめました。

空港からのアクセス方法

Q: 香港国際空港から市内ホテルへはどうやって移動するのが便利ですか?

A: 香港国際空港(HKG)から市内への主な移動手段は、エアポートエクスプレス(空港特急列車)、空港バス、タクシーの3つです​。それぞれ所要時間と料金が異なるので、予算や時間に応じて選びましょう。

  1. エアポートエクスプレス(AEL) – 最も速くて快適な移動手段です。空港駅から九龍駅まで約22分、香港駅までも24分程度で到着します​。運賃は片道HK$105~115(約2,100~2,300円)ほどです​。10~12分間隔で運行しており、駅からは各主要ホテルへの無料シャトルバスも出ています。九龍駅・香港駅ではインタウンチェックイン(市内での航空券チェックイン手続き)も利用可能です(※2024年6月より九龍駅でもセルフチェックイン再開)。
  2. 空港バス(シティフライヤー) – 安く移動したいなら空港バスが便利です。A11やA21系統などが主要エリアへ運行しており、尖沙咀・旺角方面行きは約45~80分、運賃はHK$40前後(約800円)とリーズナブルです​。各停留所で停車する分時間はかかりますが、始発が空港なので必ず座れる利点があります。深夜帯はN系統の深夜バスが走っており、0時以降着の便でも市内へ移動可能です。
  3. タクシー – ドアツードアで楽ですが料金は高めです。空港から市内中心部まで所要30~50分、料金は行き先によりますがHK$300前後(約5,000~6,000円)が目安です​。香港のタクシーは色で営業エリアが分かれており、赤色タクシーが香港島・九龍の市街地向けです。深夜料金はなくメーター制です。荷物が多い場合や深夜でバスがない時間帯はタクシーを利用するとよいでしょう。

深夜便到着時のおすすめホテル

Q: 深夜便で香港空港に着く予定ですが、その夜はどこに泊まるのがおすすめですか?

A: 到着時間が深夜になる場合、空港近くのホテルに泊まってしまうのが安心で便利です。香港国際空港に直結したリーガル エアポート ホテルは徒歩でチェックインできるので、到着が夜中でもスムーズに休めます。費用を抑えたい場合は、空港からタクシー5分ほどの東涌エリアにあるレガラ スカイシティ ホテルもおすすめです​。こちらは比較的新しく料金も空港直結ホテルよりは抑えめですが、24時間対応のフロントがあり深夜のチェックインにも対応しています。

どうしても当日中に市内まで移動したい場合は、空港バス(深夜バスN系統)やタクシーでホテルまで向かいます。尖沙咀や旺角エリアの大きなホテル(例:ザ・シティビュー油麻地ザ・キンバリーホテルなど)はフロントが24時間対応しているため深夜到着でも問題ありません​。ただし深夜バスは本数が限られるため、待ち時間によってはタクシー利用が安全です。チェックインが深夜になる場合は、念のため事前にホテルへ到着時刻を伝えておくとスムーズでしょう。

チップの習慣やチェックイン時の注意

Q: 香港のホテルでチップは必要ですか?習慣があれば金額の目安も知りたいです。

A: 香港では基本的にチップは「必須ではないが、良いサービスに対し気持ち程度渡すのはOK」というスタンスが一般的です。多くのレストランでは会計時にサービス料(10%)が加算されているため、追加のチップは原則不要です​。お釣りの小銭を少しテーブルに残す程度で十分でしょう。またホテルでも枕銭の習慣は強くありません。ただ、ポーターが重い荷物を運んでくれた場合やルームサービスを利用した場合など、お礼をしたいと感じた時はHK$5~10(100~200円程度)を渡せば失礼にはあたりません。清掃スタッフへのチップも必要ありませんが、感謝の気持ちとしてチェックアウト時に同程度を置いていく人もいます​。いずれにせよ、渡さなかったからといってマナー違反とまではならないので安心してください。

Q: 香港のホテルでチェックインする際に注意することはありますか?

A: チェックイン時にはデポジット(保証金)に関する対応を求められることがあります。海外のホテルでは宿泊料金とは別に預かり金をクレジットカード仮押さえまたは現金で預けるのが一般的です。香港のホテルでもクレジットカード提示でデポジットを確保するケースが多いですが、現金の場合はその場で指定金額を支払い「預かり証」を受け取ります​。預かり証はチェックアウト時に返金処理する際に必要になるので、無くさないよう注意しましょう​。デポジット額はホテルランクや宿泊日数によりますが、目安として1泊あたりHK$500前後を請求されることが多いです。クレジットカードの場合は決済はされず与信枠の確保のみで、何も問題なければチェックアウト後に自動解除されます。

また、チェックインの際にはパスポートの提示が必要です。宿泊者全員分(同室の同行者含む)の提示を求められる場合がありますので、代表者だけでなく全員分持参してください​。香港のホテルの多くは15時頃がチェックイン開始、正午12時頃がチェックアウト締め切りとなっています。到着が夜遅くなる場合や逆に早朝に到着してしまう場合は、事前にホテルに連絡しておくと部屋の確保やアーリーチェックインの相談ができます。

細かな点では、香港の電源コンセントは日本と形状が異なるBFタイプ(角ばった3本足プラグ)ですので、変換プラグを用意する必要があります。ホテルのフロントで貸し出してくれる場合もありますが、数に限りがあるため自前で持参する方が安心です。

まとめ:快適な香港ステイを楽しむために

香港のホテル事情とおすすめホテルについて、エリア別・ランク別に解説してきました。最後にポイントを振り返ります。

香港ではエリア選びがホテル選びの鍵になります。夜景や都会的な滞在を楽しみたいなら香港島エリア、ローカルな雰囲気や安さを重視するなら九龍エリア、と旅の目的に合わせて選ぶとよいでしょう。また、高級ホテルはサービスや眺望が素晴らしい反面値段も高め、中級ホテルは設備充実でコスパ良好、格安ホテルは便利さと安さの代わりに狭さや簡素さを受け入れる必要があります。それぞれの長所短所を理解し、自分に合ったホテルを見つけてください。

幸い香港はホテルの選択肢が非常に豊富で、きっとあなたのニーズに合う宿が見つかるはずです。本記事で紹介したホテル以外にも魅力的な宿泊先がたくさんあります。ぜひ最新の口コミや公式情報も参考にしながら検討してみてください。快適なホテルライフを基点に、ぜひ香港旅行を存分に楽しんでください。きらめく夜景、美味しい飲茶、市街地と自然が融合する香港の魅力を、最高の滞在先とともに味わいましょう。楽しい香港ステイになりますように!

タイトルとURLをコピーしました